えー、今回は ライブ感重視 です!
ソムリエ を受験された読者のS様より、お知らせいただきました内容を そのまま アップさせて頂きます!
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テイスティングは変化球?
論述はけっこうバックリした内容ですね。
(去年)オレンジワイン → (今年) ジョージア の流れって、やたら推してるな~ってイメージ ( 一一;)
また、動画をおって付ける予定です!
えー、今回は ライブ感重視 です!
ソムリエ を受験された読者のS様より、お知らせいただきました内容を そのまま アップさせて頂きます!
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テイスティングは変化球?
論述はけっこうバックリした内容ですね。
(去年)オレンジワイン → (今年) ジョージア の流れって、やたら推してるな~ってイメージ ( 一一;)
また、動画をおって付ける予定です!
二次試験 10/10 も迫ってきましたね。
今回は以前に少し触れた ワインリスト です。
経済的に...orz って方向けに
できるだけ安く 勉強ができる ってのがテーマ。
しかーし。試験に耐えうる品質を最低限保持したものなので、実際そんなに安いワケではなってのがミソです(汗)
受験者の方には
今週末にでも近場で購入できれば...って感じですが
もっと早く書けよ!ってツっこまれそうですね m(_ _)m
来年を見据えて...って方には
ゆっくり近場で探すなりネットで注文して 飲んでいただきたい感じです。
ちなみに以前のテイスティングコメント比較表にのっとっております。
2次テイスティング比較表_白.pdf - Google ドライブ
2次テイスティング比較表_赤.pdf - Google ドライブ
それではいきましょう!
スペルバウンド カリフォルニア シャルドネ 750ml [USA/白ワイン/辛口/フルボディ/1本]
非常にアメリカ・カリフォルニアらしい樽で魔改造されたコテコテのシャルドネ(; ・`д・´)!有名なオーパス・ワンを出してるモンダヴィワインのやつです。
ドメーヌ・ドルーアン・ヴォ―ドン シャブリ レゼルヴ・ド・ヴォ―ドン 375ml [フランス/白ワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]
ソムリエ協会とのパイプも厚い三国ワインが扱うドルーアン!シャルドネって多すぎるので、あんま変なの飲んで欲しくないから王道をイケって感じです。
リースリング クラシック / ファミーユ・ヒューゲル 750ml [フランス/白ワイン/辛口/ミディアムボディ/1本]
実際「高ぇじゃねーか (怒)」とツッコまれそうですが、ぺトロール香をしっかりと感じられる貴重な一品。この匂いのするやつって何故か高いのよね~。ドイツ・オレゴンだと4~5千します。ちなみに、最初のスペルバウンドと同じインポーターのジェロボーム。品種特性が分かりやすい良いチョイスをされてます。
ヴィラ・マリア・プライベートビン・ソーヴィニヨンブラン 13.0度 750ml ×1本
とりあえず、しっかりしたニュージランドのやつを飲んどけ!って感じです。仏ロワールだったらもう少しお上品かも。安いソーヴィニヨンブランは雑味が凄いのがあるので、これくらいで手を打ちましょう( 一一;)
いわずと知れたグレイスさん。キレイでベーシックな甲州です。国産は個性的なものも増えてきましたが、あまり特徴がトガり過ぎていないものを選ぶのも大切かと。若干ヨード香もするので確認してみて!
ロバートソン ゲヴェルツトラミネール【Robertson Gewrtztraminer】【南アフリカ産・白ワイン・甘口・750ml】
ゲヴェルツはコノスルでもよかったんだけど、敢えての南アフリカ(; ・`д・´)!ライチ感を味わいましょう。ただコリアンダーとか白胡椒とかのスパイス感はあまり無いかも。ごめんねー。
ロビニエール ミュスカデ セーブル エ メーヌ シュール・リー 白 750ml
「ミュスカデは出ないだろー。」と思いますが、勉強している方ならシュール・リーのコクや第二アロマ(←発酵による香り)に関わる パン・デュミ、焼いたパン(トースト) なんてニュアンスを確認してみたいところでしょう。飲んでみると確かに普通の白と比べるとパンチがある気がします。
ビニェードス・エラスリス・オバリェ パヌール カベルネ・ソーヴィニヨン リザーヴ オーク・エイジド 赤 750ml -チリワイン-
意外に選ぶのに迷ったのがコレ。カベソーによっては果実味のみでソーヴィニヨンからくる植物っぽさを表現していないものも多い中、こちらに関してはそれを表現できている有難い1本です。ぜひはシラー(ズ)と比較してほしい!
