ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


【連載】「日本のワイン生産者」の方が(略)...『Tamba Wine 様』編 - その2:「見学」

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引き続き京都丹波ワイン様の特集で、今回は見学でのポイント細かくお伝えしていきます。

 

▼はじめに

※ページが重たくなるので、個々の画像サイズはなるべく小さくしております。

※畑や醸造所の位置などは前回の記事をご覧下さい。

【連載】「日本のワイン生産者」の方が(略)...『Tamba Wine 様』編 - その1:「概要」

 

▼いざ、見学開始!

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試験品種は全部で約50種類あって、育成が良好だったものが現在のスタメン(≒ワイン/商品になっている)である約10種類のブドウだそう。

 

ちなみにサペラヴィに関しては↓の記事もありますが、キッカケは京都府との共同開発(≒試験)から見い出された品種だったとのこと。

注目のサペラヴィ 京都丹後産 | 四季折々の丹波ワイン情報

 

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ショイレーベ は 主にドイツ / オーストリア などで栽培が盛んな白ブドウ交配リースリング x ブケットトラウベ 。2018年、独の栽培面積では9位にランクイン。(※試験範囲でっす。)

ショイレーベ (Scheurebe) | Austrian Wine

Scheurebe = Scheu (ショイさんが開発した) + rebe (レーベ : ブドウの樹 = 独語)

 

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この圧搾機が日本国内でもまだ数台しか納入されていないという最新式の圧搾機。タンクの中にある風船みたいなやつ(↓動画参照)が膨らんで優しくプレスしていく方式なので、どんなブドウでも対応可能なんだとか。

 

同じく↓動画を観たら分かるけど窒素(ニトロゲン : nitrogen)を注入して還元的に仕上げられる、この機械のシリーズの中でも上位バージョンだっ(; ・`д・´)彡 すげー。

※↑「還元的(かんげんてき)に...」ってコトバはよく使うので馴染みの無い方は覚えておいて!

www.youtube.com

 

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一方、赤ワインでも今ドキの技術を使用↓

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メーカーは違うけど動いてるところ↓


Velo rotary fermenters

 

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(※この機械の内容はさておき上記プロセス図は試験範囲。 白ワインも自信の無い方は整理しておきましょー。)

 

ついでに言っておくと、最近は何でも入れ物ごと回ってもらう時代! 参考までに↓「オクソライン」なんかは樽(たる)を回すやつね。

【Youtube】Using Oxoline(オクソライン) barrel system to stir lees

 

さらに、丹波ワインさんに話を戻してピノに関しては特別にこんなものが!

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さっきの畑の反射板↑といいピノに対する本気度がうかがえます(; ・`д・´)

 

大いに脱線しましたが話を戻し...

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発酵タンクのある部屋を覗くと...

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※たまーに「ワインなのに日本酒のニュアンスがある!」というご意見があるそうですが、「現在は培養酵母100%なので気のせいでは?多少は生きて残ってるかもしれませんが...(笑)」とクロイさん。筆者的には↑のソーヴィニョン・ブランを試飲した時に淡麗な冷酒をイメージしたのですがプラシーボ効果かな。。。
 

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これまた丹波ワインさんの使用しているものではないですが、↓の動画で濾過(ろか)器も用途や手順によって濾過の度合いを調整しているという認識をもっておきましょー。恥ずかしながら筆者は今回まで全然知りませんでした( 一一;) やっぱ実際に見学してみると新しい発見があるなぁ...


Wine filtration in production process for a stable and clean final product.

 

ここからが瓶詰めになるのですが...

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ここまで長々とご紹介してきましたが百聞は一見に如かず!最後の仕上げこの動画↓をご覧下さい。(1分21秒) ↑のお二人も登場! 英語で世界に発信してるのが素晴らしい☆彡 BGMもイイ感じ!!


丹波ワイン / 京都府 TAMBA WINE in KYOTO pref.

 

・・・

 

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以上

 

(続き)

www.takamocori.info

 

【連載】「日本のワイン生産者」の方が(略)...『Tamba Wine 様』編 - その1:「概要」

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今回からまた連載の続き京都丹波ワイン様を数回にわたってご紹介していきます!!

 

▼場所

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まず、丹波(たんば)って言われてもいまいちピンとこない方はコチラ↑

 

阪神間にお住いの方なら車で2~3時間くらいでイケるので意外にアクセス良好ご遠方の方は今ならGOTOなど、旅行のついでにレンタカーを借りてドライブするのもイイんじゃないかな~。

 

▼ご案内いただいたのは...

