今回は ルーマニア の 地方名 を取り上げます。
▼これを取り上げる理由
昨夜、ソムリエ教本’20 を見ていると↑みたいになってて ビックリ しました。さすがにこれは テキトーに文字だけを並べ過ぎ だろぅ...やる気なさ過ぎだろぅ...( 一一;) と思ったので 補足 しておきます。
教本は書き手によってかなりの温度差を感じるw 前はもうちょい見やすかった気がするんだけど気のせい?
▼参考資料
さてさて、まず ↑のページが 最高の資料 です。非常に見やすい!
https://www.crameromania.ro/upload/files/EN_Harta_viticola_CrameRomania_Ianuarie_2020_2500px.jpg
さらに、その中のコチラ↑の英語とルーマニア語の地名の意味を組み合わせた結果が↓
後ほど 丘(おか) とか 森(≒山の中の) とかってニュアンスが出てくるけど、地図を見て 土地の高低差 を意識しておくと吉!
(軽いver)
▼ルーマニアの地理・地方名
以下、教本にのっている 大きな枠での地方名です。
★Podișul Transilvaniei ポディシュル・トランシルヴァニエイ
→ ポディシュル(=台地)・トランシルヴァニエイ(=森の向こうの : ラテン語)
昔の地中海(伊・ギリシア辺り)の人達から見た視点。カルパチア山脈の森の向こう側にあるからね~。まんまです (笑)
★Dealurile Moldovei デアルリレ・モルドヴェイ
→ この デアルリレ ってのは頻出だけど「丘(おか)」って意味
お隣の国、モルドバの近くだしね~。これも文字通り。
★Dealurile Munteniei și Olteniei デアルリレ ムンテニエイ・シ・オルテニエイ
→ 丘は同上で、și = シ ってのが AND の意味でっす。
なので「ムンテニエイの丘 と オルテニエイ」となります。
★Banat バナト (or バナット)
→ ペルシア語で Master(先生?) とか Lord(支配者≒主 / 神?) って意味で、実はエラい感じの名前!
★Crișanei și Maramureșului クリシャナ・シ・マラムレシュ
→ 実は 「Dealurile Crișanei」なので、クリシャナの丘 と マラムレシュ。
★Colinele Dobrogei コリネレ・ブロジェイ
→ この コリネレ も 丘(おか) で、ブロジェイ は 「Do + ブルガリア」って意味らしいです。そういや ルーマニアの南側 は ブルガリア ですね。
★Terasele Dunării テラセレ・ドゥナリー
→ テラセレ は 段丘 って意味です。なので、ドナウ(川沿い)の段丘。
★nisipurilor și altor terenuri favorabile din sudul țării ニシプリ・シ・アルテ・テレヌリ・ファヴォラビレ・ディン・スドゥル・ツァリー
→ アルテ=その他、テレヌリ = エリア、ディン = of 、スドゥル=南、ツァリー=砂漠...で「ニシプリ と その他 好ましい 南の砂漠のエリア」となります。上記メジャーな地方に含まれないドナウ川沿いに点在する産地をまとめたもの...( 一一;)
ついでに↑の地図で小さくなってしまったルーマニアの 北緯 も付けときますね~。
こうやって見てみると (南)フランスくらい の位置。
以上、教本のルーマニアに少しでも馴染めるように書いておきましたので、お役立て頂ければ幸いですm(_ _)m
HIRO様 >>
いい感じですね〜。そのように「表面的な知識を、実感を持って説明できるか?」というのが、魅力的なワイン通になれるかどうかの重要な素質ってか "さかい目" なのでは?…と思うことが多いです。読んで頂き感謝☆
・
・
・
【編集後記】
Youtubeでルーマニアの動画を調べていましたが↓2つが良さそうです。後半(=2つ目)に フランスからやってきてワイナリーを立ち上げた女性 が登場しますが 色んな人生 がありますね~。そうか土地が安いのか。問題も多々あったみたいですが 度胸 がある (´_ゝ`) !! (字幕をONにすると分かり易いです。)
Travel - Journey into wine: Romania (Part 1/2)
Travel - Journey into wine: Romania (Part 2/2)
・・・
またまた 4コマ漫画 を作りました。
これが筆者のワインと向き合ってきた10年間の総括。
ちなみに、かのフリーソロで有名なアレックス・オノルドも 最初は山登りのパートナーも見つからずボッチだったから、一人でやるしかなかった んだとか。読者の皆様の孤独も、もしかしたら 何か大きなチカラに変わりうる のかもしれません。
以上