ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


二次試験テイスティング・論述【超まとめ】テクニックや注意点など

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。

f:id:ttrd80:20170921170830j:plain

今回はこれまで書いてきた二次試験の記事の総まとめです!

と言っても主にテイスティングで論述は少しだけですがご容赦下さいm(_ _)m

 

(追記 2018.09.06)

2017年度に作成した記事です。若干ですが追記しました。

 

1・まず心構えから!

f:id:ttrd80:20170921185414j:plain

二次試験テイスティング 筆者の失敗から学ぶ3つの重要な心構えとは - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

とにかく時間が無い! ソムリエの場合は間髪入れずに論述に突入するして焦る! テイスティングのセオリーに頼り過ぎは考えもの!...といった内容です。筆者自身よく「とにかく時間が足りないからね~」なんて言われてましたが当事者になってみたらホントきつかったですよマジで(-_-メ) 来年以降受験される方も是非まずはこの記事の内容を頭の片隅に入れておいていただければと思います。

 

2・勉強会から学ぶ!

f:id:ttrd80:20170921185700j:plain

2次試験 テイスティング・論述 勉強会のレポート - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

先日読者の方にご来店いただいたので、その時の内容から受験者の方にお知らせしたい注意点をまとめました。「②のワイン」なんて表現や、非常に大事な「品種あてゲーム」をしないという注意点、また品種の思い込みによって回答がズレて連鎖的に間違ってしまう危険性、そして論述の書き方(料理、ブドウ品種、今年予想される問題)についても触れています。同じ轍を踏まない事が肝心です(=_=)

 

3・白ワインのテイスティング回答ガイド

f:id:ttrd80:20170921185902p:plain

まずは白から!

 

2次試験テイスティング - 白ワイン 「外観」 の考え方・注意点など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

外観に関してはさほど迷うことはないかと。全てに共通する事ですが回答のレベルの足並みを合わせておく事が大切です。

 

2次試験テイスティング - 白ワイン 「香り」 の考え方・注意点など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

分かりにくい香りの表現1つ1つを解説しています。

ニュアンス以外に具体的にどんな香りか分かりたかったら東急ハンズかロフトもアロマコーナーに行くのも手です。でも油分が鼻に残るので試験前は絶対にNGね(; ・`д・´)

(追記 2018.09.06) 

数年前までは レモン ライム って分かれてたんだけど、今は 柑橘類 にまとめられてしまいました。楽できなくなったってわけです(笑)

 

2次試験テイスティング - 白ワイン 「味わい」 の考え方・注意点など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

この辺りも特に迷う事はないでしょう。しいていうならバランスかと。白も赤も教本に載ってる味わいのチャートは見ておいた方が良いですよ。

 

2次試験テイスティング - 白ワイン 「その他」の考え方・注意点 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

これに関しても無難な選び方をご説明しております。グラスの大きさなど実際のサービスではなく試験的な回答を覚えましょう。余計な事は考えない事です(笑)

 

4・赤ワインのテイスティング回答ガイド

f:id:ttrd80:20170921185928p:plain

続いて赤です!

 

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「外観」 の考え方・注意点など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

特に「ガーネット」と「ルビー」の色調の違いを覚えておくと良いでしょう!

(追記 2018.09.06)

近い将来 より分かり易い 以下の表現に変わるかもしれません。

ガーネット=濃い赤= ダークチェリーレッド

ルビー=淡い赤=ラズベリーレッド

 

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「香り」 の考え方・注意点など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

果実や花・植物は単にその香りがするというのではなく、実は甘さや酸っぱさ、熟成期間をはかる指標として使われています。この手の判断基準に一度は目を通しておきましょう(/・ω・)/

 

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「味わい」 の考え方・注意点など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

特にバランスの3つの分類「豊満な」「流れるような」「骨格のある」といった独特な表現の違いを知っておきましょう。

この辺りは個人の思い込みだけで回答するのが不可能なところです。ソムリエ協会独特の耳慣れない言葉に慣れましょう(笑)

 

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「その他」の考え方・注意点 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

赤ワインはデカンタージュがあるくらいで他はほぼ白と同じです。

 

5・出題されるワインやその他酒類について

f:id:ttrd80:20170921190241j:plain

二次試験テイスティング 2017年を大胆予測 ソムリエ ワイン編 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

