このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験に挑戦しようと思われている方を対象に
「毎回、もう＋(プラス)１点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
今回は赤ワインの醸造の流れです。
ポイントとしては醸造の流れ(和名・仏名)をおさえて下さい。
それでは問題にチャレンジして現時点での理解度を確認しましょう！
問題です！
以下は赤ワインの醸造の流れです。(1)～(3)に当てはまるものを選びなさい。
Vendange
Foulage
Egrappage
Fermentation Alcoolique
(1)
Pressurage
(2)
Elevage
Soutirage
(3)
Filtrage
Embouteillage
(選択肢)
(A)Collage (B)M.L.F (C)Maceration
回答とメモ
フランス語のみで嫌味な感じですね。でも流れを全部を説明するとかでないだけマシです。できなかった方はしっかり覚えましょう！
★部分が問題での工程です。
【赤ワイン醸造の流れ】
Vendange ヴァンダンジュ
「収穫」
↓
Egrappage エグラバージュ
「除梗」
↓
Foulage フーラージュ
「破砕」
↓
Fermentation Alcoolique
フェルマンタシオン・アルコリック
「アルコール発酵 = 主発酵」
↓
★(1)(C) Maceration マセレーション
「醸(かも)し」
↓
Pressurage プレサラージュ
「圧搾」
↓
★(2)(B) M.L.F
「マロラクティック発酵」
↓
Elevage エルバージュ
「熟成」
↓
Soutirage スーティラージュ
「滓(オリ)引き」
↓
★(3)(A) Collage コラージュ
「清澄(せいちょう)」
↓
Filtrage フィルトラージュ
「濾過(ろか)」
↓
Embouteillage アンブティヤージュ
「瓶詰め」
【流れの中でも特に重要なのは...】
赤ワインと白ワインの最大の違いは...
「醸し」を行い果皮から成分を抽出する事です！
また赤ワインは渋みを和らげるために
「マロラクティック発酵」を行います。これによりワイン中の乳酸がリンゴ酸を乳酸に変えて味がまろやかになります。
別名「まろやかティック発酵」とでも覚えましょう(笑)
(おまけ)
・フランスのボルドーでは清澄に「卵白」を使います。余った黄身で作るお菓子が「カヌレ・ボルドー」です。
今回のまとめ
赤ワインには「醸し」があります！
