ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


過去問解説 2016年 共通 [026] ブルゴーニュ地方 生産色の覚え方のコツ

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

f:id:ttrd80:20180226085046j:plain

このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

基本的に赤字の部分は頭にいれておいて下さい。最後に復習のテストを行います( `ー´)ノ

 

問題026 [フランス]

白ワイン・ロゼワイン・赤ワイン全てを生産する事が可能なA.O.C.は?

 

1. Bourgogne Hautes-Côtes de Nuits

2. Côte de Nuits-Villages

3. Nuits-Saint-Georges

4. Côte de Beaune-Villages

 

 

正解は...

1. Bourgogne Hautes-Cotes de Nuits ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ

これはかなりキツイ問題でした。

ブルゴーニュ地方のAOCの生産色をほぼ覚えておく必要があります(-_-メ)

 

まず、基本的なことからいきましょう!

選択肢に出てくる Bourgogne = ブルゴーニュ地方 フランスの東部 にあります。

f:id:ttrd80:20180226090059j:plain

 

そして、ブルゴーニュ地方は つの地区 に分かれています。

f:id:ttrd80:20180226091204j:plain

 

コート・ド・ニュイ地区 に対して

オー・コート・ド・ニュイ地区

 

コート・ド・ボーヌ地区 に対して

オー・コート・ド・ボーヌ地区

 

...とありますが、この オーHautes とは日本語で「上流」という意味で

大きな ニュイ や ボーヌ にくっついているオマケの小さな地区だと思って下さい(-ω-)/

 

また、ブルゴーニュ地方のAOCとして試験に出てくるのは だいたいグラン・クリュ(=特級畑)です。プルミエ・クリュ(=一級畑) もありますがあまり出てきません。

f:id:ttrd80:20180226094630p:plain

 

ちなみにブルゴーニュ地方のAOCは約100あるのですが、1つ1つ取り上げるとキリがありません。なので、今回は1つ1つの地区に関してのコツをお伝えしたいと思います。

 

1・シャブリ地区

白のみです! 

f:id:ttrd80:20180226093006j:plain

 

2・コート・ド・ニュイ地区

グラン・クリュ ほぼ赤 ですが、ミュジニィ のみ 赤・白の2色を生産する!

マルサネ(村)ロゼ を生産する

赤だけを生産する村ジュブレ・シャンベルタン、シャンボール・ミュジニィ、ヴォーヌ・ロマネつのみ!

f:id:ttrd80:20180226100109j:plain

拡大地図

f:id:ttrd80:20180226101505j:plain

 

3・オー・コート・ド・ニュイ地区

4・オー・コート・ド・ボーヌ地区

 →白・ロゼ・赤 全色 です! 

これが問題の答えでした(´_ゝ`)

f:id:ttrd80:20180226101715j:plain

 

・コート・ド・ボーヌ地区

基本的に ほぼ赤・白 を生産しますが、

例外として、赤だけを生産する村が、ポマール、ヴォルネイ、ブラニィです。

さらに、コート・ド・ボーヌ・ヴィラージュ という ボーヌ 内の AOC も赤だけと決められています。

f:id:ttrd80:20180226102914j:plain

拡大地図 

f:id:ttrd80:20180226103515j:plain

 

6・コート・シャロネーズ地区

上下の端である ブーズロン、モンタニィ白のみ残り赤+白

f:id:ttrd80:20180226103912j:plain

拡大地図

f:id:ttrd80:20180226104217j:plain

 

7・マコネ地区

ヴィレ・クレッセ、サン・ヴェラン、プイイ・フュッセ、プイイ・ヴァンゼル、プイイ・ロシェ白のみ。マコネ全体 の AOC マコンAOC マコン  + コミューン(↑以外の村)白・ロゼ・赤

f:id:ttrd80:20180226104325j:plain

拡大地図

f:id:ttrd80:20180226110449j:plain

 

8・ボージョレ地区

クリュ・デュ・ボージョレと呼ばれる 10の村 は全て赤のみ

その他、ボージョレ地区全体の AOC ボージョレ全色(白・ロゼ・赤)AOC ボージョレ・シュペリュール赤のみ

f:id:ttrd80:20180226111055j:plain

拡大地図

f:id:ttrd80:20180226111546p:plain

 

9・その他ブルゴーニュ地方広域AOC

[ブドウ品種名のつくもの]

ブルゴーニュ・アリゴテ 白のみ

ブルゴーニュ・ガメイ 赤のみ

 

[広域で 全色(白・ロゼ・赤) のもの]

ブルゴーニュ

コトー・ブルギニヨン

ブルゴーニュ・コート・ド・セール

ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ

コトー・デュ・リヨネ

 

[変なやつ]

クレマン・ド・ブルゴーニュ ロゼ・白

クレマンとは、シャンパーニュ地方以外で作られる発泡性のワインのこと!

ブルゴーニュ・トネール 白のみ

ブルゴーニュ・パス・トゥ・グレン 赤・ロゼ

 

まとめ

ちょっと数が出過ぎた感があるのでまとめます(; ・`д・´)!

 

1・まず、地区ごとのルールを覚えよう!地区によって全体的な生産色は決まっています。例) シャブリ地区なら白、コート・ド・ニュイなら赤、ボーヌは赤・白 など

 

2・次に 例外 を暗記するのが楽です!

↑が頭に入ったうえで「これだけは違う!」という特徴的なものを抑えるのです。

例) コート・ド・ニュイならだいたい赤だけど、マルサネだけは ロゼを作る...など

 

あとは、ブルゴーニュだけではなくフランス全般的に「〇〇ヴィラージュ」って名前がけっこう出てきます。「ヴィラージュと名前についたら生産色がどう変わるか?」というのもチェックしておきましょう。

筆者はヴィラージュとついたら、だいたい「赤のみ」なんじゃねーの?と安直な判断をします。ですが、例外が多々あるのでアテにしないように(; ・`д・´)

 

今回の内容に関してはボリュームが大きくて途中で匙を投げた方も多いかもしれませんが、試験直前になるとかなり充実した内容だと気付いてもらえる事と思います!

  

それでは今回も復習しておきましょう!

練習問題

f:id:ttrd80:20180211125905j:plain

 1・ブルゴーニュ地方はどこ?

f:id:ttrd80:20180226114413j:plain

 

2・ブルゴーニュ地方の8つの地区名を答えなさい!

f:id:ttrd80:20180226114909j:plain

  

3・オー・コート・ド・ニュイ地区、オー・コート・ド・ボーヌ地区の オー = Hautes の意味は?