ドメーヌ・ダンデゾン・コート・デュ・ローヌ・ヴィエイユ・ヴィーニュ 2014 フランス 赤ワイン 750ml フルボディ 辛口 パーカー
けっこう果実みが強いので最初はオーストラリアのシラーズと勘違いしてしまいそうですが、しっかりと香りの最後にピリッとした黒胡椒を感じる事ができます。2日くらい置いてたらジビエっぽい野性味も出きて「やっぱローヌかもねー。」という逆転劇がおこる面白いワイン(´_ゝ`)
メルロに関しては割と選ぶのが難しいところです。基本的には優しいイメージですが、あまり軽すぎるのも試験的には微妙な気がします。このシリーズに関してはグランリゼルバがありますが、それだとちょっと濃すぎるのでリゼルバあたりが着地点かと。
アルバ デ ロス インファンテス グラン レセルバ - ワイン情報|Royal of Japan
関東ではバルやスーパーなどに強いローヤルオブジャパンさんの商品です。干しイチジクや干しプラムなどの枯れた感じがこの品種の特徴をとらえていると思います。12本のケース買いならかなりお安くなるという超コスパインポーター様です。ありがたやーm(_ _)m
エチェヴェリア ピノ・ノワール レゼルヴァ 2016 ヴィーニャ・エチェヴェリア 赤
「これってブルゴーニュじゃないですか?」って感じのエレガントなピノです。この価格でこのバランスなら御の字って気がします。
■【お取寄せ】カ デル バイオ ランゲ ネッビオーロ ブリック デル バイオ[2016]
これに関してはちょっと高いんだけど、薄い色の割に「これでもか」ってくらいしっかりしたタンニンを味わっていただきたいって感じです。若干土臭いような枯れたニュアンスもイメージ通り。試験的にネッビオーロはデキャンタ―1時間ってのも分かる気が...( 一一;)
【2018年日本ワインコンクール銀賞受賞・24本限定】井筒ワイン NAC マスカット・ベリーA 2017 720ml
最後にマスカット・ベーリーAです。そんなにハズレは無いですが樽のまったり感が出てないもの、つまり香りに甘酸っぱいフルーティー感(第一アロマ)がしっかりしたものを選びましょう!
以上、ってな具合でした。
(おまけ)
最近はさらに色んな皆様に来ていただいておりますm(_ _)m
意外に顔出しOKな方が多かったという..。
試験前に2回目・3回目という猛者の方が増えてきました。
今回はワイン以外をかなり練習されましたね~。
頭を抱えるお気持ちは分かります!
逆に色々と教えていただきました!
皆さん、ガチンコ勝負です!
それでは、皆様ラストスパート頑張って下さい!
前回の動画でロゼについてお話しましたが
「どうしても、気になる」という方!
もう少し追加しておきます。
ですが、ネットの情報は玉石混交 という事を踏まえて自己責任で取捨選択して下さいm(_ _)m
まず、筆者の予想では個人的に
一般のソムリエ・ワインエキスパートではロゼは出ない。
出るとしたらシニアレベルだと考えています。
ですが、もし出るとしたら...ってところで
都心ではこんな情報が流れているそうですよ~。
こんな風に分けられるようです。
ブードオニオンとか初めて聞いた( 一一;)
これは製法にもよるとは思いますが、大体こんなところかと...