ソムリエのワインについて

(追記 2018.09.06)

2017年は 甲州(日本)、カベルネ・ソーヴィニヨン(オーストラリア)、サンジョベーゼ(イタリア) でした。

 

二次試験テイスティング2017年を大胆予測 ワインエキスパート編 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

ワインエキスパートのワインについて

(追記 2018.09.06)

2017年は ソーヴィニヨン・ブラン(チリ)、ミュスカデ(フランス)、ガメイ(フランス)、マルベック(アルゼンチン) でした。

 

二次試験直前!テイスティング ワイン以外の酒 33のチェックリスト - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

ワイン以外の酒類について ソムリエ・ワインエキスパート共通

(追記 2018.09.06)

2017年は...

ソムリエ= オー・ドゥ・ヴィー・ド・キルシュ、ドランブイ の2種

ワインエキスパート = サンブーカ の1種 でした。

 

過去6年のデータから、ワインだったらどの国のどの品種が出そうか?とか、その他の酒類については近年出ていないものから探るといった感じです。

あくまで予想なのでどうなるやら(◎_◎;)

 

6・個人でのテイスティングの練習方法・試験直前の注意点について

f:id:ttrd80:20170921190508j:plain

家族や友達に頼らないテイスティングの練習方法+試験直前の注意点 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ここまでは家族や友人にブラインドで出してもらってたけど、そろそろハブられた方向け!というか一人で出来るテイスティングの練習方法をご紹介しております。試験直前の注意点に書いていますが、くれぐれもベストな体調で臨む事を最優先して下さい(-ω-)/

 

7・論述の予想問題 ※ソムリエのみ 

f:id:ttrd80:20170923061415j:plain

 

(続)二次試験直前! ソムリエ【論述】予想問題を殴り書きしてみた! - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

最後に予想問題を追加しておきます。せめてワインと料理のマリアージュ、ブドウ品種の説明あたりは言えるようにしておきましょう!そこまで去年(2016年)と形式は変わらないと思うのですがどうなる事やら(◎_◎;)

 

(追記 2018.09.07)

論述 は2017年は 「ワイン(甲州)に合う料理」の他に「オレンジワイン」や「日本のワインラベル表示ルール (2018年10月30日施行予定のもの)」について説明を求められました。おそらく料理とのマリアージュ以外のものはワイン業界の時事的な内容やトレンドを踏まえたものが出題されるのではないかと筆者は考えております。

最近はやりの「ペットナット」「アーバンワイナリー」「自然派ワイン」なんてキーワードが出たりして。

別に試験でなくとも業界人として人様に説明できるとカッコいいですね...(´_ゝ`)

 

解説動画 

youtu.be

 

今回は以上です。

とりあえず二次試験に関しては書きたい事は書き切りました(; ・`д・´)!

家族や友達に頼らないテイスティングの練習方法+試験直前の注意点

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております

f:id:ttrd80:20170921153735j:plain

今回で 2次試験 テイスティングのシリーズを終わりたいと思います。ってワケで書き溜めていた事を一気に放出しマッス( `ー´)ノ

1・家族や友達に頼らないテイスティングの練習方法

家族や友達に出題してもらうのも悪くはないですがやる気になれば自分1人でもできます!筆者は以下のような方法で練習をしていましたのでご紹介しますね。文字よりも解説動画を見て頂いたほうがイメージしやすいと思います。

 

【用意するもの】

f:id:ttrd80:20170921145856j:plain

・ワイン(赤2つ~6つ・白2~6つなど)

・ワイングラス(2~6つなど)

・付箋(ふせん)(1束くらい)

・テイスティング回答用紙(赤+白)

コチラの検索結果から保存しましょう!

 

【やり方】

1・練習したいワインをグラスに注ぎます。せめて白か赤2つは用意しましょう!

2・付箋に銘柄を書いてグラスの下に貼り付けます。もし長かったらちぎましょう!

f:id:ttrd80:20170921150029j:plain

3・目を閉じてグラスをシャッフルします。

f:id:ttrd80:20170921150525j:plain

4・テイスティング回答用紙 を上から順番に見ながら、どのような回答をするかリズムよくイメージします。

f:id:ttrd80:20170921150731j:plain

5・一通り答えをイメージできたらグラスの下の付箋を見て答え合わせします。

f:id:ttrd80:20170921151024j:plain

 

ここまでの流れを1日3回(毎食後あたり)に2~3セット行います。

【解説動画】 

youtu.be

 

2・試験直前の注意点

 

f:id:ttrd80:20170921153816j:plain

これに関しては2点だけ!

