調べるキッカケは購入したワインから…
取引先の酒屋がセール中だったので↓ワインを購入
ユルゲン・ライナー フュージョン 2022(ビオディナミ)

ワイン名の「フュージョン」はドラゴンボールのあの技と同じ…
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ユルゲン・ライナー|Jurgen Leiner|奈良の地酒屋 登酒店
ヴァイスワイン?
品名で「ヴァイスワイン」って書いてたんだけど
ドイツ語で「白ワイン」の意
注文する時に、うっかり「アイスワイン」と勘違いしてた自分を殴りたい笑
そういや、ヴァイス・ブルグンダーでピノ・ブランだったよね
ブレンドされているブドウ品種あれこれ
さて、↑で詳細をみると
ブレンドは
・シルヴァーナ40%
・ショイレーベ50%
・ケルナー10% だった
それぞれ、思い出すために
少し調べておく…
シルヴァーナー について
シルヴァーナーの語源って、ラテン語で「森」だったのね。(今回初めて知った!)
語尾が erだから「森のやつ」ってニュアンス?
そういや「シルヴァニアファミリー」って動物のオモチャがあったなぁ…
↑ページで大事なとこ!
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シルヴァーナーから作られるワインには二面性がある。
シルヴァーナーは樹勢が強く、果実は中性的で個性の無い香りであるため、収量が制御されない限り個性の無いワインになってしまう可能性がある。一方で、この特性はテロワールの表現のための無地のキャンバスの役割を提供し、熟練した良きワイン造りの場では、シルヴァーナーはエレガントなワインを作り出すことができるのである。
≒特徴のないのが特徴 ≒ ニュートラルな品種ってこと
シャルドネに近い?
酸度は高いものの、自然に果汁中の糖度が上がりやすいので、しばしばリースリングやエルプリングなどの他の品種とブレンドされ、デザートワインになることがある。
…のわりに酸度&糖度高めのオマケ付き、ブレンドするブドウ品種として便利っつーワケだ!
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・・・
ショイレーベ について
(日本語訳)
名前は「ショイさんがつくったブドウ」ってニュアンス
ショイ博士というべき?
さておき、交配は リースリング x ブラケットブラン(…ラウベ)
この時代は霜や病害(黄化病↓)に耐性のある品種を目指してたみたい
最初は片親(ブラケット…の方)が野生のブドウってだけで、品種は何か分からなかったみたいね笑
ついでに
黄化病について
知っておこう!
(日本語訳)
これ勉強になるねぇ
問題は一歩ずつ解決されていったわけだ
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ブドウの木の中で
他の多くの植物と同様に、ブドウの木も葉緑素欠乏症にかかりやすく、鉄欠乏の症状は石灰質土壌でよく見られます。フランス大ブドウ枯病の後、ヨーロッパのブドウ品種Vitis viniferaがフィロキセラに侵されたことで、葉緑素欠乏症はブドウ栽培においてより深刻な問題となりました。フィロキセラによる枯病に対処するため、 Vitis viniferaは、 Vitis riparia、Vitis rupestris、Vitis berlandieriなどのアメリカ産のVitis属の種を基にした台木に接ぎ木されました。しかし、これらの多くは、フランスのブドウ畑、特に最高級ワインを生産する畑でよく見られる石灰質土壌にはあまり適していませんでした。そのため、石灰質土壌のブドウ畑で接ぎ木されたブドウの木の多くは鉄欠乏の兆候を示し、フランスではこの特定の葉緑素欠乏症はクロロシス・カルケールと呼ばれました。この問題の大部分は、台木として使用される交配ブドウの基礎として石灰耐性のアメリカ産ブドウを選抜することによって解決されました。しかし、そのような台木は他の点で最適ではない可能性があるため、ブドウ栽培者はクロロシス耐性の必要性と他のブドウ栽培上のニーズとのバランスを取る必要があります。これは、最も一般的な石灰耐性台木の 1 つである 41 B によって示されます。これは、V. vinifera品種のChasselasとV. berlandieriの交配種であり、一般的に十分な、しかし極端に高いわけではないフィロキセラ耐性を持っています。[ 9 ] [ 10 ]
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黄化病の問題点は
この文献が参考になる
https://www.takii.co.jp/tsk/bn/pdf/20080869.pdf
要は…
アルカリ性が強いと鉄分が土に溶けない
鉄分がないと葉緑素(の前駆体)を作れず(→葉が黄色に)
光合成に支障がでる(≒栄養がつくれない)
次に交配品種の…
ブラケットブラン(…ラウベ)について
「花束の房」って意味のブドウ、名前からして芳香性が強い?
ところで香りのパンチが強い品種って病害に強いとかありうる?
カラフルな動物が毒を持ってるみたいな…? 教えてエラい人!
・・・
ケルナー について
(日本語訳)
医師であり詩人へのオマージュ(敬意?)から
ちなみにケルナーは独語でカーネル≒核→穀物(商)などの意
↑ショイレーベと同じく片親は リースリング で
もう片方が トロリンガー (「伊チロル[地]の…」の意!で黒ブドウのスキアーヴァの別名)との交配
(日本語訳)
わりと好きなブドウなんだよねー、ラグレインとのブレンドのやつとか…
話をケルナーに戻して
ちなみに、この品種はなぜつくられたのか?というとおそらく
収量が多く、耐寒性が強く & 病害に強いものを求めたから
(トロリンガーの性質から、やや晩熟になるような気がするんだけど、寒さに強いから問題無しなのか?)
交配の覚え方
今回登場したブドウを呪文のように覚えるなら
「ショイリーブラ」
→ ショイレーベの交配はリースリングとブラケットラウベ
「ケルリートロ」
→ 同じく、ケルナーの交配はリースリングとトロリンガー
なんて、いかがでしょう?
以上