ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


2次試験テイスティング - 白ワイン 「香り」 の考え方・注意点など

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 白ワイン 「香り」の考え方・です。

 

前回に引き続きテイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

 

・第一印象

(選択肢)

□閉じている □控えめ □しっかりと感じられる □力強い
□チャーミングな □華やかな □濃縮感がある □深みのある □複雑な

基本的には「しっかりと感じられる」を選びましょう。ニューワールドのトロピカルなニュアンスのシャルドネや、パッションフルーツや草の香りがするようなソービニョンブラン、甘くスパイシーなゲヴェルツトラミネルなど、しっかりした香りがする場合はこれを選びましょう!

ただし、香りが弱めの旧世界のリースリング、シャブリなどのシャルドネ、甲州などが 出たと思ったら「控えめ」でも良いと思います。

他の選択肢もありますが、ここに関してはそんなに考えなくても良いかと(*´з`)

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・果実・ナッツ

(選択肢) 2~3個選びます

□柑橘類  □青リンゴ □リンゴ □洋ナシ □花梨 □桃 □アプリコット □パイナップル □メロン □パッションフルーツ □ライチ □炒ったアーモンド □ヘーゼルナッツ

解説に入る前に注意から( `ー´)ノ

・思いこんだ品種の特徴をチェックするのではなく、できる限り目の前にあるワインに集中して下さい!

・選択肢から2~3個とありますが、この数を間違わないように注意しましょう!もし4つなど選択する数をオーバーしてしまった場合、この問題は0点となってしまいます。複数選択する問題は全て同じシステムです。

 

ここからが本題です。パッと見てなんのこっちゃ分かりにくいですが

それぞれの選択肢をどのような場合に選べば良いのか書いていきますね(^_^)/

 

・柑橘類 (⇔ 洋梨)

リースリング、ミュスカデ、甲州 に感じ取ることができる、「レモン」や「グレープフルーツ」などのニュアンスで基本的にはやや寒い地域の品種にみられます。これの反対が暖かい地域のニュアンスの「洋梨」です。対比して覚えておきましょう(/・ω・)/

 

・青リンゴ

青くさい香りのするソービニョンブランや、一部の寒い地域の品種にみられるニュアンスです。ソーヴィニヨンブランだと思ったら「青リンゴ」と「パッションフルーツ」を機械的に選んでも良いでしょう。賭けですが...(-_-メ)

 

・リンゴ

若くて軽めの白に使います。これといった特徴が感じられず迷った時は、とりあえずこれを選んでも良いかもしれません。

 

・洋梨

熟度が高い(=よく熟れているな~)と思ったらこれを選びましょう。ニューワールドのシャルドネなど温暖な地域を思わせるちょっと色が濃い目のやつによくみられる特徴です。反対は寒い地域の「柑橘類」と覚えておきましょう!

 

・花梨

・桃

・アプリコット

→これは3つまとめていきます。基本的には暖かい地域シャルドネやセミヨンなどにみられるニュアンスです。普通に生きてて「花梨」って実際に匂ってみる事は少ないと思いますが甘酸っぱい感じの匂いの事です。あと「アプリコット」とは杏仁豆腐の匂いと考えて良いそうです。甘さに応じて3段階に... 花梨 (=

控えめ) → 桃 (=もうちょい甘め) → アプリコット (甘め )というイメージだそうです。

理論的には↑ですが、素直に「桃の香りがするな~。」と思ったら桃を選べばいいのですよ(´_ゝ`)! アプリコット・花梨も同様ね。

 

・パイナップル

・メロン

・ライチ

→この3つは熱帯系で、かなり暖かい地域の品種です。特に3つともニューワールドのゲヴェルツトラミネルなんかに感じる事ができます。ヴィオニエ・ミュスカにも同じ事が言えるのですが、これらの品種はシニアの試験でもない限り出ないかと思います(=_=)

 

・パッションフルーツ

→これに関しては甘酸っぱく溌剌とした独特の爽やかさを持つもので特にソーヴィニヨンブランがそれに当てはまります。これも普段匂いを嗅ぐ事も少ないと思いますが、もし本当にどんな匂いか気になったら果物屋や百貨店のフルーツ売り場にGOです(; ・`д・´)!神戸在住の筆者はやたら某百貨店 大〇さん にはお世話になりました(笑)

 

・炒ったアーモンド

・ヘーゼルナッツ

 →この2つに関しては 樽の利いたシャルドネ によくみられるニュアンスです。コート

ド・ボーヌ辺りのコッテリした白や、カリフォルニア・オーストラリアなどニューワールドでもその特徴が分かると思います。平たく言えば2つともナッツ系の香り!

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・花・植物

(選択肢) 1~2個選びます

□すいかずら □アカシア □白バラ □キンモクセイ □菩提樹 □ミント □ヴェルヴェーヌ

 

これに関してもれぞれの選択肢をどのような場合に選べば良いのか書いていきまっす!