イラストを見ていただければ分かりますが、練習用のアロマオイルキットなどは試験直前では絶対に使わないようにしましょう!オイルの成分が鼻に残るので、もし当日の朝なんかにやってしまったら大変です。

 

試験当日の時間に舌・鼻がベストな状態で臨めるようにしておきましょう。そういった意味では当日の明け方とかギリギリになってもワインを飲んでいるなんてのも危険です。朝起きた時のリフレッシュした状態が一番感覚が研ぎ澄まされていて最強です!

 

筆者は当日の朝は近所の海岸線をランニングをして新鮮な空気に触れた後に試験会場に向かいました。まぁ当時の大阪の試験会場付近は決して空気が綺麗かというと疑問ではありますが、可能な範囲で良い空気を吸い込んでおく事が大切だと思います(◎_◎;)

 

まとめるとテイスティングの試験直前では下手にジタバタして感覚が鈍らないようにしておいていただきたいのです!

 

3・ソムリエを受験される方へ!

「論述」に気を取られ過ぎて睡眠不足になるのもご法度ですよ(/・ω・)/ もう前日まできたら1次試験にうかった自分の実力を信じて良い意味で諦めましょう!

最悪、論述は3次試験の審査対象なので2次試験で通過する人数を絞り過ぎたら、ある程度協会側も合格者数を確保しないといけなくなるので3次試験の評価が激甘になります。よって、ひょっとしたら二次のテイスティングさえ通過すれば3次試験の論述の点数はさほど影響がないかもしれないのです。とにかくテイスティングの点数を取る事に集中しましょう!

 

今回は以上です。

次回は「2次試験のまとめ」を行いたいと思いまっす。乞うご期待!

二次試験直前!テイスティング ワイン以外の酒 33のチェックリスト

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております

f:id:ttrd80:20170920191015j:plain

今回は2017年度の二次試験直前という事でテイスティングに出題されるワイン以外の酒類 33個 のチェックリスト をお届けしたいと思います。

 

これについては出題される種類の範囲が広い+規則性が感じられないのでシンプルに一覧形式にしました。

過去6年で出題されたものは赤字で年数「〇〇年△△出題」と書いています。しいて言いうならば、それを書いてないものが危ないかもしれません。ってところで出そうなところには マークを付けてますのでご参考まで(-ω-)/

 

それでは、ここからが本題です!

酒精強化ワイン

1・シェリー (フィノ、マンサニーリャ、オロロソ)

2・ポートワイン(ルビー、トゥニー、ホワイト)

→2012年ソムリエ出題

3・マデイラ

→2013年ソムリエ出題

4・マルサラ

5・VDN (バニュルス)

6・VDL (ピノ―デシャラント)

 

わりかし馴染みのある方も多いかもしれませんね。いわゆる酒精強化ワインですが、これらのワインを軸にしたものは優先的にチェックしておいた方が良いかもしれません。

VDNとかVDLとかちょっとマニアックというか一般的ではないのですね。そう考えるとシェリーとかマルサラあたりが怪しいかな~(=_=)

 

ヴェルモット

7・ドライ・ヴェルモット

→2014年ソムリエ出題

8・スイート・ヴェルモット

→2015年ソムリエ出題

 

続いて白ワインに香草やスパイスを配合して造られるヴェルモット。これもワインが軸なので要チェック!と言いたいところですが、どちらも近年出題されてるので無いと思います、多分...(*‘ω‘ *)

 

ブランデー

(ブドウが原料)

 9・コニャック

→2015年ワインエキスパート・ワインアドバイザー出題

10・アルマニャック

→2016年ソムリエ出題

11・マール

12・グラッパ

 →2013年ソムリエ出題

 

(ブドウ以外の原料)

13・カルヴァドス

 →2014年ソムリエ出題

14・オード・ヴィー・ド・フリュイ(ポワール・ウイリアム、フランボワーズ、キルシュ)

 

