このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に
「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。
このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題から学習のポイントを探っていきましょう!
基本的に赤字の部分は頭にいれておいて下さい。最後に復習のテストを行います( `ー´)ノ
問題050 [ポルトガル]
Vinho Verde を産する地域は?
1. Minho
2. Tejo
3. Lisboa
4. Transmontano
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正解は...
1. Minho (ミーニョ)
微発泡の白ワイン ヴィーニョ・ヴェルデ (Vinho Verde) = 「緑色のワイン」を造る産地はポルトガル北部の ミーニョ でしたね。ちなみにブドウ品種は アルバリーニョ です。前回やりましたが覚えてましたか(´_ゝ`)?
過去問解説 2016年 共通 [049] ポルトガル 珍蛇酒・ワイン産地 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
実はヴィーニョ・ヴェルデは9つのサブリージョンに分かれていて、それぞれ個性が違うそうですが試験ではそこまで問われる事はありません。
↓あまり試験に役に立ちませんが...( 一一;)
[90秒で分かるヴィーニョ・ヴェルデ]
で、今回はもう1問いきます!
問題051 [ポルトガル]
次のポートワインに関する記述に該当するものは?
「収穫年表示のポートで、瓶詰めは 7年後から行い、収穫年とともに瓶詰 めの年も表示する。」
1. 熟成年数表記トウニー・ポート
2. コリェイタ
3. ヴィンテージ・ポート
4. レイト・ボトルド・ヴィンテージ・ポート
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正解は...
2. コリェイタ
これに関しては 7年 という数字だけで分かる問題です。
試験に出やすい各ポートワインの特徴
...を端的にまとめます(; ・`д・´)!
[黒ブドウが原料]
・ルビー・ポート (3年ほどの熟成期間の若いもの) タイプ
→ヴィンテージ・ポート
収穫2年目~
収穫年 表示
無濾過
→レイト ボトルド・ヴィンテージ・ポート(LBV)
収穫4年目~
収穫年・瓶詰め年 表示
濾過している
ルビーポート と レイトボトルド・ヴィンテージ・ポートは比較して覚えます!
数字の2⇔4、レイト...の方が瓶詰め年表示があるというのがポイント。
試験とは関係ないですが、無濾過のヴィンテージ・ポートはサービスする(飲む)時にデキャンタしないとな~くらい言えれば良い感じ!↓オリを捨てまくってますね。勿体ない気も...ちょっと飲んでみたい...( 一一;)
・トウニー・ポート(↑ルビーを熟成、黄褐[おうかっしょく]色のもの) タイプ
→トウニー・ウィズ・インディケーション・オブ・エイジ
熟成年数を表記したもの 10年~40年
10~40っていう数字が出たらコレ!
→コリェイタ
瓶詰めは収穫7年目以降
7っていう数字が出たらコレ!
[白ブドウが原料]
・ライト・ドライ・ホワイト・ポート
アルコール度数 16.5度
白ブドウならとりあえずコレって感じ!
↑の黒と比べてスッキリした飲み口。
今回のポートワイン、そしてシェリーに関しても「どのタイプのものか?」というのが分かるようしておきましょうね(-ω-)/
あ、つい先日知ったのですが、シェリーのクリームタイプというのはイギリス人が作ったそうです。ウイスキーもそうですが混ぜるのが好きな国民性みたい(笑)
流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-050 徹底的に学ぶシェリー - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
以前のポートワインの記事がコチラ。タイプ以外にもポイントをご紹介しております。
ポルトガル ポートワイン ★ カダストロ、ベネフィシオ、熟成年数 など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!
とりあえず、ポートワインの熟成期間やタイプについてはこんな感じでOKかと。
それではいつも通り復習しておきましょー。
練習問題
1・ポルトガル北部の主にアルバリーニョから造られる有名な微発泡のワインは?
2・ヴィーニョ・ヴェルデには何個のサブリージョンがある?
試験とは関係ないですが通(つう)ぶりましょう!
3・ポートワインのルビー・ポートとトウニー・ポートの違いは?
4・ヴィンテージ・ポートとLBVの違いは?
5・10~40年熟成するポートワインのタイプは?
6・収穫後7年目以降に瓶詰めするポートワインのタイプは?
7・白ブドウが原料でアルコール度数が16.5度のポートワインは?
8・シェリーのクリームタイプを発明したのはどこの国?
逆ウインブルドン現象(笑)
分からなかったらやり直し。
内容をしっかり読み返そう(´_ゝ`)
おまけ
この動画良いな~。
[ポートワインの作り方byオスカー・ケヴェド]
ちなみに、日本ではサントリーの「赤玉ポートワイン」の成功が山崎蒸留所が出来る資金源になったという話くらい余談でできるようにしておこう!
ウイスキーの「あかし」を作っている江井ヶ嶋酒造がそのシェア争いに負けちゃったんだけどね~。
今回はここまで!
次回は 共通問題[052] ドイツ (13の生産地域など) からです。