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...で、この度お世話になったのが同社の黒井様 (以後"クロイさん")。

 

実は今回訪問したキッカケは、とある筆者の尊敬するワイン業界の先輩に「丹波ワインさんは国内では珍しいブドウ品種を50種類くらい試してるスゲーところだから、是非行ってみて(; ・`д・´)!」「日本でサペラヴィとかタナとかヤバくね?」と熱く語られたから!

※↑赤字は試験範囲ね。ちなみに両方とも黒ブドウで...

サペラヴィは「色を付ける」という意味... 『葡萄の品種』より

タナはタンニン(≒苦み・渋み)の語源..『品種』より

 

▼見学前の下調べ : ワイナリー内の『畑の位置』『ブドウ品種』『土壌』など

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失礼のないよう事前に丹波ワインさんのホームページを拝見したら内容の充実っぷりに脱帽。筆者的にポイントをまとめるとこんな感じでっす↑

京都丹波ワイン公式

 

↑のちりばめているキーワードの認識に自信の無い方は深掘りしておいた方が良いかも。試験的に & 人に聞かれた時の転ばぬ先の杖www

 

ポイント1 : (盆地=周囲が山で風が吹き抜けない & 冷気が溜まりやすい) +(で) 放射冷却(≒昼間の地中の太陽の熱が夜間・早朝などに宇宙に向けて発散される現象)で地表が冷える →(...が起こると...) 空気中の水分がになる!

【youtube】「放射冷却」って何? - 「実は、料理後のフライパンでも放射冷却してる」ってのがツボ

「放射冷却」と「盆地冷却」- 近藤純正

「盆地霧」とは - コトバンク

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ポイント2 : 黒色腐植(=土壌微生物の活動により動植物遺体が分解・変質したもの)。褐色なのは土中の鉄分が酸化したから。豪「テラロッサ」(←試験範囲)と同じ。あ、最近は岡山県でもこの言葉オシ(←同じく試験範囲)

「黒ボク土」 - 日本土壌インベントリー

褐色森林土 - Wikipedia

テラロッサ - Wikipedia

 

ちなみに、この「鉄分(やアルミの成分)が多く含まれている」というのがクセモノで、注意していないと肥料の「リン酸」が土中で吸収(↑の鉄分に結合)・蓄積されまくってしまうという「リン酸過剰」が起きてしまう。 

これなら分かる「土と肥料」の実践講座  -  リン酸肥料 / リン酸施肥(≒畑にまくこと)の間違いとその原因  =  「リン酸過剰」の弊害

 

後述しますが循環農法などに取り組まれているのはその理由かな?というのが素人目線の私見ですm(_ _)m

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あと、 平林の畑↑ などの「黒(くろ)ボク土(ど)」は石灰質が多く、これが水分を多く含んでしまうため、水捌(は)けを良くすべく地面の大きな岩などを掘り起こすなど土壌改良に取り組まれたのだとか。

 

・・・

 

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...ってなところで、今回は概要をお伝えして終了です。次回もお楽しみに~☆彡 (続く)

 

・・・

 

【丹波ワイン様からのお知らせ】

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10月現在~秋のシーズンはブドウ畑が一望できるガーデンカフェテラスでの特性ジビエグリルコースがイチオシ。

 

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なんでも、国が指定したジビエ特区の1つがワイナリーの目と鼻の先にあって、罠で生け捕りした新鮮なジビエが頂けるそう。

 

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偶然か神様のめぐり合わせか、ちょうどタナ&メルロのワインがあるので、筆者的にはぜひ合わせて頂きたいところっ(; ・`д・´)!! 詳細は↓をご覧下さいませ。

 

www.tambawine.co.jp

 

以上

 

(続き)

www.takamocori.info

【連載】「日本のワイン生産者」の方が(略)...『河内ワイン様』編 - その4

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(前回までのあらすじ)

社内のマイペースな空気を感じつつも、ワイン作りへの希望を胸に抱くメグミさん。いよいよインタビューは核心をつく最終章へ。

 

筆者 : 今後の抱負は?

 

メグミさん : これだけ広い世界でワインは造られていて、しかも、どこでも買えますよね?

 

でも、わざわざ「ここに来てワインを飲もう」というお客様の想いを大切にしたい!

 

「ここに来たら面白いぞ」とか「なんか色々体験さしてもらえるらしいぞ」みたいな。

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そして、ずーっとそんな風に思ってもらえるようなワイナリーを目指していきたい。マンネリせずに。

 

私自身「おもしろい・楽しい」で生きてる人間なんで「人・ワイン・モノ・こと」で来てもらえるワイナリーが理想です。

 

「あそこに行ったら、あの人がいるから」みたいな。まぁ、美味しいワインつくらないと意味ないですけど(笑)

 

筆者 : そうそう、肝心な質問を忘れてました。ソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる皆様へのメッセージをお願いします。実際にワインを造られている方からのメッセージとして。

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(注)ここから↓はガチのメッセージなので、茶化した画像は無し。

 

メグミさん : 生産者からの想いとしては、、、まず、各ワイナリーはそれぞれ目指しているものが違う。日本ワインなら県によっても違う。それは独自のスタイルなんですよ。

 

昨今、資格を取った方が自分の好みの味ではないからといってけなす。「これは品が無いです...」とか、そういった対応を自己判断でするソムリエにはなって欲しくない!