続いてワインやその他の果実を蒸留したブランデー。やはりこちらも結構出題されています!こう見てみるとマール辺りが怪しいところですね。オード・ヴィー・ド・フリュイの3つは「マイナー過ぎて出ないだろう!いや出てほしくない...」と思って筆者は捨ててました(+_+)

 

リキュール

15・シャルトリューズ(ジョーヌ、ヴェール)

16・ドランブイ

17・ペルノ

18・ヴェネディクティン

19・スーズ

 →2011年ソムリエ出題

20・カンパリ

21・サンブーカ

22・ガリアーノ

→2014年ワインエキスパート・ワインアドバイザー出題

23・コアントロー

→2012年ワインエキスパート・ワインアドバイザー出題

24・グラン・マルニエ

25・アマレット

→2015年ワインエキスパート・ワインアドバイザー出題

 

ここまでくるともう全くワインと関係のないリキュールですが意外に出題されています。どれも手軽に手に入るものなので出題されやすい部類だと思います。そう考えると近年出題されていない シャルトリューズ、ドランブイ、ペルノ、ヴェネディクティン、カンパリ、サンブーカ、グラン・マルニエ は飲んでおきたいところ。筆者は本業でバーをやってますが、ドランブイを原酒で飲む人なんていませんけどね(笑)

 

スピリッツ

26・ラム

→2012年ソムリエ出題

27・ジン

→2015年ソムリエ出題

28・テキーラ

→2011年ソムリエ出題

 

蒸留系のスピリッツも割かし出題されています。こうやって見てみると真っ赤ですね。スピリッツはここ数年で出し切った感があるので確率は低いのはないかと(; ・`д・´)

 

ウイスキー

29・ウイスキー(スコッチ、バーボン、ジャパニーズ)

→2014年ワインエキスパート・ワインアドバイザー出題

 

5大ウイスキー(残りアイリッシュ、カナディアン)ってのがありますが、せめて上の3つくらいかなと。最近出たばかりなので今年は多分ないでしょう。近々まさかの日本ワインならぬ日本ウイスキーが出たりして...(´_ゝ`)

 

日本のもの SAKE!

30・清酒(純米・純米吟醸など)

31・焼酎(麦・芋・米)

32・泡盛

→2015年ソムリエ出題

 

特に清酒(日本酒)は以前から出るとは言われていましたが、今年(2017年)から始まる SAKE ディプロマの範囲とかぶるので協会が思い切って出してくるかどうかです。まぁこの辺りならラッキーですね。馴染みもあるので分かるでしょう!

 

その他

33・紹興酒

 

最後は中国の紹興酒です。中国のワインは一次になかなか出題されないものの、これに関しては無くはないかな~という感じ。まぁこれも分かりますよね。

 

まとめ

一通り見ていただきましたが、最後に筆者的に出そうだなってところをまとめておきます( `ー´)ノ

 

 1・シェリー (フィノ、マンサニーリャ、オロロソ
 4・マルサラ
11・マール
15・シャルトリューズ(ジョーヌ、ヴェール)
16・ドランブイ
17・ペルノ
18・ヴェネディクティン
20・カンパリ
21・サンブーカ
24・グラン・マルニエ
30・清酒(純米・純米吟醸など)
31・焼酎(麦・芋・米)
33・紹興酒

 

...ってな具合です。まだ試験まで日があるので、もし気になるものがあれば酒屋で買うなりレストランやバーなどで頼んで飲んでおきましょう! 

解説動画

youtu.be

 

今回は以上です。

次回はちょっと遅くなりましたが

「家族や友達に頼らないテイスティングの練習のやり方」についてご紹介したいと思います。乞うご期待!

二次試験テイスティング2017年を大胆予測 ワインエキスパート編

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております

f:id:ttrd80:20170918140652j:plain

前回はソムリエについて予想しましたが、今回はワインエキスパートについては2017年度はどんなワインが出題されるかを過去6年間(2016年~2011年)のデータをもとに予想してみたいと思います( `ー´)ノ

さっそく過去6年間のデータを見てみましょう!

f:id:ttrd80:20170918140733p:plain

かなり小さいですが見にくい方は拡大してご覧くださいm(_ _)m

 

ここから予測できること! 

・赤・白とも主要3品種は外せない!