プロヴァンスは意外と薄いですね~(; ・`д・´)
(ご参考)
細かい各地域のロゼの色調を知りたい方はこちら。
https://www.unionsquarewines.com/images/sites/unionsquarewines/gallery/Rose-Color-Table.png
Complete Wine Color Chart (Download) | Wine Folly
あ、ちなみに ゴルゴ13の娼婦の喘ぎ声で有名な サントロペ はプロヴァンス地方にあるよ(-ω-)/
必殺の 字幕をオン にしましょう( `ー´)ノ
分からない方はこちら。
http://動画ラボ.com/youtube-zimaku-216
動画によると...
薄ければ ラズベリー や イチゴ
しっかりした色だと ダークチェリー や ブラックベリー も。
なんだか赤のコメントにも似ていますね~。
ちなみに タヴェルなどしっかりとしたロゼ にはこの香りを選べば手堅いそうです。
筆者はロゼでピンクペッパーを意識した経験はありませんでした...(-_-メ)
...ってなところ。
読者のM様、貴重な情報をありがとうございましたm(_ _)m
試験とは全然関係ありませんが、マニアの間ではこんなテイスティング用語があるそうです。
Brambly、Austere、Chewy、High-Toned、Barnyard、知ってたらカッコいいかも。
最近は続々と1次を合格した方が勉強しにご来店されています。
関西の受験者は有名スクールでも総崩れとのこと。マジか(; ・`д・´)
ソムリエ本番と同じ、ワイン3種・その他2種 40分 → 30分の論述!
やはり出鼻はくじく!頭をぶつけていただくのが目的です。失敗は成功の母。
ラックさん試飲会@ヒルトン大阪
ブルゴーニュ オンリーでした。
ワインインスタイルさん試飲会@ザ・リッツカールトン大阪
こちらはアメリカ。どれもレベルが高い!
ラックさんの引出物は グラス拭きのトレシーでした。
スゲー嬉しい!これ、けっこう高いのよね~。
今回はここまで~。
次回こそ試験用のワインリストを作るぞ...( 一一;) タ、タブン...
えー、皆さま
2次試験に向けてバシバシ飲みまくってますでしょうか?
今回は ブドウ品種ごとの回答例をまとめ ます。
ズラッと横に並べて比較してみる事で見えてくる事もあるのかなーって感じ。
だだし!
今回の記事の内容は受験者の皆さまにとっては非常に危険といいますか
これこそ 害悪 になりうる記事です。
なんで、こんな事を注意しているかといいますと。
①ブドウ品種を決め込む
↓
②それに近い回答に合わせる
...という流れで回答をしてしまうと...
例えば、こんなことや...
「あっさりした白ワインだが ソーヴィニヨン・ブランではない、シャルドネ か リースリング どちらかだ。」
「ここは リースリング でいこう! 」
「そうなると香りは 菩提樹 や ぺトロール を入れておかないとな...。」
↑回答をまるパクリ
さらに、こんなことも...
「色も濃くしっかりした赤ワインだ。カベソー か シラーのどちらかだ。」
「うーん、そういえば 黒胡椒 の香りがするような気がしてきた!」
「黒胡椒 を選択肢に入れよう...」
↑思い込みから ありもしない香りを想像してしまう
...といった具合に、もし正解が思った品種でなかった場合、回答が総崩れする という事が起こります。
まぁ、実際には↑のようなものの かすかな香り を見つけるのは難しいんですけどね~。本番に頭が真っ白になってしまった場合は超法規的措置としてやるしかないかも...( 一一;)
というところで、様々なワインをのんで回答事例の勉強を進めておられる方はご理解いただけるでしょうが 勝負どころの選択肢 がある事に気付かれたと思います。
特に香りですが、
↑のように...
(白)
・リースリング での ぺトロール、菩提樹
・甲州 での ヨード
・ゲヴェルツ での コリアンダー
(赤)
・シラー(ズ) での 黒胡椒
...など
とまぁ、香りだけに限らず微妙なものは仕方がない面もありますが 回答事例に無理に答えをあわせるのは危険 です。
あくまで、色んなワインを飲んだ上で「確かに〇〇の香りがする...」と思った答えを選びましょう。
例えば、シラー(ズ)を5本のんでみた。→ 3本くらいは黒胡椒の香りがした。→ 目の前の赤ワインはあの3本の時のような黒胡椒の香りがする...といった状態が理想です。これこそがワインでの経験値 (; ・`д・´)!
