今回は筆者の近況のご報告といいますか所感(長文)です
皆様におかれましては、私こと「しくじり先生」を反面教師にして頂きたく
文章にしておきます
以下、シミったれた話です
不快になりそうな方はここで離脱下さい
ですが、もしかしたら
店の経営が苦しい・経済的に厳しい方など
似たような境遇の方には参考になるかもしれません
・・・
さて、つい先日よりタイトル通り
昼間に 某ガソリンスタンド様 で アルバイトを始めました
夜にバー(飲食店)を個人事業主としてやりながら
副業・Wワークという2足のワラジです
社会不適合の使えない中年オヤジこと小生が
高校生や大学生の方々に混じって働いております
(ちなみに44で最長老!)
・・・
いつも、この11〜12月くらいの時期になると
読者の皆様より、当方のような弱小・過疎ブログに
ご連絡を頂いたり、ご来店下さったりして
「合格しましたー」という嬉しいご報告を頂くのですが
こちらは
「あー、こちらは8年前に通りましたが
この道だけでは生活できなくなりましたー」
というわけです
ですが、合格したての希望に満ち溢れている方に
そんな事はクチが裂けても言えません 笑
ま、まだ細々としてでも続けれるだけマシかもしれませんが
今回このような栄枯盛衰のコントラストに運命的なものさえ感じました
・・・
さておき、コロナから4年近く経ち
世間一般には、地方経済も活気を取り戻している様に見えます
ですが、"夜の街(≒ナイト系)" への人の出はサッパリで
当店のある神戸の三宮東門街は、平日など、まさにゴーストタウン状態
「ここは本当に政令指定都市なのか?」と思うほど
・・・
加えて言えば、何を隠そう実は当方
コロナの際に頂いた給付金を切り崩しながら営業している
(本来であれば、倒産・潰れるべき)
ゾンビ企業ならぬ、ゾンビ飲食店です
あの時頂いたお金が無ければ到底、生き残っていません
関西だと都市部の大阪・京都・兵庫(神戸)など
給付金が出た地域でも厳しいですが、まだラッキーな方で
奈良など給付金が出なかった飲食店の方などは地獄だったそう
・・・
そこで、手元のキャッシュ(≒営業資金)のマイナスを少しでも緩和すべく
幸いにも某GS様に拾って頂きアルバイト(時給1.2K〜)を始めたものの
週に3回、1日数時間のささやかな勤務
正直「そんな微々たるプラスで、どれだけ続けられるの?」
…というのは疑問ありますが
とえあえず、店の体裁というか
営業時間はキープしながらの細々とした副業です
で、雇って拾って頂いたからには
できる限り頑張りたい!
それに、チャラついたバー業界の代表として
「やっぱり、あの業界の奴は使えない…」とか思われたくないし
将来、小生と同じようにWワークとして
入ってこられるかもしれない同業の方の
面汚しにもなりたくないし、"道ならし" をしておきたいところ
・・・
ちなみに、バイトを探すにあたっての条件は
・家から近い(通勤時間のムダの削減)
・短時間(1日3〜4時間)
でした、あと
・継続性
…も考え
タイミーやバイトルなど、その都度申し込みが必要なものは避け、さらに
・確実性やロスの少なさ
…を求めた結果
ウーバーイーツ・出前館 などの フードデリバリー
待ち時間が多い & 良い案件は奪い合い(駅前の「地蔵=ウーバー待ち」の人々の多さは絶望的)、単価安い≒近頃は1件300円?≒時給に直すと2〜3件?で 1000円 にも届かなさそう、+ 移動し続けると遠くの場所まで流されるケースも…
クラウドワークス など在宅でできる、動画の編集・作成
手間の割に単価が安過ぎ & 競争相手が多すぎ + 新参者には受注が難しい
→ 慣れないうちは、発注者に買い叩かれて時給300円くらい?、在宅ワークの夢を謳う初心者動画はyoutubeに溢れてますが…
…などは食指が動きませんでした
そう考えると、GSというのは
ネットの求人広告でたまたま発見したのですが
良い選択だったのでは?と思います
