久々になってしまいました。
今回はフランスのジュラ地方です。
1次は通られたというか、基礎的な知識はあるという前提で
いきなりですが問題 (論述) (; ・`д・´)!
Q「産膜酵母をキーワードにヴァン・ジョーヌとシェリー(フィノ&マンサニージャ)の違いを簡潔に述べよ!」
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答え
同じく産膜酵母を利用するが、シェリー(フィノ、マンサニージャ)はグレープ・スピリッツを加え酒精強化を行う。
細かくは↓を参照。
それぞれの詳細についてはこちら。
余談ですが、ヴァン・ジョーヌの芳香成分ソトロンは近年加えられた内容なので要チェック!
ここまでの回答なら誰でも調べれば答えられます。
で、ここからが一歩先の勉強!
2019年 ソムリエ教本 351ページ に「ハプスブルグ家の手に渡った」とありますが、この一行がスーパー重要 (´_ゝ`)!
実はこの2つの似たワインの背景に、ジュラ地方は16~17世紀にスペイン ハプスブルグ家の統治にあった影響が考えられます。
ja.wikipedia.org
ちなみに、これが当時のハプスブルグ家の領土でっす。
ちゃんとジュラ地方のとこも色が付いてますね 笑
http://livedoor.blogimg.jp/lingvistika/imgs/6/1/61e673a4.jpg
あくまで私的な見解ですが、こちらを読むとスペインのシェリー酒がジュラ地方用にヴァン・ジョーヌとしてローカライズされたというニュアンス。
とまぁ、今回は歴史からシェリーとヴァン・ジョーヌの類似性を紐解いてみるという話でした~。
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【編集後記】
こういう事を学ぶと店でヴァン・ジョーヌを出す時があったらマンサニージャをサービスでちょこっと出して比べてもらうなんてものオシャレな演出かも。もちろん製法や歴史のウンチクを添えて。
以上