つまり理想といいますか正解は↓です。
①目の前のワインの特徴を理解する
↓
②最終的な結論としてブドウ品種を決める
ロジックとしては帰納法ってことですね~(´_ゝ`)
では、筆者の個人的な主観でまとめたものがコチラです。
ダウンロード・印刷するなりしてご確認下さい。
2次テイスティング比較表_白.pdf - Google ドライブ
・「エレガント」という表現は 樽の効いたシャルドネ でもイケるようです。
・「コク」という表現は 一部のソーヴィニヨン・ブラン、シュールリータイプのミュスカデなどで使うようです。
2次テイスティング比較表_赤.pdf - Google ドライブ
・濃い色→「濃縮感」 に対して、薄い色なら「成熟度」を使う。
・ネッビオーロのみ例外的にデキャンタ1時間。
同じブドウ品種でもワインによって違うでしょうし回答に幅があるはずです。
そのブレをご自身で納得できる部分・できない部分を加味してこれをベースに横並びに比較してみて下さい。
こうして ブドウ品種1つ1つに体当たりするのではなく全体を俯瞰してみると、いっそう理解が深まる はずです( `ー´)ノ
・
・
・
(おまけ)
最近はさらに読者の皆様にきていただいております。
ワインでは...
ってな感じです。
※ロゼに関しては地方に関係なく製法により濃淡は変わるはずですが、規則性のない出題はできないだろう...という考えです。こーゆー不確定要素が多いと分りませんね。日本酒だともっと厳しいけど...加水とかアル添とか酵母とか...( 一一;)
次回は、試験対策用のワインリストでも作ってみましょうかね~(´_ゝ`)
さて、今回は ワインと料理のマリアージュ についてです。
ソムリエの方は2次のテイスティングの後に行われる論述に、ここ2年と同じであれば「○○のワインと合う料理を提案して下さい。」...って問題が出るかもしれません。
ワインエキスパートの方は「ウチらにはカンケーねーよ(; ・`д・´)/」と思われるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。
それでは 最近続編が上映された イギリスのスパイ映画 キングスマン の食事のシーンをご覧下さい!
ちょっと聞き取りにくいですが、こんな会話をしています。
敵のボス
「チーズバーガー には 1945年の ラフィット だぜ!」
主人公のスパイの師匠 (味方)
「いや、それは古典的だ! プリンに トゥインキーズ※ と 1937年の ディケム を願いたい...」
...みたいな会話です。
あ、ちなみに トゥインキーズってのはアメリカで古くから人気のある こんなスポンジ菓子ね。
では、そろそろ本題に入りましょう!
もう、2次までこられているので、さんざん勉強されたでしょうが
ワインと料理のマリアージュのポイント は大きく3つです!
①味
②地方
③格 ← ★
とりあえず、この手の説明を求められた場合「3つ」って言い切るとカッコイイ気が...( `ー´) ウム
ジョークを解説するなんて高校の時の古典の授業以来の気がしますが(汗)、キングスマンの場合は3つ目の 格 を皮肉っていたわけですね。
日本だとピザポテトにマルゴーくらいでしょうか。「いや、グランカルビーならいけるんじゃね?」ってのはしつこいですね。
(ここまで ↑) お客様との会話の引き出しとして使っていいですよ~(笑)
で、今回はそこまで難しい話はしません。
なんとなく「個人的にそう考えている」って内容をお伝えします!
論述試験のコツ は 手を止めない 事!
とりあえず何でもいいので↓のような切り口をヒントに書いてみて下さい。
まず単純に、こんな感じかと。
・軽い(薄い)ワイン に 軽い料理
ex カモ(鳥とかあっさりした肉) - ピノ・ノワール
・重い(濃い)ワイン に 重い料理
ex フォアグラ - 貴腐ワイン ←古典的な定番。ちょっと濃すぎる気も(笑)
昔、筆者のワイン教室の先生が「ピノ・ノワールにはカモです!」と口癖のようにおっしゃっておられたのですが、内心は筆者「カモの料理なんて日本人はパッと思いつかねーよ( 一一;)」って思ってました。
さておき、肉のあっさり感とベリー系ソースなんかの果実味をマッチさせるイメージ。(...としか書けないorz...)
