ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

独学での勉強方法をご紹介。オリジナル問題集や過去問を解いていただきながらポイントを解説します。


ソムリエ・ワインエキスパート試験 過去問解説 2016年 共通001-003

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

 

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このシリーズでは 2016年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

 

ちなみに下のリンクはご参考まで。

【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題001 [酒類飲料概論]

ワインの有機酸の中で最も量の多いものは?

 

1.  コハク酸

2.  クエン酸

3.  酒石酸
 

 

正解は...

3.  酒石酸

非常に基本的な問題でした!

 

ワインの有機酸について

この手の有機酸の問題を解くのにはつの酸の種類を覚えましょう!

 

1つ目は...

ブドウが本来もっている酸

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ブドウが本来持っている酸は以下の3つです。

・酒石酸

・リンゴ酸

・クエン酸

 

このブドウの本来が持っている酸は

「主席(=酒石酸)でリンゴ(=リンゴ酸)は喰えん(=クエン酸)」なんて覚えると良いでしょう!

 

2つ目は...

発酵によって生まれる酸

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発酵によって生まれる酸は以下の3つです。

・コハク酸

・乳酸

・酢酸

 

この発酵によって生まれる酸は

「琥珀(=コハク酸)なNEWS(=乳酸+酢酸)」なんて覚えると良いでしょう!

 

3つ目は...

貴腐ワインが持っている酸

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最後に貴腐ワインが持っている酸は以下の2つです。

・グルコン酸

・ガラクチュロン酸

 

これに関しては

「貴腐ワインはガ(=ガラクチュロン酸)ギグ(=グルコン酸)ゲゴ」なんて覚えてはいかがでしょうか(´_ゝ`)!

 

合計8種類の酸を覚えていれば、どれかがヒットするはずです(-ω-)/ 

 

問題002 [酒類飲料概論]

日本の焼酎の元祖と言われ、米麹のみを原料とするものは?

 

1.  壱岐焼酎

2.  球磨焼酎

3.  琉球泡盛

4.  黒糖焼酎

 

 

正解は...

3.  琉球泡盛

これまたよく出る焼酎についてです!

 

試験に出る焼酎のタイプとキーワードについて

特に試験で問われるのは単式蒸留焼酎と呼ばれるタイプのもので種類あります!

単式蒸留焼酎とは一般的には普通~高級な焼酎の部類で、逆に連続式蒸留焼酎とは連続式蒸留器によって大量に生産できる廉価な焼酎のこと。高級な焼酎は森伊蔵・魔王なんかがありますね。逆に連続式のものは「JI★RO」とか「☆月」とかです。値段が安いからって良いとか悪いとかではなく、あくまで需要と供給といった観点なので誤解のないように...( 一一;)

 

それでは、それぞれのキーワードをチェックしておきましょう!

 

壱岐(いき)焼酎

長崎県の壱岐地方で生産される

江戸時代に米不足を代用したのが始まり!

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球磨(くま)焼酎

主に熊本県の人吉(ひとよし)で生産される

焼酎!

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薩摩焼酎

主に鹿児島県で生産される

薩摩(さつま)だけにサツマイモが原料( 一一;)

 

琉球焼酎

沖縄県で生産される

米麹(黒麹菌)のみが原料、焼酎の元祖とも呼ばれている!

 

黒糖焼酎

奄美大島で生産される

原料は黒糖と米麹。

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焼酎の問題も上記キーワードを覚えていれば、どれかがヒットするはずです!

 

問題003 [酒類飲料概論]

マロラクティック発酵の効果として正しいものは?

 

1.  清澄化の促進

2.  エチルアルコールを生成する

3.  ワインの酸味が柔らげられ、まろやかになる

4.  乳酸がリンゴ酸に変化する

 

 

正解は...

3.  ワインの酸味が柔らげられ、まろやかになる

マロラクティック発酵は別名「まろやかティック発酵」です!その心は...

