今回はフランス ボルドー地方のサン・テミリオン地区です。
このワイン・サーチャーのニュース記事↑ にカラめてソムリエ教本の内容を学んでいきましょう!
【問題】
1:サンテミリオンは
(1.ガロンヌ川 or 2.ドルドーニュ川) の (1.左岸 or 2.右岸) にあり
2:黒ブドウの主要品種は
(1.カベルネ・ソーヴィニョン or 2.メルロ) である。
3:同じく ↑●●川 ●岸には
(1.グラーヴ or 2.ポムロール) 地区があり、2大高級ワイン「ル・パン」や「ペトリュス」を産出している。
(以下'12ヴィンテージから...)
4:シャトー・フィジャック は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
5:シャトー・オーゾンヌ は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
6:シャトー・パヴィ は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
7:シャトー・ヴァランドロー は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
8:シャトー・シュヴァル・ブラン は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
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【解答】
1:サン・テミリオンは
(1.ガロンヌ川 or 2.ドルドーニュ川) の (1.左岸 or 2.右岸) にあり
・3つの川の名称は暗記必須です。
・「右岸 or 左岸」は川の上流からみての左右でしたね。
2:黒ブドウの主要品種は
(1.カベルネ・ソーヴィニョン or 2.メルロ) である。
ちなみにメルロは早熟。
乾燥に弱く、温度も上がり過ぎない (ドルドーニュ川 右岸の) 粘土質での育成が最適。
対象的にメドックなどの ジロンド川 左岸 は 砂質 で カベルネ・ソーヴィニョン が中心。乾燥&高温 に強い。
早熟・遅熟を組み合わせるようになった理由は...
ある品種の収穫がコケた場合、他の品種を増やして量を調整する為のリスクヘッジとの説があります。シャンパーニュが色んな年のワインをブレンドするのも元々寒い地域で収穫が安定しなかったから~。まさに必要は発明の母。今でこそブレンド比率は味わいの為みたくなってますが、昔に比べたら贅沢な話です。
そういや、この前のソムリエ協会の冊子のビオディナミ特集の記事に載ってたんだけど、1912年以降になってやっと↑ドイツのユダヤ人 オジサン の「土に養分を与える発明」のおかげで農業の効率が以前の25倍(←小麦の話だったような...) になったんだとか。ワイン用ブドウがどこまでの伸びを示したかは調査不足ですが、そりゃ昔はリスクヘッジしたってのも無理はありません。ちなみに↑の御人はナチスの毒ガス開発にも関与。↓アインシュタインも糾弾してますが同じ穴の狢(むじな)か。。。そんな時代だよね~。
すんません。脱線し過ぎました( 一一;)
3:同じく ↑●●川 ●岸には
(1.グラーヴ or 2.ポムロール) 地区があり、2大高級ワイン「ル・パン」や「ペトリュス」を産出している。
・地図は↑を参照
『神の雫』 にも登場!
続いて...
4:シャトー・フィジャック は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
5:シャトー・オーゾンヌ は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
6:シャトー・パヴィ は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
7:シャトー・ヴァランドロー は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
8:シャトー・シュヴァル・ブラン は
1. プルミエ・グランクリュ・クラッセ A
2. プルミエ・グランクリュ・クラッセ B
3.グランクリュ・クラッセ
・2019教本 419ページ を参照
・サンテミリオンのAは「パアオシ」、Bは「ボボララトラク...」とでも覚えましょう(-ω-)/
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【編集後記】
で、勉強が終わったらトップページの記事を読んでみて! ↓同じです。
Saint-Émilion's Most Expensive Wines | Wine-Searcher News & Features
値段見てたらテンションあがりますね~。
サン・テミリオン地区だと...
・オーゾンヌ、743ドル=約8万円 / 96点
・シュヴァル・ブラン、US687ドル=約7万4千円 / 96点
・フィジャック、203ドル=約2万2千円 / 94点
フィジャックのコスパすげぇ(; ・`д・´)!
次はボルドー全体でこちらを!
「ボルドー 平均価格高い順 ベスト10発表」wineliveblog.wordpress.com
意外に値段が高いのは右岸という事実ww
1位~3位 全部ポムロール ね~ (´_ゝ`)
1. リベル パテルLiber Pater $4742=51万円
2. ペトリュスPetrus $2788=30万円
3. ル パンLe Pin $2682=29万円
4.ラフィット $933、5.オーブリオン $863、10.マルゴー $646 と続く。
あと、ル・パン Le Pin って、
名前の由来が pine tree パインツリー (松の木) だったのか~。
で、ル・パンのセカンドの L'If リフ って安いし評価も高い。
オーゾンヌの セカンド La Chapelle d'Ausone ラ・シャペル・オーゾンヌも優秀。
最近何を書いていいのか分からなかったのですが、今後はこんな感じで教本と実学が混ざるところを模索していきたいッス。
先日の試飲会は生ハムがおいし過ぎてワインに集中できませんでした( 一一;)
以上