 

4・グラン・クリュ、プルミエ・クリュとは何?

 

5・シャブリ地区の生産色は?

 

6・コート・ド・ニュイ地区について

・赤・白を生産するグラン・クリュは?

・ロゼを生産する村は?

・赤のみを生産する村は?

それぞれの地図上の場所も答えなさい!

f:id:ttrd80:20180226120201p:plain

 

7・AOC オー・コート・ド・ニュイ、AOC オー・コート・ド・ボーヌの生産色は?

 

8・コート・ド・ボーヌ地区で、赤のみを生産する3つの村は?

それぞれの地図上の場所も答えなさい!

f:id:ttrd80:20180226120405p:plain

 

9・コート・シャロネーズ地区で白のみを生産するAOCは?

それぞれの地図上の場所も答えなさい!

f:id:ttrd80:20180226120725j:plain

 

10・マコネ地区 プイイ・フュッセ の生産色は?また場所は?

f:id:ttrd80:20180226121001j:plain

 

11・ボージョレ地区について

・クリュ・デュ・ボージョレ10の村の生産色は?

・AOC ボージョレの生産色は?

・AOC ボージョレ・シュペリュールの生産色は?

 

12・以下の生産色は?

・ブルゴーニュ・アリゴテ

・ブルゴーニュ・ガメイ

・ブルゴーニュ

・コトー・ブルギニヨン

・ブルゴーニュ・コート・ド・セール

・ブルゴーニュ・コート・シャロネーズ

・コトー・デュ・リヨネ

・クレマン・ド・ブルゴーニュ

・ブルゴーニュ・トネール

・ブルゴーニュ・パス・トゥ・グレン

 

今回はかなりキツイですが、しっかり勉強しておきましょう!

分からなかったら内容を読み返してね~

 

おまけ動画

まずこれを見てもらった方が早かったかも...( 一一;)

[Sommelier For Free ワイン講座 第5回:ブルゴーニュ地方(1)]

www.youtube.com

 

引き続き...

[Sommelier For Free ワイン講座 第6回:ブルゴーニュ地方(2)]

www.youtube.com

 

今回はここまで!

次回は 共通問題[027] フランス からです。

過去問解説 2016年 共通 [025] シャブリのグランクリュを覚えよう!

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

f:id:ttrd80:20180225194610j:plain

このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

基本的に赤字の部分は頭にいれておいて下さい。最後に復習のテストを行います( `ー´)ノ

 

 

問題025 [フランス]

Chablis Grand Cruの中で最も面積が大きなクリマは?

 

1. Blanchot

2. Les Clos

3. Grenouilles

4. Valmur

 

 

正解は...

2. Les Clos レ・クロ

シャブリグランクリュ(特級畑) (=Chablis Grand Cru)もよく出題される問題です。

最小・最大・非公式クリマ(区画)を覚えておきましょう!

 

まず、シャブリの位置ですが

フランスはブルゴーニュ地方の中でも北の外れにあります。

f:id:ttrd80:20180225195828j:plain

 

次にこれがシャブリ地区の詳細の地図です。

f:id:ttrd80:20180225201505j:plain

 

グランクリュ(特級畑) の あるクリマ(区画) は↑の7つです。

 

まず、南に流れている スラン河 という川の名称を覚えておきましょう!

 

次に、西から順番に各クリマの頭文字をとって「B→L→V→G→V→L→B 」と覚えましょう。

Bブーグロ

Lレ・プリューズ

Vヴォーデジール

Gグルヌイユ

Vヴァルミュール

Lレ・クロ

Bブランショ

 

↑の7つの名称を覚えられたら、3つの特徴的なクリマを覚えます。

最大のクリマ

レ・クロ

最小のクリマ

グルヌイユ

非公式のクリマ

ムートンヌ

ムートンヌという名前が急に出てきましたが、先ほどの地図に書くと文字だらけになってしまうので隠してました(笑)

f:id:ttrd80:20180225202725p:plain

 

これらのポイントさえ覚えておけば

シャブリの問題はOKです。簡単ですね(´_ゝ`)

 

それでは今回も復習しておきましょう!

練習問題

f:id:ttrd80:20180211125905j:plain

 

 1・ブルゴーニュ地方・シャブリ地区はどの辺り?

f:id:ttrd80:20180225203947j:plain

 

2・〇〇〇河の名前は?  

f:id:ttrd80:20180225205232p:plain

 

3・ シャブリ グラン クリュ の7つの クリマ の覚え方は?

「〇→〇→〇→〇→〇→〇→〇 」

 

4・地図上1~7のクリマの名称は? 

 

5・↑で最大のクリマは?

 

6・↑で最小のクリマは?

 

7・地図上 X の非公式のクリマの名称は?

 

今回も分からなかったらやり直し。

内容を読み返してね~

 

おまけ動画

シャブリの実際の風景はこちら!

[The Chablis winegrowing region seen from the sky]

www.youtube.com

 

何かを目指すにあたって「時間がない!」って言い訳が一番ダメかもね~。

[時間という財産: Hidetaka Nagaoka at TEDxSaku]

www.youtube.com

 

今回はここまで!

次回は 共通問題[026] フランス からです。

過去問解説 2016年 共通 [024] フランス各地域のAOCの数について

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

f:id:ttrd80:20180223134922j:plain

このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

 

基本的に赤字の部分は頭にいれておいて下さい。最後に復習のテストを行います( `ー´)ノ

 

問題024 [フランス]

ブルゴーニュ地方のA.O.C.数をフランス全体と比較した際の比率として 正しいものは?

 

1. 約1/3

2. 約1/4

3. 約1/5

4. 約1/6

 

 

正解は...

2. 約1/4

これは難しい問題でした(-_-メ)

 

まず AOC = 原産地呼称ワインとは 地域によって作り方のルール (=ブドウ品種・生産色・製法など) が決められたワインのこと。このルールを守る事により、その土地のワインと名乗る=ラベルに表記する事ができるのです!

f:id:ttrd80:20180223134004j:plain

アメリカにグランクリュ(Grand Cru)有り! – Wisteria Wine

 

まとまった最新のデータがネット上になかったので不正確で恐縮ですが( 一一;)  ソムリエ教本に載っているか or いないか はさておき wikiのデータでは少なくともフランスのAOCは340 以上あります。 

List of Appellation d'Origine Contrôlée wines - Wikipedia

 

...で、↑のページからソムリエ教本の内容にそった地域ごとのAOCの数を割り出すとこうなります!

