ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

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パプ=法王 のワイン-シャトーヌフ・デュ・パプのブドウ品種の覚え方


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「毎回、もう+(プラス)1点」とれるような勉強のヒントをお届けしております。

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今日は「パプ(ローマ法王)のワイン」と呼ばれる

シャトーヌフ・デュ・パプです。

 

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フランスはローヌ地方の南部で作られる、こちらのワイン。

なぜ「攻略法」が必要なのかというと、使われているブドウの品種を13種類覚えなければいけないからです。

まず関連問題で、さっと腕試ししてみましょう。

問題です!

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◆Q1.ローマ法王庁が14世紀に移転したのはどこの都市だったでしょうか?

   A.カルカッソンヌ
   B.アヴィニョン
   C.マルセイユ
   D.リヨン

◆Q2.「シャトーヌフ・デュ・パプ」の特徴的な土壌を1つ選んで下さい。

   A.花崗岩
   B.片岩
   C.小石
   D.粘板岩

◆Q3.「シャトーヌフ・デュ・パプ」で使用が認められていないブドウ品種を1つ選んで下さい。

   A.Carignan
   B.Roussanne
   C.Picardan
   D.Piquepoul

 

【2】回答と解説

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◆A1.正解はB、「アヴィニョン」

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この近くに夏の避暑地を建てたことから「新しい法王の城」=「シャトーヌフ・デュ・パプ」となりました。

つまり、別荘がワインの名前になったわけですね。贅沢な話です。

 

◆A2.正解はC.「小石」

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ちなみにローヌ地方の気候も頭に入れておきましょう。
北部 (セプタントリオナル)
 = 大陸性気候

南部 (メリディオナル)
 = 地中海気候

 

◆A3.正解はA、「Carignan」

ここで、「シャトーヌフ・デュ・パプ」の13あるブドウ品種の覚え方ですが

「クブルピピ シサミュクテグムヴァ」です。

これはブドウ名の頭文字を並べたものです。では、それぞれ1つずつ見ていってみましょう。

= クレレット
= ブールブーラン
= ルーサンヌ
= ピクブール
= ピカルダン

= シラー
= サンソー

ミュ = ミュスカデ

ミュ = ミュスカルダン

= クノワーズ
= テレ・ノワール
= グルナッシュ
= ムールヴェードル
ヴァ = ヴァカレーズ

ひっかけ問題で、ダメなものとしては
黒ブドウでは「カリニャン」
白ブドウでは「マルサンヌ」
...の2つが出やすいです。

よく「ルーサンヌ」と「マルサンヌ」はセットみたく出てきますが、このパプのワインだけは切り離して考えましょう!

今回のまとめ

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さて、いかがでしたでしょうか?

今日1つだけ覚えていただきたいのは「シャトーヌフ・デュ・パプ」で認められているブドウの品種といえば「クブルピピ シサミュクテグムヴァ」です。

呪文のように何度もつぶやいて覚えましょう!