このブログでは、ソムリエ試験・ワインエキスパート試験に挑戦しようと思われている方を対象に
「毎回、もう+(プラス)1点」をとれる学習のヒントをお届けしております。
本日は「キッシュ」のふるさと有名なフランスの「アルザス・ロレーヌ地方」です。
冷涼ですっきりとした白ワインが特徴のこちらの地方ですが、過去5年のデータを見ると毎年1問出るかどうかといったところ。
それでは、いつも通り問題にチャレンジしてみて下さい。
問題です!
◆Q1.アルザス・ロレーヌ地方はフランスのどこ?
A.①
B.②
C.③
◆Q2.アルザスの上質指定4品種でないものはどれ?
A.ミュスカ
B.リースリング
C.シャスラ
D.ゲヴェルツトラミネル
E.ピノ・グリ
◆Q3.遅摘みワインVandanges Tardives におけるリースリングの果汁糖分最低含有量は?
A.235g/L
B.257g/L
C.276g/L
D.306g/L
A.244g/L
B.270g/L
C.276g/L
D.306g/L
回答とメモ
◆A1.正解は「Bの②」
キッシュでお馴染みのアルザス地方・ロレーヌ地方はフランス北部のドイツとの国境線にあります。
また試験によく出てくるのがアルザス地方・ロレーヌ地方の間にあるヴォージュ山脈
アルザスで「バ・ラン圏」・「オー・ラン圏」と呼ばれるものは、国境線を北に向けて流れるライン川の上流・下流で分けたものです。
「HAUT(オー)」は上流という意味で、「オー・ラン」はライン川の上流を指します。ボルドーの「オー・メドック」の「オー」と同じ意味です。
◆A2.正解は「C=シャスラ」
アルザスの上質指定4品種は
「Mr.GP(ミスタージーピー)」と覚えましょう!
具体的には、全て白ブドウの
M)ミュスカ
R)リースリング
G)ゲヴェルツトラミネル
P)ピノ・グリ です。
ちなみに、Alsace Grand Cruは
上質指定4品種の中の1つが使われ
ブドウは手摘みが義務です。
◆A3.「A.235g/L」
◆A3.「A.244g/L」
アルザスといえば、この「果汁糖分最低含有量」を問う問題です。
まず2つの種類のワインを覚えましょう。
◆遅摘みワイン
「Vandanges Tardives」
ヴァンダンジュ・タルディブ
◆粒選り摘み貴腐ワイン
「Selection de Grains Noble」
セレクション・ド・グランノーブル
これに、先ほどの「ミスタージーピー」が登場します。
「MR」のミュスカ・リースリングの2つが1セットで、糖度が上がりやすい「GP」ゲヴェルツとピノグリがもう1セットです。
この問題では表の数字を覚えましょう!じゃないと問題が解けませんf^-^;
まず品種とワインの種別の縦と横の軸を覚え、20ないし30ずつ増えていってるイメージを掴みましょう!
まず品種とワインの種別の縦と横の軸を覚え、30くらいずつ増えていってるイメージを掴みましょう!
おまけ
さて、いかがでしたでしたか?
もし次回、キッシュを食べる機会があれば、赤ワインも悪くはないですが今日の内容を思い出して「もともとはアルザス・ロレーヌ地方の料理だから、すっきりとした白にあわせたいよね~。」なんて言えれば上出来です。