さてさて、ドイツはモーゼル地方の歴史の続きでフランク王国編↓です。
前回ご紹介しましたが↓を見れば今回のフランク王国の時代が一撃で分かります!
【Youtube】小学生でもわかるローマ帝国崩壊後の時代の歴史
...ってことで、今回はドイツのモーゼル地方がフランク王国時代↑だった頃のポイントを3つだけを覚えましょう。
ポイント1
王族や教会に媚(こ)びを売りながら上手く立ち回ったヴェニス出身の詩人ヴェナンティウス・フォルトゥナートゥス
→558年 - モーゼルの急斜面で赤ワインのブドウ栽培の記述
https://en.wikipedia.org/wiki/German_wine#Early_history(←は 570年前後 - 赤の記載)
残念ながら相当マニアックな人物の為、日本語の気の利いた資料はありませんでしたm(_ _)m ご興味のある方は↓ 雑にまとめると↑イラストみたいな感じッス。
Venantius Fortunatus↑ | French poet and bishop | Britannica(概要)
Venantius Fortunatus↑ | wiki(詳細)
クロタール1世↑ - Wikipedia(フランク王国創始者の息子)
せっかくなので、彼の詩が使われている讃美歌↓を聴いてみましょう!
なんか無印良品でかかってそう。わりと好きかも♡
24 - Pange lingua - Crux fidelis (Venantius Fortunatus)
ポイント2
これはモーゼル地方だけの話ではありませんが ヨーロッパ全土に影響を与えた カール大帝(=シャルルマーニュ) を覚えておきましょー。
まず、カール大帝 って名前が シャルルマーニュと同じってのに違和感があるけど
シャルル Charle (英 : チャールズ) + マーニュ magne (英 ≒ マグナス=「偉大」って意) → 大帝 ね。
ドイツ語ではカール・デア・グローセ (Karl der Große) なので、こっちで日本語訳にしたっぽい。
で、やたら斜面の雪解けを見つけてはワイン畑をつくらせたという伝説を持っているんだけど...
・ドイツ → ラインガウ地方 - ヨハニスベルグ↓
(ライン川対岸[南側] - 現ラインヘッセン地方 の インゲルハイム↓から発見!)
Schloss Johannisberg - Wikipedia
・フランス → ブルゴーニュ地方 - コート・ド・ボーヌ地区 - コルトンの丘(あたり)↓
https://en.wikipedia.org/wiki/Corton-Charlemagne#History_and_name
そうそう、彼はチーズでも有名 (↓はどちらも気に入ったもの)
・フランス → パリ近郊の ブリー(白カビ タイプ)
・スペイン → バルセロナ遠征で ロックフォール (青カビ タイプ)
↑動画にもあったけど、あらためてカール大帝の支配した領土を見ておこう!↓にまとめておきました。
ブリーとか日持ちするから飲食店としては使い易くて嬉しい...、反面、青カビにカビが生えた時の悲しさっつーたら...( 一一;)
所要時間:6分13秒
ポイント3
ピノ・ノワールをドイツのボーデン湖畔(こはん)に持ち込んだという説のある無能オブ無能(※) カール3世「肥満王」
※相続で東フランク王国継ぐ→前王さま死去のラッキー☆で西フランク王国継ぐ→戦争負け続ける→庶子(本妻以外の子)を後継者に立てて失敗
次回「神聖ローマ帝国時代」編に続く!
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【編集後記】
今回は結局「フォルトゥナートゥスしかモーゼルに直接カンケーねーじゃねーか(; ・`д・´)!」という自分ツッコミですが「この際全部まとめとけ!」ってノリで詰め込みました。
フォルトゥナートゥスの話を読んでいると、貴族の要望になるだけ応えたモーツアルトのプロ根性を思い出したり...
↑ボーデン湖のちょっと南、モナコと肩を並べるタックスヘイブンとして有名な「リヒテンシュタイン(って国)」↑なんかも教養として知っておいたら良いんじゃない?って気も。
以上