このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。
ちなみに下のリンクはご参考まで。
【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
問題76 [ギリシア]
ギリシャで最も大きな島は?
1. ロードス島
2. クレタ島
3. サントリーニ島
4. ケファロニア島
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正解は... 2. クレタ島
ただの地理問題でした(笑)
古代ギリシアでは シンポジア symposia と呼ばれる、ワインを飲みながら哲学的なテーマを話し合うシンポジウムみたいな事が行われていたのですが、そこでワインをサービスする人を エノホイ oenochooi と呼んでいたそうです。
このエノホイこそこ現代のソムリエの原型と言われています!
この点は先日のソムリエ協会の例会セミナーで強調されていたので、もしかしらた2018年に出題されるかもしれませんよ(´_ゝ`)!
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問題77 [ハンガリー]
トカイの貴腐ワインを「王のワインであり、ワインの王である」と称賛した人物は?
1. ルイ14世
2. コジモ3世
3. ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
4. リチャード3世
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正解は... 1. ルイ14世
これは難しい問題だったかもしれません。
美食の国フランスっぽい名前を選べばよかったわけです(笑)
ちなみに、コジモ3世はイタリアのキアンティの線引き(1716年)でした。
イタリアワインの歴史に関してはこちらにまとめています。
イタリアワインの歴史 ★ 試験に出る人物はこんな顏だった! - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
たぶん、ハンガリーがイマイチどこにあるか分かってない方っていますよね~。
もちろん筆者もうる覚え!
そして トカイ Tokaji はここだ!
とりあえず、ハンガリーとトカイの位置くらいは覚えておこうね。どの国と接するとかも大切(´_ゝ`)!
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問題78 [ハンガリー]
トカイ・アスー・エッセンシアの残糖分として正しいものは?
1. 9g/リットル以下
2. 45g/リットル以上
3. 120g/リットル以上
4. 450g/リットル以上
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正解は... 4. 450g/リットル以上
トカイワインの残糖分についてでした。
まず、トカイワインの品質区分を理解するために4つの言葉を覚えましょう( `ー´)ノ
サモロドニ szamorodni
→「自然のままに...」
貴腐菌がついていないブドウで造るワイン!
アスー Aszú
→「糖蜜のような...」
貴腐菌が付着したブドウで造るワイン!
サーラズ Száraz
→辛口
エーデシュ Édes
→甘口
この4つから以下のように残糖分が決められています!
サモロドニ (タイプ)=貴腐でない
・サーラズ(辛口タイプ) 9g/リットル以下
・エーデシュ(甘口タイプ) 45g/リットル
アスー(タイプ)=貴腐
・アスー(タイプ) 120g/リットル以上
・エッセンシア(タイプ) 450g/リットル以上
ハンガリーについて、もう少し丁寧に知りたい方は...
トカイワインの品質区分、タイプ、背負い桶・発酵樽、残糖分 など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
こんな背負い桶も出てくるよ~(´_ゝ`)
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問題79 [イタリア]
Piemonte州に接している州は?
1. リグーリア州
2. トスカーナ州
3. ヴェネト州
4. トレンティーノ・アルト・アディジェ州
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正解は... 1. リグーリア州
イタリアは20州の名前と位置は完璧に覚えましょうね~(´_ゝ`)!
とかいって、筆者はトレンティーノ・アルオ・アディジェと間違えてましたが(+_+)
ご参考!
イタリア20州を覚えよう ★ 州名はマスト-できたら州都も - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
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問題80 [イタリア]
Franciacortaに関する記述として正しいものは?
1. タイプは白・ロゼ・赤
2. 発泡とスティルの両方のタイプがある
3. Veneto州産
4. Chardonnay、Pinot Nero、Pinot Biancoが品種として認められている
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正解は... 4. Chardonnay、Pinot Nero、Pinot Biancoが品種として認められている
イタリアの発泡ワイン、フランチャコルタについては...
・ロンバルディア州
・生産色は ロゼ・白
ランブルスコは赤もあるけどね~。
・主要ブドウ品種は
シャルドネ
ピノ・ネロ(=ピノ・ノワール)
ピノ・ビアンコ
シャンパーニュとの違いはピノ・ビアンコ⇔ピノ・ムニエ
・瓶内二次発酵
仏のシャンパーニュ・スペインのカバ と同じ!
フランチャコルタに関しては、せめてこれくらいの特徴は言えるように(´_ゝ`)!
今回はここまで~!
次回もイタリアが続きます( `ー´)ノ