 

たとえ自分の好みでなくっても「ここのワイナリーはこういうテロワールで、、、こういう味を目指していたんだな。。。」ってコトを言える、そういうソムリエ・エキスパートになって欲しい。

 

個性をしっかり理解・説明できた上で「こういうスタイル・"売り"でいってて、、、」とか、トータルで話せるような方を生産者としては求めています。

 

ケチをつけられるじゃないけども、言われるとかなりショック。「一生懸命、あなたの気に入らないワインを造ったわけではない。」って。

 

一生懸命やってきて、こういう結果になったってのを分かって欲しい。

 

例えば、、、「今年は天候が悪かった。そしたら、それなりに、こういう工夫をして、、、こうやって造ってきたんだよ。」みたいに、まず全てを肯定して、そこからワインを知らない方に接していっていただければ、もっとワインが受入れ易くなってもらえるような、、、そういう素敵なソムリエ・エキスパートになって欲しいなぁ。、、、という願いはあります。

 

筆者:いやぁ、非常に耳が痛い!

 

メグミさん : これって飲食店でも同じですよね?「一生懸命作ったのに~」的な。。。

 

だから、自分も否定しないよう「この料理と合わせてたからか~。」みたいな広い視点で見ようと思うし、(できたら他の方も...)そうあって欲しい。

 

最近は単一品種のブドウのワインであっても、定番のスタイルではなく個性がもてはやされるような時代になってきています。「こう造ったんだな、、、」みたいな。勉強は大変ですけどね~。

 

今のソムリエ試験では土壌のこともワリとしっかり勉強するでしょ? それは凄くイイことだと思っています。

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これまでは瓶に入ったワインの個性を言う、結論を言う、コメントを言う "だけ" だった。でも今は土壌・テロワールまで意識して試験を受けられる方も増えてきたし、亜硫酸塩(=保存料)やオーガニックに関心のある方なんかもそう。

 

そういった造り手さんの想いを伝えていく人伝道者として、(ご活躍して)いって頂けたら、私たちはホントに嬉しい。

 

だから、畑に来てもらうの(≒理由)はそこ。インポーターの方、専門家の方も多く来られますが、現場で見て頂くと、きっとわかってもらえる!

 

資格を取ったから「それで終わり」でなく、資格が取れたから「またイチから、それぞれ工程を見てみようか、、、」みたいな。

 

だから、河内ワインはいつでもきていただいてOK!

ボランティアで1か月でも2カ月でも(笑)

 

筆者 : 朗報ですね。迷ったら河内ワインに来い!みたいな。

 

メグミさん : あ、そういった(見学の)際には「北村(=メグミさん)」をご指名下さいね。(注) 申込フォームの備考欄に「北村希望」と記入下さい。

 

筆者 : 今日は朝から貴重な体験をさせて頂いて、ホントありがとうございました~m(_ _)m

 

...と、ここで取材は終了だったのですがインタビューでは語りきれなかった!ということなので、以下メグミさんご本人から受験者の方へのメッセージそのまま貼っておきます(笑)

 

・・・

 

合格発表があるまで、眠れない日々を過ごすことでしょう。
その気持ちは痛いほどわかります。

懐かしいですが、私が1次試験合格発表(当時はPC)の日に、台風21号で大荒れだったんです💦
家の小屋の波板が飛ぶ!飛ばない!
発表時間!あたふたあたふた💦てな感じで、もー大変w

結局、波板は全部剥がれ、あー飛んでったー!💦
で、近所に回収にいくはめに笑

で、あ!!発表とおもって開けたら合格だったという笑

しかも、それが夕方くらいだったので、
社長曰く、私からの連絡がないから
あーダメだったか、、、、
と、落胆していたそうです笑

話は戻しますが、
合格してからが、スタートラインだと思います。
バッジを胸につける嬉しさ半分、重み半分みたいな。

きっとこの先、困難なことや、悩む事が沢山!あると断言できます。
(自分も凄く感じてます)
しかし、そんな時に、この苦しい受験時代を乗り越えた自信、かけがえのない友情、いつも困った時に助言くださる会社の上司、講師や販売店、レストランで活躍する同期たち、恩師や、ソムリエ協会の勉強会など、、、

これからの皆さんの心強い味方になってくれます。
あ、現場体験はうちへ是非!

