このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
今回のテーマは
ロゼ・白ワイン醸造の用語です。
各用語の意味・キーワードをおさえて下さい。
それでは、問題にチャレンジして現時点での理解度を確認しましょう!
問題です!
以下はロゼ・白ワイン醸造に関する用語です。それぞれ関連の深いものを選択肢より選びなさい。
(1)Skin Contact (2)Sur Lie (3)セニエ法
(4)Crio-extraction (5)直接圧搾法
(6)Micro-oxygenation
(選択肢)
(A)-7℃以下に冷凍した凍結果実を圧搾
(B)赤ワインと同じく、黒ブドウを原料とし、醸しの途中でほどよく色づいたところで果醪から液体部分を分離
(C)アルコール発酵後、滓引きを行わず、滓にワインを長期間接触
(D)発酵中や貯蔵中の赤ワインに酸素を吹き込み、強烈な渋みを和らげる
(E)白ワインのアルコール発酵に先立ち、果汁と果皮を一緒にしておく
(F)黒ブドウを原料とし、白ワインと同様の作り方でロゼワインを作る
回答とメモ
いかがですか? 赤ワインと同様に、ロゼ・白ワインでも様々な醸造法がありますねf^-^; 分からなかった方は、この機会にしっかり覚えましょう!
(1)-(E)
Skin Contact スキン・コンタクト
白ワインのアルコール発酵に先立ち、果汁と果皮を一緒にしておく
※赤ワインの醸しの応用
(2)-(C)
Sur Lie シュール・リー ※滓の上の意
アルコール発酵後、滓引きを行わず、滓にワインを長期間接触
ちなみに、Sur が「上」で Lieが「滓(おり)」
※代表的なものとして、フランスの「ロワール地方」のミュスカデに使われる
(3)-(B)
セニエ法
赤ワインと同じく、黒ブドウを原料とし、醸しの途中でほどよく色づいたところで果醪から液体部分を分離するロゼワインの作り方
※直接圧搾法(黒ブドウで白ワインの作り方)との違いを要チェック
(4)-(A)
Crio-extraction クリオ・エキストラクシオン
-7℃以下に冷凍した凍結果実を圧搾
(5)-(F)
直接圧搾法
黒ブドウを原料とし、白ワインと同様の作り方でロゼワインを作る
※セニエ法との違いをチェックしておきましょう!
(6)-(D)
Micro-oxygenation
マイクロ・オキシジェナシオン
発酵中や貯蔵中の赤ワインに酸素を吹き込み、強烈な渋みを和らげる
※渋みの強い赤ワインを作るフランス南西地方のピレネーで開発された。
今回のまとめ
ロゼワインを作る「セニエ法」と「直接圧搾法」の違いを理解しておこう!