ソムリエのテイスティングと同じくワインエキスパート赤も白も出やすい定番品種というものがあります。過去6年を振り返ってみても赤だとカベルネ・シラー(ズ)・ピノノワールが多く、白だとほぼシャルドネ・リースリング・ソービニョンブランの3つです。

前回に引き続きワインエキスパートでもテイスティングの練習をするのであれば、まず赤・白ともこの3品種を集中的にこなすというのが有効という事は同じです。

 

・前年度と同じ品種は大いにありえる

ただ、出題されるワイン数がソムリエの3つと違って1つ多く4つあるせいかどうか分かりませんが、前年度と同じ品種が出る確率も割かし高いです。

2017年に限って考えると、赤はシラー(ズ)・白はリースリングと3連チャンで来ているので流石にこれ以上続く事は無いと思いますが、シャルドネはまだ2連チャンなので今回もダメ押しでもう1回続くかもしれません(-ω-)/

 

・細かい予測 

[赤ワイン]

・1種類はマイナーなものを狙ってくる

・そろそろ日本の赤も初めて出るか?

 

[白ワイン]

・シャルドネ、ソービニョンブランだったらフランス!

・リースリングなら独

・そろそろ日本の白がまた出てもおかしくない周期

 

ワインエキスパートも同様に一気に結論です(笑)

 

基本的に赤ワインは1つは主要の3品種(カベルネソーヴィニヨン、シラー(ズ)、ピノノワール)のどれかを出して、もう1つはマイナーなもので遊ぶといった方式がとられています。

そういう意味では、周期を考えるとそろそろイタリアのサンジョベーゼとか、全くノーマークのアフリカのピノタージュ、はたまたソムリエ同様国産のメルロなんてのも怪しいかもしれません。

 

白ワインにしては何故か赤ワインと違い「同じ品種で同じ国」というのが少ない気がします。そう考えると去年(2016年)の逆張りで、2017年度はシャルドネ・ソービニョンブランだったらフランス、リースリングだったらドイツ・オーストラリアあたりのような気がしています。

 

今回は色々と予想しましたが、やはり結論としてワインエキスパートはソムリエと違って1つ多いので大変だと思います。その分、この2次試験さえくぐり抜けさえすればめでたくバッチをGETとなるわけですが(´_ゝ`)

試験当日 (2017/9/25 月) までもうスグですが、可能な限り飲みまくっていきましょう!同じ品種であってもどれだけのバリエーションを経験したかが非常に大切です。

 

解説動画

youtu.be

次回は2次試験 テイスティング の ワイン以外の酒類 (ソムリエ・ワインエキスパート共通) について書こうと思います。乞うご期待!

二次試験テイスティング 2017年を大胆予測 ソムリエ ワイン編

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております

f:id:ttrd80:20170918004422j:plain

前回までテイスティングコメントの考え方や回答方法などをご紹介してきましたが、今回は実際に試験当日どんなワインが出題されるかを過去6年間(2016年~2011年)のデータをもとに予測してみたいと思います( `ー´)ノ

それではまずソムリエからです。

さっそく過去6年間のデータを見てみましょう!

f:id:ttrd80:20170917234942p:plain

かなり小さいですがスマホの画面に入るように小さくしています。見にくい方は拡大してご覧くださいm(_ _)m

 

ここから予測できること!

・赤1・白2!

ワインは基本的に毎年3つ出るというのは通例ですが、赤2つ・白1つ→赤1つ・白2つと毎年同じ動きで交互に入れ替わっています。2016年は赤2・白1だったので、今年(2017年)は逆の赤1・白2の確率が高いと思われます(-ω-)/

 

・赤・白とも主要3品種は外せない!

赤も白も出やすい定番品種というものがあります。過去6年を振り返ってみても赤だとカベルネ・シラー(ズ)・ピノノワールにかたまり、白だとなんとシャルドネ・リースリング・ソービニョンブランの3つか出ていません。

テイスティングの練習をするのであれば、まず赤・白ともこの3品種を集中的にこなすというのが有効という事が読み取れます。

 

・品種ごとの国の予測 

[赤ワイン]

・カベルネ・シラー・ピノなら仏!

・メルロは大穴なら日本

 

[白ワイン]

・シャルドネならニューワールドの樽系!

