このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております
今回のテーマは2次試験 テイスティング での 白ワイン 「その他※」の考え方です。
実際には「その他」という項目はありませんが、フレーヴァー・評価・グラスなど総合的な評価を行う項目をまとめたものです。
※前前前回に引き続きテイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。
白ワインは今回で最後です。それでは同じく1つ1つ解説していきますね~( `ー´)ノ
・評価
(選択肢)
□シンプル、フレッシュ感を楽しむ □エレガントでミネラリー □成熟度が高く豊か □濃縮し力強い
基本的に、あっさりしたドライなタイプ (リースリング・ソービニョンブラン・寒冷地のシャルドネなど) なら「シンプル、フレッシュ感を楽しむ」、少し重め (樽の効いたシャルドネなど) かなと思ったら「エレガントでミネラリー」で良いと思います。
筆者個人的な考えですが...
「シンプル、フレッシュ...」→ 果実味などの第一アロマ
「エレガント...」→ 樽のニュアンス...
という勝手なイメージで捉えています。
もし "2つ選べ!"となった場合、この前述の2つのどちらかに加えて、色が濃い場合などは度合に応じて「成熟度が...」→「濃縮し...」を選べば良いと思います。
・適正温度
(選択肢)
□8度未満 □8~10度 □11~14度 □15~18度
基本的には「8~10度」ですが、重めのもの(樽の効いたシャルドネなど)に関しては「11~14度」を選びましょう!白ワインでも赤ワインでも同じですが、お茶と同じで冷やせば冷やすほど苦く感じます。そもそも苦かったり濃いものを冷やすとエグさが増すからなんですね(´_ゝ`)
・グラス
(選択肢)
□小ぶり □中庸 □大ぶり
基本的には「中庸」を選びます。実際、あっさりした白なら小ぶり~普通のタイプ、樽の効いたシャルドネならモンラッシェタイプと言われる大きなタイプが良いと思いますが試験では忘れましょう!
・収穫年
(選択肢)
□1年前 □2年前 □3年前 □4年前
「2年前」か「3年前」の確率が高いです。 もちろん絶対ではないですが、そこまで古いワインは出ないと思います。もし若いワインだと判断したらどちらかでいくと良いでしょう。
・主な品種
(選択肢)
※6つ ~ 8つ 書かれています。
これに関しては、第一印象を信じましょう!もし自分が思った品種がなくても、焦らずそれに近いものを選ぶように。筆者の周りだけかもしれませんが「迷ったらシャルドネ」という言葉をよく聞きます(笑) それはさておき、考え過ぎて後から品種とのツジツマを合わせる為に回答を手直しし過ぎると自爆するので注意です(-ω-)/
・生産国
(選択肢)
※6つ ~ 8つ 書かれています。
これに関しても自分の直観を信じましょう!ワインの濃厚さによって温暖地か寒冷地かある程度は判断が付くはずです。正確にはもう国による味の差なんてほとんどないと思います。例えば濃厚な樽の効いたシャルドネを1つとってもブルゴーニュ地方に匹敵するものがオーストラリア・チリ・南アフリカなどでもいくらでもあるでしょう。こうなってくると、もうステレオタイプ的(=典型的)なところでしか判断は不可能です。
(ステレオタイプ的な白ワインの例)
・シャルドネ
あっさりした → フランス シャブリ
こってり → オーストラリア、アメリカ(カリフォルニア)
・リースリング
あっさりした → フランス
ちょっと華やかな → オーストラリア
・ソービニョンブラン
あっさりした → フランス
濃いめ → ニュージーランド
これに関してはかなり雑な考え方なので、プロの方からの批判は多いに受け付けます(笑) ですが、もうこれ以上の事は言えないのではないかと(-_-)
それでは今回のまとめです。
オマケ動画
長くなりましたが、白ワインは以上です。
かなり筆者の主観ゴリゴリで書いているので「自己責任」でご参考にしていただけると幸いですm(_ _)m