前回のニュージーランドは中だるみなので一旦休憩( 一一;)
ってか、自分で教本調べたら分かるよね?
目的は細かい見慣れないキーワードをチェックして欲しかっただけ。
我ながら、完結しない〇〇〇〇ティーニのシリーズみたいだ笑
あ、↑糖度は上がるけど酸は弱くなるそう。「もろ刃の剣」ですね。
http://www.japan-soil.net/report/h24tebiki_03_V_VI_VII.pdf
さて、今回は日本です。
2018年から2019年への追加点・要点など実力をチェックしてみて( `ー´)ノ
【問題1】2016年の「日本ワイン」の生産量は何本?
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2200万本。16638キロリットル
こういう数字は頻出。
↑数字に強い人は本数さえ覚えれば750mlで「かけ算」すれば出るよ。
(2019年教本 55P)
で「ここ数年、日本ワインは伸びてるんだぜ!輸出も前年度25%マシマシの成長産業だ( `ー´)ノ」って言えると実力者。
3年前のデータだけどね~。多少のタイムラグはご容赦。
以降、以下統計を参考にしとりやっす。ちょっと教本と数値が違うけど、指摘厨は大枠でとらえるように。
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/seizogaikyo/kajitsu/pdf/28wine.pdf
【問題2】日本ワインにおいて新しいブドウ品種の兆し・潮流は?
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ま、これは筆者の個人的な見解です。
みなさんも論述対策や常識としてトレンドくらい話せるようにしておくと吉。
友達 or 客「今の日本ワインって何がはやってんの?」
アナタ「グヌヌ...(あかん、分からん...)」
...って事にならないようにね~。
ボヤボヤ生きてるアナタにポイントを3つご紹介。
◆メジャーな品種(甲州、コンコード、カベソー)が減り、多様化してきている。
ダイバーシティーちゅーやつや。横文字は好かんが( 一一;)
◆特に白は岩手のリースリングリオンと新潟のセイベル9110に注目!
岩手も新潟も県として初めて円グラフのデータが登場! (2019年教本 56P)
◆ヤマブドウなど日本の固有品種、またはそれらと交配したものが伸びている(ヤマソービニオン=やまぶどうxカベソー、ヤマブドウ、↑リースリングリオン=リースリングx三尺)
ワイ的には小公子もオシのブドウや!データにはないんやけど。安心院(あじむ)のやつ。
初登場www
同じく初登場www 特に他府県との違うやつを意識するように。
(2019年教本 P56)
↑エクセレンス試験の論述に出たりして笑
そうそう、セイベル 9110は白、セイベル 13053は黒ブドウね。どちらも耐寒性に優れ、フィロキセラ対抗性まである強いブドウ↓
【問題3】 もちろん 都道府県別ワイン原料用国産生ブドウの受入状況 (2016年) は 頭に入ってると思うんだけど、山形県ってどんな県?
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これまた個人の主観で試験には出ないと思うけど常識として知っといて(; ・`д・´)!
実は山形は他府県のブドウを使っている県 No1。
かたや長野は対照的にお隣の山梨からがメイン。
(2019年教本 P57)
【問題4】 「日本のワイン造りの始まり」について、2018年発表された新たな見解とは?
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江戸時代。九州の小倉藩細川家で1627~1631年の4年間、葡萄酒が造られていた。
(2019年教本 P59)
造らせたのは↓のオジサン。もともと甘いワインを輸入するのが好きだったみたい(笑)
で、嗜好品としてワイン。薬としてアヘンもつくらせていたそう。
まぁ、目の付け所がシャープな商売人って感じ ( ゚Д゚)
もとい、当時のブドウ品種はヤマブドウの一種「がらみ」。このブドウ自体、糖度が上がらず発酵しずらいので黒大豆の酵素を添加して発酵を促していた。
そんな発想があったなんてスゲー(; ・`д・´)
ちなみに、島原の乱で↑細川忠利が陣中に薬としてワインを持ち込んでいたそうな。天草四郎とかのやつね。
彼、魔法が使えたとか何とか...。団塊ジュニアの小生はサムスピのイメージしかない( 一一;) ゲーマーじゃねぇと分かんねぇだろうなぁ。
https://www.kumamoto-u.ac.jp/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/2018-file/release180402.pdf
【問題5】2017年 国税庁のGIに追加されたぶどう酒の地域は?
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北海道。あとは山梨ね。
ちなみに...
焼酎は、壱岐・球磨・琉球・薩摩
↑原料はチェックしとけよwww
清酒は 白山(石川県)・山形
(2019年教本 P63)
【問題6】フランス・ブルゴーニュの老舗ワイナリー「ドメーヌ・ド・モンティーユ」と言われて思いつく事は?
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これは教本では名前までは出てきませんが常識として知っておきましょう!
(2019年教本 P74)
北海道は函館に進出してくるワイナリーでっす。
オラオラおめーら!
ちなみに↑記事の「地下水路」に付随してだけど
ブドウづくりの最大の課題は水はけだ (; ・`д・´)
日本は降雨量が多い
→地中に水分が溜まりやすくなる
→果実が水分でブヨブヨになる。(=水っぽいワインに)
で...
下手に地表付近に水分がある( or たまる)
→根っこが地下に伸びていかない
→地下の色んな地層の成分を吸収できない
→味に複雑さが出ない (=味わいがペラペラなワインに)
...って、風吹けば桶屋が儲かるみたいな感じはさておき
水はけが悪くて良い事は一切ない!
