今回はタイトルの通り「負けた & 苦労した人に学ぼう!」というテーマ。最近ネットフリックスを観まくっている筆者がオススメする映画・シリーズ3選です。
ヘタな文章よりも当人の息づかいや生き様などを感じとれるドキュメンタリー映画・番組はとりわけ得るものが多い。
それでは、まずコチラから↓
▼負けまくって、王者になって、その座を奪われる
ボディビル業界では有名な方。現役前~引退後もご苦労されているようです。それでも彼がトレーニングを欠かさない理由とは...。(約1.5時間)
▼スポーツで負けた選手たちへのインタビュー番組シリーズ
ゴルフ、ボクシング、フィギア等の有名選手を特集。1話あたり約30分と短時間でまとまっているのが嬉しい!!
▼アジアのストリート・グルメ - オーナーの苦労話
創業者の泥臭い苦労話が面白いです。大阪の居酒屋「とよ」は必見。(各回30-40分程度)
...と上記の3点でした。
いくら「頑張って!応援してるから...。」と言われても、説教や説教臭い文章なんてなかなか心に響きにくいですね。
「他人の不幸は蜜の味」というのも真理ですが、だから今回ご紹介したわけではありません。実力不足での涙は当然としても、さらには襲いかかる不幸や理不尽にも負けず淡々とチャレンジする人達が世の中にはいる! ...というデータを数多くもっていると心理的に強くなれるのではないか?と考えるからです。
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▼この記事を書いたキッカケ
筆者の兵庫県は...ってか全国的にですが、店はアルコール出せないから開けるわけにもいかないわ、かといって遊びに出るわけにもいかないわ。もう自宅に軟禁状態で「他の休んでる飲食の方は何しているのだろう?」という疑問がふと頭をよぎります。
さて、↑のような映画・ドキュメンタリーを見て ↑ の本を読んでみると、負け戦ってか苦悩や悲哀って大切なのね~と思った次第。下記、気になった言葉のメモ。
(オスカー・ワイルド【獄中記】より)
「繁栄、快楽及び成功は、いずれもキメのあらい繊維のような月並みなものであろう。しかし悲哀はありとあらゆる創造物の中で、最も感受性の鋭いものである。」
「悲哀のあるところには聖地がある。いつか人々はこの意味を身にしみて悟ることであろう。それを悟らないかぎり、人生については全く何事も知ることができない。」
「私が今ともに膝を交えたいと思うのは、芸術家たちや苦悩をなめた人達だけである。つまり美が何たるかを知っている人たちと、悲哀を何たるかを知っている人たちとである。その他の何人も私の関心をそそらない。」
「苦悩こそあらゆるものの背後に隠されているものである。われわれが生の営みを始めるとき、甘きものはかくも甘く、苦きものはかくも苦きゆえに、われわれはすべての欲望を必然的に快楽に向ける、そして『一月や二月のあいだ蜜を味わう』ことを求めるのみでなく、生命のあらん限り、それのみを味わわんとする。しかしそのあいだにわれわれは真に魂を飢えに瀕せしめつつあることに全く気付かない。」
「いまにして私にはこの全世界に無意味な存在は一つもない。ことに苦悩こそとりわけ意味の深いものだと告げる何者かが私の性質のどこかに潜んでいるのに気がついた。曠野(こうや)に秘められた宝のように、私の性質に潜んでいたある物とは、取りもなおさず、謙虚というものなのである。」
「それこそ、私の心に取り残されていた最後のものであり、しかも最善のものである。私がこれまでに到達した究極の発見であり、新しき進展への出発点でもある。それは確かに私自身からじかに生まれたものであるので、まことに時を得て生まれたものだと思う。後にも先にもこの時期を逸しては決して生じ得ないものであったろう。誰かが私に教えても、私は受けつけなかったろう。人がもって来てくれたら、私は断ったでもあろう。だが見出したのはこの自分なのだから、それを大事に保存していきたいと思っている。是非ともそうしなければならない。」
以上