引き続き中国です。
今回は西の端にある2つの産地、新疆(しんきょう)ウイグル自治区と雲南省(うんなん - しょう)について。
まず、2つの位置を確認しましょう!
どちらも、端っこにありますが、それぞれ天山(てんざん)山脈とヒマラヤ山脈があるという認識が大切です(-ω-)/
中央アジア~中国西部の地理を俯瞰するのに便利な地図がこちら↓
http://www.rando.sakura.ne.jp/unnang6/Epson9461.jpg
それでは、1つ1つみていきます。
新疆(しんきょう)ウイグル自治区 - Xinjiang
・国境近くの遠隔地
→州内外への輸送が非常にコスト高 - 山岳地帯や起伏の多い地形
→原料を他の地域へ送って瓶詰めする方が安上がり!
・量的(おそらくワイン以外の食用ブドウなどを含めると)には国内最大級の産地の1つ
レーズン生産で有名!
・主な生産地↑
・天山山脈の北斜面
マナス(玛纳斯)盆地
・天山山脈の南斜面
ヤンキ(焉耆镇)盆地
・トルファン盆地 (東部)
・イリ(伊寧) - 西部国境に沿い
・気候
・降雨少ない - 干ばつ対策が必要
・昼と夜の寒暖差が大きい
→糖分が多く、酸性度が低いブドウ (↑が原因だと理由付けしずらいが...)
→ワイン生産は甘口がベースに
↓サイコー。ブランデーの国内市場も狙ってるみたい。
神の雫読んだ人なら、この辺りが新疆のイメージでOK。
(だいたい世界のどこにいっても彼女ができる男↓)
・・・
雲南省 (うんなん - しょう) - Yunnan
・中国南西部
・畑は地域全体に分散 (耕作が困難な山岳地帯と丘陵地帯にある為↑)
・中国独自の"不思議な"ハイブリッド品種を使用
(ロゼ・ハニー、フレンチ・ワイルド、クリスタルなど...)
※最近はカベルネ・ソーヴィニョンやシャルドネなども増える
・少数の(有名)ワイナリーの本拠地 (外国人投資家も注目)
・シャングリ・ラワイナリー
・仏 モエヘネシーが出資
・北西部 - シャングリラ地域↑
・特に赤 - オーガニック栽培
→カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フランを植える
→有名ワイン「アオ・ユン」(↑の2品種のブレンド)
・スピリット・オブ・ハイランド・ワイナリー
・バイマ・ワイナリー
・カンディン・ホン・ワイナリー
・パスン1982
・ホンシン・リーダー・ワイナリー
(↑まだ、そこまで勉強に需要がなさそうだから調べない...)
・気候
・湿度が高い
・緯度が低い(本来なら南アフリカのサハラ砂漠と同じ↑) だが...
→標高が高い(1800m~2500m)=冷涼 & 山脈の南側の斜面
→日照時間が長い ≒ 成長期が長い
→直射日光が多い → 高品質のワインができやすい
[追加の参考資料]
https://www.wine-searcher.com/regions-yunnan
↓に全てまとまってます!凄いところで造ってるね~♪
...次回も引き続き、他の生産地をご紹介する予定です。
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【編集後記】
今回は飲食ネタ2つ↓
やや古いですが、令和版「一杯のかけそば」事件ことパス太郎さん炎上してますね~。
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飲食でも業種によるんだから「ワインの原価率50%」とか言わないで~ (切実)
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昨日、久しぶりに自分の3次試験の記事を見たけど全く自分で何を書いたのか覚えていなかった( 一一;) 「あ、こんな記事書いてたのか~。」みたいな。。。
皆さん、頑張って!
以上