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フランスのワイン産地 - 気候区分まとめ - 各地域の気候を覚えよう!


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 今回は仏ワイン産地の気候区分です。

フランスの代表的な3つの気候と、それにあてはまる産地をおさえて下さい。

それでは、問題にチャレンジして現時点での理解度を確認しましょう!

問題です!

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(難易度★☆☆☆☆)

以下の産地の気候を「大陸性気候」「海洋性気候」「地中海性気候」に分類しなさい。また可能であれば気候の特徴を説明して下さい。

 (産地名)

(a) プロヴァンス地方 (b) ロワール(上流)地方

(c) ロワール(下流)地方 (d) シャンパーニュ地方

(e) ブルゴーニュ地方 (f) ボルドー地方

(g) コート・デュ・ローヌ(南部)地方

(i) ラングドック・ルーション地方

 

回答とメモ

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 いかがですか?

各産地は前回出てきた代表的なものです。もし産地名が分からなかったら前回分をマスターしてから出直してきてきましょう!

「大陸性気候」

特徴:冬寒く、夏暑く、雨が少ない

(b) ロワール(上流)地方 (e) ブルゴーニュ地方 (d) シャンパーニュ地方

※薄緑色の部分。海から離れた大陸の内側にあるイメージ!

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「海洋性気候」

特徴:冬温和、夏比較的涼しい、温度高め、やや雨が多い

※大西洋側です!

(c) ロワール(下流)地方 (f) ボルドー地方

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「地中海性気候」

特徴:冬温和、夏暑く、一年中日照量が多く乾燥している

(a) プロヴァンス地方 (g) コート・デュ・ローヌ(南部)地方 (i) ラングドック・ルーション地方

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今回のまとめ

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さて、いかがでしたでしょうか?

各産地が何気候か言えるようにしておきましょう!

詳しくは別の機会にご紹介したいと思いますが、「暖かい⇔寒い」によって葡萄の品種、ワインの果実味が「豊か⇔ドライ」と大きく変わってきます。

ニューワールドと呼ばれる、チリ・アルゼンチン・オーストラリアなどの新世界のワインも、フランス(≒ヨーロッパ大陸の旧世界)での気候をもとに作られています。

なので「このニューワールドのワインはフランスでいうところの○○と似ているな~。」と考えると分かり易いです。その足掛かりというか基礎として今回の内容はしっかり頭に入れておいて下さい。

(今回の関連記事)

仏ワインの主要品種

フランスワインの産地