それは、これからきっと感じる世界です^ ^

 

受験時代、富田先生の替え歌は全覚えしたなあ笑
カラオケいくと、歌詞がそちらになる笑


自分が目指す(一個人の意見)ソムリエとは。。。

どんなジャンルの方がお越しになられても、その方々に寄り添える人でありたい。

実際、知識は自分の引き出しを増やすツールであって、私は接客中、ほぼお客様の聞き役ですし、話を聞いてるうちに、趣味嗜好、生活スタイル、食生活を頭にインプットしていきます。
知識は聞かれるまで言わないw
聞かれてもないのに、うんちく言うのは自分ならいらない笑

でも、聞かれた時にバチッとした答えが出せる!
それが、引き出しがないと出ないわけです。
しっかり、色々なサイトを利用活用し、新しい情報を得てください❣️

あとは、河内ワインには、あ、北村さんがいるw会いに行こうw
ワインえらんでもらお!
と、気軽に入ってきてくださり、笑顔でいらっしゃいませ!とお迎えする事がなによりの歓びですね^ ^

でも、それが出来るのも、従業員にこれだけ好きかってさせてもらえるここの会社のおおらかさだと思います😆
ええとこに入れました✨
まさに、飲んで笑って福が来るw
大阪らしい😆

最後になりますが、こんな人間もおるんだな〜wくらいに、どこか頭の片隅にでも置いててください。

小さい引き出しにでも入れといてくだされば幸いです^ ^

また思い出した時には、是非訪ねて来て下さい^ ^
若輩者ですが、皆様の先輩として笑わせますw

がんばれ!
絶対合格!!!
応援しています❣️

 

 ・・・

 

▼河内ワイン様編 - あとがき

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神戸に帰った途端、ドシャ降りのゲリラ豪雨「昼間見た立派なブドウの実は大丈夫なんだろうか?」心配になりました。一日の体験でこれなんだから、きっと「いわんや栽培をしている方おや」ではないかと。

 

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翌朝、お土産に頂いたブドウを美味しく頂きました!

 

以上

【連載】「日本のワイン生産者」の方が(略)...『河内ワイン様』編 - その3

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(前回までのあらすじ)

コロナ禍の中、ブドウ栽培を社長に願い出たメグミさん。いきなりの大任を授かるも...

以下記事の内容に関しては、㈱河内ワイン様の公式な見解ではなくメグミさん個人のお考えです。

 

メグミさん : ボランティアで手伝って下さる皆さまのおかげで、くじけずに頑張れたってのがあります。

 

あと、体がしんどい時とか社長が「メグミさん、草刈り(↓)しといたったよ~。」なんて声をかけてくれる時も(笑)

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筆者 : 社長、優しッ!(おもろい人やん。。。)

 

メグミさん : そうなんですよ。"とけるくらいのアメ"はくれるんです。ムチも凄いですけど(笑)

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筆者 : ところで、話を進めて栽培に関してはどのようなお考えをお持ちですか? 理想とされる or 尊敬される方がいたりだとか?

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メグミさん : やはり、大阪ワイナリー協会さんですかね。カタシモワインフードさん、飛鳥ワインさん、仲村ワインさん ...など特にお世話になっています。※順不同

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協会会員の紹介 - 大阪ワイナリー協会

www.osaka-winery.com

 

特に仲村わいんさんに至っては、社長に「畑を盗作しに(≒良いアイデアを盗みに)いくぞ!」と連れていかれたくらいです(笑)

 

筆者 : そういや、河内ワインさんって老舗ですよね (↓)

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さておき、ワイナリー / 醸造をされるにあたってお好きなワインとか衝撃を受けられたワインなんてありますか? 社内でもコレがブームとか。

 

メグミさん : けっこう、そういうの聞かれるんですけど、そういうのはあまり無いんです。会社全体で考えてもワリとみんな何でも飲む派

 

でも、やっぱりウチのワインイチバンかな~(笑)

 

筆者 : 同業(≒業界)で、何か思われる方はいますか?

 

メグミさん : ちょっと話がそれますが、社長曰くお父様強烈だったそうです。かくいう私も、さる25年前初めてデラウェアのワインを飲みに来た時に、おもむろに日本酒の一升瓶をとり出してしてきて「わしゃ、こっちがエエんやけどな。ワハハハ!(→日本酒飲む!)」が初対面の思い出です(爆)

 

同業者の方で個性的な方も沢山おられますが、そこまでパンチのある方はいませんね。もちろん悪い意味ではなく。。。

 

もとい、ワインに関しては別段「自分たちのワインの味が...」とか「ここのワインには...」とかってのは無いです。会社的によそ様のコトはあまり気にしてないかも。

 

筆者 : ブドウの栽培に関してはどうでしょう。契約農家さんへの想いとか?オーガニックへのこだわり等あったりします?

