ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


二次試験テイスティング 2017年を大胆予測 ソムリエ ワイン編

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前回までテイスティングコメントの考え方や回答方法などをご紹介してきましたが、今回は実際に試験当日どんなワインが出題されるかを過去6年間(2016年~2011年)のデータをもとに予測してみたいと思います( `ー´)ノ

それではまずソムリエからです。

さっそく過去6年間のデータを見てみましょう!

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かなり小さいですがスマホの画面に入るように小さくしています。見にくい方は拡大してご覧くださいm(_ _)m

 

ここから予測できること!

・赤1・白2!

ワインは基本的に毎年3つ出るというのは通例ですが、赤2つ・白1つ→赤1つ・白2つと毎年同じ動きで交互に入れ替わっています。2016年は赤2・白1だったので、今年(2017年)は逆の赤1・白2の確率が高いと思われます(-ω-)/

 

・赤・白とも主要3品種は外せない!

赤も白も出やすい定番品種というものがあります。過去6年を振り返ってみても赤だとカベルネ・シラー(ズ)・ピノノワールにかたまり、白だとなんとシャルドネ・リースリング・ソービニョンブランの3つか出ていません。

テイスティングの練習をするのであれば、まず赤・白ともこの3品種を集中的にこなすというのが有効という事が読み取れます。

 

・品種ごとの国の予測 

[赤ワイン]

・カベルネ・シラー・ピノなら仏!

・メルロは大穴なら日本

 

[白ワイン]

・シャルドネならニューワールドの樽系!

・リースリングなら独

・ソービニョンブランならニューワールド(ニュージーランドあたり)!

 

結論から一気にいきました(笑)

 

過去6年間のデータをながめていると、赤・白ワインとも フランス(もしくは旧世界)→ニューワールドという動きを繰り返しています。なのでここまでの逆張りと考えて上のような国のチョイスになるかと思われます。

 

あと、以前にもメルロなら日本(桔梗が原)と書きました。ですが最低でも1本4000円程~12000円程と高額'なので試験には出ない!というのが筆者の自論です2016年度のワインエキスパートなんて「泡盛とかでケチってんじゃなーぞ、コラ!」って不満が某掲示板で噴出しましたが、そんな協会が高額な国産ワインを出すのか?というところには注目しています。まぁ気になる方は飲んでみてもいいかもしれません。 何が起こるか分かりませんしね(´・ω・)

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信濃桔梗が原メルロ 720ml [日本/赤ワイン/辛口/フルボディ/1本]

 

解説動画

youtu.be

 

今回は以上です。

次回はソムリエのワイン以外の酒類について書きたいと思いマッス(@_@)!

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「その他」の考え方・注意点

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 赤ワイン 「その他の考え方です。

 

※実際には「その他」という項目はありませんが、フレーヴァー・評価・グラスなど総合的な評価を行う項目をまとめたものです。

 

テイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

  

赤ワインも今回で最後です。それでは同じく1つ1つ解説していきますね~( `ー´)ノ

・評価

(選択肢)

□シンプル、フレッシュ感を楽しむ □エレガントで余韻の長い □成熟度が高く豊か □濃縮し力強い □長期熟成型

赤ワインは基本的に「成熟度が高く豊か」を選びましょう。

重めの品種であれば「濃縮し力強い」でも良いかと思います。

※カベルネソーヴィニヨンとかシラー(ズ)とかね(-ω-)/

 

・適正温度

(選択肢)

□10度未満 □10~13度 □14~16度 □17~20度 □ 21度以上

軽めの品種であれば「14~16度」を、重めの品種であれば「17~20度」を選びましょう!

※ピノノワールとかマスカットベリーAなど。

迷ったら「17~20度」がオススメです!

 

・グラス

(選択肢)

□小ぶり □中庸 □大ぶり

基本的には「中庸」選びましょう!

