このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
以前の過去問の解説シリーズはいったん止めておいて、これから当面は今年 =2018年度の試験に役立ちそうな内容を書いていきます(; ・`д・´)!
で、今回は 今年度の教本やテキストをザっとみて筆者が気になった&試験に出そうな内容を書いていきます!だたし、あくまで去年と同じ内容はマスターしているという前提ですよ。
そういう意味では資格持ちの人にも有益な情報のはずです。
...で、これまではオリジナル問題でも選択肢を出していましたが、思い出す作業を阻害してしまうという...というか無駄かという気がしてきましたので、問いを見てパッと答えを連想できなければアウトという方針でいきます!
で、今回は答えは書きません!
ですが、なぜそれらを調べるべきか?という理由は書きます。
厳しいようですが早いうちに頭をぶつけておくべきかと...( 一一;)
実力チェック のつもりでどこまで分かるかチャレンジしてみて下さい。
それでは、いってみましょう( `ー´)ノ
1・ワイン概論
2016年の世界の...
・ブドウ栽培面積は?
・生産量は?
・ワインの生産量は?
意外に大きな統計をきかれます。
・2015年の国別年間ワイン消費量が一番多い国は?
これも数年前と変わった気が。
・EUの新ワイン法において V.S.I.Gとは?
新しい言葉ですね。
・ワイン用ブドウ品種において、日本で自生する山ブドウを何という?
これも新しい。
・ブドウ品種の選抜において、クローン・セレクション⇔マサル・セレクションの違いは?
これも聞いたことありませんでした。
・フィロキセラ対策のため、フランスのモンペリエ大学からアメリカに派遣された博士の名前は?
全般的にどの博士の名前も最近の試験によく出てます(笑)
・フランスのジュラ・サヴォア、日本の山梨・長野などは何気候に分類されるか?
これも新しいですね。
・樽材のセシャージュ(=シーズニング)とは何の事か?
樽に関しても解説が細かくなりました。
・「樽をトーストする熱により〇〇〇〇が分解され、ヴァニリンが生まれる。」
これも聞きなれない単語。
2・フランス概論
2014~2015年でフランスで栽培されている全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)の...
・1位は?
・2位は?
・3位は?
これも基本。
・旧ワイン法で「Vin de Table」だったものは新ワイン法では何と呼ばれるか?
新しい聞き慣れない名称。
3・シャンパーニュ地方
・ぶどう栽培農家は約何件?
・C.M と R.M 数が多いのはどっち?
↑2つとも、こういった数を問う問題もチラホラ。
4・ブルゴーニュ地方
・2013年、約何件のドメーヌがあるか?
同じく、こういった数を問う問題もチラホラ。
5・南西地方
・2017年AOCに認められた 「コレーズ(=Corrèze)」が位置する地区は?また生産色は?
南西地方に限らず新しいAOCはチェックしておきましょう!
6・ラングドック・ルーション地方
・独自のAOCの階層化において、最高位のものを何と呼ぶ?
このような近年の新たな取り組みも要チェック!
7・イタリア
・2016年、ワインの生産量1位の州は?
・2010年、全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)で栽培面積が最大のものは?
↑2つ、国を代表するブドウは基本です。(←以降は省略します。)
8・スペイン
・2017年、全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)で栽培面積が最大のものは?
・V.C = ヴィノ・デ・カリダ・コン・インディカシオン・ヘオグラフィカ とは何か?
新しい名称ですね。
・2016年に認められた 発泡性ワインのカバの単一畑の呼称は?
またその条件として、〇〇摘み、単一収獲年のものは〇〇カ月以上の熟成が必要。
これも知りませんでした。
・マデイラの加熱方法として クーバ・デ・カロールとは?
実はあれと同じ。
9・ドイツ
・辛口・中辛口タイプの全体に占める比率は? (甘口でないもの!)
試験的だけでなく、使える知識として。
・発泡性ワイン Sek b.A.の↓2つのカテゴリーは?
→生産者が自家栽培して醸造、もしくは専門業者に委託して発泡性ワインにしたもの。
→高品質な Sekt b.A.
細かくなりましたね。
10・オーストリア
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?
・黒ブドウの栽培面積が最大のブドウ品種は?
・プレディカーツヴァインの7つの格付けのうち「アウスブルッフ」と呼べる貴腐ワインは、何州の何というDACのものか?
