このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。
基本的に赤字の部分は頭にいれておいて下さい。最後に復習のテストを行います( `ー´)ノ
問題035 [フランス]
Château Lafite-Rothschild、Château Latour、Château Mouton-Rothschildなどの 1級シャトーが位置するメドックの村は?
1. Saint-Julien
2. Pauillac
3. Margaux
4. Saint-Estèphe
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正解は...
2. Pauillac ポイヤック村
またまた、ボルドー地方のメドックの格付けです!
「またか(; ・`д・´)!」と思われる方も多いかもしれませんが、今回もお付き合いいただければ幸いです。次回のグラーヴ地区でボルドー地方も最後かと。
ラフィット・ロートシルト、ラトゥール、ムートン・ロートシルトなんて超有名ですが、意外に村名までは分からなかった方も多いのでは( 一一;)?
そういえば、ロートシルト(←フランス読み)=ロスチャイルド家(←英語読み)の資産が1京円に達したなんてニュースもひと昔前にありましたが、同家はワインの世界でもブイブイ言わしてるわけです!
もう3回目なので、さすがにいいかと思いますが今回から読む方もいるかもしれないので...
まず、フランスでの ボルドー地方 の位置
で、ボルドー地方での メドック地区 の位置
最後に、メドック地区での ポイヤック村 の位置です。
ちなみに、メドック地区 でも 今回のムートンロートシルトなどの格付けに入っているような高級なワインは 上流 (フランス語で Haut 「オー」= 上流) の オー・メドック にかたまっています( `ー´)ノ
よく見たら有名なマルゴー村とかもありますね(笑)
ここで、ようやく具体的な格付け名です。
メドック1級の格付けのシャトー数はたったの5つです。
前回・前々回と覚え方のコツをご紹介しましたが、さすがに1級くらいは普通に暗記できますよね(笑)
こうやって見ると5つ中の3つもポイヤック村にあるわけです。そう考えると凄い土地だ(´_ゝ`)!
で、以前にもお伝えしましたが、一番下の ペサック・レオニャン村 の オー・ブリオン だけが メドック地区からではなく グラーヴ地区 にあります。
これは パリ万博 をきっかけにはじめて メドックの格付け が行われた 1855年 当時、あまりにも オー・ブリオン の出来がよかったからだと言われています。
1855: A History of the Bordeaux Classification
あと、メドックの格付け1級のシャトーと言えば、ムートンロートシルト の 2級から1級に昇格した年 の 1973年 を問う出題も多いので頭に入れておきましょう!
Ch.Mouton Rothschild シャトー・ムートン・ロートシルト 1973 a2
他の1級以外の格付けが気になる方は当ブログの過去記事をチェックしてみて下さい。
ボルドー地域の格付け総まとめ【超便利】シャトー名一覧表 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
それでは復習です!
練習問題
1・ロスチャイルド家の資産はいくらに達した?
「〇〇円」
2・メドック地区にある8つの村名を位置も含めて全て答えなさい!
これが2016年のシリーズで覚える最後のチャンスですよ!
3・メドック地区でも高級なワインを作るシャトーが集中しているのは?
「メドック or オー・メドック?」
4・オー・メドック の オー (Haut) の意味は?
5・以下の頭文字以降を埋めなさい!
6・メドックの格付け1級でメドック地区にないシャトーは?またそのシャトーはどこにあるか?
「シャトー・〇〇」
「〇〇地区の〇〇村」
7・メドックの格付けがはじめて行われた年は?
8・メドックの格付けにおいてシャトー・ムートンロートシルトが第2級から第1級に昇格した年は?
分からなかったら内容をしっかり読み返しましょう!
今回は1級なのでさすがに大丈夫かもしれませんね(笑)
おまけ
1級の有名な5大シャトーはこんな感じ!
[Top Bordeaux]
ボルドー地方 各地区の全体的なまとめ
[The Wine Regions of Bordeaux]
今回はここまで!
次回は 共通問題[036] フランス(ボルドー グラーヴの格付け) からです。
あ、「グラーヴ (Graves)」って砂利って意味ね。