重めの品種だったら「大ぶり」もアリかと思います。

実際には↓のような選び方ですが、試験では一旦忘れてましょう(笑)

shop.riedel.co.jp

 

・デカンタージュ

(選択肢)

□必要なし □事前(30分前) □事前(60分前) □事前(1時間以上前)

基本的には「必要なし」を選びましょう!

若くて重い品種だったら「事前(30分前)」もアリかと思います。

迷ったら「必要無し」がベターです。

  

・収穫年

(選択肢)

□1年前 □2年前 □3年前 □4年前

過去のデータでは「2年前」が 約50%と一番手堅いです。

あとは「3年前」(19%)→「4年前」(16%)→「1年前」(14%)といった感じ。

もちろん絶対ではないですが、そこまで古いワインは出ないと思います。迷ったら2年か3年前で手を打ちましょう(; ・`д・´)!

 

・主な品種

(選択肢)

※6つ ~ 8つ 書かれています。

これに関しては、第一印象を信じましょう!もし自分が思った品種がなくても、焦らずそれに近いものを選ぶように。考え過ぎて後から品種とのツジツマを合わせる為にこれまでの回答を手直しし過ぎると自爆するので注意しましょう。実際ワインの品種を全部外しても2次を通過する方もおられるようです。そう考えると品種の配点に占める比率はそこまで高くないと考えられます。

 

・生産国

(選択肢)

※6つ ~ 8つ 書かれています。

これに関しても自分の直観を信じましょう!

濃さや度数で温暖地か寒冷地かを判断するしかありません。そのイメージに近い国を選ぶのがベストかと。

近年、協会は日本ゴリ推しです。2016年度はマスカットベリーAが出題されました。次は桔梗が原のメルローあたりかな?とも噂されていますが、試験に出すには最低でも3000円はするので高すぎて出せないのではと思っています(笑)

 

まとめ

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解説動画

youtu.be

 

以上で2次試験テイスティングの考え方・回答方法のシリーズは終了です。お疲れさまでした~( `ー´)ノ

 

次回は「ワイン・その他のお酒の出題傾向」や「自己練習のやり方」なんかを書きたいと思っております。その後くらいに「論述のオリジナル問題」も考えてみようかというところ。

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「味わい」 の考え方・注意点など

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 赤ワイン 「味わい」の考え方です。

 

※テイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

  

それでは今回も1つ1つ解説していきますね~(^^)/

・アタック

(選択肢)

□軽い □やや軽い □やや強い □強い

赤ワインは基本的に「やや強い」を選びましょう。

試験に出る赤ワインは基本的にしっかりした味があるという判断です(-ω-)/

 

・甘み

(選択肢)

□弱い □まろやか □豊かな □残糖がある

これに関しては基本的に「まろやか」を選びましょう。

濃いものだったり果実味が強いと思ったら「豊かな」でも良いと思います。

「弱い」とか甘口の「残糖がある」なんてのはおそらく出ないでしょう。

 

・酸味

(選択肢)

□キメ細かい □やさしい □円みのある □なめらかな □爽やかな □シャープな □力強い

これに関しては赤ワインは基本的に「なめらかな」を選びましょう。

酸味がやや強いと思ったら「爽やかな」でも良いと思います。

「シャープな」とか「力強い」とかありますが、そこまで酸っぱい赤ワインも出ないでしょう。

 

・タンニン分

(選択肢)

□ヴィロードのような □サラサラとした □緻密 □力強い

色が薄かったら「緻密」を、濃かったら「力強い」を選びましょう。

ほぼ2択だと思います(´Д`)

 

・バランス

(選択肢)

□豊満な □肉厚な □力強い □流れるような □スマートな □骨格のしっかりとした □固い □バランスの良い

 

赤ワインはこの表現が一番分かりにくいところです(; ・`д・´)!

ここは 果実味・酸味・タンニン(=苦味) の3つの軸 で考えます。

以下それでグルーピングしものを3つのグループにまとめました。

 

◆グループ1

「豊満な」「肉厚な」「力強い」

→果実味・タンニンが強く、酸味が弱い

酸っぱくないから豊かに感じる!