この内容はここ数年で変わりました。というか以前に読者の方にご指摘いただきましたorz
11・ハンガリー
・白ブドウで最も栽培されている品種は?
・黒ブドウで最も栽培されている品種は?
12・スイス
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?
またそのシノニム(別名)は?(2016年調べ)
・2016年のデータで、白ブドウで最も栽培されている品種は?(2016年調べ)
・AOCは全部でいくつある?
ざっくりした数字も大切。
・発酵中のブドウ(=黒ブドウ)を原料としたグラウビュンデン地区で造られるワインを何と呼ぶ?
これも新しいですね。
13・ルクセンブルク
新しく追加された国です。
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?
・ルクセンブルクワイン法 の 2014年以降のヴィンテージに適応される新しい格付けにおいて「最上の畑のワイン」のものを何と呼ぶ?
一般的に、せめて最上級のものくらいは覚えておくと吉!
・南部の 砂や粘土などで構成される粘土岩の土壌を何と呼ぶ?
どの国でも土壌名は頻出です。
14・スロヴェニア
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積が最大のブドウ品種は?(2016年調べ)
・栽培面積が最大の黒ブドウ品種は?(2016年調べ)
15・クロアチア
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積が最大のブドウ品種は?
・栽培面積が最大の黒ブドウ品種は?
16・ルーマニア
・ワインの年間生産量における国内消費の割合は?(2015年調べ)
地産地消?
17・ブルガリア
・シラーとネッビオーロの交配によって生まれた黒ブドウの品種は?
これも新しい気が。
18・ギリシア
以前はレッチーナさえ覚えればよかったのですが...
・古代ギリシア時代、〇〇〇〇〇と呼ばれる社交行事では、〇〇〇〇と呼ばれるワインのサービスを行う人がおり、それがソムリエの原型。
協会の例会(勉強会)で強調されていた点です。もしかしたら試験に出るかも。
・名前は「酸」と「黒い」を表す、ギリシアを代表する黒ブドウは?
最近はやりですね~。試験的ではなく知っておきましょう。
・ギリシアワイン法において、トラディショナル・デジネーションに分類される...
→ザキントス島で生産される緑がかった色調のワインは?
→遅い摘みブドウを天日干しして造られる甘口ワインは?
こんなの知りませんでした。
・サントリーニ島で造られる天日干しの甘口の白ワインは何と呼ばれる?
同じく新しい。
19・モルドバ共和国
これも今年からの新しい国です!
・国土の約3/4は腐葉土を含んだ〇〇。
・モルドバのワインのマークによく描かれる鳥は?
違う国でもトカゲとかありますしね(笑)
・南東部のシュテファン・ヴァダで最も栽培されている黒ブドウの品種は?
せめてブドウ品種くらい...。
20・ジョージア
・オレンジワインの起源でもある伝統的な醸造方法は、ワインの果醪を何と呼ばれる地中に埋めた素焼きの壺に入れて行われるか?
この名称も新しい。
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?
・最も栽培されている黒ブドウの品種は?
・PDOの数が一番多い地方はどこ?
=国内で最もワイン生産が盛んな地域。
21・イングランド
スパークリングワイン生産が盛ん。
・ワインの栽培面積が最大の州は?(2015年調べ)
22・アメリカ
・年間生産量が3位の州は?(2016年調べ)
これが近年変わりました。
・カリフォルニア州のワイナリー数は?(2015年現在)
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?(2016年調べ)
・ヴァージニア州でトーマス・ジェファーソンが1770年代にはじめて農園を開いたとされるAVAは?
マニアックな問題が出たりして。
23・アルゼンチン
・2016年、世界最優秀コンクールが開かれた州は?
一般的な知識として。
・世界で最も南に位置し、ピノ・ノワールやスパークリングワインの生産が盛んな産地は?
これも試験的でだけはなく一般的に知っておいて欲しい。
24・チリ
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?(2015年調べ)
・最も栽培されている白ブドウの品種は?(2015年調べ)
・クリコ、マウレ、イタタ、ビオビオ ヴァレー、の パイス と サンソー のブドウ品種に使われる呼称は?
これも新しいです。
25・オーストラリア
・レストランなどにワインを持ち込めるシステムをアルファベット3文字で何と呼ぶ?
これも飲食業の方は一般常識として。
・↓酒精強化ワインの名称は?
