▼問題
①同ワインの産地、ドゥリエンセの土壌として典型的なものは?
A:粘土 や 石灰岩
B:粘土 や 石灰岩
C:片岩 や 泥灰岩
D:片岩 や 花崗岩
②小さい樽で熟成させるなどして酸化が進み、そのワインの色合いがタイプ名となったものは?
A:トゥニー
B:ライト・ドライ・ホワイト・ポルト
C:ルビー
D:ロゼ・ポルト
③ヴィンテージ・ポルトが瓶詰めされるのは、収獲から何年目から?
A:2年目
B:3年目
C:4年目
D:6年目
(ソムリエ教本2021記載 - 665~666ページ)
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▼答え
①同ワインの産地、ドゥリエンセの土壌として典型的なものは?
D:片岩(へんがん) や 花崗岩(かこうがん)
その1:まずデュリエンセという名称について!!
問題に出てきた デュリエンセ(Duriense) と ポルト(Porto)、ドウロ(Douro) というのは 名前が3つに分かれているだけでエリア的には全く同じ。デュリエンセ は V.R. (地理的表示≒IGT のランク)、ポルト と ドウロはD.O.C. (原産地呼称 のランク) と すみ分けがなされています↓
(参考)
https://media.winefolly.com/portugal-wine-classification-quality.png
Duriense VR - Wikipedia ★オススメ★
その2:次に片岩(へんがん)と花崗岩(かこうがん)について
教本には↑の岩が「夏には38度に達する太陽熱を吸収した後に拡散する」とあるけれど、それに加えて同地域では地層が "水平ではなく垂直になっている" おかげで硬い岩のすき間にブドウの根が地下深く伸びていけるので乾燥に強いというメリットがあるみたい。
(参考)
The discovery of Douro terroir - Decanter
https://nelsoncarvalheiro.com//wp-content/uploads/2015/07/Nelson_Carvalheiro_Douro_Valley-9.jpg
https://non-solo-vino.c.blog.ss-blog.jp/_images/blog/_074/non-solo-vino/IMG_5195E59C9FE5A38C.jpg
その3:ちなみに後ほどのオススメ動画にも出てきますが、同地域の伝統的な発酵槽「ラガール」にも花崗岩が使われています。
https://grapefriend.files.wordpress.com/2012/09/stomp-cort.jpg
(↓2つはまとめて解説します。)
②小さい樽で熟成させるなどして酸化が進み、そのワインの色合いがタイプ名となったものは?
A:トゥニー
③ヴィンテージ・ポルトが瓶詰めされるのは、収獲から何年目から?
A:2年目
今さらって感じですが、まとめておきました。キーワードや数字を中心にさらっておきましょう。
(参考)
https://media.winefolly.com/port-wine-infographic.jpg
ポートワインってどんなお酒? | エノテカ - ワインの読み物
▼オススメ動画
歴史から製法などかなりまとまってて良い出来です!何より楽しそう☆彡
[所要時間 : 9分06秒]
以上