 

◆グループ2

「流れるような」

→果実味・酸味が強く、タンニンが弱い

タンニン(苦味)の引っかかりがないから流れるような感じ!

 

◆グループ3

「スマートな」「骨格のしっかりとした」「固い」

→タンニン・酸味が強く、果実味が弱い

果実味の 「実=身」がないから、外側の骨格だけある感じ!

 

↑3つの選択肢のグループを頭にいれておきましょう(/・ω・)/

 

「バランスの良い」

→これは、果実味・酸味・タンニンが全て同じレベル

グルーピングや説明も不要かと (笑)

 

・アルコール

(選択肢)

□控えめ □やや軽め □中程度 □やや強め □熱さを感じる

これに関しては赤ワインは基本的に「やや強め」を選びましょう。

度数がやや弱いと思ったら「中程度」でも良いと思います。

ニューワールドとか暖かいところだと「やや強め」寒いとこだと「中程度」かなと(*´з`)

 

・余韻

(選択肢)

□短い □やや短い □やや長い □長い

これに関しては1つ前のアルコールとレベルを合わせておくのが無難です。度数が「中程度」であれば「やや短い」を。「やや強め」であったら「やや長い」でも良いと思います。あんま悩まずにサクッと選びましょう!

 

今回のまとめ!

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解説動画

youtu.be

 

以上でした~。

次回は、このシリーズ最後の 赤ワインの「その他の項目」です。

あと少しだー(*´з`)!

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「香り」 の考え方・注意点など

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 赤ワイン 「香り」の考え方・です。

 

※テイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

 

・第一印象

(選択肢)

□閉じている □控えめ □しっかりと感じられる □力強い □チャーミングな □華やかな □濃縮感がある □深みのある □複雑な

基本的には「しっかりと感じられる」を選ぶのが無難です。

これを軸に多少ずらして「控えめ」「力強い」あたりでも良いかもしれません。

石橋を叩いて渡る感じ...(*´з`)

 

・果実

(選択肢) 2~3個選びます

□イチゴ □ラズベリー □ブルーベリー □カシス □ブラックベリー □ブラックチェリ ー □干しプラム □乾燥イチジク

 

それぞれどういった場合に選べば良いのか説明していきますね(/・ω・)/

 

・イチゴ

「赤ワインの甘酸っぱさ」を表現しています。ガメイなど軽いタイプに使いましょう。ガメイが出るとも考えずらいですが(笑)

 

・ラズベリー

「赤ワインの軽やかさ」を表現しています。ピノノワール、マスカットベリーA などやはり軽いタイプに使いましょう。※同じく甘酸っぱい香りですがイチゴより気持ち少ししっかりめかと。微妙なところですが...

 

・ブルーベリー

赤ワインの汎用的な表現です。ある程度どんな赤ワインにも少しはこの香りが含まれていると言えます。シラー、サンジョベーゼ、メルロなど中程度のタイプのものに使いましょう。回答するのに一番手堅い選択肢です!

 

・ブラックベリー

→こちらもブルーベリーと同じく赤ワインの汎用的な表現の1つですが少し重たい感じ。シラー(ズ)、ジンファンデルなど中程度~やや成熟度の高いタイプのものに使いましょう。これまた回答するのに無難な選択肢です!

 

・カシス

「赤ワインの 熟成感 や 少し重ための甘さ」を表現しています。カベルネフラン、カベルネソーヴィニヨンなど熟成感のあるタイプに使いましょう。もし香りが分からなかったら居酒屋やバーなどで「カシスオレンジ」のカシスだけ飲ませてもらってもいいかも(´_ゝ`)

 

ブラックチェリ ー

ブラックベリーより少し果実味があるけど、カシスほど甘くないって感じでしょうか(´Д`) シラーズ、ジンファンデルなど 成熟度が高く甘さを感じるタイプに使いましょう。はっきりとブラックチェリーの香りがすれば別ですが、どちらかというとブラックベリーを選ぶ方が手堅いでしょう(-ω-)/

 

・干しプラム

・乾燥イチジク

「赤ワインの 少し枯れた感じの 重さ・甘さ」を表現しています。ネッビオーロ、テンプラリーニョなど少し枯れた感じのタイプに使いましょう。

シニア試験でもない限りネッビオーロやテンプラリーニョが出題される確率は低いと思いますが...