とまぁ、筆者のカモ料理のように論述試験では 馴染みのある料理で言葉に詰まらないモノを選びましょう!
生半可な知識のものを書こうとすると2行で死ねますよ(; ・`д・´)!
・シンプルなワイン に シンプルな料理
ex カルパッチョ - ソーヴィニヨン・ブラン
・複雑なワイン に 複雑な (≒ 味のする) 料理
ex ビーフシチュー - アリアーニコ(タウラージとか...) ※テキトーです。スンマセン
2つ目に 味の複雑さ を合わせろ!ってわけです。これって手の込んだ調理法の料理ってだけでなく 調理法はシンプルでも味自体が複雑 ってパターンもあると思うんです。
以前、グレイスワインさんのセミナーで「(個人的に)甲州に一番合うと思われる料理は何ですか?」と質問した事があるのですが、「鮎の塩焼き 」とおっしゃっておられたのが印象的です。
甲州、特に菱山なんかのミネラル感のあるものが、鮎の苦み・コク・塩味なんかと絶妙にマッチするんだそうで、実に日本的、かつ調理法はシンプルだけど味の複雑さのペアリングを表現した素晴らしいチョイスだと思いました。
(個人的に) 複雑な味のワインって特に白だと余韻にミネラル感や苦み・塩味が追いかけてくる感じがするのですが、きっとこの流れが鮎にピタッとハマるんでしょうね。一度試してみたい...(´_ゝ`)
あ、そうそう、5ch まとめサイトなんかで最近発見したのですが
からあげ ーマヨネーズを添えてー #文章の最後にーなんとかを添えてーと書くとフランス料理っぽくなる
— すいか (@suica215) 2012年1月26日
料理の最後に「- 〇〇を添えて」って書くと便利かも (-ω-)/
まぁ↑ネタとしても使いやすそうですが。
例えば、ユーカリ のニュアンスのあるオーストラリアのシラーズなんかがあったりしますが、「〇〇ステーキ - アスパラガスを添えて」なんて具合に、ステーキみたいなシンプルな料理にワインの植物っぽさのニュアンスを追加して複雑さを演出する ってのもアリかもしれません。
数年前、実際そういうペアリングをいただいた記憶が...。やはりコアラの国...( `ー´)
例外!
・真逆の味を組み合わせる
ex ポートワイン(甘) - ブルーチーズ スティルトン(英国製 - かなり塩辛い)
3:47~ 字幕をオンにすると分かり易いですよ~。
まぁ、実際に書くならチーズ単体でなくって「〇〇のブルーチーズを使った辛口チーズケーキ」とかって書き方がベターかもしれません。
さておき、この組み合わせってかアイデアって意外に多いんですよね~。
例えばワインと料理ではないですが、砂糖醤油 (おばあちゃんのぽたぽた焼き、〇〇の甘辛煮)とか、スコッチウイスキーの塩辛いピートの効いたウイスキーを甘いシェリー樽で熟成したもの、って感じで偶然か必然か人類の考えることって世界中でそんなに違わねーなーって気がしています( 一一;)
さておき、このアイデアのペアリングは
あまり奇抜なモノで攻め過ぎない!って事が大切です。
あくまで採点する方が理解できるようなものにしておきましょうね。
これに関してはさんざん1次の地方料理で悩まされた方も多いでしょう(´・ω・`)
実は筆者の祖父母は父方が金沢と母方が徳之島(沖縄の近く)ですが、南方出身の母方のおばあちゃんの料理がやたら やたら濃い!砂糖と油どっばー!って感じでした。
あ、ちなみに顏も濃くなるわけで、当方南方系のソース顔を自認しております!