 

・すいかずら

軽めの甘いフローラルな香り。白ワインの一般的な表現です。

「控えめな香りでイマイチ特徴にかけるな~」と思ったらコレを選んでもいいかと思います(@_@。寒い地域のシャルドネやリースリングなど大人しめのやつ。

 

・アカシア

前述の「すいかずら」と並んで一般的な白ワインの表現です。ただしこちらは、よりシッカリとした甘さを感じる場合に使います。

ワインにこれといった特徴がなく2つ選ばないといけない場合、「すいかずら」とセットで選んでも良いかもって感じ。


・白バラ

上品でフローラルな香り。リースリングゲヴェルツトラミネルに感じられると言われています。筆者個人的にはフローラルな香りのリースリングに使うのが良いかと思います。

 

・キンモクセイ

甘ったるい香り。樽の効いたシャルドネなんかに出てきます。

これもイマイチ実生活では馴染みがないですが、トイレの芳香剤に使われていたりします。筆者は東急ハンズやロフトのアロマコーナーにこの香りを嗅ぎに行きました(笑)

 

・菩提樹

 全く馴染みのない香りですね( ゚Д゚)!一般的にはリースリングに感じられると言われていますが、要はちょっとスーっとしたような独特な甘い香りです。ネットで調べていたら「インド雑貨屋に入った時のような匂い」という表現が出てきましたが遠からずかなと思います(笑)

 

・ミント
・ヴェルヴェーヌ

この2つは草っぽいニュアンスでソーヴィニヨンブランにみられる香りです。ミントは分かると思いますが、ヴェルヴェーヌはそれに加えてややレモンっぽいニュアンスを感じる時に使いましょう。実際に「ヴェルヴェーヌの香りがする!」なんて奴がいたらキモいと思いますけどね(-_-メ)

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・香辛料・芳香・化学物質

(選択肢) 1~2個選びます

□貝殻 □石灰 □火打石 □コリアンダー □香木 □白胡椒 □トースト □ヴァニラ □バター □ハチミツ □パン・ドゥ・ミ □硫黄 □ヨード □麝香

 

同じくどのような場合に選べば良いのか書いていきます(; ・`д・´)!

 

・貝殻
・石灰
・火打石

→この3つに関しては、白ワインのミネラル感を表現しています。特に一番使えるのが「石灰」でほぼどんな白ワインにも当てはまる一般的な表現です。もしこれといった香りがワインに無く、それなりのミネラル感を感じるのであれば追加で「貝殻」を。「火打石」花火や燃焼した感じがあると言われています。もし近くにジッポライターを使う人がいたら火を付けてもらったりフリント(火打石)の部分のを見せてもらっても面白いかも(´_ゝ`) まぁ「火打石」を選ぶようなワインってあまり一般的ではないと思いますが、まれにソーヴィニヨンブランなんかにこの香りが出るようです。ホンマやろか...?

 

・コリアンダー

・白胡椒

これらは特にゲヴェルツトラミネルなどに感じられるスパイシーな香りです。

コリアンダーはこじゃれたスーパーなので売っているので試しに買ってみましょう!筆者は買って試験終了後もスープなどに入れてちょっとずつ使っていました(笑)

 

・香木

スーっとする木材の香りです。先ほどの「コリアンダー」と合わせてリースリングソービニョンブランなどのハーブっぽい感じを表現するのにも使います。

ソーヴィニヨンブランだったら「石灰」・「香木」・「石灰」なんかで選んでも良いかも。もちろん特徴がある場合ね(´_ゝ`)

 
・トースト

パン・グリエ(パンを焼いた時の匂い)なんて言われますが、樽の効いたシャルドネなんかで感じる事ができます。実際この表現をよく使うのは瓶内二次発酵のシャンパーニュなのですが、さすがに試験では出ないと思います。 ...とかいって今年まさかの発泡系が初めて出題されたりして...(*_*)

 

・ヴァニラ

これに関しては樽の効いたシャルドネの甘い香りです。樽の木材からヴァニリンというヴァニラの香りの成分がしみ出すそうな。最近の研究では樽だけでなくワイン自体にも含まれるとありますが、その理屈だったらどのブドウもヴァニラの香りになってしまうような気も(-_-;) とりあえず樽ですよ!樽!

 

・バター

バターのような濃厚な香りは発酵中に生成されます。これまたコッテリまろやか系の樽の効いたシャルドネの特徴の1つです。

これも分かり易いと思います。

 

・ハチミツ

こちらもコッテリまろやか系の樽の効いたシャルドネの特徴の1つ。

「トースト」「ヴァニラ」「バター」「ハチミツ」ときましたが、樽の効いたシャルドネの特徴は非常に分かり易いですね。もし試験本番で出たらラッキーですよ。筆者の時は何の特徴も無いニュートラルなシャブリでしたが、ホンマなんやってんアレ...(-_-メ)

 

・パン・ドゥ・ミ

正確な意味は「パンの中身」ですが、 平たく言えば食パンの香りです。やさしいイースト感があるものを指します。試験ではあまり使う機会はないかと...。

 

・硫黄

 温泉 や 卵 の匂いなどに使います。こちらも試験ではあまり使う機会はないかと...。

 

・ヨード

海や磯(いそ) の香りです。シャブリやミュスカデ、甲州でも一部この表現が使えるものがあります。甲州だと思ったら賭けでチェックしても良いかもしれません。確かにそんな香りのするワインもあるなぁとい

う感じです(-ω-)/

 

・麝香(じゃこう)

ムスクの香りと言われますが、はっきり言って筆者もよく分かりません(*_*)!ただソービニョンブランにこれを選べというセオリーがありますね。かなり特徴的な選択肢なので大正解か大間違いかです(笑) もしソービニョンブランだと思ったら、まだ「香木」くらいにしておけばリスクヘッジできるような気も...