 

なんか言葉ばっかりで自分でも書いてて分かりにくいと思ったので、それぞれの果実の「甘さ」→「酸っぱさ」・「薄い」→「濃い」を軸にチャートにしました!これなら相対性も出て分かり易いかも(; ・`д・´)!

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個々の説明はしましたが、「果実」の手堅い選び方はこうです!

(3つ選ばないといけない場合)

 

1つ目 

→ ブルーベリー   (赤ワインの汎用的な表現)

2つ目

→ ブラックベリー(汎用的な表現だけどやや重たいとよりベター)

3つ目

→ 軽い品種※ = ラズベリー、重たい(甘い)品種 = カシス 

 

※軽い品種とはピノノワール、マスカットベリーA など

※重い品種とはカベルネソーヴィニヨン、シラー(ズ) など

 

やや軽いタイプで2つ目に「ブラックベリー」を選びたくなければ「イチゴ」や、重たいタイプで「カシス」を選びたくなければ「ブラックチェリ―」などでも良いかもしれませんが、あくまで少しでもその香りを感じ取れる事が大前提です。

 

ワインによっては品種の特性を表していないものもあるかもしれません。ちょっと濃いめのピノノワールだったり、ちょっと薄いカベルネソーヴィニヨンもあるかもしれません。なので極論、「軽い」・「重い」の軸 と 「甘さ」 で考えるしかないと思います。

 

先ほどのチャートだと...

軽いものだとこんな感じに選んだり

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重いタイプだとこんな感じで選んでも良いかもしれません。

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・花・植物

(選択肢) 1~2個選びます

□バラ □すみれ □牡丹 □シダ □メントール □杉 □針葉樹 □腐葉土 □タバコ □紅茶

 

これに関してもれぞれの選択肢をどのような場合に選べば良いのか書いていきまっす!

 

・バラ

「赤ワインの若さ・軽さ」を表現しています。ピノノワール など軽いタイプに使いましょう。華やかな香りがするやつだとよりベターかも(笑)

 

・すみれ

「赤ワインの軽い甘さ」を表現しています。同じくピノノワール・マスカットベリーA など軽いタイプに使いましょう。バラより気持ち少し落ち着いた感じ。

 

・牡丹

「赤ワインの重い甘さ」を表現しています。シラー(ズ)、カベルネソーヴィニヨンなど重いタイプにつかいましょう。「すみれ」と逆の表現です。

 

・メントール

 →ハッカの事です。スーッとする感じ(´Д`) こんな香りのワインも無くはないですが、試験ではほぼ使わないかと思います。

 

・シダ

・杉

→2つとも「木のようなスーッとした香り」を表現しています。この2つもあまり試験では使わないと思います。どちらかと言えば次の「針葉樹」を多用する感じです。

 

・針葉樹

→個人的にですが「針葉樹」の香りは「シダ」や「杉」よりも「刺すようなエグみがある香り」がします。シラー(ズ)、カベルネソーヴィニヨンなど重いタイプにつかいましょう。無難な選択肢の1つです(-ω-)/

 

・腐葉土

→「土っぽさ」= "森や林に踏み入った時に感じる土の香り" や "マッシュルームっぽい香り" だと言われています。「少し年数の経った古い赤ワイン」によく使う表現です。試験で若いワインが中心なのであまり使わないと思います。古いのが出たら別ですよ(;・∀・)

 