まぁ、海外旅行に行けば分かる事ですが、暑い地域の料理は濃厚といいますか、おそらく生理的にそーゆーしっかりした料理を食べておかないと体がもたない!というのが核心でしょう。現場仕事の方が塩をなめるのと同じですね。
よって、暑い地域のブドウはキャノピーマネージメントで酸をキープしたい!なーんて方針で栽培されていない限りは...
キャノピーマネージメントってのも論述に出るかもね~。あ、寒い地域なら酸が出過ぎてマロラクティック発酵しない限りってのも...。
暖かい・日照量が多い
↓
糖度が上がる・果実味が出る!
↓
アルコール度数が上がる!
↓
しっかりしたワインになる!
= 濃厚な料理と相性が良くなる
...って流れです。逆も然り!
似たような事を考えている方がおられました。
で、ここでの実例として
ex 肉じゃが - マスカット・ベーリー・A
...を挙げておきます。
日本の優しい気候風土から生まれたMBAは、日本の優しい家庭料理「肉じゃが」に合ってくるわけです! 当然の帰結ですね。キリッ( `ー´)
で、最後にキングスマンで出てきた格です。
味だけで考えると別に絶対こうしなければいけないというルールはないのですが
どちらかというと ワインや料理に失礼がないように!というマナー といった方が正確でしょう(-ω-)/
高級フレンチのディナー に...だったり。
シェフがキレるかも。
ワインからのアプローチだと
ボルドーの5大シャトーに...だったら
すき焼き定食とかが良いかな。あ、最近は佐藤二郎にハマってます。
これだとワインを選んだ人に失礼ですね。
...って具合に 値段でとは言いませんが、それなりのモノに合わせて あげるようにしましょう!
で、ここでの実例としては
ex コック・オー・ヴァン - ブルゴーニュ地方の高級な赤
...を挙げておきます。
1次を通過した方なら料理名はOKなはずですね。
このペアリングはフォローアップセミナーで聞いただけです(笑) 受験者の中で、ってか資格保持者でもこれ食べた事ある人って何割くらいいるんだろう...( 一一;)
...ってな感じです。
試験でも日常生活でも
「ワインと料理ってどうやって合わせるんですか?」
と聞かれることもあるでしょう!
そんな時にバシッと、ポイントは...
①味
②地方
③格
...の3つ だぜ( `ー´)ノ と答えてやりましょう!
簡単ですね(笑)
せんきゅー、キングスマン!
(おまけ)
昨夜も東京から読者の方がご来店下さり、いきなり試験と同じ内容にチャレンジして頂きました。やっぱ ワインテイスティングの基礎知識 この本いりますよね~(笑) 東京に戻られたら早速ご購入されるそうです。
次回は禁断の「ブドウ品種ごとによる回答事例」でもまとめてみようと考えています。
2次試験(10/10 水)まで1か月ちょうどとなりました。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
まず北海道の受験者の皆様には心より早い復興をお祈り申し上げます。
さて、ここ数日で1次を終わられた読者の方が2組ご来店下さいまして
1次のご感想をきいたり、2次の練習をしたりと盛り上がりました。
お2組ともウチの店みたいな裏路地にあるアングラなバーには似つかわしくない 渋い&美男・美女の方ばかりで一瞬自分の目を疑ったという...(笑)
で、今日はその中で得た事やら2次に向けてのアドバイスやら思い出した事を箇条書きしてみます。
↑の皆様も含め通過された方数名の方の体験談をまとめると...
結局↓こうすれば良かったんじゃない?って感じです。
・2回受験 & 出題情報がネットにあがってくる試験期間終了間際を狙う
・杉山先生+田辺先生の問題集をマスターする
・過去問は3年程度やればOK
・試験直前にネット上の出題情報を丸暗記 (2018年は600問ほど)
試験期間中に「教本を読まないと無理」みたいな意見が出ましたが、結局 試験直前で教本を読まずに出題情報を必死に覚えた って方が勝ち残っておられるようです。
ただし前提条件があって...
