今回からまた連載の続きで京都の丹波ワイン様を数回にわたってご紹介していきます!!
▼場所
まず、丹波(たんば)って言われてもいまいちピンとこない方はコチラ↑
阪神間にお住いの方なら車で2~3時間くらいでイケるので意外にアクセス良好。ご遠方の方は今ならGOTOなど、旅行のついでにレンタカーを借りてドライブするのもイイんじゃないかな~。
▼ご案内いただいたのは...
...で、この度お世話になったのが同社の黒井様 (以後"クロイさん")。
実は今回訪問したキッカケは、とある筆者の尊敬するワイン業界の先輩に「丹波ワインさんは国内では珍しいブドウ品種を50種類くらい試してるスゲーところだから、是非行ってみて(; ・`д・´)!」「日本でサペラヴィとかタナとかヤバくね?」と熱く語られたから!
※↑赤字は試験範囲ね。ちなみに両方とも黒ブドウで...
サペラヴィは「色を付ける」という意味... 『葡萄の品種』より
▼見学前の下調べ : ワイナリー内の『畑の位置』『ブドウ品種』『土壌』など
失礼のないよう事前に丹波ワインさんのホームページを拝見したら内容の充実っぷりに脱帽。筆者的にポイントをまとめるとこんな感じでっす↑
↑のちりばめているキーワードの認識に自信の無い方は深掘りしておいた方が良いかも。試験的に & 人に聞かれた時の転ばぬ先の杖www
ポイント1 : (盆地=周囲が山で風が吹き抜けない & 冷気が溜まりやすい) +(で) 放射冷却(≒昼間の地中の太陽の熱が夜間・早朝などに宇宙に向けて発散される現象)で地表が冷える →(...が起こると...) 空気中の水分が霧になる!
【youtube】「放射冷却」って何? - 「実は、料理後のフライパンでも放射冷却してる」ってのがツボ
ポイント2 : 土。黒色は腐植(=土壌微生物の活動により動植物遺体が分解・変質したもの)。褐色なのは土中の鉄分が酸化したから。豪「テラロッサ」(←試験範囲)と同じ。あ、最近は岡山県でもこの言葉オシ(←同じく試験範囲)
ちなみに、この「鉄分(やアルミの成分)が多く含まれている」というのがクセモノで、注意していないと肥料の「リン酸」が土中で吸収(↑の鉄分に結合)・蓄積されまくってしまうという「リン酸過剰」が起きてしまう。
これなら分かる「土と肥料」の実践講座 - リン酸肥料 / リン酸施肥(≒畑にまくこと)の間違いとその原因 = 「リン酸過剰」の弊害
後述しますが循環農法などに取り組まれているのはその理由かな?というのが素人目線の私見ですm(_ _)m
あと、 平林の畑↑ などの「黒(くろ)ボク土(ど)」は石灰質が多く、これが水分を多く含んでしまうため、水捌(は)けを良くすべく地面の大きな岩などを掘り起こすなど土壌改良に取り組まれたのだとか。
・・・
...ってなところで、今回は概要をお伝えして終了です。次回もお楽しみに~☆彡 (続く)
・・・
【丹波ワイン様からのお知らせ】
10月現在~秋のシーズンはブドウ畑が一望できるガーデンカフェテラスでの特性ジビエグリルコースがイチオシ。
なんでも、国が指定したジビエ特区の1つがワイナリーの目と鼻の先にあって、罠で生け捕りした新鮮なジビエが頂けるそう。
偶然か神様のめぐり合わせか、ちょうどタナ&メルロのワインがあるので、筆者的にはぜひ合わせて頂きたいところっ(; ・`д・´)!! 詳細は↓をご覧下さいませ。
以上
(続き)