ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


【フランス】ジュラ地方の歴史 - ヴァン・ジョーヌとシェリーの関係性


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久々になってしまいました。

 

今回はフランスのジュラ地方です。

www.youtube.com

 

1次は通られたというか、基礎的な知識はあるという前提

いきなりですが問題 (論述) (; ・`д・´)!

 

Q「産膜酵母をキーワードにヴァン・ジョーヌシェリー(フィノ&マンサニージャ)の違いを簡潔に述べよ!」

答え

同じく産膜酵母を利用するが、シェリー(フィノ、マンサニージャ)はグレープ・スピリッツを加え酒精強化を行う。

 

細かくは↓を参照。

blog.iwfs.org

 

それぞれの詳細についてはこちら。

ja.wikipedia.org

 

余談ですが、ヴァン・ジョーヌの芳香成分ソトロンは近年加えられた内容なので要チェック!

ソトロン - Wikipedia

 

ja.wikipedia.org 

 

ここまでの回答なら誰でも調べれば答えられます。

で、ここからが一歩先の勉強!

 

2019年 ソムリエ教本 351ページ「ハプスブルグ家の手に渡った」とありますが、この一行がスーパー重要 (´_ゝ`)!

 

実はこの2つの似たワインの背景に、ジュラ地方は16~17世紀にスペイン ハプスブルグ家の統治にあった影響が考えられます。

ja.wikipedia.org

 

ちなみに、これが当時のハプスブルグ家の領土でっす。

ちゃんとジュラ地方のとこも色が付いてますね 笑

http://livedoor.blogimg.jp/lingvistika/imgs/6/1/61e673a4.jpg

http://livedoor.blogimg.jp/lingvistika/imgs/6/1/61e673a4.jpg

 

あくまで私的な見解ですが、こちらを読むとスペインのシェリー酒がジュラ地方用にヴァン・ジョーヌとしてローカライズされたというニュアンス。

books.google.co.jp

aboutsherry.info

 

とまぁ、今回は歴史からシェリーとヴァン・ジョーヌの類似性を紐解いてみるという話でした~。

 

 

【編集後記】

こういう事を学ぶと店でヴァン・ジョーヌを出す時があったらマンサニージャをサービスでちょこっと出して比べてもらうなんてものオシャレな演出かも。もちろん製法や歴史のウンチクを添えて。

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以上