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・香りの印象

(選択肢) 1~2個選びます

□還元的 □若々しい □熟成感が現れている
□第1アロマが強い □第2アロマが強い □ニュートラル □木樽からのニュアンス

 

これで香りも最後の項目です!同じく説明していきまーす!

 

・還元的

還元とは酸化の逆です。瓶内のワインの酸素がなくなり硫化水素などが発生して少し硫黄(温泉や卵)の匂いがする場合があるのですが、そんな状態のものに使います。試験ではあまり使わないと思います。

 

・若々しい

試験に出る白ワインは若いフレッシュなワインが多いのでコレを選んだらほぼイケるでしょう。ただ、やたら黄色かったりトロ―とした粘性があったら古いかもしれないので妄信的に決めつけないよう注意です(; ・`д・´)!

 

・熟成感が現れている

これに関しては難しいところです。筆者も何をもって熟成感のある香りなのかは正直ナゾです。ある程度古いものだと「木樽からのニュアンス」などもあるのでワイン自体の純粋な熟成感のある香りというのは判定が厳しいかと。まぁ古いワインを飲んで、匂いもマッタリしてるし、なんとなく古くって熟成してるのかな~。」程度です。ごめんね~。

 

・第1アロマが強い

ブドウ自体の果実味が押し出されているものにつかいましょう。リースリングゲヴェルツトラミネルなんかに使えると思います。これは1次の勉強でやりましたね~。

 

・第2アロマが強い

 これに関しては発酵に関連する香りですが白ワインのテイスティングではあまり使う事はないと思います。赤ワインではマロラクティック発酵を行ったバナナやキャンディーのような香りがするものを言うのですが...

 

・ニュートラル

特にこれといった香りの特徴がない場合に使います。寒い地域のシャルドネ(シャブリなど) はこれに当てはまります。2016年筆者が分からなかったのがフランスのシャルドネです。特徴が無いのが特徴だなんて何の禅問答かと(´Д`)

 

・木樽からのニュアンス

前述の「ヴァニラ」と同様に樽の効いたシャルドネの場合に選びましょう!ほんとシャルドネだったら楽なんですけどね~。

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おまけ動画

youtu.be

 

今回はここまで~(@^^)/~~~

 

(筆者のボヤき)

うーん、長かった(´Д`)!5000文字ってアンタ....

何度途中で書くのをやめようと思ったか(笑)

次回は白ワインの「味わい」 を予定しております! 

2次試験テイスティング - 白ワイン 「外観」 の考え方・注意点など

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今回のテーマは2次試験 テイスティング での 白ワイン 「外観」の考え方・注意点などです。

 

◆注意

まず最初にお断りしておきますが、この記事はあくまでご参考です。テイスティングに絶対はありません!出題されたワインに対して素直に感じ取れる特徴を選ぶ事が大切です。ですが、あまりに主観的な回答になってしまわないよう可能な範囲で2次試験対策のセミナーに参加したり、色んな教材を買ったり、詳しい友人や知人に教えてもらったり、とにかく得た知識を比較して回答のバランスを調整する事が非常に大事です。これから記載する内容の通り回答して「落ちた!」となっても一切責任は取れませんのでご注意を (-_-メ)

 

◆白ワイン 問題用紙の全体像

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まず白ワインの問題用紙の全体像からです! (写真は少し古いもの。)

大きく...

「外観」

「香り」

「味わい」

「その他」 の4つからなります。

今回から全4回に分けてご紹介していきますが、初回である今回は「外観」についてです。細かい項目や選択肢に関しては毎年変化しているので、あくまで参考程度に(◎_◎;)

以下の文中の選択肢に関しては有名某サイトの選択肢を参考にさせていただきました。というのは試験でも出そうにない無駄な選択肢が省かれていていて良いなと思ったからです。

 

◆それでは、ここからが今回の本題です!

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・清澄度

(選択肢)

□澄んだ □やや濁った  □濁った 

・輝き

(選択肢)

□輝きのある □落ち着いている □モヤがかかった 

この2つに関しては、ほぼ「澄んだ」「輝きのある」を選びましょう。そこまで変化球のようなワインは出ないと思います。ただ、もし濃いめの白ワインが出題されたら輝きに関しては「落ち着いている」を選んでも良いかもしれません(-ω-)/

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・色調

(選択肢) ★2つ選べる場合あり

□グリーンがかった □黄金色がかった □レモンイエロー □イエロー □黄金色

・濃淡

(選択肢)

□薄い(無色に近い) □淡い □やや濃い □濃い

この2つに関しては、若いワインなら「レモンイエロー」「淡い」を選びましょう。色調が2つ選べる場合、やや緑色に見えたなら「グリーンがかった」を選んだら良いと思います。

やや古いかったり濃いと感じたら「イエロー」で「やや濃い」or「濃い」という選択肢もあるかもしれません。右端に向かって濃い感じの回答になっているので、要はこの2つに関してはレベルを揃える事が大切です(^-^)!