・出題される問題が全試験期間で使い回しされる
・受験日が自由に選べる
・ネット上で全員の出題情報をまとめる『神』のような人が出現する
...です。
こんなの早めに受験した方は完全に人柱ですよね~。屍を越えていく感じか...( 一一;)
試験期間開始直後くらいは難易度下げてあげるとか優遇措置があってもいいような気がします。
...で、話を戻しますが、いきなり本番さながらの条件で練習していただきました。
座学の記事でもそうですが
当方 出鼻くじき系 です!
人間一度頭をぶつけると必死に頑張りますよね~(´_ゝ`)
時間配分とその為に必要なスピード感とか、あまり馴染みのないワイン以外のお酒が出てくるって事を実際に体験していただきたかったのです。
そう、2次合格までの最短距離は ひたすら実践的なテイスティングの練習をする という事かと思います。
筆者のイメージだとシャドーボクシングや野球の素振りに限りなく近い!
で、その為にも、まず準備です。
必要なモノは
・ワイン (ソムリエ3種 or エキスパート4種)
まず、赤ならカベルネ・ソーヴィニョン、シラー(ズ)、ピノ・ノワール。白ならシャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、リースリングくらいからはじめましょう!
※練習時は赤だけ3種類、白だけ4種類といった風に赤か白1色に集中して比較するというのも大いにありかと思います。...というか筆者は結構そうしてました(-ω-)/
・ワイン以外のリキュール (ソムリエ2種 or エキスパート1種)
・グラス5脚 (100円ショップのやつでもOK、本番っぽいのは↓)
(INAO)テイスティンググラス G1640-6(6脚単位)
・紙コップ (ワインを吐き出す用)
・白紙 (グラスの下に敷いて色目を確認しやすいように...)
・回答用紙 (↓ダウンロードして必要分印刷してね)
ソムリエ試験 テイスティング 解答用紙 - Google 検索
・付箋 (一人で練習する場合、品種をメモしておきます。)
・ストップウォッチ (スマホのタイマー、時計でもOK)
...です。
とりあえず、これだけ揃えたら つべこべ言わずに Let's GO です!
回答のテクニックやワインの品種ごとのパターンなんかは練習していたら自然に覚えていきます。
とにかく何でもいいからワインを買ってやってみろ(; ・`д・´)!って事です。
引き続き具体的なノウハウです...
で、次に悪いこと言わないので ↑の本を買って下さい!
これで1800円(+税)なら安い! 筆者が久々に惚れ込んだ本です。都市部の ジュンク堂、紀伊国屋、ブックファーストなど大きな書店なら売ってるかも。
解説もさることながら、特にこの本で素晴らしいのが 別冊 というか巻末に付録で付いてくるコチラ!
赤・白とも 回答用紙 としてつかえるページも。
↑でダウンロードする手間もはぶけます。
ワインの ブドウの品種ごとの回答事例 もあるので、練習で自分が飲んだものの回答をこちらの回答例を参考に 感覚を調整 していきましょう!
「シラーって飲んでみると、確かに『黒胡椒』っぽい香りはあるな~。」
「なるほど、黒胡椒って選択肢はこういう時に選ぶのか~。」
...って感じ。
たとえば他にも樽の効いたシャルドネには 炒ったアーモンド、ピノノワールの軽い香りだとラズベリーなど、品種ごとに特徴的な発見があるはずです!
ですが、注意点として
このブドウの品種にはこの香りがあるはずだ!と無理に思い込まないで下さいね。
あくまでそのニュアンスを感じられれば!という条件です。
もう、これで練習できますね~ (´_ゝ`)!
で、次に...
試験では制限時間が決まっています。
全40分で5種類、ソムリエでもワインエキスパートでもワインの1種類にかけれる時間はせいぜい7~8分です。迷わずにテンポよく答えれるようにしましょう!
