えー、これは以前から思ってた事なんですが
今回は筆者のような外野からみたソムリエ・ワインエキスパート試験がどんな風に映っているのか?をかなり古いスターウォーズ (4~6くらい) に例えてお伝えします!
以前、もう前回(去年)からCBTになってから試験が情報戦になってきたって事はお伝えしましたね(-ω-)/
まず、この動画をご覧下さい!
僕にはソムリエ・エキスパート試験が↑みたいな感じに見えています。
ここで独断と偏見を満載で定義しましょう(-ω-)/
帝国軍=スクールに通っている人
↑動画では白い仮面の兵士(ストームトゥルーパー)
反乱軍=スクールに通ってない独学の人
↑ハリソン・フォード+レイア姫+ロボット+動物っぽいやつ(雑)など
次に2つの集団のキホン的な属性をみてみましょう!
まず、帝国軍側から!
帝国サイド(スクール通い)の方々のザックしした属性をプロファイリングすると...
・所得高めのサラリーマン or 自営業 (年収は700万前後より - スクールに通える経済的余裕あり、海外旅行経験多め - 普段飲むワインもお安くはない)
・進学校出身の方が多い (そもそも試験勉強が得意)
・性格的にどM (普段の仕事ではSの立場が多く、逆にスクールやプライベートではしごかれる事は嫌いぢゃない♡)
・試験をパスしても仕事上のメリットにはならないが知的好奇心が旺盛。勉強する事自体が目的。
...とまぁこんな感じ。
で、全体的に気持ちに余裕があります。
その余裕こそがモチベーションの源泉。その余裕ゆえにワインに対する知的好奇心がフツフツと沸いてきたわけです!
そんな 毛並みの良い、いわばエリートの方々がスクールに通う帝国軍の兵士に変身します(; ・`д・´)!
あ、ちなみによく「ワインスクールの生徒同士の人間関係が息苦しい!」という声をききますが、前述のような属性や傾向をふまえると、比較的自分に自信のある方々の集団となり鼻持ちならない意識高い系が集まってしまうのは仕方がない事と言えるでしょう。
まさに神の見えざる手
当然の帰結です。
ちなみに彼らの選ぶワインの高さはプライドの高さ。
「そうそう、この前抜いたムートンのセカンドが、ね...(´_ゝ`)!」みたいな会話です。
中には無理してスクールに通ってる人もいるんだぞー。ゴルアァァァァ...( ゚Д゚)!!!
しかしながら試験では高級なワインが出ないというのは、運営側のコストもあるでしょうが、わりと経済的に公平な試験であるといえると筆者は考えています。
えー、少し脱線して帝国軍が長くなりましたが
次は相対する反乱軍サイドです。
反乱軍サイド(独学者)の方々のザックしした属性をプロファイリングすると!
・所得は低め 飲食店・サービス業多し (時間的にもお金的にもスクールに通える余裕なし - 普段飲むワインは職場のもの)
・学歴は低め (学生時代からあまり勉強はしてこなかった系多し)
・地方 (住んでる地域にスクールがない)
・職場でのプレッシャー。資格の有無が 給与・昇進・転職活動に影響
... って感じです。
どちらかというと"帝国軍より"だけど地方というだけでスクールに通えないという方、飲食だけど勝ち組系で超高学歴という方も多いにおられるでしょうがご容赦下さいm(_ _)m
で、失礼な言い方ですが、先ほどの帝国サイドが毛並みの良いエリート=血統書付きのペットとするなら、こちらは野良犬とか野武士に近いわけです。生活がかかっていたりする分 ハングリーさ・気合いがだんぜん強い(; ・`д・´)!
さー、両サイド出そろいましたが
ここでどちらが良いとか悪いとか優れているとかそうでないとか言いたいわけではなく現にそういう構図ですよ!という事。
しかしながら帝国軍(=スクールに身を置くこと)も楽ではありません。
・そもそもスクール(講座)に入る前にもレベルを判断される
・せまりくる数多くの小テスト(抜き打ちなど)
・SNSなどを通じて夜な夜な送られてくる数々の宿題!
など、さまざまなご苦労もある様子。
で、ここからが重要です。
スクールに通っていると生徒から吸い上げた1次試験の問題情報約5000問ほどが共有されるので非常に有利です。
(全国展開のスクールは全国から情報を集めているそうな。)
しかしながら、これは人柱の上になりたっています。
よく「試験期間の最初と最後に受験しろ!」と言われるそうですが、最初は様子見という側面もあるとは思いますが1番の狙いはスクールとして問題情報を集めたいのでしょう。まぁ、この辺りはスクールの方同士のギブアンドテイクとも言えます。
かたや反乱軍(独学者)は5ちゃんねるなどネットに流出した問題情報が頼りですが、これは今年(2019年)も去年(2018年)と同じように出るとは限りません。あるユーザーの方がご厚意で自力で集められたものであり、たまたまネット上に上がったものです。
しかも問題の精度はあまり良くありません。
集まったのは2000問程度でしかも歯抜け状態です。
あ、↓こんな感じです。まだありますね~(´_ゝ`)
2018ソムリエ試験出題実績 - Google スプレッドシート
スターウォーズに例えるなら、反乱軍は組織力が低い烏合の衆ですが、ルーク・スカイウォーカーなどいったジェダイと呼ばれる少数の能力者がフォースという特別なチカラを発揮してたまたま勝利をおさめるような集団です。
攻殻機動隊で言えばこんな感じかな。
これは筆者の周囲の話ですが「いやいや、俺は問題情報が無くとも自分のチカラで試験に通ったはず!」という方は少数でした。
精度は低いものの、それでもやはりネットに流出した問題情報を必死に覚えた方が試験に通っています。というか、その傾向が高かったように思われます。
そうそう、対策は前の動画のコレね。
CBT試験になってからスクールが有利なのは協会にスクール関係者が少なからずいるからか?とも疑ってしまいそうですが、ともあれCBTへの変更から言わばスクール帝国主義みたいなのが台頭してきているもの確かです。
スクールであれ独学であれ実力があれば、そんな事関係ないといえば、そこまでですが(´_ゝ`)
以前、経済格差で情報格差が生まれるのは個人的に好ましくないと申し上げました。
ですが、高いお金払っているんだから有利になるのは当然の権利 とも言えます。
ま、大した結論なんてハナから無いんですけどね~。
で、最後に筆者が読者の方とお会いして思う事は...
帝国サイド(スクール)の方「うかりました~。」
筆者「あー、大変なしごきに耐えてこられた立派な方だ!」
反乱軍サイド(独学者)の方「うかりました~。」
筆者「個人のフォースが強かったのか...な?」
こんな感じ。
...です。
もし、今年(2019年)試験に挑戦される方にお会い出来たら、まずは帝国軍か反乱軍かだけ教えてもらえたら嬉しい限りでっす!
以上