・リースリングなら独

・ソービニョンブランならニューワールド(ニュージーランドあたり)!

 

結論から一気にいきました(笑)

 

過去6年間のデータをながめていると、赤・白ワインとも フランス(もしくは旧世界)→ニューワールドという動きを繰り返しています。なのでここまでの逆張りと考えて上のような国のチョイスになるかと思われます。

 

あと、以前にもメルロなら日本(桔梗が原)と書きました。ですが最低でも1本4000円程~12000円程と高額'なので試験には出ない!というのが筆者の自論です2016年度のワインエキスパートなんて「泡盛とかでケチってんじゃなーぞ、コラ!」って不満が某掲示板で噴出しましたが、そんな協会が高額な国産ワインを出すのか?というところには注目しています。まぁ気になる方は飲んでみてもいいかもしれません。 何が起こるか分かりませんしね(´・ω・)

五一わいん スペリオール 赤白 飲み比べセット 箱付 720ml 【 信州 桔梗ヶ原 林農園 】

信濃桔梗が原メルロ 720ml [日本/赤ワイン/辛口/フルボディ/1本]

 

解説動画

youtu.be

 

今回は以上です。

次回はソムリエのワイン以外の酒類について書きたいと思いマッス(@_@)!

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「その他」の考え方・注意点

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております

f:id:ttrd80:20170917001155j:plain

今回のテーマは2次試験 テイスティング での 赤ワイン 「その他の考え方です。

 

※実際には「その他」という項目はありませんが、フレーヴァー・評価・グラスなど総合的な評価を行う項目をまとめたものです。

 

テイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

  

赤ワインも今回で最後です。それでは同じく1つ1つ解説していきますね~( `ー´)ノ

・評価

(選択肢)

□シンプル、フレッシュ感を楽しむ □エレガントで余韻の長い □成熟度が高く豊か □濃縮し力強い □長期熟成型

赤ワインは基本的に「成熟度が高く豊か」を選びましょう。

重めの品種であれば「濃縮し力強い」でも良いかと思います。

※カベルネソーヴィニヨンとかシラー(ズ)とかね(-ω-)/

 

・適正温度

(選択肢)

□10度未満 □10~13度 □14~16度 □17~20度 □ 21度以上

軽めの品種であれば「14~16度」を、重めの品種であれば「17~20度」を選びましょう!

※ピノノワールとかマスカットベリーAなど。

迷ったら「17~20度」がオススメです!

 

・グラス

(選択肢)

□小ぶり □中庸 □大ぶり

基本的には「中庸」選びましょう!

重めの品種だったら「大ぶり」もアリかと思います。

実際には↓のような選び方ですが、試験では一旦忘れてましょう(笑)

shop.riedel.co.jp

 

・デカンタージュ

(選択肢)

□必要なし □事前(30分前) □事前(60分前) □事前(1時間以上前)

基本的には「必要なし」を選びましょう!

若くて重い品種だったら「事前(30分前)」もアリかと思います。

迷ったら「必要無し」がベターです。

  

・収穫年

(選択肢)

□1年前 □2年前 □3年前 □4年前

過去のデータでは「2年前」が 約50%と一番手堅いです。

あとは「3年前」(19%)→「4年前」(16%)→「1年前」(14%)といった感じ。

もちろん絶対ではないですが、そこまで古いワインは出ないと思います。迷ったら2年か3年前で手を打ちましょう(; ・`д・´)!

 

・主な品種

(選択肢)

※6つ ~ 8つ 書かれています。

これに関しては、第一印象を信じましょう!もし自分が思った品種がなくても、焦らずそれに近いものを選ぶように。考え過ぎて後から品種とのツジツマを合わせる為にこれまでの回答を手直しし過ぎると自爆するので注意しましょう。実際ワインの品種を全部外しても2次を通過する方もおられるようです。そう考えると品種の配点に占める比率はそこまで高くないと考えられます。

 

・生産国

(選択肢)

※6つ ~ 8つ 書かれています。

これに関しても自分の直観を信じましょう!