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↓ 

・粘性

(選択肢)

□さらっとした □やや軽い □やや強い □強い

これに関しては1つ前の濃淡に比例して考えます。淡いほど軽く、濃いほど強くなります。

絶対にそうなる!とも言い切れませんが、ここもレベルを揃えてセオリー通りに回答するのが無難という判断です(´Д`)

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↓ 

・外観の印象

(選択肢) 複数選択

□若い □やや熟成した □熟成した
□軽い □よく熟した □成熟度が高い □濃縮感が強い
 

これに関しては、試験の白ワインに出題されるのは、若いものと考えられるので、だいたい「若い」「軽い」でイケると思います。

ただし、色が濃い(黄色っぽい)と感じた場合は「やや熟成した」や「よく熟した」を選んでも良いと思います('ω')ノ

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解説動画

www.youtube.com 

今回はここまで~。次回は引き続いて 白ワインの「香り」について詳しくご説明致します!

2次試験 テイスティング・論述 勉強会のレポート

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

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ここ最近は季節がら2次試験対策の話題ばかりですが、

もう数回続けたいと思いますのでお付き合いいただければと思います。

 

今回は先日、2次試験対策のリクエストのあった読者のKさんに、昨夜(2017.08.25 Fri)実際にウチの店舗までご来店いただいたので勉強会を行いました (...といっても筆者のようなハゲのオッサンとマンツーマンなので悲しいかな地味な感じですf^-^; ごめんねー。)

 

※ちなみにソムリエ用の練習なので、ワインエキスパートの方は論述の部分は読み飛ばして下さいね~。

※論述は3次試験の実技に加点されるもので、2次試験の日に評価されるのはテイスティングのみです。(おそらく論述がボロボロの筆者が受かってたのは2次試験で通過者数を削り過ぎて3次で落とせなかったのではないかと...( ゚Д゚)....)

 

 

◆昨夜の内容・流れ

・テイスティング (40分)

ワイン3種  白2(シャルドネ・リースリング)・赤1(ピノノワール)

その他のお酒2種 (コニャック・ラム) でした。

・論述 (30分)

1問目

「暖かい料理と赤ワインのマリアージュについて、オススメのものをご紹介下さい。」

2問目

「②のワイン(ピノノワール) について、ワイン知識の無い方に向けて説明して下さい。」

3問目

「チーズについて簡潔に説明して下さい。」

 

といった具合です。

◆2次試験当日の流れに関して知っておくべき事...

2次試験はテイスティングから論述までブッ通しです!

これが意外にしんどい(=疲れます)!

昨夜は筆者も親心と思い心を鬼にして、実際の試験さながらテイスティング(40分)の直後に速攻で論述の3問(30分)に取り組んでいただきました。

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実はこうしたのには、ちゃんとした理由があって 2016年に筆者が受験した時は テイスティングが思うよにできずテンションがダダ下がりの状態で論述に突入! → 結果、30分中、最初の5分間は頭がフリーズして(=固まって)しまって、全然筆が進みませんでした(@_@! なんたるポンコツ具合www!

そう、2次試験のテイスティング→論述の流れでは 鋼(はがね)のメンタルが必要です!どんなにヘコんでてもゼッタイに筆を止めない事が死ぬほど重要です!

 

◆論述の「②のワイン」といった表現について...

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これに関しては試験当時の筆者は「②ってこの論述の1番めの問題のワインの事だな...たぶんミスタイプとかだろう...」と勘違いしてました。 まさか、論述の数字がテイスティングのワインの数字を指しているなんて...まぁこんなバカは筆者くらいかもしれませんが読者の皆さまも気をつけて下さいね(-ω-)/ テイスティングと論述の問題はリンクしています!

 

◆チョイスしたワインについて...

これにも意味があって、昨夜は分かり易いメジャーなものに絞りました。

まず、赤・白それぞれベタな品種に慣れるところからはじめましょう!

 

白なら...

シャルドネ、ソービニョンブラン、リースリング

 

赤なら...

カベルネソーヴィニヨン、シラー、ピノノワール  (メルロー)

 

まずこの3つ、ないし4つを徹底的にやり込みましょう!

ここで大切なのが品種当てゲームをやらない!という事です。

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回答に先入観を持たずにテンプレート通りの回答をするのは危険と申し上げましたが、できるだけ目の前のワインの特徴を素直に抑えることを心がけるように! そういう意味で、特徴を掴む為にこれらの代表的な品種を飲むのです!