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メグミさん : 農薬に関しては意見の分かれるところでしょうが、私としては最低必要限な物だけにしたい。なので、「草刈り」や「除葉」「キャノピーマネジメント」などを慎重にしていくつもりです!

※ブドウの葉っぱ・実などに当たる日照量の管理

 

筆者 : 栽培は「垣根」と「棚」があって、契約農家さんには「垣根」はお願いしずらいみたいな空気感ってありますか?

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メグミさん  : そもそもシャインマスカットをされている農家さんだったら、ワイン用ブドウの栽培はやらないかもしれません。手間がかかるワリには販売価格が...という話です。

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シャインマスカット - Wikipedia

 

そんな状況で「美味しい or 美味しくない」とか「糖度が...」って注文だけを契約農家さんにお願いするは心苦しい。。。

  

筆者 : リアルな話ですねぇ。

 

今でこそワイン用ブドウは認知されていますが、ひと昔前なら「ワイン用は儲からないからやらない!」とか「ワイン用に(ダメな)ブドウを卸すのは二流の農家がやることだ!」みたいな風潮があったと聞いています。

 

次に、醸造に関してはどうお考えですか?

 

メグミさん : 最新の設備効率よく、はるかに衛生的。河内ワインが求めるワインにバチッと仕上がるので "機械頼み" なところはあります。

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筆者 : ラインナップに関しては? マスカット・ベーリー・Aや、デラウェアを推されてるイメージですが。

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メグミさん : やはりデラウェアがイチバン入りってきますからね~。地元のブドウが優先って感じでしょうか(笑)

 

他のブドウ品種に賭けてみるって手もありますが、デラウェアはもうこの地域で確立された立派なブドウという位置づけで、これでシッカリと地に足をつけてやっていこうみたいな。

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それに、農家さんからデラウェアがいっぱい届きますからね~。(それをワインにしないと)タンクが空かない(笑)↓

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あと、この辺りの村としてデラウェアを育てたい!ってのはあるそうで。

 

筆者 : だったら?

 

メグミさん  : ベリー・Aとかメルローとかありますけど、相対的に赤は少ないですかね~。

 

そうそう、デラウェアとかベリー・Aとかって生食用のブドウは昔からありましたけど、メルローなどワイン用のブドウって、まだまだこの地域では歴史が浅い(≒馴れていない)。

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だから、会社としては経験値の浅い外来種のメルロー等をあまり増やす気はないみたいです。一度作ってしまうと継続的に獲らないといけないし、それが足かせになってしまうかもしれないので。

 

ただ、個人的にですが最高のメルローを樽三本でもいいから、地元である河内 - 駒ヶ谷の自社の自信作を生み出すブドウが作れるよう頑張りたい気持ちはあります。

 

筆者 : 品評会とかコンクールとかその辺りは?

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メグミさん : 社内的には全然興味なさそうです(笑) そのせいかウチのワイン知らない人も多いですもん。「どこのやつ?」みたいな。

 

筆者 : 百貨店・デパートなどで売られいるのは存じてますが...

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メグミさん : 基本的にあまりコチラから「売って下さい!」ってケースは少ないですかね~。

 

とにかくここ(=ワイナリー)に来て欲しい。むしろ、ここでこういう事をやってるって体験して知って欲しい楽しんでもらいたいんですよ。

 

これは自らがやっているからこそ言える強みかも。

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筆者 : ワイナリーを体験した後にレストラン「金食堂」でお食事というコースをされていますね?料理への想いなんかはありますか?こう合わせて欲しいとか。

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メグミさん : 特に会社的にもそういうペアリングのオシみたいなのは無いです。ゆるーくやってますから(笑)

 

でも、 若手の料理で頑張っていきたい方は、ここの箱(レストラン&調理スペース)があるんでワインに合わせて料理を作る "力試し" をされる方がおられますよ。「コラボさせて下さい」って。フレンチ、イタリアン、スペイン...などのジャンルの方々が...。

 

筆者 : その時に良かったと思ったもの(=料理)は?

 

メグミさん : (調理して頂くにしても、台所の使い)勝手が違いますからね~。その方達の十八番の料理が(ウチで)できるか?って言ったらなかなか難しいところがあるでしょうし...。

 

ただ、基本的にはウチのワインが好きだ!と言って下さる飲食店さんです。

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「アレでやってみたい」、「コレでやってみたい」、「コンポート作ってみたい」...とかって具合で (ウチのワインが好きな方なら) やっぱり料理にも愛情が入りますもんね。身内感は凄くありますけど。金銅※ワールドが(笑)!

