このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 ○○~○○」と題して、
1回5問のペースで2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の問題から覚えるべきポイントを探っていきたいと思います。
ちなみに下のリンクはご参考まで。
【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
それでは問題です!
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問題6 [酒類概論]
防除のためにボルドー液が有効とされる害虫病は?
1. ベト病
2. 灰色カビ病
3. ウドンコ病
4. 晩腐病
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正解は... 1. ベト病
初歩的な問題です。
ブドウの病害の対策に関してはこのように覚えましょう!
・「ベト(病)っとしたボルドー液」
この他にも...
・晩腐病
「晩(ばん) ときたら ベン(トレート)」
・灰色カビ病
=Pourriture grise プリチュール・グリース
イプロジオン水和液
カタカナ名も対策名も選択肢で一番長い
・ウドンコ病
「黄(硫黄)色い=ウドン」
「黄色いウドン」
・フィロキセラ=台木(だいき)
できれば、これに合わせて発生した順番や年号も覚えておくとバッチリです。
病名ー対策ー順番(年号)の3つを頭の中で関連付けしておこう( `ー´)ノ
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問題7 [酒類概論]
ブドウ病害被害が日本で最大のものはどれか?
1. ベト病
2. 灰色カビ病
3. ウドンコ病
4. 晩腐病
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正解は... 4. 晩腐病
これも初歩的な問題。
日本というキーワードが出てくる病名はこれだけです。
晩腐病=Ripe rot ライプ・ロットという英名も覚えておきましょう。
ソムリエ協会は日本推しだからね~(´_ゝ`)
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問題8 [酒類概論]
通常1kgのブドウから搾汁される果汁またはワイン(赤ワイン)の量として適切なものは?
1. 400ml
2. 700ml
3. 1,000ml
4. 1,300ml
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正解は... 2. 700ml
これは意外な問題でした(汗)
実際に1kgから搾(しぼ)られるのは600~800mlです。
まあ、絞るにも関わらず同じ 1000ml や 増えて1300mlとかは無いですね。400mlってのもさすがに少な過ぎるし...('_')
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問題9 [酒類概論]
発酵によって生成される酸はどれか?
1. コハク酸
2. リンゴ酸
3. クエン酸
4. 酒石酸
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正解は... 1. コハク酸
こちらも初歩的な問題でした。
これに関しては ブドウ由来の酸 3種類 と 発酵によって生成した酸 3種類 貴腐ワインに含まれる酸 1種類 の 合計7つを覚えましょう!
【ブドウ由来の酸 の覚え方】
「酒石(しゅせき)でリンゴは喰(く)えん!」
→酒石+リンゴ酸+クエン酸
【発酵によって生成した酸 の覚え方】
「コハクなニュース」
→「コハク酸+乳酸+酢酸」
【貴腐ワインに含まれる酸】
→ガラクチュロン酸
こんな問題が出たら、まず上2つの覚え方を唱(とな)えてみて仲間ハズレを探すと便利ですよ~(=゚ω゚)ノ
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問題10 [酒類概論]
次の発酵・貯蔵容器のうち最も酸素透過率が高いのは?
1. ステンレスタンク
2. コンクリートタンク
3. 新樽
4. 古樽
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正解は... 3. 新樽
2017年からの新しいタイプの問題でした。
酸素透過率なんて耳慣れない言葉ですが簡単に言うと通気性ですね。
ステンレスタンクとコンクリートタンクは考えづらいので「木の新樽か旧樽か?」という事になるのですが、樽は使えば使うほど木目が詰まっていくそうです。ってな訳で「新樽」が正解となります。
ついでに特徴をおさえましょう!
【ステンレスタンク】
熱伝導性が高いので温度管理が容易
殺菌が容易
【コンクリートタンク】
仏名 Cuves à vin en bèton キューブ・ア・ヴァン・アン・ベトン
保温性が高い
殺菌・清掃が容易
【木樽(オーク樽)】
木目を通して穏やかに酸素と接触
樽からの成分を抽出(ヴァニラ・ナッツ香など)
※他にもありますが割愛します!
筆者はコンクリートタンクなんて知りませんでした(笑)
今回はここまで~。
次回は11~15問目でッス(; ・`д・´)!