 

品種にこだわらず、軽い品種の ピノノワールとマスカットベリーAの回答が似かよってきたり、あっさりしたシャルドネとリースリングの回答は 多少近いものになってきたりする事があると思います。品種を当てるよりも、軽い⇔重い、スッキリ⇔こってり みたいな「大きなくくり」でワインの特徴を抑えるようにしましょう。

 

ちょっとバラしてしまって申し訳ないですが、昨夜は飲んでいただいたピノノワールを味でシラーだと勘違いされてしまって、冒頭の「色調・濃淡」など実際は軽めのワインだったのにも関わらず、シラーをイメージした重めの赤ワインの回答になってしまってました。

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こういった思い込みで回答してしまうと、連鎖的に間違ってしまう危険性をお分かりいただけたと思います。Kさん、すいません、偉そうに書いてますが、もちろん僕も過去似たような間違いをいっぱいしています m(_ _)m

 

◆論述の料理とのマリアージュ...

これは筆者の独断と偏見ですが、おそらく料理とのマリアージュについては今年も出ると思います。各ブドウ品種や ワインと料理の「暖かい⇔冷たい」 などを考慮して何でも良いからとにかく書けるようにしておきましょう(/・ω・)/

別に、実際には食べた事もないような気の利いたオシャレなフレンチやイタリアンなどのメニューを書く必要はない!と思います。

 

例えば...

マスカットベリーAに「少し甘めの肉じゃが」とか

塩味やミネラル感の利いた甲州に「鮎の串焼き」とか、

 

ちょっと自分の生活に近い感じでも、甘み・酸味・塩味・ミネラル感・地方(国) など、何かの特徴をそろえて理論的に書けばOKです。薄っぺらい知識の料理を無理やり書くよりも、自分の言葉でしっかり伝えれる内容を書くのが大切です。

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昨日「どんな本を読めばいいですか?」とご質問いただきましたが、書店でこんな感じの本にサラっと目を通しておけばいいと思います(´_ゝ`)

 

  

◆論述のブドウ品種ついて...

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昨年2016年はブドウ品種についての説明を求める問題が出ましたが、なんとなく今年も似たような問題は出ると思います。

 

昨夜は例としてピノノワールについて出題したのですが、

ポイントとして以下の5つの切り口で記述していってはどうでしょう('ω')ノ

 

【ピノノワールでの例】

・味わい=軽い

・原産地・有名な産地=フランス・ブルゴーニュ地方

・有名な銘柄=ロマネコンティ、ジュヴレシャンヴェルタンなど

・世界の産地ごとの味の違い=旧世界 上品 、新世界 地域によっては果実味 が...

・個人の感想=ワインに慣れてない方でも苦味が少なく飲みやすいのでオススメ など

 

これに関しては試験に限らず、飲食業の方はもちろん、普段の生活でも使える知識だと思うので 自分なりにまとめておいても損はない!と思います。

ソムリエやワインエキスパートの資格を持っていながら、ピノノワールやシャルドネなど説明できないと恥ずかしいですしね(@_@。

 

この問題に関しては、ブドウの品種を外した回答になる場合もありますが、たとえ間違っていても思いっきり書いてやりましょう!筆者は当時全然違う種類を書いていましたがなんとかなりました(*_*) ちなみに、シラーとカベルネソーヴィニヨンと勘違いして書いてましたよ(笑)

 

◆論述の1次の延長戦みたいな問題...

これについては受験当時 筆者は何が出るか全く予想が出来なかったので完全に諦めてました(-ω-)/

ただ「出たとこ勝負だ!」といってもノーヒント過ぎるので

 

考えられるものとしては、以下あたりかなぁ~と思います。

・今年(2017年)、章に格上げされた「チーズ」の定義 など

・日本酒の知識 「灘の男酒、伏見の女酒」の違いど

・日本ワインについて 品種・特徴など

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上のような、かなりバックリした知識を質問してくる感じだと考えております。

 

もちろん、例えば上のチーズであればホエー(清乳)・乳酸菌・凝乳酵素 など、キーワードをおさえた回答になっているとベターですね。

 

対策としては「これが出たら嫌だな~。」と思う箇所だけを、ソムリエ教本や参考書などを読んで、自分なりにまとめておくコトがオススメです。

 

これに関しては、当時筆者は「簡潔に」と問題に書かれていたのにも関わらず、回答用紙の端っこギチギチまで書きなぐっておりました。試験官の方がたまたま優しかったんだと思います、ありがたや(´Д`)

 

さて、今回はここまで~(^_^)/

次回はテイスティングについて、"禁断の果実" 品種ごとの回答のテンプレート(パターン)の詳細について書いてみようと思っています★

1次試験を通過された方へ 【ダメだった方も!】

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昨日1次試験の合格発表がありましたね。

そんな翌日の今朝、筆者が仕事終わりにケータイを見たら1通のメールが(; ・`д・´)!

 

勝手ながら、嬉しいお便りだったので掲載させていただきます。

──────────────────────────────────

【お名前】
〇〇〇〇

【件名】
ソムリエ二次試験対策

【お問い合わせ内容】
こんにちは。いつも楽しくブログを拝見しており、勉強させていただいているものです。先日、ソムリエ一次試験を受験し、パスすることができました。2次の勉強を始めているのですが、たかもっこりさんのお店で2次試験対策用にブラインドのテイスティングなどお願いできるのでしょうか?独学で勉強しているためブラインドテイスティングの機会を少しでも増やせたらと考えています

──────────────────────────────────

このリクエスト、全面的にお応えしましょう!

