第7回の本日のテーマは
ボトルのサイズです。
「JR待つバナナ」と聞いて、ついに筆者も頭がおかしくなったのかな?と思われるかもしれません(笑)
ソムリエ・ワインエキスパート試験には覚えるべき単位・数字が多々あります。その代表的なものが「ボトルのサイズ」。
この覚え方が「JR待つバナナ」なのですが、わりかしメジャーなようです。
それでは、どんな内容か見ていきましょう!
【1】ボトルサイズはシャンパーニュとボルドーで違う
まず覚えるべきボトルサイズは2種類あります。「えっ?!2種類も覚えるのダルいなぁ。」と思ってしまいそうですね。
ですが、その1つのシャンパーニュさえ覚えてしまえば残りのボルドーはオマケみたいなもんです。
【2】シャンパーニュは「JR待つバナナ」で覚える
では、まずシャンパーニュから。
・Quart (キャール)
1/4本分 (200ml)
・Demi Bouteille(ドゥミ・ブティユ)
1/2本分 (375ml)
・Bouteille(ブティユ)
1本分 (750ml)
・Magnum(マグナム)
2本分 (1500ml)
・Jeroboam(ジェロボアム) = J ジェイ
4本分 (3000ml)
・Rehoboam(レオボアム) = R アール
6本分 (4500ml)
・Mathusalem(マチュザレム) = M ま
8本分 (6000ml)
・Salmanazer(サルマナザール) = S つ
12本分 (9000ml)
・Balthazar(バルタザール) = B バ
16本分 (12000ml)
・Nabuchodonosor(ナビュコドノゾール) = N ナナ
20本分 (15000ml)
このJR(略)とは4本分から20本にかけての覚え方です。
さすがに「2本目までは自力で覚えろよ!」って内容なのですが。ブティユが1本という事さえわかれば、デュミは半分、キャールは1/4の「クオーター」に似てますね。
そして数字を覚えます「2・4・6・8・12・16・20」ですが、8までは2本づつ増え、20までは4本ずつです。
「JR待つバナナ」の最初のJが4本という事さえ理解しておけば、あとは頭の中でなぞるだけ。
【3】ボルドーは「どーじゃい」で覚える
これは著者のオリジナルですが、シャンパーニュとの違いはこの「どーじゃい」の3つだけ。
・Demi Bouteille(ドゥミ・ブティユ)
1/2本分(375ml)
・Bouteille(ブティユ)
1本分 (750ml)
・Magnum(マグナム)
2本分 (1500ml)
・Double-Magunum(ダブル・マグナム) = D どー
4本分 (3000ml)
・Jeroboam(ジェロボアム) = J じゃ
6本分 (4500ml)
・Imperial(アンペリアル) = I い
8本分 (6000ml)
シャンパーニュでいうジェロボアムが、ボルドーではダブル・マグナムとなっています。
ここから「4・6・8」と「どー(D)じゃ(J)い(I)」の順で3つ覚えましょう!簡単ですね。
【4】本日のまとめ
メジャーなボトルのサイズ「シャンパーニュ」と「ボルドー」については「JR待つバナナ」「どーじゃい」で覚えましょう!
他には、ジュラ(仏)のVin Jauneのクラヴラン(620ml)や、Vin de Pailleのポ(375ml)もありますが、変なボトルサイズはこの2つくらいかな。まぁ、それはまたの機会に。
たまにレストランやワインバー等の飲食店にいったら、やたら大きいボトルをみたりしますね。
そんな時には今回の話を思い出して「そのボトルのサイズは何ですか?」ときいてみるのも面白いかもしれません。