 

・ブルゴーニュ地方(ボージョレ含む) 117

・ヴァル・ド・ロワール地方 56

・ボルドー地方 48

・南西地方 33

・ラングドック・ルーション地方 29

・コート・デュ・ローヌ地方 27 

・プロヴァンス地方・コルス島 12

・ジュラ・サヴォア地方  

・アルザス・ロレーヌ地方 4 

・シャンパーニュ地方 

・★ビュジェ(=フランス南東部) 2

・★リヨン 1

※この上の★2つに関しては出題される事はないでしょう!

※えっ、ブルゴーニュ地方 117 ÷ 340 = ほぼ 1/3 やん!正解と違うというツッコミはご遠慮下さい m(_ _)m

f:id:ttrd80:20180223140509j:plain

 

この340ほど(おそらく実際には400近く) の AOC に 関しては  "ほぼ" 覚えないといけない ので、先ほどの↑のAOCの数字の多さ=学習しないといけないボリュームの目安といえます!

「お前に言われんかてテキストのページの多さを見たら、だいたい分かるわい!」というツッコミも大いにあるでしょう (´_ゝ`)!

 

この1つ1つのAOCの 地図上の位置ブドウ品種(ブレンドの割合)・生産色・製法...など知識をのっけていくわけです。

 

そういう意味では ソムリエ・ワインエキスパート試験というのは 学校でやった 社会地理 に限りなく近い と言えます。単にワインという切り口があるだけかなと...。

 

それでは、今回は下記のAOC名をサラッと見て、どの程度自分が 地図上の位置・ブドウ品種・製法 などをイメージができるか? を試してみて下さい(-ω-)/

 

それではいってみましょう!

 

・ブルゴーニュ地方
Aloxe-Corton
Auxey-Duresses
Batard-Montrachet
Beaune
Bienvenues-Batard-Montrachet
Blagny
Bonnes-Mares
Bourgogne
Bourgogne aligote
Bourgogne clairet
Bourgogne clairet Cote chalonnaise
Bourgogne Coulanges-la-Vineuse
Bourgogne Cote Saint-Jacques
Bourgogne Coulanges-la-Vineuse
Bourgogne Cotes d'Auxerre
Bourgogne Cotes du Couchois
Bourgogne Epineuil
Bourgogne grand ordinaire
Bourgogne Hautes-cotes de Beaune
Bourgogne Hautes-cotes de Nuits
Bourgogne La Chapelle Notre-Dame
Bourgogne le Chapitre
Bourgogne Montrecul
Bourgogne mousseux
Bourgogne ordinaire
Bourgogne Passe-tout-grains
Bourgogne Vezelay
Bourgogne rose
Bouzeron
Chablis
Chablis Grand Cru
Chablis Premier Cru
Chambertin
Chambertin-Clos-de-Beze
Chambolle-Musigny
Chapelle-Chambertin
Charlemagne
Charmes-Chambertin
Chassagne-Montrachet
Chevalier-Montrachet
Chorey-les-Beaune
Clos des Lambrays
Clos de la Roche
Clos de Tart
Clos de Vougeot
Clos Saint-Denis
Corton
Corton-Charlemagne
Cote de Beaune
Cote de Beaune-Villages
Cote de Nuits-villages
Cremant de Bourgogne
Criots-Batard-Montrachet
Echezeaux
Fixin
Gevrey-Chambertin
Givry
Grands Echezeaux
Griotte-Chambertin
Irancy
Ladoix
La Grande Rue
La Romanee
La Tache
Latricieres-Chambertin
Macon
Macon superieur
Macon-villages
Maranges
Marsannay
Mazis-Chambertin
Mazoyeres-Chambertin
Mercurey
Meursault
Montagny
Monthelie
Montrachet
Morey-Saint-Denis
Musigny
Nuits-Saint-Georges
Pernand-Vergelesses
Petit Chablis
Pommard
Pouilly-Fuisse
Pouilly-Loche
Pouilly-Vinzelles
Puligny-Montrachet
Richebourg
Romanee-Conti
Romanee-Saint-Vivant
Ruchottes-Chambertin
Rully
Saint-Aubin
Saint-Bris
Saint-Romain
Saint-Veran
Santenay
Savigny-les-Beaune
Tonnerre
Vins Fins de la Cote de Nuits
Vire-Clesse
Volnay
Volnay Santenots
Vosne-Romanee
Vougeot
[ボージョレ地区]
Beaujolais
Beaujolais-Villages
Brouilly
Chenas
Chiroubles
Cote de Brouilly
Fleurie
Julienas
Morgon
Moulin a vent
Regnie
Saint-Amour


・ヴァル・ド・ロワール地方
Anjou
Anjou-Coteaux de la Loire
Anjou-Gamay
Anjou mousseux
Anjou Villages
Anjou Villages Brissac
Bonnezeaux
Bourgueil
Cabernet d'Anjou
Cabernet de Saumur
Chaume
Cheverny
Chinon
Cote Roannaise
Coteaux de l'Aubance
Coteaux du Giennois
Coteaux du Layon
Coteaux du Loir
Coteaux de Saumur
Coteaux du Vendomois
Cotes du Forez
Cour-Cheverny
Cremant de Loire
Haut-Poitou
Jasnieres
Menetou-Salon
Montlouis
Muscadet
Muscadet-Coteaux de la Loire
Muscadet-Cotes de Grandlieu
Muscadet-Sevre et Maine
Orleans
Orleans-Clery
Pouilly-Fume
Pouilly-sur-Loire
Quarts de Chaume
Quincy
Reuilly
Rose d'Anjou
Rose de Loire
Saint-Nicolas-de-Bourgueil
Saint-Pourcain
Sancerre
Saumur
Saumur-Champigny
Saumur mousseux
Savennieres
Savennieres-Coulee-de-Serrant
Savennieres-Roche-aux-Moines
Touraine
Touraine-Amboise
Touraine-Azay-le-Rideau
Touraine-Mesland
Touraine Noble Joue
Valencay
Vouvray