・タバコ

「赤ワインの熟成したスモーキーな香り」を表現しています。こちらに関しては軽いタイプ+重いタイプどちらにも使います。一説では北イタリアのブドウ品種にこの特徴がみられたり、ボルドーのワインの香りを「Cigar Box=葉巻の箱」といった言い方をする事があるようです。これもあまり試験では使わないかな~。よっぽど自信がある場合に選びましょう。

 

・紅茶

「赤ワインの熟成した香り」を表現しています。個人的にはピノノワールなど軽いタイプが熟成するとこんな香りが出るようなイメージです。あまり重いタイプでは紅茶って使わない気がします。

 

同じく相対的に考える為にチャートにしました。

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それでは「花・植物」の手堅い選び方はこうです!

 

(2つ選ばないといけない場合)

「ボタン」と「スミレ」を選ぶのが無難と言われています。

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(3つ選ばないといけない場合)

「ボタン」と「スミレ」に追加して

若ければ「バラ」を、熟成したものなら「紅茶」を。

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回答に美学を求めるなら、若い&重いものなら「針葉樹」を入れてみたり、古いワインなら「腐葉土」を入れてるのもアリですYo(-ω-)/

 

・香辛料・芳香・化学物質

(選択肢) 3~4個選びます

□血液 □肉 □なめし革 □ シヴェ □燻製 □ヴァニラ □コーヒー □カカオパウダー □黒胡椒 □甘草 □丁子(ちょうじ) □シナモン □ナツメグ □杜松(ねず)の実 □樹脂 □ヨード

少し説明しておくと...

「血液」は生肉っぽい香り、「甘草」は名前通り甘い香り、「丁子」とはクローヴでガラムなんて甘いタバコを吸ったらパチパチとなっているあの実です。「杜松の実」とは松ヤニの香り、「樹脂」とは重厚な木の香り、「ヨード」は海の香りです。

これに関しては個々の香りがバラバラ過ぎるので分類はできません(´Д`) よってチャート(図解)もなしです。

 

手堅い回答方法は...

軽めの品種 (ピノノワール・、ガメイ、カベルネフラン など)

1つ目 → 「甘草」

2つ目 → 「血液」

3つ目 → 「シナモン」

 

・重めの品種 (カベルネフラン、メルロ、シラー(ズ) など)

1つ目 → 「丁子」

2つ目 → 「血液」

3つ目 → 「燻製」

 

「血液」というのがどちらにも使える非常に便利な表現です。あとは「甘草」と「シナモン」で軽やかさを演出するか、「燻製」でスモーキーさを演出するかといったところでしょうか(*‘ω‘ *)

 

・香りの印象

(選択肢) 1~2個選びます

□酸化熟成の段階 □第1アロマが強い □第2アロマが強い □ニュートラル □木樽からのニュアンス

 

これも個々の説明は不要ですね。

ガメイなどのよっぽど軽いものでない場合、まず基本的に「木樽からのニュアンス」を選びましょう!

あとは果実味があれば「第1アロマが強いを選びましょう。

ガメイの場合は「木樽からのニュアンス」ではなく「第2アロマが強い」を選びますが、おそらく出ないでしょう(◎_◎;

 

今回のまとめ!

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オマケ動画

youtu.be

 

 

あまりにも長くて書いてて途中で泣きそうになりました(笑)

最後の方がかなり雑になりましたがご容赦下さいm(_ _)m

 

次回は赤ワインの「味わい」についてご説明したいと思います。

乞うご期待!

