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【心理学】試験後の『自己嫌悪』はやめましょう! - その3つの理由とは?


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二次試験の後に自己嫌悪に苦しんでおられる方が多い気がします。

 

なので今回は中国はそっちのけ「自己嫌悪は全くのナンセンス!」という内容をお伝えしたいと思います( 一一;)

※無意識に避けてるだけかも 笑

 

◆自己嫌悪の定義

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まず、個人的にですが自己嫌悪とは...

現実的な欲求に基づいて自己を満たす為に果敢にチャレンジしたにもかかわらず...

② 失敗したからといって、急に自分の理想像の視点から現状の自分を見下す...

後出しジャンケンのような卑怯(ひきょう)な行為である

...と考えています。

 

あえて3つに分けましたが、それぞれを細かくみていきましょう( `ー´)ノ

 

◆ ① 現実的な欲求に基づいて自己を満たす為に果敢にチャレンジした...

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例えば...

「気になる彼 or 彼女をデートに誘ってみよう!」とか

「この難しい試験に挑戦してみよう!」とか

「この投資に賭けてみよう!」とか

 

まぁ、ジャンルは何でもいいのですが

やはりチャレンジするからには多少のいやらしさと言うか現実的な欲求があるわけです。

 

それは、恋を成就させたいとか、周囲を見返したいとか、単に儲けたいとか、まぁカタチはさまざまですが、決してその最初の気持ち自体をバカにしてはいけないし、恥じてもいけません(; ・`д・´)!

 

何故なら、その欲求は正当で現実的にも必要性があり、その思いを生み出したのも他ならぬ真の自分なのですから素直に認めてあげましょう!

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なので...

 

こういった諸問題に関しては基本的には

気軽にノック・オン・ザ・ドアです。

 

幸せにつながるかもしれない扉は、とりあえずノックしてみる。

 

そういった積極性は人生にとって非常に重要な資質と言えるでしょう!

 

◆ ② 失敗したからといって、急に自分の理想像の視点から現状の自分を見下す...

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さて、次にここがといいますか、人の心が陥りやすいところです。

 

人は現実に追い詰められると、自分の理想を肥大化させる傾向にあります。

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まぁ簡単に言うなれば...

「いや、たまたま現状は苦しいんやけれど、ホンマのワイのレベルはこんなもんやないんやで~(; ・`д・´) なんなら、これは世を忍ぶ仮の姿よ!」なんて具合です。

 

なんか、よく漫画なんかで見たり、人から似たようなニュアンスを聞いたりしますね。もしかしたら、そう思い込みたい方も世の中には多いのかもしれません。

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単にプライドが高い人↑のコトじゃん?!と言ってしまえばそこまでですが

 

実際にはできない事も沢山あるのに「(俺なら)何でもできるはずだ!」とか「何でも叶うはずだ!」とか、自己嫌悪の背後(というか前提)にはこういった肥大した理想の全知全能感があります。

(これは人間が赤ちゃんの時に植え付けられてしまうのですが...そういや赤ちゃんって泣いたら親が全ての面倒をみてくれますね。おっぱい、オシメの交換、抱擁、高い高い...etc)

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実際にはその対極にある無知無能という状態に苦しみ自分が許せないでいるわけですけどね。

 (分別ある大人になったら色んな壁にぶち当たって、赤ちゃん頃の「何でも叶うはずだ!」って気持ちが叫んでいるわけです。)

 

まぁ、ここでのポイントとしては単に(見通しなども含めて)甘ったれていると考えてよいでしょう。

(しかしながら認識こそ甘かったもの、理想希望を持つことこそ人間らしい生き方です。この資格もそうですが、学術、ビジネス、恋愛、スポーツ...など人の活動とはある意味全て赤ちゃんの頃の全知全能感を取り戻す為の企(くわだ)てと言えます。なかなか思い通りにはいきませんけどね~。)

 

なので、ここではヘタなプライドを引っ張り出さずに、単に「今の自分のレベルでは足りなかった(or 及ばなかった)だけなんだ...」素直に負けを認める気持ちが肝心です!

そういう意味では「敵ながらあっぱれ!」なんて素晴らしい日本語ですね。心の大きい人しか言えない清々(すがすが)しく潔(いさぎよ)い言葉かも。

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届きそうな幸せに手を伸ばし、はかなくも散ってしまった自分でも、それを素直に認め、チャレンジした事を褒めてあげるくらいの自愛の心を持って欲しいもの。

もちろん、反省しないとか次の対策を考えないって意味ではないですよー。

 

後出しジャンケンのような卑怯(ひきょう)な行為である

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さて、ここがクライマックスです(-ω-)/

 

まず①で、何らかの欲求があって、それにチャレンジする気持ちは正当なものだとお伝えしました。

 

そして②で、失敗など現実に追い詰められた時に、ありもしない理想の自分から、現状の自分を見下す事が起きるともご説明しました。

 

最後に、この↑の②のようなやっかいな思考は後出しジャンケン的にチャレンジに失敗した後になってから初めて姿を現すということです。

 

いくら、自分のプライドを守る為とはいえ卑怯(ひきょう)な手だと思いませんか?

 

ちょっと自分に分が悪くなったからといってこんな事を考え始めるなんて、これはれっきとした自分への裏切りであり...

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はっきりいって正直、当初に (ふりしぼって) 出した自分の勇気に対して失礼としか言いようがありません。

 

例えば、同じようなことを他人にされたら許せない...というかキレるはずです。

 

「後から言うなよ(; ・`д・´)!」

「お前〇〇したいって、前に言ってたじゃん!」

...って。

 

人は困ったことに、そんな心の情報の処理を自ら進んでやってしまっているわけです。

 

あー、おそろしや~。

...ってか人間のってバグってね( 一一;)? 

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まとめ

繰り返しになりますが、こういった自己嫌悪の処方箋としては、自愛の気持ち素直さが解決のカギになってくるはずです。

 

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筆者の愛する作家、オスカー・ワイルド曰く

「後悔なんて完全に時代遅れ」

野望とは、失敗した者の最後の逃げ場所であるだそうな。

 

"後悔(...しない人生)"とは、自然とわきおこる欲求に正直であること。

"野望"とは、行き場を無くした肥大した理想のことだったのかも。

 

こんな記事を書いていて、我ながら今更になってやっと彼の言葉の意味が腑に落ちた気がしました。

今回は最近お気に入りの岸田秀先生のアイデアをまとめたつもりが、まさかワイルドにつながるなんて自分でもビックリ。やっぱ人に対する洞察力が半端ねーわ。

 

この記事を読まれた方の気持ちが少しでも軽くなることを願ってやみません。

 

まだ物足りない方はこちらをどーぞ。

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以上