実際、一週間ほど働いてみると
よほどでもない限り「油まみれ」になるような事もなさだし
本業の命綱、味覚や嗅覚にも影響はなさそうです
とはいえ 超高級車 の取扱が多い店舗ですし
事故には気をつけないといけないので決して油断はできません
・・・
(話を戻すと)
もう数年内でのキャッシュアウトも確実に迫ってきた状況で
数ヶ月さんざん悩んだ末、ようやく始めたアルバイトですが
いざ、やってみると心が軽くなった!! ように思います
「アルバイトをすることがベストかどうか?」
「正社員を狙った方がタイパ良くね?」
…と言われれば正直わかりませんが
「俺は、できることをやっているんだ!」
…と以前(≒この数年来)には無かった安心感があります
さらに、もう一手打つにしても
現状をキープしながら模索すれば良いではないか!というわけです
・・・
それに、よくよく考えてみると
夜の仕事というか
バーをやっている方って昼間の仕事を持たれていることも多い
逆に以前、お客様に「昼間だけです」と言うと
「あら、趣味でやっているみたいなものね〜」と言われました
それくらい、バーテンダーという職業にとって副業は一般的なのかもしれません
もちろん、繁盛店や資産家
(土地・ビル持ち、実家が太い、不労所得がある※)の方は別でしょうが
小生のような一般人は "働かざるもの(略)" でしょう
※世間を知ると実は意外に多いことにビックリ
ま、ヘタに経済状況が恵まれ過ぎてダメになってしまう方も多いので
小生のように貧乏でも歯を喰いしばって生きるというのも悪くないのかもしれません
「豊かさや自由には(特に、自分を律するコトの出来ない方にとっては)
ある種の"みっともなさ" が伴うのでは?」というのが最近の持論
逆に「貧しさや不自由には、機能的な美しさがある」とも言えそう…
(では、その場合の心の豊かさはどうなる?)
・・・
さておき
今回、軽い就活というか・バイト探しで痛感したのは
当方、もう来年は45になりますが
年齢を重ねると
アルバイトや正社員に雇っていただくのも困難になるという事実
求人広告を見て「30代が活躍中!」
と見ると「あー、30代までしか採用しないのかぁ」と意気消沈したり
だから昼間、街を歩いていて
「シニアで雇ってもらえてる人って、(選ばれし)恵まれた凄い人なんだ!」と実感したり
あと「40代だと新しい職場に溶け込むのは大変だろうなぁ」とも想像したり…
現に今通っているGSの若い方々からすれば
「年上すぎる新人」とかホント扱いにくくて最悪でしょう
「何の罰ゲームなんだよ!」って思われているに違いありません笑
・・・
とかく、不肖しくじり先生こと筆者から言えることは
「順調な時でも、イザという時の事を考えて動いておいた方が良いよ〜」ってこと
実は、数年来、昼間はずっと暇だったし
(だから、このブログが書けたのですが)
やろうと思えば、何かできたはずですが、このグダグタっぷり
特に同じ飲食の方でも、少し若い30代の方など
常に色んな手法を模索して、経済的に手堅く生きて欲しい!と
オジサンは切に願っています
・・・
そうそう、最後に大切なコトを書き忘れていました
アフター・コロナ以前からの
潰れやすいバーの特徴・傾向として
専門性が高い・プライドの高い人の店という法則が言えそうです
こだわりが強過ぎて、方向転換ができない
身動きがとれないんでしょうね
特に、カチっとしたワインバー、オーセンティック・バー系は要注意
自分も含め、"策士策に溺れる" や
"カッパの川流れ" 的になりたくないものです
世間様から多少ののしられようが
情けなかろうが、ゴキブリやドブネズミのように逞(たくま)しく生きるべき?
そういや、先日、尊敬する知り合いが
「とりあえず、捕まらなければOk」って言ってたっけ笑
・・・
こんなことを考えていたら
都合良く↓みたいな動画が出てきた
これがデジタル社会における神の福音、慈悲か
以上