・ボルドー地方
Barsac
Blaye
Bordeaux
Bordeaux clairet
Bordeaux Cotes de Francs
Bordeaux Haut-Benauge
Bordeaux moelleux
Bordeaux rose
Bordeaux sec
Bordeaux superieur
Cadillac
Canon Fronsac
Cerons
Cotes de Blaye
Cotes de Bordeaux Saint-Macaire
Cotes de Bourg
Cotes de Castillon
Cremant de Bordeaux
Entre-Deux-Mers
Entre-Deux-Mers-Haut-Benauge
Fronsac
Graves
Graves de Vayres
Graves Superieures
Haut-Medoc
Lalande-de-Pomerol
Listrac-Medoc
Loupiac
Lussac-Saint-Emilion
Margaux
Medoc
Montagne Saint-Emilion
Moulis or Moulis-en-Medoc
Neac
Pauillac
Pessac-Leognan
Pomerol
Premieres Cotes de Blaye
Premieres Cotes de Bordeaux
Puisseguin Saint-Emilion
Saint-Emilion
Saint-Emilion Grand Cru
Saint-Estephe
Saint-Georges Saint-Emilion
Saint-Julien
Sainte-Croix-du-Mont
Sainte-Foy-Bordeaux
Sauternes


・南西地方
Bearn
Bergerac
Bergerac sec
Bergerac rose
Buzet
Cahors
Coteaux du Quercy
Cotes de Bergerac
Cotes de Bergerac Blanc
Cotes de Duras
Cotes de Millau
Cotes de Montravel
Cotes du Marmandais
Fronton
Gaillac
Gaillac Premieres Cotess
Haut-Montravel
Irouleguy
Jurancon
Madiran
Marcillac
Monbazillac
Montravel
Pacherenc du Vic-Bilh
Pacherenc du Vic-Bilh Sec
Pecharmant
Rosette
Saint-Mont
Saint-Sardos
Saussignac
Tursan
Vins d'Entraygues et du Fel
Vins d'Estaing


・ラングドック・ルーション地方
Blanquette methode ancestrale
Cotes de la Malepere
Banyuls
Banyuls Grand Cru
Blanquette de Limoux
Cabardes
Clairette de Bellegarde
Clairette du Languedoc
Collioure
Corbieres
Coteaux du Languedoc
Cotes du Roussillon
Cotes du Roussillon Villages
Cremant de Limoux
Faugeres
Fitou
Frontignan
Grand Roussillon
Limoux
Maury
Minervois
Minervois-La Liviniere
Muscat de Frontignan
Muscat de Lunel
Muscat de Mireval
Muscat de Rivesaltes
Muscat de Saint-Jean de Minervois
Rivesaltes
Saint-Chinian


・コート・デュ・ローヌ地方
Beaumes de Venise
Chateau-Grillet
Chateauneuf-du-Pape
Chatillon-en-Diois
Clairette de Die
Condrieu
Cornas
Costieres de Nimes
Cote-Rotie
Coteaux de Die
Coteaux du Tricastin
Cotes du Luberon
Cotes du Rhone
Cotes du Rhone Villages
Cotes du Ventoux
Cotes du Vivarais
Cremant de Die
Crozes-Hermitage
Gigondas
Hermitage
Lirac
Muscat de Beaumes-de-Venise
Saint-Joseph
Saint-Peray
Tavel
Vacqueyras
Vinsobres


・プロヴァンス地方・コルス島
Bandol
Bellet
Cassis
Coteaux d'Aix-en-Provence
Coteaux de Pierrevert
Coteaux Varois
Cotes de Provence
Les Baux-de-Provence
Palette
[コルス島]
Ajaccio
Corse or Vin de Corse
Patrimonio


・ジュラ・サヴォア地方
Arbois
Chateau-Chalon
Cotes du Jura
Cremant du Jura
L'Etoile
Crepy
Roussette de Savoie
Seyssel
Vin de Savoie


・アルザス・ロレーヌ地方
Alsace
Alsace Grand Cru
Cremant d'Alsace
Cotes de Toul


・シャンパーニュ地方
Champagne
Coteaux Champenois
Rose des Riceys

 

どうでしたか?

割かしメジャーなものが多かったと思います。

 

これで「スペルが読めないAOCが多い!」とか「全然知らないのばっかりだ!」とかなったらラッキーです。これから各地域の勉強を頑張りましょう (´_ゝ`) !

 

それでは今回に関しては復習ってほどでもないですが、軽く腕試ししてみて下さい!

練習問題

f:id:ttrd80:20180211125905j:plain

1・フランス の AOC ワインとは何か?

 

2・AOC Clos de Tart は フランスのどの地方にある?

 

3・AOC Morgon は フランスのどの地方にある?

 

4・AOC Rose d'Anjou は フランスのどの地方にある?

 

5・AOC Cadillac は フランスのどの地方にある?

 

6・AOC Pacherenc du Vic-Bilh は フランスのどの地方にある?

 

7・AOC Corbieres は フランスのどの地方にある?

 

8・AOC Chateauneuf-du-Pape は フランスのどの地方にある?

 

9・AOC Cassis は フランスのどの地方にある?

 

10・AOC Ajaccio は フランスのどの地方にある?

 

11・AOC Arbois は フランスのどの地方にある?

 

12・AOC Cotes de Toul は フランスのどの地方にある?

 

13・AOC Rose des Riceys は フランスのどの地方にある? 

 

今回も分からなかったらやり直し!

内容を読み返しましょう(´_ゝ`)

 

おまけ動画

R.I.P 小林先生!素晴らしい動画を残して下さいました。

[Sommelier For Free ワイン講座 第1回:フランス概説]

www.youtube.com

 

【中野信子】集中できない人必見の正論!集中力アップ法!「スマホをすぐにいじって集中できない人へ!!」聞けば納得すぎる!!

www.youtube.com

 

今回はここまで!

次回は 共通問題[027] フランス からです。

過去問解説 2016年 共通[021-023] 仏シャンパーニュ・アルザス地方

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

f:id:ttrd80:20180222090951j:plain

このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

 

基本的に赤字の部分は頭にいれておいて下さい。最後に復習のテストを行います( `ー´)ノ

 

問題021 [フランス]

シャンパーニュ地方でグラン・クリュのコミューン数が最も多いものは?

 

1. Montagne de Reims

2. Vallée de la Marne

3. Côte des Blancs

4. Côte des Sézanne

 

 

正解は...

1. Montagne de Reims モンターニュ・ド・ランス

f:id:ttrd80:20180222102602j:plain

シャンパーニュのグランクリュのコミューン(村)に関しては非常によく出題されるので覚えておきましょう(´_ゝ`)

 

まず、シャンパーニュ地方には大きくつの地区があります!

・モンターニュ・ド・ランス 地区

「ランスの山」の意味。有名なクリュッグとかポメリーがある!