後ほど動画で解説しますが、↑のメトロノームくらいの速度が理想的です。
たとえば緊張のあまり、出題されたワインの色調が「淡い」か「やや淡い」かどちらかで5分迷ってしまうようでは到底最後まで辿り着けません。
↑に限らず二次試験においては どちらでも正解という事もありえる ので、とにかく 悩む事に意味が無い というのと同時に「悩んでいるヒマなんてない!」という事を覚えておいて下さい。
これは筆者の体験ですがタイミングとしては毎食後に行っていました。
困った事に人間には 嗅覚疲労 という現象があって 同じ匂いを長時間嗅ぎ続けると馴れてしまって分からなくなります。
2~3時間ぶっ通しで練習したいところですが、そうはいかないわけです。
なので1日に時間をあけて2~3回が限度ってところでしょうか。
この練習で気合入ってるな~と思ったのは
一般の会社にお勤めの方で、ワインを2~3種類小さなボトルに詰め、昼休みにお弁当を食べた後で練習していた!という猛者がウチの店のお客様でおられます。
人間やる気になったら色んなアイデアが出ますね~(; ・`д・´) スゲー
あと、ご自宅での練習される場合は 部屋のライトを暖色から無色に 変えるのもオススメです!どうもオレンジっぽく見えてしまうんですよね~。
毎食のご飯は美味しく見えなくなりますが1か月ほどの我慢です(笑) あ、ウチの店の明かり(暖色系)はさすがに変えれないので練習に来てくださった方には心苦しいところではあります(´・ω・`) ゴメンネー
あまりに安いコンビニなどで買える500円程度のワインは味・香りともしっかりしてない場合が多いので試験勉強用としてはNGです。
普段飲み用として十分おいしい!とかって話とはまた別ね(-ω-)/
↓みたいに楽天やアマゾンなどネットで調べて買うなり、知り合いのワイン関係者・信頼できるワインショップの方に選んでもらうなりしましょう。
◆【テイスティング・レポート付】コノスル・ヴァラエタルシリーズ品種の個性飲み比べ10本セット(750ml×赤5白5本)[T]
ちなみに筆者はウチの店の取引先の酒屋さん (シニアソムリエ) にお任せしていました。
「試験に出そうな典型的なシラーズを1本」とか
「ぺトロール香ってのを確かめたいので、その香りがするリースリング」とか
面倒な注文をする嫌な客だったに違いありません(笑)
開栓したワインはコルクやスクリューキャップをそのまま使ってもいいですが、しっかり保存するならバキュバンくらいは使ってもいいかも。
最近はアンチオックスなんて流行ってる気がしますが1つ2000円くらいと少し高いかも(´_ゝ`)
で、フタをしたら置いておくのはワインセラーでなくとも冷蔵庫でOKです。
筆者は自宅の冷蔵庫にMAX7本くらい入れてましたが、もちろん家族からは怒涛の大ブーイングでしたよ(笑) シャーネー
ただ冷蔵庫は6度くらいと冷えすぎるので、またワインを使う時は少し邪道かもしれませんが台所でぬるい温水をボトルにあてて理想の10度くらいまで温度を上げるのがオススメです!
急激な温度の変化はワインにとってあまり理想的ではありませんが、この方法なら冷蔵庫から出してパッと使えると思います。
お手持ちのスマートフォンがあれば回答用紙を画像かPDFファイルとして取り込んでおくと通勤時間やワインバーに飲みに行った時などに密かに勉強できたりと便利です。
これを見ながらスーパーや百貨店の試飲コーナーでネバるのは迷惑なので辞めましょうね(-ω-)/ 筆者は実際にやってみましたが落ち着かなくて無理でした(笑)
えー、実は筆者は葉巻やパイプタバコまで吸う超ヘビースモーカーです。
個人的にタバコや刺激物に関してはさほど味覚に影響は無いと考えていますが、試験前はひかえていました。やっぱり2次まで辿り着いたならベストは尽くしたいですよね~。
スモーカーの方、無理にとは言いませんがご参考まで。
さてさて、細かくご紹介しましたが今回はこんな感じです。
それでは 解説動画 をどうぞ!
(ご参考)
(おまけ)
先週はワインが600種類出展されている試飲会に行ってきました。
筆者自身そんな酒は強いほうではないというのもありますが、さすがに死にそうになりました(笑) あんまアイテム数が多すぎると1つ1つのテイスティングが雑になるのよねー。
あ、また密かに更新しております。
また思いついたら何か書きマッス!