◆近況報告
えー、GWの忙しさ&後遺症でグタってました( 一一;)
年を取ると疲れが2~3日後にきます。
同じ飲食の方は確変終了。皆様、そろそろ日常に戻れましたでしょうか?
以降、先日お客さんに「〇ちゃんの、当たり前だと思ってるコトに意外に価値があるよ~。(≒他人は知らない事も多いから) 記事にしてみたら?」と言われたので、そんな内容です。
◆試飲会情報
追加しました。※ほぼ神戸~大阪のみ
◆ワインの選び方
↑、試飲会情報をのっけてますが
まず、試飲会に行かなくても値段を言って最大のコスパのものをチョイスしてもらえる酒屋を見つけるのが一番でしょう。わざわざ自分で出向いていくのは面倒ですよね( 一一;)
ウチは「1500円まででコスパの高いSBを1本。」みたいな注文もよくします。ま、担当の方との信頼関係が大切ですが。
人気の飲食店ともなるとインポーターが直接オススメをもってくるので試飲会自体行かなくてもよいという無敵状態※に。そういや有名店が試飲会に来てない事多くないっすか?
※こーゆー状態だ。うらやましい。完全にプラスのスパイラルに入ってる = 売り上げ高い → 時間のロスも少ない。
◆個人的なインポーター&試飲会のイメージ
で、選び方に関連してココでは超私的なイメージを。
稲葉
平均点は高い(≒キレイな作りのラインナップ)が多いが、一発を狙えるコスパワインは少ない。上代3000円~で美味しいものがあればって感じ。
70点 ※100点中 以降も同じ
モトックス
新商品多し。わりと新しいものを取り入れる努力を評価。低価格のラインナップに飲食店で使いやすいものが多い。上代~1500円まででも探せる。
85点
フードライナー
ほぼイタリアのみ。たまに赤でコスパの高いものが出てくる。ワインってよりもグラッパに期待。地元神戸の企業なので頑張って欲しい!
65点
ラック
試飲会での受付は事前申し込みをしていないと厳しい対応。が、お土産があるのが超嬉しい!フランスワイン、特にブルゴーニュが中心なイメージだけど全体的にコスパには欠ける。名前でワイン飲むブランド好きの客層が多い店向け。ニュージーランドのものはまずまず。
65点
〇〇コンプレックス、〇〇社合同
複数のインポーターがカラんだイベントは狙いをつけていないと数が多過ぎ(400~600種類とか)て、まともに評価するのが難しい。意外にインポーター単体でやってる50種類くらいの試飲会が個人的にベスト。
50点
ビール、ウイスキー系のイベント
ワインは当たり前のように試飲会があるんだけど、ビールやウイスキーやリキュールの試飲会は超貴重!極力逃さないようにしています。
100点=ワイン以外の知識こそ重要!
そう、飲食業の人間にはワインなんて価値が無いのよ(´_ゝ`) ワインだけは試飲会が充実しててタダでも飲めるからね~。友達の店にいって飲むのも金を落としたいだけ。
◆バカラのグラスは高級だけど儲からない?
で、最後にここ1年で一番面白かった話を。
尊敬するバーテンダーの先輩に「僕も先輩の店みたく、バカラのグラスだけを使った店にあこがれています!」言ったら...
「アホやな~ワシも最近気づいたんやけど(´_ゝ`)
バカラのグラスは重すぎて杯数がススまん!
あれはジジイ(年寄り)が自宅でウイスキーをチビチビありがたく飲む用や!
もし、使うんやったら、せめてもうちょい軽いオールドバカラにせんかい!」と。
ジャンルは違いますが、
ワインでも重たいカベソーとかよりはピノノワール。
ビールでも重たいエビスやプレモルよりかは軽いアサヒの方が杯数が進むと言われています。
バカラのグラス、重たい赤ワイン、濃厚なビールのプレモルなど
質にこだわり過ぎて売り上げを落としている方も多いのでは?
それって、あなたのオナニーじゃないですか?って話。
部分は全体の総和にあらず。
同じ飲食店の方、大丈夫でしょうか? 耳の痛い方も多いのでは?
◆質より情報・派手さ
(「ラーメン発見伝」より。)
売り手・サービスをする側のオナニーも論じたので、ついでに
お客さんに対してのアプローチにも触れておきましょう。
もし、ワインで
ニュージーランドと仏ロワールの2つのソーヴィニョン・ブランがあって
味や仕入れ値が同じだったとします。
それぞれ
NZが1000円
仏が1800円
で売れるのであれば
がぜん 仏 を売るべきです。
「フランス」ってだけでもうプラス800円とれる何かがフランスという名前にはある気がします(´_ゝ`)
昨今は、ブランドや地域・国で判断される事も少なくなってきたかもしれませんが
やはりお客さん=受け手の印象は大切。
同じレベルのワインでなくって、DRCを飲みたい。
イケメンが好きでなくって、そこそこでもジャニーズの男の子が好き。
質の高い革製品ってより、エルメスが好き。
美味しいコーヒーじゃなくって、スタバが好き。
マジメな日本人なら 味や品質・性能ならコッチ!と考えてしまいがちですが、
こと女性や所得の高い方ほどイメージで商品を選ぶ傾向にあります。
ヘタしたら1回しか着れないブランドのTシャツとかありますよね~。洗濯する事を考えていないやつ笑
世の中をよく観察してみましょう。
特にこの手の試験を勉強している方は「〇〇さえ良ければ」って考えがちってか思考パターンなので要注意(; ・`д・´)!
マジメな日本人の国民性もあるかな~。『カイゼン』に代表される「安かろう良かろう」は戦後の高度成長期の話。そんな国が貧乏だった時代の発想を引きずっていたら逆立ちしたって太刀打ちできない壁がある。
ソニーがネチネチと何十年もウォークマンやVIOの改良をしているうちにiphoneに取って代わられましたね。エリートの金太郎飴(あめ)的な発想ではなく、↓「寿司に金粉をかける」くらい柔軟なアイデアが必要かと思われまっす。
...ってなワケで
もっとフワっとしたイメージ・感性を大切にしましょう。
意外にそれこそが利益の源泉になる場合が多いはずです。
下手なIT(=派手だけど労働集約型)よりヴィトンの利益率よ。
以下「ラーメン」を「ワイン」に置き換えて考えてみて!
そろそろ結論。
下手な知識や実質よりもイメージや全体像です。
商売をされている方や、特に資格を取って将来的に独立を目指しておられる方には
『神の雫』なんかで、やみくもに知識を求めるよりも、まず『ラーメン発見伝』を読め!と言いたい。
すでに刺さる言葉のオンパレードじゃありませんか?
【漫画全巻ドットコム限定】ラーメン発見伝 コミック 全26巻 完結セット(全巻収納ダンボール本棚付)
以上。
あースッキリした~(´_ゝ`) 次回からまた勉強に戻ります。