 

・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ 地区

 「マルヌの谷」の意味。黒ブドウのピノ・ムニエを主に栽培。有名なボランジェとかローラン・ペリエがある!

 

・コート・デ・ブラン 地区

「白の丘」の意味。その理由は白ブドウのシャルドネの栽培が多いから!

f:id:ttrd80:20180222092700p:plain

 

この3つの地区の中に合計で17グランクリュを持つコミューン(=村)があります。

 

それでは、それぞれの地区とコミューン名を覚えましょう!というか、試験は選択式なので村の頭文字だけを覚えればOKです(; ・`д・´)!

 

・ヴァレ・ド・ラ・マルヌ 地区 (2つ)

覚え方「マルヌはつらーい(Tour・Ay)」

(村名)

トゥール・シュル・マルヌ Tours-sur-Marne

アイ Ay

 

・コート・デ・ブラン 地区 (6つ)

覚え方「白の丘はコーカオル (COCAOL)

クラマン Cramant

オワリー Oiry

シュイイ Chouilly

アヴーズ Avize

オジェ Oger

ル・メニル・シュール・オジェ Le Mesnil-sur-Oger

 

・モンターニュ・ド・ランス 地区 (9つ)

覚えない(; ・`д・´)!↑2つの地方から消去法で考える。

しいて言うなら「ブ・ボ・ピ・ヴ」とか濁音・破裂音が多いイメージ!

ージー Bouzy

ーモン・シュル・ヴェスル Beaumont-sur-Vesle

ュイジュー Puisieulx

ェルズネー Verzenay

ェルジ Verzy

アンボネー Aombonnay

ルーボワ Louvois

マイイ Mailly

シルリ Sillery

 

まとめるとこんな感じです!

f:id:ttrd80:20180222102443p:plain

 

問題022 [フランス]

Champagne Non MillésiméのTirage後の最低熟成期間は?

 

1. 12ヵ月

2. 15ヵ月

3. 18ヵ月

4. 24ヵ月

 

 

正解は...

2. 15ヵ月 

f:id:ttrd80:20180222103750j:plain

まず、問題文中の Non Millésimé ノン・ミレジメ ですが これは、収穫年を表示しないものという意味です。

 

そもそもシャンパーニュというのは基本的には色々な年のものが混ぜられて作られています。

f:id:ttrd80:20180222104840j:plain

 

ところが、良いブドウができた年などは、その年だけの Millésimé ・ミレジメ を作ります。

f:id:ttrd80:20180222105018j:plain

 

あと、問題文中の Tirage ティラージュ とは 瓶詰め のこと!

f:id:ttrd80:20180222122750j:plain

 

その瓶詰め後の熟成期間が、色んな年がブレンドされたノン・ミレジメだと15か月、1つの収穫年で作られるミレジメならと決められているのです!

 

問題023 [フランス]

次のアルザス地方に関する文章の中で正しいものは?

 

1. ヴォージュ山脈の西側に広がる産地

2. フランスで最も標高の高い産地

3. フランスで最も降雨量が少ない産地

4. 51のリュー・ディから約 74%のワインが生産される

 

 

正解は...

3. フランスで最も降雨量が少ない産地  

f:id:ttrd80:20180222110048j:plain

これに関しては、選択肢からアルザス地方をひもといていきましょう( `ー´)ノ

 

1. ヴォージュ山脈の西側に広がる産地

まず、アルザス地方の地理からです。

ヴォージュ山脈東側に広がり、ライン河を挟んでドイツと国境を接しています。

また有名な街としてはストラスブールを覚えておきましょう!

f:id:ttrd80:20180222111634j:plain

 

2. フランスで最も標高の高い産地

アルザス(海抜約500メートル)はヴォージュ山脈はあるものの、スイスに連なるアルプス山脈ふもとのジュラ地方やサヴォア地方(海抜約2000メートル)の標高には全くかないません。

f:id:ttrd80:20180222112611j:plain

 

3. フランスで最も降雨量が少ない産地

実はこれが正解なのですが「知るかっ!」って感じですね。

消去法で選べという問題です(-_-メ)

 

4. 51のリュー・ディから約 74%のワインが生産される

リューディーというのは小地区という意味で、この51か所で アルザス・グラン・クリュ という、白ブドウの上質指定品種と呼ばれる ミュスカ、リースリング、ゲヴェルツ・トラミネール、ピノ・グリ から 高級な 白ワインが作られています。

f:id:ttrd80:20180222114025j:plain

 

特にこの4品種はそれぞれのブドウの頭文字をとって「MRGP (エム・アール・ジー・ピー)」と覚えましょう(; ・`д・´)!

f:id:ttrd80:20180222124500j:plain

 

ちなみに、問題文中の「約74%」を占めているのは↑の高級なものではなく、アルザス地方全域で作られる 生産色が 赤・ロゼ・白 の AOC Alsace です。

 

アルザスをもっと知りたい方は以前のこの記事をご覧下さい。

アルザス地方 ★ 地形、上質指定4品種、果汁糖分最低含有量 など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ! 

 

それでは今回も復習しておきましょう!

練習問題

f:id:ttrd80:20180211125905j:plain

 1・シャンパーニュ地方の3つの地区の名前は?

f:id:ttrd80:20180222115101p:plain

 

2・↑の中でもシャルドネの栽培が盛んなのは?

 

3・グランクリュのコミューンの合計数は?

 

4・ヴァレ・ド・ラ・マルヌのグランクリュ、トゥール・シュル・マルヌともう1つは?

 

5・グランクリュ、オジェ Oger が属する シャンパーニュ地方の地区は?

 

6・シャンパーニュのミレジメとノン・ミレジメの違いとは?

 

7・↑2つそれぞれの瓶詰め後の熟成期間は?

 

8・アルザス地方の西側にある山脈名は?

 

9・アルザス地方を流れる川は?

 

10・アルザスは〇〇〇と国境を接している

 

11・アルザス・グラン・クリュを作るリューディーの数は?

 

12・アルザスの白ブドウ 上質指定4品種は?

 

今回も分からなかったらやり直しです。

内容を読み返しましょう(´_ゝ`)

 

おまけ 

今回出てきた シャンパーニュ地方 マルヌ村 のボランジェなんかは 有名なスパイ映画「007」と提携しています。

[A History of Bollinger & Bond]

www.youtube.com

 

アッサンブラージュの現場!違う年のものを混ぜて同じ味をキープし続けているのがシャンパーニュの凄いところ。楽しそう!