 

という事で、普段このブログを読んでいただいていて「1次試験に通ったよ!」という方に限り2次試験のテイスティングの練習を無料でお手伝いさせていただきます!

 

そんな良いワインやその他のお酒は出せませんが、ウチのバーに置いてるもので参考になりそうなものをチョイスしたいと思います。

 

ソムリエの方

・赤1種類・白2種類、その他のお酒 2種類

 

ワインエキスパートの方

・赤2種類・白2種類、その他のお酒 1種類

 

場所や営業日・時間に関しては詳しくは載せませんが下のURLをご参考に。(調べてあげてご来店していただけるガッツのある方のみお待ちしております。といっても神戸なので関西の方が中心となると思いますが...)

https://www.facebook.com/takamocori/

 

あと、疑うわけではありませんが受験票やそのコピー(写真)でもよいので1次試験通過を確認できるものをご持参下さい。誇らしげに見せていただければ幸いです。

 

困った時はお互いさま!筆者も受験当時は色んなお店でサービスしていただきました。 受けた御恩はどこかで返さないといけません。今回は僕の番です。

 

別にウチの店でなくとも馴染みのワインバーや飲食店でもやっていただけるところがあると思います。そこまで仲良くなかったり関係が深くなくっても「2次試験があるんです...」なんてバッチ付きの人間に切り出せば、だいたい親切にしていただけると思いますよ(*^-^*)

 

筆者は飲みに行くのも好きなのですが、飲みにいったバーでワイン以外のお酒をハーフショットや、3分の1ずつ注文したりしてケチ臭い注文をしていました(笑) ガリアーノなんて甘ったるいリキュールを飲んでいたものちょうどこの時期だったかな。懐かしいです(*´з`)

 

是非、1次を通過した方は、ここぞとばかりに飲みまくって下さいね。

2次試験は飲んだ数が勝負です!

 

一次試験がダメだった方へ!

今回は特に難問・奇問も多く難しかったと思うので仕方がないと思います。

 

筆者も1年目は全くダメでした (+_+)

落ちてからしばらくはワインを見たくもないし、飲みたくもない気分でした。

 

でも、お客様の中に

「そっかー。でも来年も、もちろん受けるよね?」ってシレっと背中を押していただいた方がいます。

 

そうやって言ってもらってる内が華で、期待をしていない人間にハッパなんてかけませんからね。

 

ショックは1カ月くらいしたら忘れます。

 

ソムリエやワインエキスパートを諦めるのは簡単ですが、それ以上に合格する価値があると思います。周囲やお客さんの反応は絶対的に変わってきます。

なので、是非、またチャレンジしましょう!

 

今は辛いかもしれませんが、筆者は「また、もう1回 がんばろーよ!」って言いたいです!

 

実際、ソムリエが取れたとしても、この手のスキルアップ厨の世界は果てしなくって

同業に自己紹介なんかをしたら「えっ、シニアですか?」とか聞かれる事があります。実際ただのソムリエなんて鼻クソみたいなもんです。(筆者=鼻くそ ね...)

 

シニアやWSETや勉強していけばきりがありません。

それぞれのレベルで悩みや葛藤はあるわけです。

ただ「転んでも前のめり」みたいなファイティングポーズは崩さないでいただきたい!

 

あ、落ちた方も↑のほうにあるURLを調べて来ていただいたら愚痴くらいは聞きますよ。受験票をもってきていただいたら、残念賞で1杯くらいサービスします。

その代わり、来年も頑張りましょうね(^_^)/

二次試験テイスティング 筆者の失敗から学ぶ3つの重要な心構えとは

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まず、2017年度の1次試験お疲れさまでした~!

筆者も少し拝見しましたが難しかったですね~。おそらく今年受けてたら筆者はゼッタイ落ちてると思いますf^-^;

 

さて、今回は普段と少し毛並みを変えて、2次試験の話です。

と言っても、まだ1次試験の通過が確定してもないので、発表があるまで受験者の方はゆっくりさたら良いと思います。

じゃないと、もし落ちてた時にショックも大きいし、そんなに焦っても2次試験はスグには実力が付くものではないと考えているからです。

 

実際、筆者は発表があるまで全く何もしませんでした。というより、無駄な事をするのが嫌いなので、全くやる気になりませんでした。

やった事といえば「2ちゃんねる」の試験のスレッドを見て、自分よりできていなさそうな人の書き込みを見つけてはニヤニヤしたり、自分より出来てる人を見つけては落ち込んだり一喜一憂していたわけです。まぁ、こんなのも試験の楽しみ方の1つではあると思います(´_ゝ`)

 

ちなみに今年のスレッドはこちら

http://itest.2ch.net/test/read.cgi/wine/1486071342/l50

 

二次試験の概要

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まず試験の概要から。

二次試験はテイスティング (+ソムリエの場合は論述) があります。

 

テイスティングは例年通りであれば

・ソムリエ (40分)

 → ワイン3つ(赤・白)※ + その他酒2つ

・ワインエキスパート (50分)

 → ワイン4つ(赤・白)※ + その他酒1つ です。

※それぞれ 3つ・4つとありますが、合計でそれだけワインが出るという事であって赤・白の比率は分かりません。赤が2つ・白が1つの時もあれば、赤が1つ・白が2つの時もあります。

 

論述は2016年からはじまりましたが

20分で問題数は3つほど。ブドウ品種や料理とのマリアージュなどをサービスマンとして、どうやって人に勧めるのか?といった内容です。

 

ただし(; ・`д・´)!受験者の方は先日の1次試験でも感じられたと思いますが、ソムリエ協会のトップが田崎会長になってから試験の内容自体も以前のもの変わってきているので、2次試験ひいては3次試験も「去年と一緒だろ~」とは言い切れない=油断できない と思っておいた方が良いと思います。まずこれが大前提って事で...(@_@;

 

それでは、まずテイスティングに関してです。


テイスティング

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心構え

まず、2次試験を受けるに当たっての心構えから!

