今回も雑記的なものです。
まずはこの内容から↓
1:技術・能力偏重主義で失敗した筆者の20代
まだ試験前のこの時期なので少しは見て下さっている方もおられるかも...ってことで書いておきます。
結論としては試験に合格しても謙虚でいて欲しいという話。
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以前筆者は新卒後にIT業界を多少かじった程度で調子にのっていました。
...で、転職して大阪のとある老舗の中小企業に入社したのですが、ITリテラシーの低さに驚愕・絶望し、その会社の社員さん全員を小馬鹿にしていたのです。
もちろん、そういった ”しっぺ返し" というのは当人に戻ってくるわけで、身から出た錆により人間関係が破綻して辞めざるを得ない状況に。
とはいえ、在籍中は「どんな会社でも現場を回しているのは (一部の特殊な能力を持っている人達だけではなく) 地道な業務を確実にこなす実直な方々のおかげだ!」という認識にも変わっていったのも事実。
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そんなこんなで職業を転々とし飲食業に入っていったわけですが、今思えば以前ジブンは「人を大切にしてこなかった」と思います。
飲食業に入って、やっと初めて「お客様からお金をいただいている以上、人は大切にしなければいけない!」と考えるようになっていきました。マジ接客業には感謝!
それまでは「人は便利に利用するものだ!」だとか「モノ」のように考えていたわけです。ほんとに酷い男でした。
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さて、そんなダメダメだった筆者が最近よく思うのが、飲食でも特にワインの知識をかじっている方って、僕がIT業界後に道を踏み外してしまったルート・感覚とかぶるのです。
今、自分の周囲を見渡してみると、ヘタに知識があるだけにプライドが邪魔をして現場をかき乱す&職を転々とする結果になっている方が多いように見受けられます。
「窮鼠猫を噛む」ではないですが、何らかの事情により、このような少し変わった特殊な技能を身につけなくてはいけなかったのかもしれませんが、やはりそれは「イチかバチかの奇をてらった行為」なので、そこに自身の存在意義や価値を見出し過ぎるのは危険なのではないか?...と思うわけです。
例えば、職場全体のレベルが低く「俺だけが知っている!」とか「あいつらは全然知らないくせに!」とか思い出したらイエローカード。
ここはクールに「(私は / オレは)多少の能力はあれども、所詮は "まだ" 使い捨てされてしまう存在。組織や社会において必要とされるよう別の領域でポジショニングを確立していこう!」と考えるのが健全かと思います。
これは、もちろん筆者にとってもですが誰にもでも言えることなのではないかと。
さらに言えば「(ワインなどの)知識だけでは人を幸せにできない。お金や優しさや行動力など違う切り口も欲しいよね〜。」と壁を感じている今日この頃。
2:試飲会情報 ー 阪神地域 ー 2021年10月分
続いて、昨日、酒屋さんからお知らせいただいたのでシェアしておきます。特に飯田さんのは楽しみ!
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【雑記 2021.09.26.日】
コーヒーの生豆を買って自宅のフライパンで焙煎するようになりました。
「コーヒー・チェリー」っていうぐらいだから、そもそも酸味のあるものなんだけど、ローストし過ぎると酸味を失って苦いだけの飲み物になるし、しなさ過ぎてもコクが出ないので焼き加減が難しい。
ただ、ある程度の酸味が残ると立体的にコーヒーの美味しさが引き立つ感じがして、ワインでも実は一番ストラクチャーに影響を与えてるのって酸味なんじゃね?と思った次第。(他は アルコール、甘味、タンニンとか言われてますね)
興味のある方は、ぜひ試してみて下さい。面白いっスよ。
以上