[Comment ca marche ? L'assemblage du champagne]

www.youtube.com

 

アルザスといえば、やっぱりキッシュと合わせたい!

[Guild of Sommeliers on the Wines of Alsace]

www.youtube.com

  

今回はここまで!

次回は 共通問題[024] フランス からです。

過去問解説 2016年 共通[017-019] 北海道・山形・山梨など

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

f:id:ttrd80:20180221121208j:plain

このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

 

基本的に赤字の部分は頭にいれておいて下さい。最後に復習のテストを行います( `ー´)ノ

 

問題017 [日本]

北海道で醸造量が最も多いブドウ品種は?

 

1.  Dornfelder

2.  Niagara

3.  Müller-Thurgau

4.  Chardonnay

 

 

正解は...

2. Niagara ナイアガラ 

f:id:ttrd80:20180221112245p:plain

北海道 といえば ケルナー、ミュラー・トゥルガウ、バッカス など ドイツ系 の 白ワイン の生産がさかんで...

最も醸造量が多い=醸造する為のブドウの受入れ数量が多かったのは白ブドウの ナイアガラ(=米国NY生まれ!) です。

特に ケルナー日本全体の 以上の生産を行っています。

 

こんな北海島の空知(そらち)地方を題材にした大泉洋主演の映画がありました!観たら日本ワインに愛着を持てるかもしれませんよ。上の地図の地方名と位置も要チェックです!

 

ぶどうのなみだ

 

問題018 [日本]

日本で最もデラウェアの栽培面積が広い県は?

 

1.  山梨県

2.  長崎県

3.  山形県

4.  新潟県

 

 

正解は...

3. 山形県 

f:id:ttrd80:20180221112541p:plain

山形県といえば 日本一の デラウェア の産地 です。

県内での生産は 1位=マスカット・ベーリー・A (約20%)、2位=デラウェア 、3位=ナイアガラ の順。

山形県は産地がややこしいので位置とキーワードとなる名称をしっかり覚えておきましょう!

f:id:ttrd80:20180221113817j:plain

特に、庄内盆地→南陽町→赤湯町「東北のワイン造り発祥の地」と呼ばれ、酒井ワイナリー を選ぶ問題が2017年のS/WE共通問題に出題されました。

 

問題019 [日本]

ワイナリー数が最も多い道県は?

 

1.  北海道

2.  山形県

3.  長野県

4.  山梨県 

 

 

正解は...

4.  山梨県 

f:id:ttrd80:20180221115457p:plain

これに関してはデータが毎年変わるものの...

2015年3月時点のデータでは 1位=山梨県(77軒)、2位=長野県(32軒)、3位=北海道(28軒)と 山梨がぶっちぎり! 2018年の試験でもさほど変動はしないと思われます (´_ゝ`)

あ、ちなみに国産ブドウを使用→醸造したのが日本ワインね。

 

ちなみに2013年より 国税庁 が 山梨県産をワイン産地と認定し 県内のブドウを100%使用 かつ 県内で醸造 されたものに対し、EUに輸出する際など GI Yamanashi ※(ジー・アイ・ヤマナシ) などとラベルに表示できるようになりました。

G.I = geographical indication 地理的表示。オーストラリアのパクリですね(笑)

f:id:ttrd80:20180221120754j:plain

 

それでは今回も復習しておきましょう!

練習問題

f:id:ttrd80:20180211125905j:plain

1・北海道で生産が盛んなのは...

「〇〇〇系の〇ワイン」

 

2・北海道で醸造量が最も多いブドウ品種は?

 

3・北海道が国内で最も生産比率が高いブドウ品種は?また国内の何割を占めるか?

 

4・以下4つの北海道のワイン産地名は?映画「ぶどうの涙」の舞台となったのは?

f:id:ttrd80:20180221121857p:plain

 

5・山形県で醸造量が最も多いブドウ品種は?

 

6・山形県が国内で最も生産比率が高いブドウ品種は?

 

7・ 以下3つの山形のワイン産地名は?

f:id:ttrd80:20180221122715j:plain

 

8・天童市があるワイン産地は?

「〇〇盆地」

 

9・東北最古のワイナリーと呼ばれる酒井ワイナリーがあるのは?

「〇〇盆地 〇〇市 〇〇町」

 

10・日本ワインを作るワイナリーが最も多い都道府県は?

 

11・GI Yamanashi をラベル表記できる条件とは?

 

今回も分からなかったらやり直しです。

内容を読み返しましょう(´_ゝ`)

 

おまけ動画

山梨って素敵な場所ですね。

[Craftsmanship at SUNTORY TOMI NO OKA WINERY, Yamanashi, Japan]

www.youtube.com

 

外国さんも楽しそう!

[Yamanashi Wine Taxi Tour]

www.youtube.com

 

最近のマイブーム。フェルミ研究所の動画はどれもサイコーだ!

【衝撃】最高のテスト勉強法4選

www.youtube.com

 

今回はここまで!

次回は 共通問題[021] フランス からです。

過去問解説 2016年 共通[016] 川上善兵衛・日本ワインの歴史について

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

f:id:ttrd80:20180217104248j:plain

このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

 

問題016 [酒類飲料概論]

川上善兵衛が開発したブドウ品種は?

 

1.  Muscat Bailey A

2.  Delaware

3.  Yama Sauvignon

4.  Shinano Riesling

 

 

正解は...

1.  Muscat Bailey A = マスカット・ベーリー・A

交配の元となったブドウは、アメリカの生食用の ベーリー種 と ヨーロッパの生食・醸造品種の マスカット・ハンブルク というのもポイントです( `ー´)ノ

2017年度の試験問題 共通[018] にも出題されていました。

f:id:ttrd80:20180217110927j:plain

 

川上善兵衛について

f:id:ttrd80:20180217111206j:plain

このマスカット・ベーリー・Aの産みの親「日本のワインぶどうの父」と呼ばれる 川上善兵衛(かわかみぜんべえ) はよく出題されています。

 

彼はこの他にもブラック・クイーンなどのブドウの交配品種を新潟県で開発しています。

新潟というのもポイント。県名も問われやすい!

f:id:ttrd80:20180217112911g:plain

 

日本ワインの歴史について

それでは今回は前述の川上善兵衛も含め日本ワインの歴史を勉強しましょう!