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「外観」 の考え方・注意点など

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 赤ワイン 「外観」の考え方・注意点などです。

 

以前の白ワインと同じ構成です。必要な箇所以外は読み飛ばして下さい(-ω-)/

 

◆注意

まず最初にお断りしておきますが、この記事はあくまでご参考です。テイスティングに絶対はありません!出題されたワインに対して素直に感じ取れる特徴を選ぶ事が大切です。ですが、あまりに主観的な回答になってしまわないよう可能な範囲で2次試験対策のセミナーに参加したり、色んな教材を買ったり、詳しい友人や知人に教えてもらったり、とにかく得た知識を比較して回答のバランスを調整する事が非常に大事です。これから記載する内容の通り回答して「落ちた!」となっても一切責任は取れませんのでご注意を (-_-メ)

 

◆赤ワイン 問題用紙の全体像

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まず赤ワインの問題用紙の全体像からです! (写真は少し古いもの。)

「外観」

「香り」

「味わい」

「その他」 の4つからなります。

だいたい大枠としては白ワインと同じですが、赤ワイン独特の表現が出てきます。

今回から全4回に分けてご紹介していきますが、初回である今回は「外観」についてです。細かい項目や選択肢に関しては毎年変化しているので、あくまで参考程度に(◎_◎;)

以下の文中の選択肢に関しては有名某サイトの選択肢を参考にさせていただきました。というのは試験でも出そうにない無駄な選択肢が省かれていていて良いなと思ったからです。

 

◆それでは今回の本題「外観」です!

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・清澄度

(選択肢)

□澄んだ □深みのある □やや濁った

色が淡いものは「澄んだ」を、やや濃いと思ったら「深みのある」を選びましょう! 「やや濁った」ってのはほぼ出ないと思います(´_ゝ`)

 

輝き

(選択肢)

□輝きのある □落ち着いた □モヤがかかった

これも、色が淡いものは「輝きのある」を、やや濃いと思ったら「落ち着いた」を選びましょう! どちらか迷ったら「落ち着いた」がベターです!同じく「モヤがかかった」は無いかと...。濁るようなワインは瓶差が出て試験用としてはふさわしくないのかも。

 

・色調

(選択肢)

□紫がかった □黒みを帯びた □ガーネット □ルビー □レンガ □オレンジがかった

試験に出るのは、ほぼ若い赤ワインだとして、基本的には「ガーネット」「ルビー」かの2択になると思います。やや濃いと感じたら「ガーネット」を、薄いと思ったら「ルビー」を選びましょう。迷ったら濃いめの「ガーネット」にしておくのがベターです。ガーネットって色はあまり馴染みがありませんが日本語では「暗紅色」、いっぽうルビーは「紫がかった赤」というニュアンスです。順番として濃い方から ガーネット→ルビー と覚えておきましょう。

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・濃淡

(選択肢)

□明るい □やや明るい □やや濃い □濃い □非常に濃い

これは先ほどの色調と合わせて考えましょう! 少し濃いめのガーネットを選んでいたら「やや濃い」、薄めのルビーを選んでいたら「やや明るい」が無難です。もしホントにかなり明るかったり非常に濃いものが出てきたら別ですよ...(@_@

 

・粘性

(選択肢)

□さらっとした □やや軽い □やや強い □強い

これに関してはも1つ前の濃淡と合わせて考えるのが無難です。 やや濃いなら「やや強い」を、やや明るいなら「やや軽い」を選びましょう!ワインによっては「さらっとした」や「強い」を選んでもさほど問題はないと思います。

 

・外観の印象

(選択肢) 2つ選ぶ場合あり!

□若い □若い状態を抜けた □やや熟成した □熟成した □酸化熟成のニュアンス □軽い □熟した □成熟度が高い □濃縮感が強い

基本的には2つ選ぶ事になるでしょう。手堅い選び方として1つ目はまず時間軸で考えます。色が紫がかっていたら「若い」を、紫のニュアンスが抜けていたら「若い状態を抜けた」を。2つ目は色の濃淡によって考えます。やや薄めなら「成熟度が高いを、やや濃いめなら「濃縮感がある」を。「酸化熟成のニュアンス」って変なものは出ないと思いますよ(´Д`)

 

補足しておきます。薄いのに「成熟度が高い」ってどういう事なの?と思いますが、例えばピノノワールで考えましょう!「カベルネソーヴィニヨンやシラーほど色は濃くはないけど、ブドウとしては成熟しているかもな~。」といった具合です。「濃縮感がある」とは表現しずらい場合の対比みたいなもんです。

 

今回のまとめです。

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◆解説動画

youtu.be

 

外観に関しては以上でした~( `ー´)ノ

次回は赤ワインの「香り」をご紹介する予定でっす!

