ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 001-005


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このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

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今回から「流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 ○○~○○」と題して、

1回5問のペースで2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の問題から覚えるべきポイントを探っていきたいと思います。

 

ちなみに下のリンクはご参考まで。

【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

  

それでは問題です!

 

↓↓↓

 

問題1 [酒類概論]

日本の酒税法で規定されている酒類とは15℃においてアルコール分が何%以上のものか?

 

1.  0.001%

2.  0.01%

3.  0.1%

4.  1%

 

 

正解は... 4.  1%

教本でも見過ごしてしまいそうな酒税法上の「酒類」の定義でした。

これに関しては酒類の3つの分類醸造酒・蒸留酒・混成酒の違い3つそれぞれの具体的な銘柄(醸造酒だったらワイン・日本酒、蒸留酒ならウイスキー、混成酒ならヴェルモットなど) を覚えましょう!

盲点をつく問題でしたね。出鼻をくじかれた人も多かったのでは...(´・ω・)

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問題2 [酒類概論]

Vermouth (ヴェルモット) が 分類されるのは?

 

1.  Still wine (スティルワイン)

2.  Sparkling wine (スパークリングワイン)

3.  Fortified wine (フォーティファイドワイン)

4.  Flavored wine (フレーヴァードワイン)

 

 

正解は... 4.  Flavored wine

概論のワインの分類からの出題です。

スティルワイン(=泡の無い一般的なワイン)やスパークリングワイン(=泡)ではない事は分かりますね。

ここでフォーティファイドワインとフレーヴァードワインの違いをハッキリさせておきましょう! 

 

・Flavered wine フレーヴァードワイン

ワインにスパイス・果実・薬草などの風味を付けたものです。

 

・Fortified wine フォーティファイドワイン = 酒精強化ワイン

ワインにアルコールを添加したもの。シェリー・ポートワイン・マデイラ など 

 

で、そういえば ベルモット(仏=vermouth 伊=vermut)は「アル添(てん)」してねーよな!ってなるのでフレーヴァードワインです。

アル添に気付くかがポイント。ちょっとややこしいかな...(-_-)

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問題3 [酒類概論]

2015年の国別ワイン消費量が多い国は? 

 

1.  France

2.  Italy

3.  United States

4.  China

 

 

 

正解は... 3.  United States

概論に載ってる統計データからの出題です。

問題のような国別ワインの消費量国別ワインの生産量3位(可能であれば10位)まで覚えておきましょう!

このデータに関しては常に変動するので手を抜いて作っているテキストには載っていません!ソムリエ教本を開く貴重な機会です(笑)

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問題4 [酒類概論]

Foxy Flavor (フォキシー・フレーヴァ―) とよばれる独特の香りを持つブドウ品種は?

 

1.  Vitis amurensis (ヴィティス・アムレンシス)

2.  Vitis vinifera (ヴィティス・ヴィニフェラ)

3.  Vitis Coignetiae (ヴィティス・コワニティ)

4.  Vitis labrusca (ヴィティス・ラブルスカ)

 


 

正解は... 4.  Vitis labrusca

ワイン用ブドウ品種に関する問題です。

フォキシー・フレーヴァーという言葉自体は Fox さんという学者が提唱したからという説がありますが、そもそもアメリカでは ヴィティス・ラブルスカ種を 「Fox grape」と呼んでいたというのが今は有力だそうです。

 

選択肢4つのブドウ品種の特徴は頭に入れておきましょう!

・アムレンシス=東アジア

・ヴィニフェラ=一般的なワイン用ブドウ。約1000種類あるってのと、実際に醸造に使われているのが100種類って数字も大切かも。こんな数字は問題によく出ます!

・ラブルスカ=北米、主に食用、フォキシー・フレーヴァー

・コワニティ=日本の山ブドウ

コワニティとかフォキシーフレーヴァーとか初めて知りましたf^-^; 古い勉強してない有資格者は分からないんじゃないかな。もちろん自分の事ですが(笑)

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問題5 [酒類概論]

北半球のブドウの育成サイクルとして、一般的に地上樹部の活動が始まるとされる気温は?

 

1.  0℃

2.  5℃

3.  10℃

4.  15℃

 


 

正解は... 3.  10℃

ブドウ栽培の条件に関する問題です。

これに関しては地上樹部などと見慣れない文字が出てきましたが 気温が10℃~16℃がベストと覚えていれば解けた問題です。

その他、ワインベルトの北緯・南緯(北半球30-50度 南半球30-50度)、日照時間 1000~1500時間、年間降水量500~900mm といった数字も忘れないように!

地上樹部って...(´_ゝ`)

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今回はここまで~。

次回は6~10問目です( `ー´)ノ