 

1874年=明治初期

今から約140年前

山田 宥教(やまだ ひろのり)詫間 憲久(たくま のりひさ) 甲府で本格的なワイン生産を開始する。

特に140年前=1.5世紀前ってのがポイント!

f:id:ttrd80:20180217115807j:plain

f:id:ttrd80:20180217120417j:plain

 

↓↓↓

 

1877

同じく山梨県 祝村(現在の勝沼の近く=甲州市南西部) で 現在の シャトー・メルシャン の前身 である 初の民間ワイナリー 大日本山梨葡萄酒会社 が設立される。

f:id:ttrd80:20180217123247p:plain

f:id:ttrd80:20180217123522g:plain

 

↓↓↓

 

1922 

川上善兵衛新潟岩の原葡萄園 を設立。ワイン用ブドウ22品種を発表。

繰り返しますが新潟県というのに注意です!

f:id:ttrd80:20180217124633j:plain

f:id:ttrd80:20180217125229j:plain

 

↓↓↓

 

1926

 山梨県のワイナリー数が約300軒になる

※正確には319軒ですが覚えやすく...

 

↓↓↓

 

1927 

川上善兵衛マスカット・ベーリー・A ブラック・クイーン  などの新種を新潟で発表。

f:id:ttrd80:20180217130307p:plain

 

↓↓↓

 

1939

 山梨県のワイナリー数が約3700軒に達する!

※またまた正確には3694軒ですが覚えやすく...

これは戦時中ワインの酒石酸がレーダーの材料として使えた為に、国がワイン作りを奨励したというのも背景にあります(´_ゝ`)

f:id:ttrd80:20180217132055j:plain

 

↓↓↓

 

1960年代

戦後の高度経済成長期に日本ワインの生産・消費が拡大!

f:id:ttrd80:20180217132159p:plain

  

↓↓↓

 

1980年代

バブル期に大手ワイナリーを中心に国際的にワイン用ブドウ品種として認められている ヴィティス・ヴィニフェラ 種 (Vitis Vinifera) の 本格的な栽培が始まる。

f:id:ttrd80:20180217133411j:plain

 

↓↓↓

 

2000年~

自らブドウを栽培→醸造をする小規模生産者が増え、ワイナリー数が100を超える。

現在(2015年時点)では日本国内で栽培されたブドウを使ってワインを製造している、いわゆる「日本ワイン」のワイナリー数は230に上っています。

f:id:ttrd80:20180217134505p:plain

 

↓↓↓

 

2015年=平成27

国産ブドウのみを原料とした「日本ワイン」保護の為、国際的なルールにならって「果実酒等の製法品質表示基準」が制定。ラベル表示のルールが厳しくなる(; ・`д・´)!

これは確か2017年のソムリエの論述試験に出題されていたような...。

f:id:ttrd80:20180217141958j:plain

 

やはり今回も復習しておきましょう!

練習問題

f:id:ttrd80:20180211125905j:plain

1・マスカット・ベーリー・Aの交配品種は?

「〇〇と〇〇」

 

2・「日本のワインぶどうの父」と呼ばれる人物は?

 

3・ブラック・クイーンが開発されたのは何県?

 

4・日本で本格的なワイン作りが始まったのは...

いつ?

その場所は?

主要人物 2人は?

 

5・1877年に設立された民間初のワイリーは?またその場所は?

 

6・1922年、川上善兵衛が新潟県に設立したワイナリーは?

 

7・ブラック・クイーン、マスカット・ベーリー・Aが発表されたのは何年?

 

8・戦時中、国によるワイン作りが奨励された理由は?

 

9・1980年代、バブル期に日本で本格的に栽培が盛んになった国際的ワイン用ブドウ品種は?

 

10・2015年時点での日本ワインを生産するワイナリー数は?

 

11・「果実酒等の製法品質表示基準」はいつ制定されたか?またその内容は?

 

今回も分からなかったらやり直しです。

内容を読み返しましょう(´_ゝ`)

 

おまけ動画

グレイスワイナリーさんですね。鳥居平の甲州が旨ぇ!

www.youtube.com

 

めっちゃまとまってるやん!しかも日本語!

www.youtube.com

 

今回はここまで!

次回は 共通問題[017] 日本 からです。

過去問解説 2016年 共通[015] 試験に出るリキュールの種類を覚えよう!

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

f:id:ttrd80:20180216111243j:plain

このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

 

問題015 [酒類飲料概論]

Cynarの主原料は?

 

1.  アニスシード

2.  アーティチョーク

3.  ミュール

4.  ジェンシアン

 

 

正解は...

2.  アーティチョーク

チナールについて

チナール Cynar なんて耳慣れないリキュールですが、

...っていうかあんま置いる店を見たことがない...( 一一;)

f:id:ttrd80:20180216123700j:plain

 

イタリアで主にアーティチョーク (和名 チョウセンアザミ) と呼ばれる植物から作られています!

デンプン質が豊富で蒸して食べたりするとホクホクしてイモのような食感!昔は媚薬の効果があると信じられていたんだとか...。このリキュール自体はホロ苦い甘さです!

f:id:ttrd80:20180216123725j:plain

 

...といった具合で、このチナールに限らずリキュールに関する問題はほぼ毎年出題されています(; ・`д・´)!

 

なので今回はリキュールに関して、しっかりと勉強しておきましょう!

 

リキュールの分類 と 覚え方のコツ

リキュールの分類としては大きく

・香草・薬草などのハーブ系

・フルーツなどの果実系

種や核(かく)系

・ミルク・卵などの乳化系

...などあります。

f:id:ttrd80:20180216144214p:plain

 

ですが、この分類に関してはボンヤリと分かればOKです( `ー´)ノ

 

分類はさておき、とにかくリキュール名とそのキーワードを覚えていきましょう!

 

それでは、多少、補足しながらご紹介していきたいと思います。

 

試験に出題されるリキュールの銘柄

ハーブ系

アブサン Absinthe

原材料=ニガヨモギ

以前はツヨンという向精神性のある成分が強くゴッホなど多くの芸術家がこの酒に溺れて身を滅ぼしています。

今はツヨンの成分が規制されていて安全なのですが...(´_ゝ`)

f:id:ttrd80:20180216152205j:plain

f:id:ttrd80:20180216152438j:plain

 

 

アニゼ anisés

原材料=アニスの種子

ペルノ Pernod は有名ですね。

ちなみにアニスとはセリ科の一年草(=1年しか生きない)のこと。

f:id:ttrd80:20180216144517j:plain

f:id:ttrd80:20180216124039j:plain

 

 

パスティス Pastis

原材料=アニス甘草

リカール Ricard が有名!