※社長のご家族の名前

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筆者 : 続いて消費者(の方)に向けてですが「こういったワインが求めらているのでは...」とかってのはあります?

 

メグミさん : そういうのは社内でもあまり感じていないんじゃないのかな~。

 

...と言っても、トレンドもあるだろうし、新しいコトも必要でしょうが、消費者の方を意識し過ぎると完全に出遅れてしまうとのコトで。

 

個人的には、どちらかというと惚れ込んできて下さる方のほうが良い。現状でも「ここのんが好きやから!」って来られる方が大半です。

 

だからこそ好きで来て下さるファンの皆さんをパチっと掴めているのかも。お客様主体というより "こちら主体" だから強いんです。

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それと、ウチのワインが口に合わないからといってワイン全部がダメって事でもないでしょうから、是非他でも好みのワインを探して頂きたいですね。

  

筆者 : 今回のデラウェアを使ったオレンジワインの件は先手先手って感じでしょうか?

 

メグミさん : いや、実は「やりたい!」って言う人が来たからだそうですよ(笑)

    

筆者 : 今後の業界的にというか地域的な"ご展望"はありますか?種無しブドウを作る「ジベレリン処理」の開発に寄与した伝統ある河内地域ですけども...。

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↓昭和35年(1960年)にジベレリン処理によるデラウェアの種なし早熟栽培が実用化...

www.pref.osaka.lg.jp

 

メグミさん : 社内的にもキホンは「(歴史より)今が大事!」だそうで、畑作りも工程は見ない。結果重視!(...と言っても、私の居ない時間にはちゃーんと見に来て、知らんぷりして見守ってくれているのは気付いてますがねw)

 

あ、よく今どう頑張んねん?」ってのは強調されますよ(笑)

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今回もインタビュー先は...

www.kawachi-wine.co.jp

 

- 続く -

(次回はいよいよ本題である"ソムリエへのメッセージ"です。乞うご期待)

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【連載】「日本のワイン生産者」の方が(略)...『河内ワイン様』編 - その2

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[前回までのあらすじ]

なんとか生産者の方にインタビューできるよう微妙に理論武装した筆者。突然知った河内ワイン様での収穫→(手)除梗→発酵中のワインの櫂(かい)入れなどを体験し、いよいよ取材開始。ワインを飲み始めてから体調が改善→ショップ勤務で勉強の必要性を感じソムリエ取得を果たしたメグミさん、次に挑むのは...

 

メグミさん : いえ、(醸造をする前に...)まず畑です!

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筆者 : それは何故?なんでまた...?

 

メグミさん :それはコロナ(の影響)です。もともと畑はやってみたかったんです。で、チョコチョコと社長の畑をイジらせてもらっていました。

 

でも、それだけではイマイチ説明できないんですよ~。

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で、海外に行かれるような詳しいお客様も沢山おられますし、インポーターの方も来られたりしますし。

 

筆者 : ところで、昔からガーデニングに興味があったとか?

 

メグミさん : めっちゃ好きでした。もともと(自宅でも植物を)育てるのが好きで畑に興味がありました。それでいつかブドウを育てたいという想いがあったんですよ。

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そこに、コロナ(の状況)になってしまって仕事も減っちゃう。で、「その分を休みにして下さい! その時間を無給でいいから畑をやらせて下さい!」と社長に懇願したんですよ。

 

筆者 : 根性ありますね~。「もうボランティアでもいいからやらしてくれ!」みたいな?

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メグミさん : はい。じゃあ、社長から「好きにしていいよ! 今年はコロナだからやってみたら?」ってコトに。

 

筆者 : えっ? じゃあ、もともと契約されてる方もおられた?

 

メグミさん : はい。で、ワインを勉強していてイチからというか"最初"からやってみたかった。念願かなったわけです。

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...といっても、醸造に関してはまだ正式には参加させてもらえていないので金魚のフンのように社長について修行したいと願ってるところです。

 

あ、そうそう、途中から畑手当もいただけるように☆なりまして。なおプレッシャーが(笑)

 

筆者 : 社長、太っ腹!

 

メグミさん : そんな社長いないでしょ?私、ホンマに感謝してるんですけど、そうしたらある人を連れてきて突然「ここの畑、プロジェクトに使うから、ちゃんと育ててね!」って言われたんですよ。

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筆者 : スゲー!それって河内(地方)初のGI(=地理的表示)ワイン。デラウェアを使ったオレンジワインのやつですか?