だから↑では地下水路って書いてるけど
ついでに暗渠(アンキョ)って言葉を覚えておこう!
実はフランス人はテロワールと声高にぬかしているが大手資本の多いボルドーのメドックなどの左岸ではこの暗渠をはりまくりでっす!かたや小さいワイナリーが多いサン・テミリオンのヴァランドローが2000年vtで雨覆いの膜を地面に貼ったらINAOからAOCを名乗れないという制裁があった。同じ水対策なのにね。
ほんまヨーロッパ人の勝手な考え方には飽きれるばかりやで~。オリンピックなんかでも日本人が勝てないようにルール変えてくるしね( 一一;)
『ワインづくりの思想 銘醸地神話を超えて』 (中公新書)読了 - Stantsiya_Iriya
まぁ日本酒でもそうだけど、やっぱ税金多くおさめてる大手に甘いというのは世界共通。最近の「米だけの酒」ってなんやねん( 一一;)
純米酒と米だけの酒、生酒と生貯蔵酒 何が違う?|MONO TRENDY|NIKKEI STYLE
だいぶアツく脱線してしまいました。
で、2019年の教本では日本のワイナリーの地図がやたらのってますね。
ドメタカさん(=ドメーヌ・タカヒコ)の位置なんかは分かりますか?
あえて解答はしませんが、山梨・山形・長野などもメジャーなワイナリーはチェックしておきましょう!
答え
https://www.winery.or.jp/cms/wp-content/uploads/2018/05/map_hokkaido.png
【問題7】山形県 西荒屋(にしあらや)地区と聞いて思い浮かぶ事は?
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甲州ブドウ栽培の北限!
(2019年教本 P81)
250年前から甲州の栽培を守っておられる老舗!
北限ならではの酸の強さが評価につながっているみたい(´_ゝ`)
http://www.creative-tsuruoka.jp/project/people/No28.html
【問題8】日本ワイナリーアワード2019年に輝いた★5つのワイナリーはどこにある?
・ドメーヌ・タカヒコ (↑さっきのやつね)
・酒井ワイナリー
・タケダワイナリー
・サントリー登美の丘ワイナリー
・シャトー・メルシャン
・ダイヤモンド酒造
・中央葡萄酒株式会社
・丸藤葡萄酒
・小布施ワイナリー
・Kidoワイナリー
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これは業界人&受験生なら知っといて。
ま、教本にアワードの記載はないけど選出されたワイナリーは試験に出やすいかも。有名だしね。
北海道 (2019年教本 P75)
山形 (2019年教本 P81)
長野 (2019年教本 P87)
山梨 (2019年教本 P92-93)
↓クリックして拡大できます。
山形
山梨
長野
【問題9】セイズファームと聞いて思い浮かぶ事は?
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これは富山の鮮魚の仲卸問屋がはじめたワイナリー。
教本には名前も載ってないけどイチオウ(´_ゝ`)
(2019年教本 P83)
異業種からの参入っていうテーマなんだけど、
これ見ると面白いっす。めっちゃまとまってる!
フジッコとか分かるけど。カラオケのシダックスは中伊豆ワイナリー、山梨のマンズワインはお醤油のキッコーマンだったとは(; ・`д・´)!
nihonwinenomics.hatenablog.com
【問題10】サントネージュワインと聞いて思い浮かぶ事は?
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山梨県、17年、自社畑産のシャルドネを使ったワインが仏で開催されていた「レ・シタテル・デュ・ヴァン」 で金賞を受賞。
地図もチェックしとけよ~。
あ、運営してるのはアサヒビール。
サントリーっぽいけどね~。名前の由来は「聖なる雪」
(2019年教本 P93)
【問題11】成人一人当たりの都道府県別の果実酒の消費量 (2016年) において No 1 の都道府県 は?
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東京
山梨県民の復権に期待したい(´_ゝ`)!
(2019年教本 P99)
https://www.nta.go.jp/taxes/sake/shiori-gaikyo/shiori/2018/pdf/038.pdf
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【編集後記】
...ってな感じでした。
麻井さんの本を読んでいると
「日本のワインは世界を目指せ!」とあるけど
個人的に筆者の消費者や売り手としての立場から言えば...
高い & 美味しくない (他の国のワインと比較して...)
→ × 売りようがない
高い & 美味しい
→ 〇 なんとか売れなくもない
というのが現実だろうと。
事実を識(し)ると、桔梗ヶ原メルローにせよ。ウスケボーイズのワイナリーにせよ。高齢化・人手不足・資金難などなどボロボロの状態からプロジェクトXばりの逆転劇で満塁ホームランを打ってる感じがします。
現に今回調べていたら興味深いデータがありました。
教本ではこんなデータ載せないよね。勉強に関係ないから。
こんな困っている日本のワイン生産者の現状を鑑みると
日本のソムリエやエキスパートは安くて美味しい外国産のワインは売れて当たり前、職人や売り手として上を目指すなら、高くても美味しい日本ワインをどれだけ売る事ができるか?というところが腕の見せ所ではないかと。
教本にここまで分厚いページ数をとってあるのも。そういう事を遠回しに言いたいんだろうしね。
同じ日本人なんだから、日本ワイン応援しようよ!
以上