...というか以前に出題されてたような...(´_ゝ`)

f:id:ttrd80:20180216122310j:plain

 

 

アニゼット anisette

原材料=アニスなど20種類の植物

有名なのはこのマリー・ブリザード Marie Brizard。たまーに見るかな( 一一;)

f:id:ttrd80:20180216144702j:plain

 

 

シャルトリューズ Chartreuse

原材料=130種類の植物

フランスのアルプス山麓にあるヴォワロンの修道院で生産

ジュラとかサヴォア地方の近く!

黄色 ジョーヌ Jaune はアルコール度数40

緑色ヴェール Vert はアルコール度数55

シャルトリューズはよく出題されています!

f:id:ttrd80:20180216144954p:plain

f:id:ttrd80:20180216123624j:plain

 

  

ベネディクティン bénédictine

原材料=27種類の薬草・スパイス

この27という数字がポイント!

フランスのノルマンディー地方 ベネディクト派の修道院が生産

f:id:ttrd80:20180216150043j:plain

f:id:ttrd80:20180216150315p:plain

 

 

スーズ Suzu

原材料=リンドウの根

実は日本では古くから民間薬として使われてきた花!

f:id:ttrd80:20180216150724j:plain

f:id:ttrd80:20180216151146j:plain

 

 

カンパリ Campari

原材料=ビター・オレンジの果皮

でもこのカンパリの赤色はコニチールガイライムシという虫のメスの体を乾燥させて抽出した色素...(´_ゝ`)

f:id:ttrd80:20180216161116j:plain

 

f:id:ttrd80:20180216161732p:plain

 

 

ガリアーノ Galliano

原材料=40種類以上のハーブ・スパイス

40という数字がポイント!

f:id:ttrd80:20180216161925j:plain

 

 

サンブーカ Sambuca

原材料=アニスシード甘草など

コーヒー豆を入れて→着火という粋な飲み方も!

f:id:ttrd80:20180216162131j:plain

f:id:ttrd80:20180216162311j:plain

 

 

ウゾ Ouzo

原材料=アニス

ギリシャで生産

f:id:ttrd80:20180216162442j:plain

 

 

イエーガーマイスター Jägermeister

ハンティング・マスターって意味

原材料=56種類のハーブ・スパイス

ドイツで生産。

この56という数字がポイント!

f:id:ttrd80:20180216162821p:plain

 

 

ドランブイ Drambuie

原材料=スコッチウイスキー蜂蜜ハーブ

2017年度のソムリエ2次試験に出題されていました!

f:id:ttrd80:20180216162905j:plain

 

 

果実系

ホワイト・キュラソー White Curaçao

原材料=オレンジの果皮

コアントロー Cointreau が有名!

お菓子作りをされる方はご存知かもしれませんね。

f:id:ttrd80:20180216163046j:plain

 

 

オレンジ・キュラソー Orange Curaçao

原材料=オレンジの果皮

グラン・マルニエ Grand Marnier なんてのがあります。

あまり一般的でない気が...筆者だけか...( 一一;)

f:id:ttrd80:20180216163251j:plain

 

 

マラスキーノ Maraschino

原材料=チェリー

ルクサド Luxardo が有名。

チェリーはカクテルによく使うんですけどね~(´_ゝ`)

f:id:ttrd80:20180216163530j:plain

 

f:id:ttrd80:20180216163719j:plain

 

 

クレーム・ド・カシス Crème de Cassis

原材料=黒スグリ(=カシス)

昔「カシオレ(=カシス・オレンジ)」なんて学生時代にカラオケボックスでよく飲みました!

f:id:ttrd80:20180216163844j:plain

 

 

サザン・カンフォート Southern Comfort

原材料=ピーチなどの果実・ハーブ

適当に甘く爽やかなカクテルを作るのに便利!

f:id:ttrd80:20180216164101j:plain

 

 

種子・核

アマレット Amaretto

原材料=アンズの核

よく見るのは↓のディサローノ。ゴットファザーなんてカクテルを頼まれた時に使います!

f:id:ttrd80:20180216164155p:plain

 

フランジェリコ Frangelico

原材料=ヘーゼルナッツ

イタリアの托鉢僧が修行中にヘーゼルナッツを集めて作ったのが起源!

f:id:ttrd80:20180216164452j:plain

 

乳化系

ベイリーズ Bailey's

原材料=牛乳

ベイリーズ・ミルクなんてカクテルで使うかな...。

f:id:ttrd80:20180216164724j:plain

 

アドヴォカート Advocaat

原材料=卵黄

濃厚なクリーム状のリキュール、ドロッとしたプリンみたいな感じ!

f:id:ttrd80:20180216164918j:plain

 

今回も非常に長くなりましたが今回も復習しておきましょう!

練習問題

f:id:ttrd80:20180211125905j:plain

 1・アブサンの原料は?

 

2・アニゼの代表的な銘柄は?

 

3・リカールの原料・リキュールとしての種類は?

 

4・ヴォワロンの修道院で作られる130種類の植物を原料としたリキュールは?

 

5・↑4の緑色のアルコール度数は?

 

6・ノルマンディー地方で作られる27種類の薬草・スパイスを原料とするリキュールは?

 

7・スーズの原料は?

 

8・イタリアで作られるビターオレンジの果皮などを原料とするリキュールは?

 

9・ガリアーノには〇〇種以上のハーブ・スパイスが含まれている!

 

10・サンブーカの原料は?

 

11・ギリシャで作られるアニスを原料としたリキュールは?

 

12・ドイツで作られる56種類のハーブ・スパイスを原料とするリキュールは?

 

13・ドランブイの原料は〇〇と〇〇とハーブ

 

14・ホワイト・キュラソーの代表的な銘柄は?

 

15・グラン・マルニエのリキュールとしての種類は?

 

16・ルクサドの原料、リキュールとしての種類は?

 

17・カシスとは何か?

 

18・サザンカンフォートの原料は〇〇などの果実とハーブ

 

19・アマレットの原料は?

 

20・ヘーゼルナッツを原料とするリキュールは?

 

21・ベイリーズの主な原料は何?

 

22・オランダなどで作られるエッグリキュールは?

 

今回も分からなかったらやり直しです。

内容を読み返しましょう(´_ゝ`)

 

おまけ動画

ドランブイはラスティ・ネイルなんてカクテルで使います!

www.youtube.com

 

ドイツのアドヴォカート工場!

www.youtube.com

 

今回はここまで!

次回は 共通問題[016] 日本 からです。