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メグミさん : そうです。あと今年「河内の駒ヶ谷(こまがたに)だけで実ったブドウでGIができれば良いな~」って社長の想いもあるみたいで。

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私は、単純に畑を作ってみたかっただけなんですけど(笑)

 

筆者 : いきなりスゴい大抜擢(だいばってき)ですね~。

 

メグミさん : そうですね。いきなり凄いプレッシャーです(笑)

 

筆者 : タイミングってあるんでしょうか?

 

メグミさん : ですかね~。私「もってる!」って思うんですけど、ホント転換期、転換期で...

 

筆者 : ことごとく良い事が起こってる。

 

メグミさん : なんか、こうビビッとくるんですよ。そうしたら畑に当ったり...

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筆者 : なんか、導かれてる感じがします。 導かれ♪、導かれ♪、...そして導かれ♪...みたいな。(笑)

 

メグミさん : ...そして『北村ヴィンヤード』って名前も付けてもらい...♪

 

筆者 : えっ、もうヴィンヤードって付いてるんですか?

 

メグミさん : はい。気が付いたらそうなってたんですよ。そうなると「そこで失敗できないじゃん」って(笑)

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筆者 : すごいッスね~。

 

メグミさん : そうです。だから今年ブドウを潰してしまったら、私ブラックリストにのってしまうかも(笑)

 

それで、右も左も分からない状態なんで夜眠れない時があります。そんな時は本を読んでいました。

 

筆者 :それはどんな本ですか?

 

メグミさん : 栽培の本です。昔に買っていたブドウ栽培のものですが、それを手元に3~4年前から畑の手入れをしていました。その基礎があったので、やれないコトはない!

 

あと、WSETも勉強したくって、その集まりに参加してたんですよ。結局、全部、そこ(=ブドウ栽培)に結びついていく・収束していくっていうか。

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今度そのお世話になっているアカデミー・デュ・ヴァン大阪校の小原陽子先生が取材に来て下さるらしいのです。(こちらの小原先生↓が素晴らしくて、ホント出会うべきして出会った感じ!) ※スクール / 先生選びに迷われたら是非オススメとのこと。

www.adv.gr.jp

 

筆者 : 波に乗っておられる感じがします。

 

メグミさん : でもそうやってれば、河内ワインの名前が広まるじゃないですか~。そうしてる内に凄く楽しくなってきて...。

 

筆者 : 特にどの辺りが楽しいとかあります?

 

メグミさん : 全部楽しいです。

 

もうね、季節によって畑の顔が全然変わるんですよ。生えてくる花、出てくる虫、出てくる病気、全てが違う。

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筆者 : 特に思い出深いエピソードは?

 

メグミさん : 木の中にテッポウムシ(=ぶどうカミキリムシの幼虫)が入っていたり、毛虫が降ってきて顔にくっついたりとか(笑)

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筆者 : (メグミさん=)女性ですからね~。

 

メグミさん : でもツバつけときゃ直るみたいな(笑)

 

季節ごとに、アリ、ミノムシ...とか。もう面白いゲームしてる感覚です。

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そこに毎週末のように助けて下さるボランティアの方が登場したんですよ。

 

今回もインタビュー先は...

www.kawachi-wine.co.jp

 

(続く)

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【連載】「日本のワイン生産者」の方が(略)...『河内ワイン様』編 - その1

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(前回からの続き)

...で、行ってきました河内ワイン様。

 

いちおう、インタビューまでの流れを軽く書いておくと...

 

・朝は気合を入れ過ぎて集合の1時間前に到着したので付近のコンビニで過ごす。。。ややフライング気味です。

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この地道な農作業中に「生産者の方からしたら、いくら試飲とはいえソムリエどもに偉そうに作ったワインを吐き捨てられて評価されるってのは嫌な気持ちかもしんないなぁ...」と痛感。これからは大事に飲もう。。。

【映画】おかえり、ブルゴーニュへ [予告編]

ふと↑映画で主人公の家族が愚直にも「吐かずに飲み込む」ので馬鹿にされるシーンがあったのを思い出す。いや、そりゃそーなるわ。

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ちなみに、筆者の河内ワイン様のお気に入りのワインは以下3つです。

・徳一(とくいち) シャルドネ 85th

・金徳葡萄酒マスカットベリーA

・KIEIデラウエア スパークリング 2018

www.kawachi-wine.co.jp

 

さて、ここからが...

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上記、北村恵様 (以降、メグミさん)との対談です。

 

筆者 : 今日は、ウチのブログでソムリエを目指している方へのメッセージというテーマで話を伺おうと思っています。(挨拶等は略)

 

メグミさん : (皆さん)酔っぱらってますけど(笑)

 

筆者 : まず、(ワイン)醸造をこころざされたキッカケは?