濃さや度数で温暖地か寒冷地かを判断するしかありません。そのイメージに近い国を選ぶのがベストかと。

近年、協会は日本ゴリ推しです。2016年度はマスカットベリーAが出題されました。次は桔梗が原のメルローあたりかな?とも噂されていますが、試験に出すには最低でも3000円はするので高すぎて出せないのではと思っています(笑)

 

まとめ

f:id:ttrd80:20170917012921j:plain

 

解説動画

youtu.be

 

以上で2次試験テイスティングの考え方・回答方法のシリーズは終了です。お疲れさまでした~( `ー´)ノ

 

次回は「ワイン・その他のお酒の出題傾向」や「自己練習のやり方」なんかを書きたいと思っております。その後くらいに「論述のオリジナル問題」も考えてみようかというところ。

2次試験テイスティング - 赤ワイン 「味わい」 の考え方・注意点など

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております

f:id:ttrd80:20170915131723j:plain

今回のテーマは2次試験 テイスティング での 赤ワイン 「味わい」の考え方です。

 

※テイスティングの回答に絶対はありません。できるだけ多くのセミナーや教材に触れソムリエ協会が望む回答に近い答えができるよう感覚を調整していって下さい。

  

それでは今回も1つ1つ解説していきますね~(^^)/

・アタック

(選択肢)

□軽い □やや軽い □やや強い □強い

赤ワインは基本的に「やや強い」を選びましょう。

試験に出る赤ワインは基本的にしっかりした味があるという判断です(-ω-)/

 

・甘み

(選択肢)

□弱い □まろやか □豊かな □残糖がある

これに関しては基本的に「まろやか」を選びましょう。

濃いものだったり果実味が強いと思ったら「豊かな」でも良いと思います。

「弱い」とか甘口の「残糖がある」なんてのはおそらく出ないでしょう。

 

・酸味

(選択肢)

□キメ細かい □やさしい □円みのある □なめらかな □爽やかな □シャープな □力強い

これに関しては赤ワインは基本的に「なめらかな」を選びましょう。

酸味がやや強いと思ったら「爽やかな」でも良いと思います。

「シャープな」とか「力強い」とかありますが、そこまで酸っぱい赤ワインも出ないでしょう。

 

・タンニン分

(選択肢)

□ヴィロードのような □サラサラとした □緻密 □力強い

色が薄かったら「緻密」を、濃かったら「力強い」を選びましょう。

ほぼ2択だと思います(´Д`)

 

・バランス

(選択肢)

□豊満な □肉厚な □力強い □流れるような □スマートな □骨格のしっかりとした □固い □バランスの良い

 

赤ワインはこの表現が一番分かりにくいところです(; ・`д・´)!

ここは 果実味・酸味・タンニン(=苦味) の3つの軸 で考えます。

以下それでグルーピングしものを3つのグループにまとめました。

 

◆グループ1

「豊満な」「肉厚な」「力強い」

→果実味・タンニンが強く、酸味が弱い

酸っぱくないから豊かに感じる!

 

◆グループ2

「流れるような」

→果実味・酸味が強く、タンニンが弱い

タンニン(苦味)の引っかかりがないから流れるような感じ!

 

◆グループ3

「スマートな」「骨格のしっかりとした」「固い」

→タンニン・酸味が強く、果実味が弱い

果実味の 「実=身」がないから、外側の骨格だけある感じ!

 

↑3つの選択肢のグループを頭にいれておきましょう(/・ω・)/

 

「バランスの良い」

→これは、果実味・酸味・タンニンが全て同じレベル

グルーピングや説明も不要かと (笑)

 

・アルコール

(選択肢)

□控えめ □やや軽め □中程度 □やや強め □熱さを感じる

これに関しては赤ワインは基本的に「やや強め」を選びましょう。

度数がやや弱いと思ったら「中程度」でも良いと思います。

ニューワールドとか暖かいところだと「やや強め」寒いとこだと「中程度」かなと(*´з`)

 

・余韻

(選択肢)

□短い □やや短い □やや長い □長い

これに関しては1つ前のアルコールとレベルを合わせておくのが無難です。度数が「中程度」であれば「やや短い」を。「やや強め」であったら「やや長い」でも良いと思います。あんま悩まずにサクッと選びましょう!

 

今回のまとめ!

f:id:ttrd80:20170915145643j:plain

 

解説動画

youtu.be

 

以上でした~。

次回は、このシリーズ最後の 赤ワインの「その他の項目」です。

あと少しだー(*´з`)!