といって「なんで心構えやねん(-_-メ)!」と思うかもしれませんが、これが非常に重要!はっきり言って、これらを知らなかったら落ちるレベルです。

それでは1つ1つ見ていきましょう!

 

「とにかく時間がない!」

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まず絶対的に時間が短いです!1つのワインにつき10個の項目があったとして1分に1つは確実に進めていかないと、マークミスなどの見直しの時間も含めて間に合いません。

 

以前、筆者は問題用紙にチェックをしてから、後でマークシートに書き込もうと思っていましたが、全然そんな余裕はありませんでした。なんなら、後で見直したら焦ってマークをするのを飛ばしていた問題なんかがあってホントヤバかったくらいです( ;∀;) マジで迷ってるヒマなんてありませんよ~。

 

つまり、スピーディーかつ正確に回答を進めていくコトが非常に重要!

「テンプレ通りの回答をし過ぎない!」

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次にコレなのですが、テンプレとは「テンプレート」。つまりブドウ品種や味のタイプによって、ある程度回答のやり方が決まってくるものの、それに頼り過ぎたら大ヤケドしてしまうという事なのです。

この時期になると、2次試験対策の情報教材を買ってみたり、セミナーなどに参加して、「あー、樽のきいたシャルドネはこうやってマークしたらいいのね~。」なんて分かるようになってきます。

回答にある程度のパターンはあるものの、それに頼り過ぎると危険です。というのも思い込みで回答してしまう可能性があるからです。

 

筆者は以前ニュートラルな (=さして特徴のある味がしない) シャブリをリースリングと勘違いしていました。そして反射的にリースリングの特徴のテンプレである「ペトロール香」があると判断して、そう回答に書き込んでしまいました。そんな香りなんてほとんどしなかったのにも関わらず「そういえばペトロール香が...」って具合です。

この流れを見ていただいたら分かるのですが、一気に2つ間違う事になりますよね(@_@。そう、思い込んでしまったらとドミノ倒し的(=連鎖的)に間違ってしまう可能性が高まるのです。

 

つまり、目の前のワインに集中する事が非常に重要! もし、その中にテンプレ通りの特徴が素直に感じられる場合にのみそれを選ぶようにしましょう!

「ソムリエ協会が望む回答に感覚を合わせる!」

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基本的に筆者は、受験生の方には1度は2次試験対策用の情報教材を買ったり、セミナーに参加する事をかなりオススメしています!

という理由は、これもどこかで聞いた話ですが、そもそも2次試験の正解というものは試験当日に協会の試験官の代表5人が答えた回答の選択肢の全て、もしくは平均値を採用するというシステムをとっているらしいのです。

その誰だか分からない5名の方々もある程度は協会のトレーニングに息のかかった人たちばかりというのは容易に想像がつきますね。

まぁ、思いのままに答えてみるのも悪くはないですが、こういうシステムを知った上で考えると打率としてはあまりベターとは言えないという事が分かっていただけると思います。

ちなみに筆者は、ネットでも有名なあのサイトの教材を買い。たまたま運良く勉強会にお誘いいただいて自分の感覚を調整する事ができました。もし、あれがなかったら非常に危なかったと思います。もし一次試験を通過した方はここでお金をケチって落ちたら元も子もないですよ。金にものを言わせてでも出来る限りの情報を手に入れておきましょう(/・ω・)/

つまり、全くの自己流でやるのは無謀です。少しは誰かに習うようにしましょう!

 

今回は以上でした。

これらはあくまで筆者個人の考えではありますが、ご参考まで。

 

次回は具体的な勉強方法をご紹介したいと思います( `ー´)ノ キリッ

スイスまとめ ★ 独学ソムリエ・ワインエキスパート試験

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。

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今回のテーマは スイス まとめ です。これまでの記事のリンクポイントを紹介します。

 

1.まずはスイスの概論から。

・白の主要品種

・赤の主要品種

・3つの語圏 (ワイン生産量が最大の語圏は?)

