このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。
ちなみに下のリンクはご参考まで。
【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
問題95 [ルーマニア]
ルーマニアの土着品種の中で、最も評価されている黒ブドウ品種は?
1. Feteasca Neagra
2. Babeasca Neagra
3. Cadarca
4. Feteasca Regala
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正解は... 1. Feteasca Neagra フェテアスカ・ネアグラ
ルーマニアなど最近では東欧諸国の出題も多いですね( ゚Д゚)!
まずルーマニアの場所からいきましょう!
黒海沿岸で。ハンガリー・ブルガリアなどと国境を接しています。
バッカスなんてお酒の神様の名前をよく聞きますが、このルーマニア南部で生まれだそうな!
で、ここからが本題ですが...
ルーマニアの黒ブドウ品種を3つだけ覚えておきましょう( `ー´)ノ
フェテアスカ・ネアグラ
Feteasca Neagra
黒い乙女 の意味、一番評価が高い!
バベアスカ・ネアグラ
Babeasca Neagra
黒い貴婦人の意味、モルドヴァ地方 Moldova で発見された。
カダルカ
Cadarca
トランシルヴァニア地方 Transilvania で発見された。
乙女とか貴婦人とかセクシーな感じですね~。その他、白ブドウは「グレーの熟女」「白い乙女」「王家の乙女」なんてものあるので調べてみて下さい(´_ゝ`)!
日本でも「とちおとめ」とかセンスは世界共通かも(笑)
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問題96 [イギリス]
イギリスで生産されるワインのうち、スパークリングワインが占める割合として 適当なものは?
1. 22%
2. 44%
3. 66%
4. 88%
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正解は... 3. 66%
イギリスの問題は初めてみましたが良い問題ですね!
イギリスといえば圧倒的に泡という事になります。
イギリスの北緯は50度~60度。
「あれっ?ワイン用のブドウ栽培に適した地域ってワインベルトと呼ばれる北緯・南緯30~50度の間じゃなかったっけ(+_+)?」と思いますが、
これが地球温暖化の影響で北半球は少しずつ北上していて、ついにイギリスまでやってきたわけです( `ー´)ノ
とはいえ、やはり寒い地域なので品種も冷涼な地域に適したものが中心です。
1位 シャルドネ
2位 ピノ・ノワール
3位 バッカス(白)
※ブドウ品種別 栽培面積順位
ソムリエ協会のセミナーなんかではカッコをつけて「クール・クライメイト cool climate(冷涼な気候の意) な品種が...」なんて言い方をします"(-""-)"
あと、イギリスの南東部ではフランスのシャンパーニュ地方と同じ白亜土壌の地層があるのもポイント。
これを活かしてシャンパーニュと同じシャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエの3種を使ったスパークリングワインを生産しています。
まとめると、イギリスは持ち前の寒さと白亜質の地層を活かしてシャンパーニュ地方のワインビジネスをパクっているという事です(´_ゝ`)!
最近、試飲会でもイギリスのスパークリングワインを見るようになりましたが、やはり先進国なので高い...orz
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問題97 [スロヴェニア]
スロヴェニアで栽培面積が最も広いブドウ品種は?
1. Refosku
2. Laski rizling
3. Chardonnay
4. Malvazija
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正解は... 2. Laski rizling ラシュキ・リーズリング
またまた東欧の問題でした(-_-メ)
これも、まず位置から( `ー´)ノ
スロヴェニアはこちら!
それでは、スロヴェニアの主要品種の栽培面積の順位を3位まで見てみましょう( `ー´)ノ
1位
(白) ラシュキ・リーズリング
Laski Rezling
国内最大の産地ポドラウイエと
南東部のポサウイエで栽培される
2位
(黒) レフォシュク
Refosk
主にプリモルスカという赤ワインの生産が国内最大(※)の地域で栽培!
※スロヴェニアは白ワインの生産の方が多い!
3位
シャルドネ
シャルドネみたいにどの国でも生産されているものは覚える必要は無いかと(+_+)
まとめるとこんな感じ!
まだスロヴェニアのワインってあんま見ないんだよね~。ジョージアなんかは最近よくみるんだけれど(´_ゝ`)!
今回はここまで!
次回はスイスからです。