 

メグミさん : もともと、こちらでワインの販売するのが専門でした。

 

筆者 : それって、どれくらい前ですか?

 

メグミさん : もう十年前くらいからです。2008年からこちらで働き始めて、もう十二年になるのかな。それで、実は最初ワインは嫌いだったんですよ(爆)

 

筆者 : えっ(笑)?

 

メグミさん : 嫌いだったけど...、体が少し "じんましん体質" で、お酒を呑めないような感じになっちゃってて、(それでも) 自宅の近所だったのでこちらにワインを買いに来ていたんです。

 

それで、「赤ワイン飲まない?」って言われて飲んでみると、美味しかったし、暫く続けていると"じんましん"が消えた(≒改善した)んですよ。

 

で、そこから「ワインって何だ?」から始まってワインの世界に。勉強すればするほど「カラダに良いんだ~。」みたいな感じで好きになっていきました。

 

でも、当初はワインを売るだけだったんですけれど、なんでまたソムリエを目指したのか?というと、さっきの自分の体調が...ってのもあったんですが...

 

ワインを "飲まれる方" や "好きな方"、...で結構 "マニアな方" も増えてきた!ってのがあります。

 

筆者 : それはショップ↓におられる時に?

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メグミさん : そうです、そうなってくると「自分はもっと勉強しなきゃ!」って。

 

筆者 : 必要性に迫られた系ですね~(笑)

 

メグミさん : で、ここの社長も(社長の)お母さまもソムリエを取られてたんですよ。それで(どうせ勉強してるんだったら、ちゃんと)資格を取ったら?」と言われました。

(社長のお母さまについては↓2つをチェック!)

求道会創立69周年記念 男子壮年信徒大会 記念講演『涙を笑いに変えて』 - 河内ワイン代表取締役 金銅 真代

COOCAN人探訪|COOCAN magazine 第3回 株式会社河内ワイン / 代表取締役専務 金銅真代さん

 

筆者 : 周囲のススメがあったワケだ。

 

メグミさん : それで、ソムリエになったわけなんですが、世界が広がりました。もう全然違いますね。

 

それまでは、自分の周りの河内ワインしか知らなかったんですが、他の日本ワインや世界のワインなどにも目が向くように。

 

筆者 : ほぇ~。

 

メグミさん : で、ワインで出会ったお友達が、かけがえのない友達になりました。

 

筆者 : それはワインスクールの同期の方達ですね? 今日の収穫体験に集まっておられる。

↑カンパイ写真を参照

 

メグミさん : そうです。受験中、ツラい思いをしてきて(笑) そういう関係で出会って。

 

...で、今でも何か今日みたいなイベント(≒収獲)があったりした時に一声かければワッと集まってきて下さる。

 

筆者 : 凄いですね~。それってメグミさんのご人徳としか。...で、そこから醸造に進まれたのですか?

 

メグミさん : いえ、まず畑です!

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今回インタビューさせて頂いてるのは...

www.kawachi-wine.co.jp※敬称略

 

(続く)

www.takamocori.info

【業界関係者向け[=一般NG] - 阪神間 - 試飲会情報】その他、老害(筆者)のざれごと

▼業界関係者向け[=一般NG] - 阪神間 - 試飲会情報 2020.09.30 水

二次も近いですが、業界の方向けに案内を貼っておきます。

要予約。時間厳守。マスク必須。ワイン関係者(酒販・飲食・サービス)以外はNG。

こういった情報は上層部だけで末端には回ってこないとこも多いそうなので...(ホテル業界とか)

 

試験日までに間に合うのはこれ↓だけ

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これ↓は試験の帰りにでも...

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ちょっと先ですが↓

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▼二次試験に向けて、老害(筆者)の戯言

僕の知ってるコトはもう過去の記事に書き尽くしてますので、ネタがありません。これまで出題のワイン&ワイン以外の酒とかをまとめたかったですが、もう他の方がされていることでしょう。

 

ソムリエの論述に関しては、ビールなどの増税の件が出るんじゃね?と勝手に予想。

otokonokakurega.com

 

ワイン以外のお酒の勉強法に関してはこれ。老害全開です。「ボトルのビジュアルとか、思い出とか大切かも。。。」なーんて、ただの懐古主義?

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もし↓DRCなんかを小瓶で飲めたとして、どういう感想になるか実験したい。

 

▼おまけ=ロマネコンティのドキュメンタリー (約50分)


The Four Seasons of Romanée-Conti | Documentary | English subtitles

試験的に役に立つってワケではないですが、関心を持つためにダラダラと"流し見"をしてはどうでしょう?筆者は最近パソコンをテレビに接続して見るようにしています。ちなみに日本人も(日本語で)登場☆彡

 

以上