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2次試験テイスティング - 赤ワイン 「外観」 の考え方・注意点など


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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 赤ワイン 「外観」の考え方・注意点などです。

 

以前の白ワインと同じ構成です。必要な箇所以外は読み飛ばして下さい(-ω-)/

 

◆注意

まず最初にお断りしておきますが、この記事はあくまでご参考です。テイスティングに絶対はありません!出題されたワインに対して素直に感じ取れる特徴を選ぶ事が大切です。ですが、あまりに主観的な回答になってしまわないよう可能な範囲で2次試験対策のセミナーに参加したり、色んな教材を買ったり、詳しい友人や知人に教えてもらったり、とにかく得た知識を比較して回答のバランスを調整する事が非常に大事です。これから記載する内容の通り回答して「落ちた!」となっても一切責任は取れませんのでご注意を (-_-メ)

 

◆赤ワイン 問題用紙の全体像

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まず赤ワインの問題用紙の全体像からです! (写真は少し古いもの。)

「外観」

「香り」

「味わい」

「その他」 の4つからなります。

だいたい大枠としては白ワインと同じですが、赤ワイン独特の表現が出てきます。

今回から全4回に分けてご紹介していきますが、初回である今回は「外観」についてです。細かい項目や選択肢に関しては毎年変化しているので、あくまで参考程度に(◎_◎;)

以下の文中の選択肢に関しては有名某サイトの選択肢を参考にさせていただきました。というのは試験でも出そうにない無駄な選択肢が省かれていていて良いなと思ったからです。

 

◆それでは今回の本題「外観」です!

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・清澄度

(選択肢)

□澄んだ □深みのある □やや濁った

色が淡いものは「澄んだ」を、やや濃いと思ったら「深みのある」を選びましょう! 「やや濁った」ってのはほぼ出ないと思います(´_ゝ`)

 

輝き

(選択肢)

□輝きのある □落ち着いた □モヤがかかった

これも、色が淡いものは「輝きのある」を、やや濃いと思ったら「落ち着いた」を選びましょう! どちらか迷ったら「落ち着いた」がベターです!同じく「モヤがかかった」は無いかと...。濁るようなワインは瓶差が出て試験用としてはふさわしくないのかも。

 

・色調

(選択肢)

□紫がかった □黒みを帯びた □ガーネット □ルビー □レンガ □オレンジがかった

試験に出るのは、ほぼ若い赤ワインだとして、基本的には「ガーネット」「ルビー」かの2択になると思います。やや濃いと感じたら「ガーネット」を、薄いと思ったら「ルビー」を選びましょう。迷ったら濃いめの「ガーネット」にしておくのがベターです。ガーネットって色はあまり馴染みがありませんが日本語では「暗紅色」、いっぽうルビーは「紫がかった赤」というニュアンスです。順番として濃い方から ガーネット→ルビー と覚えておきましょう。

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・濃淡

(選択肢)

□明るい □やや明るい □やや濃い □濃い □非常に濃い

これは先ほどの色調と合わせて考えましょう! 少し濃いめのガーネットを選んでいたら「やや濃い」、薄めのルビーを選んでいたら「やや明るい」が無難です。もしホントにかなり明るかったり非常に濃いものが出てきたら別ですよ...(@_@

 

・粘性

(選択肢)

□さらっとした □やや軽い □やや強い □強い

これに関してはも1つ前の濃淡と合わせて考えるのが無難です。 やや濃いなら「やや強い」を、やや明るいなら「やや軽い」を選びましょう!ワインによっては「さらっとした」や「強い」を選んでもさほど問題はないと思います。

 

・外観の印象

(選択肢) 2つ選ぶ場合あり!

□若い □若い状態を抜けた □やや熟成した □熟成した □酸化熟成のニュアンス □軽い □熟した □成熟度が高い □濃縮感が強い

基本的には2つ選ぶ事になるでしょう。手堅い選び方として1つ目はまず時間軸で考えます。色が紫がかっていたら「若い」を、紫のニュアンスが抜けていたら「若い状態を抜けた」を。2つ目は色の濃淡によって考えます。やや薄めなら「成熟度が高いを、やや濃いめなら「濃縮感がある」を。「酸化熟成のニュアンス」って変なものは出ないと思いますよ(´Д`)

 

補足しておきます。薄いのに「成熟度が高い」ってどういう事なの?と思いますが、例えばピノノワールで考えましょう!「カベルネソーヴィニヨンやシラーほど色は濃くはないけど、ブドウとしては成熟しているかもな~。」といった具合です。「濃縮感がある」とは表現しずらい場合の対比みたいなもんです。

 

今回のまとめです。

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◆解説動画

youtu.be

 

外観に関しては以上でした~( `ー´)ノ

次回は赤ワインの「香り」をご紹介する予定でっす!