2次試験テイスティング - 白ワイン 「その他」の考え方・注意点

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 白ワイン 「その他の考え方です。

 

実際には「その他」という項目はありませんが、フレーヴァー・評価・グラスなど総合的な評価を行う項目をまとめたものです。

 

前前前回に引き続きテイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

 

白ワインは今回で最後です。それでは同じく1つ1つ解説していきますね~( `ー´)ノ

・評価

(選択肢)

□シンプル、フレッシュ感を楽しむ □エレガントでミネラリー □成熟度が高く豊か □濃縮し力強い

基本的に、あっさりしたドライなタイプ (リースリング・ソービニョンブラン・寒冷地のシャルドネなど) なら「シンプル、フレッシュ感を楽しむ」、少し重め (樽の効いたシャルドネなど) かなと思ったら「エレガントでミネラリー」で良いと思います。 

筆者個人的な考えですが...

「シンプル、フレッシュ...」→ 果実味などの第一アロマ

「エレガント...」→ 樽のニュアンス...

という勝手なイメージで捉えています。

もし "2つ選べ!"となった場合、この前述の2つのどちらかに加えて、色が濃い場合などは度合に応じて「成熟度が...」「濃縮し...」を選べば良いと思います。

 

・適正温度

(選択肢)

□8度未満 □8~10度 □11~14度 □15~18度

基本的には「8~10度」ですが、重めのもの(樽の効いたシャルドネなど)に関しては「11~14度」を選びましょう!白ワインでも赤ワインでも同じですが、お茶と同じで冷やせば冷やすほど苦く感じます。そもそも苦かったり濃いものを冷やすとエグさが増すからなんですね(´_ゝ`)

 

・グラス

(選択肢)

□小ぶり □中庸 □大ぶり

基本的には「中庸」選びます。実際、あっさりした白なら小ぶり~普通のタイプ、樽の効いたシャルドネならモンラッシェタイプと言われる大きなタイプが良いと思いますが試験では忘れましょう!

shop.riedel.co.jp

 

・収穫年

(選択肢)

□1年前 □2年前 □3年前 □4年前

「2年前」「3年前」の確率が高いです。 もちろん絶対ではないですが、そこまで古いワインは出ないと思います。もし若いワインだと判断したらどちらかでいくと良いでしょう。

 

・主な品種

(選択肢)

※6つ ~ 8つ 書かれています。

これに関しては、第一印象を信じましょう!もし自分が思った品種がなくても、焦らずそれに近いものを選ぶように。筆者の周りだけかもしれませんが「迷ったらシャルドネ」という言葉をよく聞きます(笑) それはさておき、考え過ぎて後から品種とのツジツマを合わせる為に回答を手直しし過ぎると自爆するので注意です(-ω-)/

 

・生産国

(選択肢)

※6つ ~ 8つ 書かれています。

これに関しても自分の直観を信じましょう!ワインの濃厚さによって温暖地か寒冷地かある程度は判断が付くはずです。正確にはもう国による味の差なんてほとんどないと思います。例えば濃厚な樽の効いたシャルドネを1つとってもブルゴーニュ地方に匹敵するものがオーストラリア・チリ・南アフリカなどでもいくらでもあるでしょう。こうなってくると、もうステレオタイプ的(=典型的)なところでしか判断は不可能です。

(ステレオタイプ的な白ワインの例)

・シャルドネ

  あっさりした → フランス シャブリ

  こってり → オーストラリア、アメリカ(カリフォルニア)