→シェリー(タイプのもの)
→ポートワイン(タイプのもの)
→リキュール・トカイ(トカイワイン タイプのもの)
パクった名称が使えなくなったんですね~。南アフリカもポートワインとは言えずデザートワインて書いてあったりします(笑)
・オーストラリアで最もワインを生産する州は?(2015年調べ)
・アデレード・ヒルズにある標高710mの山は?
新しいです。
・タスマニアにある最大のワイン産地は?
これも新しいです。
25・ニュージランド
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?(2016年調べ)
・最も栽培されている黒ブドウの品種は?(2016年調べ)
ワン・トゥーで知っていて欲しい。
・ニュージランドで活躍する日本人を4人あげよ!
これも一般常識として、〇〇〇ワインなんてよく見ます。
26・南アフリカ
・全ブドウ(白ブドウ+黒ブドウ)のうち栽培面積の割合が最大のブドウ品種は?(2016年調べ)
・コロンバールの交配に成功したステレンボッシュ大学の博士は?
前述ですが、博士の名前ね(笑)
・スワートランドにおいて、高品質なワイン作りを目指す同盟の名称はアルファベット3文字で何か?
これも新しい取り組み!一般常識として。
27・日本
日本に関しては協会も本気を出してきそうです。なので数も多め(笑)
・日本ワインを作っているワイナリー数は?(2017年10月調べ)
・↑のうち、ドメーヌの数は?
・国産生ブドウの受け入れ数量のベスト3を順番は?
・コンコードを生産する日本唯一の県は?
↑全部。統計は基本。
・H字梢短剪定は1990年代以降、日本の主にどこで採用されているか?
言えるとカッコイイ!
・日本ワインの表示ルールにおいて、産地・ブドウ品種・収獲年とも〇〇%以上使用するコトが義務付けられている。
ちょっと雑ですが、せめてこの数字。
・ワインの地理的表示は〇〇〇〇〇に申し立てを行う。
偉い人ね。
・リースリング・リオンの交配品種は? 〇〇 x 〇〇
これも今どき。知ってて欲しい。すんごく美味しいですよ。
・岩手県でリースリング・リオンにならんで生産されている日本の黒ブドウ品種は?
岩手と言えば...。
・日本最大のピノ・ノワール生産するワイナリーは何県にある?
意外です。
・さまざまな山ブドウをかけあわせて交配された品種で秋田県で主に使われているのは?
いちおうチェックしておきましょう。
・新潟浜砂丘の生産者たちは自らの一帯の地域を〇〇〇〇〇〇〇〇〇と呼んでいる。
こういうの好きだなぁ~。
・大阪府で生産が盛んな白ブドウは?
大阪と言えばこれ!
・テラロッサ土壌がみられる岡山県のワイン生産地は何市?
オーストラリアみたい。
・宮崎件が大半を生産する九州の主なブドウ品種は?
というか九州といえばコレ!
・大分県の2大ブドウ生産地は?
地味な知識ですが、チェックしておきましょう!
・果実酒製成数量が1位の県は?(2014年調べ)
・日本ワインの生産量が1位の県は?(2015年調べ)
・果実酒・清酒のそれぞれの消費量が1位の県は?(2014年調べ)
↑3つ。統計は大事だよ~。果実酒は海外からの濃縮還元の原料を含む!
28・ワインの購入
・アロケーションとは何か?
これも一般常識として。
・亜硫酸塩の1kgに対する使用量は〇〇〇〇g/Kg未満
この数字も是正されたような。
・輸入において不良品が見つかった場の関税・酒税をカバーできる保険を何と呼ぶ?
新しい言葉。
・日本のワイン輸入状況(2015年)において
→数量が1位なのは?
→金額が1位なのは?
↑2つの違いが大切です!
28・日本酒・焼酎
・単行複発酵とは何か? 主に〇〇〇に用いられる。
これも新しい。
・琉球泡盛に使用される米の種類は?
細かくなったね~。
えー、答えは書きませんでしたが、↓で調べるとスムーズです。
受験のプロに教わる ソムリエ試験対策講座 ワイン地図帳付き<2018年度版>
おまけ
努力が実るまでには時間がかかるというお話。
焦らずに気長に勉強を続けていきましょう。そうすれば...。
少し離れますが、概念的にはこちらに近いと感じました。
ティッピング・ポイント―いかにして「小さな変化」が「大きな変化」を生み出すか
今回は以上です。
次回の内容は未定です。