このブログでは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に挑戦しようと思われている方を対象に
「毎回、もう+(プラス)1点」とれるような学習のヒントをお届けしております。
今日は日本人のワインの消費量がテーマです。
近年のソムリエ教本では、世界各国のワインを差し置いて「日本」が一番最初に載っており、試験では全体の「約1割」と配点が年々上がっています。
いつも通り3問ほどですが、さっと腕試ししてみて下さい。
問題です!
◆Q1.日本の1人あたりの年間ワイン消費量の平均はいくらか?
A.約1.5L
B.約3.5L
C.約5.5L
◆Q2.日本のワイナリー数は?
A.約120軒
B.約220軒
C.約320軒
◆Q3.果実酒精成量が1位の都道府県はどこか?
A.山梨県
B.山形県
C.北海道
D.神奈川県
回答とメモ
◆A1.正解はB、「約3.5L」
正式には、2014年が「3.62L」となり、1本720mlのボトルで換算すると日本人は1人あたり平均で年間5本程度飲んでいる事になります。イラストの通り、ワインの消費は今後も伸びそうですね~。
◆A2.正解はB、「220軒」
日本で自社でブドウを栽培しワインを生産しているワイナリー数は220軒です。
ちなみに、以下の順番となります。
1位 山梨県 78軒
2位 長野県 30軒
3位 北海道 27軒
並べて、
日本のワイン年間生産量は1880万本
と頭に入れておきましょう。
◆A3.正解はD、「神奈川県」
これはひっかけ問題でした。果実酒には海外の原料を使ったバルクワインが含まれます!なので、前述のワイナリー数とは一致しません。
イメージ的には「のどかな自然いっぱいの田舎で作られているのかな~」と思いがちですが...
ところがどっこい、写真のような工場で海外からの濃縮還元のブドウを大量に輸入してゴリゴリつくられているというのが現実です。
ちなみに、果実酒の生産量は
1位 神奈川県 33.6%
2位 栃木県 22.6%
3位 山梨県 19.9%
(覚えるのは1位だけでOK)
こう見てみると、純粋な国産ワインって全体の半分以下しか作られていないのですね日本ワインはまだまだこれからです!
おまけ
さて、いかがでしたでしょうか?
いつも海外の話で現実感が無いですが、こうした日本のデータだと身近に感じますね。ところで、日本人1人あたりでの年間のワイン消費量は平均5本との事でしたが、大きく平均を押し上げている方も多いのでは(^-^;)?