・リースリング

  あっさりした → フランス

  ちょっと華やかな  → オーストラリア

・ソービニョンブラン

  あっさりした → フランス

  濃いめ   →  ニュージーランド

これに関してはかなり雑な考え方なので、プロの方からの批判は多いに受け付けます(笑) ですが、もうこれ以上の事は言えないのではないかと(-_-)

 

それでは今回のまとめです。

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オマケ動画

youtu.be

 

長くなりましたが、白ワインは以上です。

かなり筆者の主観ゴリゴリで書いているので「自己責任」でご参考にしていただけると幸いですm(_ _)m

2次試験テイスティング - 白ワイン 「味わい」 の考え方・注意点など

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 白ワイン 「味わい」の考え方です。

 

前前回に引き続きテイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

 

それでは今回も1つ1つ解説していきますね~(^^)/

・アタック

(選択肢)

□軽い □やや軽い □やや強い □強い

白ワインは基本的に「やや軽い」が軸で良いと思います。

香りの弱いリースリング・シャルドネなどであれば「軽い」、はっきりとした香りのゲヴェルツトラミネル・ソーヴィニヨンブランだったら「やや強い」でも良いかもしれません。ただ、やはり無難なのは「やや軽い」かと(-_-) リスクヘッジね。

 

・甘み

(選択肢)

□弱い □まろやか □豊かな □残糖がある

これに関しては基本的に「まろやか」が軸になると思います。

すっきり辛口であったり酸味を感じるものには「弱い」を、かなり甘めのものであれば「残糖がある」を選びましょう!まぁ残糖があるものなんて出ないと思いますが...

 

・酸味

(選択肢)

□キメ細かい □やさしい □爽やかな □しっかりとした □力強い

これに関しては白ワインは「爽やかな」が軸です。酸味が弱いと感じたら「やさしい」を選んでも良いと思います。おそらく試験では「力強い」を選ぶほど酸っぱいワインも出てこないでしょう(笑)

 

・苦味

(選択肢)

□控えめ □穏やかな □コク(深み)を与える □旨味をともなった □強い

これに関しては「穏やかな」が軸です。そこまで苦味を感じないリースリングなどは「控えめ」でも良いと思います。そこまで苦味のあるものは試験に出ないでしょう...きっと(´_ゝ`)

 

・バランス

(選択肢)

□豊潤な □厚みのある □力強い □まろやかな □スムーズな □ねっとりとした □フラットな □コンパクトな □スリムな □溌剌とした □ドライな □バランスが良い

これに関してはリースリング・シャルドネ(寒い地域の)・ソーヴィニヨンブランなどサッパリとした白であれば「溌剌とした」「ドライな」を、樽の効いたシャルドネなどマロやかなものであれば「厚みのある」「まろやかな」※1「スムーズな」※2 などで良いかと思います。

※1「まろやかな」というのは "甘み" の指標でもあるのですが、これを使っても良いかと('ω')

※2「スムーズな」というのも "酸味" の指標の1つでもあるのですが、酸味のやさしさを表現しています。

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・アルコール

(選択肢)

□軽い □やや軽め □中程度 □やや強め □強い

飲んでみてアルコールが弱いから旧世界のフランス・ドイツ や もしくは日本かな~と思ったら「やや軽め」を。逆に、チョットしっかりしてるからニューワールドのアメリカ・オーストラリアあたりかな~と思ったら「中程度」を選びましょう!

特に温暖な地域のニューワールドほど度数が高くシッカリとした味ではないかと(; ・`д・´)!

 

・余韻

(選択肢)

□短い □やや短い □やや長い □長い

これに関しては1つ前のアルコールと度合を合わせておくのが無難です。アルコールがやや軽めであれば「やや短い」を。中程度であったら「やや長い」でも良いと思います。白ワインで「長い」ってのは出ないかな~って感じ。

 

まとめでっす( `ー´)ノ

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オマケ動画

youtu.be

 

今回は以上でした~。

次回は白ワインのその他の項目を解説予定です。乞うご期待!