このブログでは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に挑戦しようと思われている方を対象に
「毎回、もう+(プラス)1点」とれるような勉強のヒントをお届けしております。
ワイン売り場を見ていて、こんな「トカゲ」のラベルのワインを見た事はありませんか?
この「トカゲ」、カッコいいから使っているわけではなくって、実はちゃんとした意味があるのです。
問題です!
◆Q1.オーストリア(バッハウ)にワインの格付けがありますが「トカゲ」と「タカ」はどっちが偉いでしょう?
◆Q2.「トカゲ」のいるブドウ畑は「良い畑」だと言われています。なぜでしょうか?
回答と解説
◆A1.正解は「トカゲ」
ちなみに「野草」なんてのもあって、上から順番に
1:「トカゲ」
2:「タカ」
3:「野草」
...となります。
正式には「エメラルド色のトカゲ」・「鷹狩り」・「きゃしゃな野草」です。
どうも隣国ドイツの格付けを真似したくないという発想から、オーストリア独自のこんな風変わりな格付けが生まれたようです。ヨーロッパらしいですね。
◆A2.「変温動物」であるトカゲは、あたたかい場所での日向ぼっこを好みます。
よってトカゲのいる畑は「日当たり」の良さを証明するからなんですね。
今回のまとめ
さて、いかがでしたでしょうか?
オーストリア発祥の「トカゲ」のマーク。今は「格付け」というよりも、良い畑の代名詞としてイタリア・アメリカ・オーストラリア等、世界各国で広く使われています。
実はこういった知識のある人にだけ分かる暗号のように「トカゲ」が使われていたんですね。
もし、今度、ワイン売り場にいった際には「トカゲ」を探してみるのも面白いかもしれませんよ。