・世界遺産に指定されている産地 (地区)

特に白の主要品種は重要!3つの語圏(それぞれ フランス語・ドイツ語・イタリア語を使う地域) なんて一見ワインと何の関係も無さそうですが、産地を語圏で区切っています。世界遺産に認定されている地区はチェックしておきましょうね (´_ゝ`)

www.takamocori.info

 

2.次に特徴的なワインなどです。

・ヴァレー州名産の赤

・ヌーシャテル州発祥のロゼ

 ・スイスで初めてAOCを導入した州

・ティチーノ州赤の主要品種

2つの特徴的なワイン、バナナの名前みたいなやつ と ヤマウズラ と聞いてピンとこなければアウト。スイスに限らず「初めて○○」って言葉は要注意。だいぶ飛びますが、アメリカのオレゴン州ではじめてAVAに認定された ヤキマ・ヴァレー とかも思い出すなぁ...(=_=) ティチーノの赤の品種なんてクダラナイ覚え方もご紹介しております。

www.takamocori.info

 

今回は以上2ページでした。

復習にお役立て下さいね(@^^)/~~~

 

[2017.08.20 Sat] : 1次試験前のメッセージ

いつも当ブログを読んでいただいて有難うございます。

この回が明日の一次試験 2017年8月20日(日) までの最後の投稿になりそうです。

これまでにメチャクチャ勉強された方も、はたまた全然やってこなかった方も、ここまできたら、もうジタバタしても仕方がありません。オメーに言われなくってっも分かってるよ(-_-メ)!って思いますよね。すいません。

昔、スマップの中居くんが主演してた「勝利の女神」とかってタイトルの受験をテーマにしたドラマで「試験はお祭りみたいなもの」みたいなセリフがあったのを今でも覚えています。

年に一度のこのソムリエ・ワインエキスパート試験ですが、受験生それぞれが置かれている環境やレベルで出来る限りの努力をしてきたのであれば、本番は大いに楽しんでいただきたいと願っております。

私事で恐縮ですが、筆者は非常にトイレが近い体質なのです。しかし「この試験の70分だけは、仮に、漏らして周りに迷惑をかけてしまってもいいから集中しよう!」と試験開始直前の5分前に心に決めました(笑) ひょっとしたら同じ境遇の方もおられるかもしれませんが、試験が終わってからブッ倒れるくらいの気持ちでやりきりましょう(^^)/!

年明けからこのブログを始めて半年ちょっと。各記事でのコメントでのやり取りのある方、直接ご連絡をいただいた方、実際、神戸の僕のバーまで飲みに来て下さった方もおられますが、読者の皆様のご吉報をお待ちしております。

スイス ★ ヴァレー、初のAOC、ヌーシャテル、ティチーノ など

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。

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今回のテーマは スイスヴァレー州名産の赤、スイスで初めてAOCを導入した州、ヌーシャテル州発祥のロゼ
、ティチーノ州赤の主要品種
です。

ポイントとなる4点だけをかっさらっていきます!

それではいつも通り問題を解きながら覚えていきましょう('ω')ノ

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(問1) Valais ヴァレー州 名産の Pinot Noir ピノノワール と Gamay ガメイ を85%以上使う赤ワインの名称は?
(a) Pisco
(b) Dole
(c) Bikavēr
(d) Gemischter Satz

正解は (b) Dole ドール  です。

ババナを思い浮かべてしまいそうなこの名前 (笑) 品種はピノとガメイなんてちょっとフランスのブルゴーニュを思わせますね。この辺りのヨーロッパ旧世界は緯度によってキレイに品種が同じになったりするのが面白いところ。ちなみに位置は左下のほうなり(-ω-)/

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(問2) 1988年にスイスで初めてAOCを導入した州は?
(a) Vaud
(b) Valais
(c) Bern
(d) Genēve

正解は (d) Genēve ジュネーヴ  です。

ちなみにスイスは Vins d'Appellation d'Origine Contrôlēe ヴァン・ダペラシオン・ドリジーヌ・コントローレ で AOC となっていますが、細かい事はあまり気にする必要はありません!「スイスも同じようなAOCがあるんだな~。」程度でOKです。ソムリエ・ワインエキスパート試験は「初めて○○した」ってクダリの問題が大好きなので要注意(´_ゝ`) あ、あと、スイスの首都はジュネーヴではなくベルンなので間違えないようにされたし!

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(問3) Neuchatel ヌーシャテル州 発祥の Pinot Noir ピノノワール を90%以上使用したロゼの名称は?
(a) Fröccs
(b) Heurige
(c) Portugizac
(d) Oeil de Perdrix

正解は (d) Oeil de Perdrix ウイユ・ド・ペルドゥリ です。

スイスでロゼといえばこれです!ちなみに ウイユ・ド・ペルドゥリとは「ヤマウズラの目」という意味。オレンジがかった色がそれに似ているんだとか。いちおうヌーシャテル州の位置もチェックしてきましょう(/・ω・)/

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(問4) Ticino ティチーノ州で栽培面積が85%を占める黒ブドウは?
(a) Blauburdunder
(b) Gamay
(c) Gamaret
(d) Merlot

正解は (d) Merlot メルロー  です。

イタリア語圏  Suisse Italienne スイス・イタリエンヌ にある ティチーノ は メルローの栽培がさかんなところ。スイスでメルローといえばここしかありません(; ・`д・´)!

「乳飲める!」

≒(ティチーノのメルロー)

...って覚えたらええんやないでしょうか(笑) もちろん位置はイタリアのちょうど北っ側!

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以上4点でした。

今回はここまで~( `ー´)ノ