このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。
ちなみに下のリンクはご参考まで。
【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
問題113 [酒類概論]
次のリキュールのうち最もアルコール度数が高いものは?
1. Bénédictine
2. Cynar
3. Sambuca
4. Chartreuse Verte
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正解は...
4. Chartreuse Verte シャルトリューズ・ヴェール
香草・薬草系(ハーブ系)のリキュールに関する出題でした。
この問題は「シャルトリューズには2種類あって、その1つのヴェール(緑色のやつ)はやたら度数が高い(55度)よ!」と言いたかったのだと思います(´_ゝ`)
いちおう、それぞれの特徴と度数を見ておきましょう!
1. Bénédictine
ベネディクティン
27種類の香草・スパイスを使用
(仏)ノルマンディー地方のベネディクト派修道院で造られたものが始まり
こちらは約40度
ラベルの「DOM」とは "Deo Optimo Maximo" の略で "To God, most good, most great(あぁ、偉大なる神よ!)"的な祈りの言葉です。宗教的な要素も残っているんですね~。ちなみに有名なカクテルシンガポール・スリングにも使われたりします(´_ゝ`)!
Singapore Sling Cocktail | Jamie Oliver - YouTube
2. Cynar
チナール
アーティチョークと13種類のハーブ、植物を使用
イタリアが発祥!
こちらは約16度
アーティチョークってあんま馴染みがありませんが和名はチョウセンアザミ。少し乱暴ですが日本で言えばラーメンを食べる時なんかに添えてあるメンマみたいなものだと考えて下さい(; ・`д・´)!イモの食感って言われてるけどね...筆者はそう思うのよね...
3. Sambuca
サンブーカ
アニスシード、甘草など
イタリアが発祥!
こちらは約40度
写真のサンブーカは無色透明だけど、カクテルには黒色のタイプものを使う事が多いかな~。たしか去年(2017年)のソムリエ2次試験のテイスティングの選択肢に出てたはず!
4. Chartreuse Verte
シャルトリューズ・ヴェール※
※ヴェール Verte とは「緑色」の意味です!
130種類の植物を使用
(仏)アルプス山脈ヴォワロン※の修道院で造られている
※スイスの近くです!
こちらは55度
(黄色の ジョーヌ Jaune は40度)
実際にはいろんな種類がありますが試験的には黄色(40度)、緑(55度)の2つがあると理解しておけばOKです!
このシャルトリューズのレシピは秘密で、これを造っているヴォワロンの修道士3人しかしらないそうです。そんなコカ・コーラみたいなやり方って昔からあるんですね...( 一一;)
Chartreuse (liqueur) - Wikipedia
Visiting Chartreuse | Euromaxx - YouTube
まとめ
今回はとりあえず問題のリキュールを4つだけご紹介しました。もし、レストランやバーなどに食事や呑みに行く機会があったらたまには飲んだ事のないリキュールに挑戦してみて下さい(-ω-)/
去年(2017年)の記事ですが、こんなリキュールなどが2次試験テイスティングの問題として出題されています。
二次試験直前!テイスティング ワイン以外の酒 33のチェックリスト - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
今回はここまで!
次回も「酒類概論」からです。