今回はスピリッツの中でもジンについて。
(ソムリエ教本 2019 43ページより)
【問1】ジャパニーズクラフトジンにおいてニッカウヰスキー(株) が製造・販売を行っているものは?
1:和美人
2:ROKU
3:カフェジン
4:北海道札幌クラフトジン『紅櫻』
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答え 3:カフェジン
教本は最新のトレンドをとらえた良い内容!NHKの朝ドラ「マッサン」のニッカですが2001年にアサヒビールの子会社に。名称の由来は連続式蒸留器の1種であるカフェ式蒸留器を使用しているから。ちなみにカフェって喫茶店とか珈琲っぽいけど、これの特許をとったイーニアス・カフェって人の名前なり~ (; ・`д・´)
ニッカ カフェジン 新発売 - ニュースリリース 2017年5月11日|アサヒビール
さらに↑の記事で 竹鶴政孝 が 当時としては やや旧式 の カフェ式蒸留器にこだわった理由= クリーンになり過ぎない ってのが重要で、ジンやウォッカなどのスピリッツ や ウイスキー などは 蒸留の精度やアルコール度数が高まれば高まるほど 純粋なアルコール (100%) に近づいてしまい 個性が無くなってしまう という ジレンマ をかかえています。
つまり、スピリッツやウイスキーにおける 味の個性 は 不純物こそが本質 と言えなくもないでしょう(-ω-)/
...ってのは↓の受け売りだけど是非読んで頂きたい。
ちなみに 白ワインのシュル・リー、ノンフィルターのにごり酒 なんかはクリアになり過ぎた白からの反動。ビールの軽い飲み口のスーパードライ → 濃い口のいエビス って流れは軽くなり過ぎた反動。...といった具合に酒造の技術には一定のバランスを取ろうとする何らかの『より戻し』が発生するよ (´_ゝ`)
いちおう他の選択肢もチェックしておいてね。業界の方ならサントリーの ROKU (ロク)くらいは知ってたかな?
・・・
(ソムリエ教本 2019 51ページより)
【問2】ジンを使うカクテルは?
1:アラスカ
2:アレクサンダー
3:グラスホッパー
4:マルガリータ
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答え 1:アラスカ
一般呼称では教本に載ってるこれくらい。有名なマティーニなんかもジンがベース。エクセレンスでは有名なカクテルのレシピなんかも問われるかも。 そういや大会とかでカクテル作らせる課題があるよね~。エクセレンス≒コンクール レベル の認識を (-ω-)/
↓では ギブソン が出題されています。
A.S.I.アジア・オセアニア最優秀ソムリエコンクール2018 京都大会 結果発表 及び主な審査内容│一般社団法人日本ソムリエ協会
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【編集後記】
あと、問題にはしなかったけど ジンの製法について、ウォッカとの違いなんかを口頭で説明できると尚良し!(バーではよく質問されるのですよ。)
ジンに関するその他のウンチクはこの素晴らしいBBCのやつ↓を観たらカンペキ!超まとまってます(; ・`д・´) スゲー サイコー
以上