そろそろ具体的な産地にいきます。
今回から内容はやや本気め。「腕試し」から大陸東部へ。
◆【腕試し】- デカンターワインアワードより
で、普通にご紹介しても面白くないので、まず2018年イギリスのデカンター誌主催デカンターワインアワードの金賞を受賞したクロアチアワインを見てみて(-ω-)/
元ネタ
Croatia Wins 10 Gold Medals at 2018 Decanter World Wine Awards | Croatia Week
↑強調したとこの産地の場所や、どんなブドウ品種か?って想像できる( 一一;)?
この表がノーヒントでサラッと説明できれば上級者!
コンテストとか出れるかもね~。
ですが、そもそもフリガナがないとクロアチア語のアルファベットさえ読めないぜ!って方も多いのでは( 一一;)?あ、無論筆者もです。スラヴ語系はムズい。
Izgovori za [クロアチア語 - 辞書 - 音声検索]
では、気を取り直していってみましょう!
◆クロアチアは まず 大陸部 or 沿岸部
とりあえずクロアチアはこれがキホン!
プリモルスカって沿岸部って意味ね。以前に試験に出てた気がするので要チェック。↑表のコンチネンタルはあちらの言葉だと C が Kになる。スラヴ語=ロシアっぽいなぁ。
◆産地数
近年認定されている産地は300ほど。(wiki)
2018年の教本には12の地域(リージョン) と66のサブリージョンがあるとされる。
で、生産の大半は Istria イストラ、Osijek-Baranja オスィエック・バラニャ、Vukovar-Srijem ヴコヴァル=スリイェム に集中しているそう。
簡単に言えば、クロアチアは東西両サイドがアツいエリアだって事ね( `ー´)ノ
ここからは教本をなめるように解説しまっす!
各産地
大陸東部
◆hrvatsko podunavlje フルヴァツコ・ポドゥナウリェ
ココはさっきの表にも出てましたね! ちなみに名前のフルヴァツコは「クロアチアの...」って意味で、ポドゥナウリェは「ドナウ川の流れ」って意味。そういや部分的に「...ドゥナウ(≒ドナウ)...」って音入ってるな(´_ゝ`)
で、実は川を挟んだ対岸のセルビア側のエリアを含めてポドゥナウリェって呼んでるんだけれど、フルヴァツコって名前に付けてるから「クロアチア側のポドゥナウリェ」って事ね。
ついでにドナウ川の流れも見ておこう!ドイツから黒海に注ぎ込むヨーロッパで2番目に長い川だ(; ・`д・´)!
ここでのキーワードは白ブドウ品種の グラシェヴィナ(=オーストリアのヴェルシュリースリング)。クロアチア最東部の国境付近で国際河川のドナウ川の沿いに広がる産地と覚えておこう!
さっきの国内生産の大半を占める3つの拠点のうち、オスィエック・バラニャ、ヴコヴァル=スリイェムの2点もここに含まれています。
そういや↓のクラシック曲なんてよく聴きますね。ドナウ川だったのか...。モルダウと勘違い( 一一;)
◆slavonia スラヴォニア (広域)
この名前も表にのってましたね。大陸部の中央から少し東に広がるエリアをスラヴォニアといいます。
教本には最大規模の生産地と書いてあるけど「規模」ってボカしてあるのがミソ。
ここでもメインは白のグラシェヴィナになるんだけど、特に覚えるキーワードはアイスワイン。
クロアチアではアイスワインを Ledeno Vino レデノ・ヴィノ なんて呼び方したの覚えてるかな~? Kutjevo クティエヴォのやつなんて2014年のデカンターワインアワードをとってます。
DWWA 2014 Regional Trophy: Croatian Sweet over £15 - Decanter
↓がクティエヴォの現地の動画。やっぱアイスワイン造れるくらい寒そうだ...(´_ゝ`)
長くなり過ぎてもダメなので、今回はここまで!
次回はクロアチアの大陸西部からでーす。
以上