 

マロラクティック発酵について

マロラクティック発酵を行うとワインの酸味が和らげられまろやかになります(-ω-)/

 

これは先ほどのブドウが本来もっているリンゴ酸を、乳酸が乳酸炭酸ガスに分解するからです。

下図のリンゴ酸=マリック・アシッド、乳酸をラクティック・アシッドという言い方も要チェック!

 

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下のイラストを見てイメージしていただきたいのですが、リンゴ酸とは酸っぱいグミなどに付けられている酸味です。これが乳酸の働きでマロラクティック発酵される事によってバターやチーズなどの乳製品系に変化するというのですから驚きですね(; ・`д・´)!

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赤ワインを飲んでヨーグルト杏仁豆腐ような味や香りがする!といった事がありますが、このマロラクティック発酵の影響を受けているものだと考えられます!

 

ちなみに、このヨーグルトなどに似た乳製品の香りの物質ダイアセチルと呼びます!ので頭の片隅に入れておいて下さい。

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とりあえず、マロラクティック発酵=まろやかティック発酵とボンヤリ覚えていただいてたらOKかと( `ー´)ノ

 

今回はここまで!

次回は 共通問題[004] 酒類飲料概論 からです。

2018年度ソムリエ・ワインエキスパート度試験について今言えるコト!

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1月末となると、そろそろソムリエ協会から2018年度の試験の概要が発表されたり、市販のテキストも2018年度版が出てきたりしています。

 

そこで今回は現時点(2018.01.27土)で2018年度の試験についてアドバイス気になるコトをまとめておきたいと思います( `ー´)ノ

 

合格率について 

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まず気になるのがこちらかと思います。

2017年度は...

ソムリエ

23.5

2011年=41.1%

2012年=40.1%

2013年=44.5%

2014年=39.1%

2015年=40.9%

2016年=29.0%

 

ワインエキスパート

33.1 でした。

2011年=36.9%

2012年=33.2%

2013年=35.5%

2014年=41.4%

2015年=39.6%

2016年=38.2%

 

ワインエキスパートはまだマシですが、ソムリエはかなり難しくなってきているといえます(; ・`д・´)! 

 

「現資格保持者も毎年の更新試験しろよ~!とか...なんで自分が受験する時に限って難しくなってるんだよ...(-_-メ)」って本気で思いますよね。筆者も昔感じた不条理さです。

 

ですが、業界的にちゃんとこのような状況を分かっておられる方は「〇〇年以前の簡単だった時代の資格保持者なんて使えない...」なんて考えを持っています。これは1つ上のシニア試験でも同じです!

 

難しい年に合格した事はきっと報われるというか評価してもらえると思います。ここは厳しさをグッと我慢して何が何でも自分が合格するコトに集中しましょう!

 

申込期限について

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これに関しては、

1日(木)

29日(金) 迄です!

 

基本はパソコンで申し込むのが早くて正確で便利かと思います。

 

インターネット環境がなくてやむなく郵送で願書提出という方がおられますがオススメはしません。いかに書類審査で「送ったのに...」というトラブルが多いことか。これは送付される多くの受験者の方がギリギリに普通郵便でおくったりしているという事が考えられますが同じ轍を踏まないように...(´_ゝ`)

 

【NEW】会場申込について

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2018年度は...

・CBT試験といってパソコンの画面で問題を解くスタイルに!

CBT=Computer Based Test コンピューター・ベースド・テスト の略です。

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最大2回まで1次試験を受ける事ができる!

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 ...といった変更点がありますが、 

 

特に月中旬受験会場の予約をしないといけない!という事だけは頭に入れておきましょう( `ー´)ノ

去年(2017年)受けた方で再挑戦する方は注意です!

 

【重要】参考書について

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これが、この記事で一番言いたかった事です(; ・`д・´)!

 

少しショックなお知らせかもしれませんが、今日 2018.01.27 (土) の時点で 2018年度版と明記されている参考書は去年の内容をもとに今年の内容を予想して作成されているものです!

 

この1月からスタートダッシュをかける!という意味で真剣に取り組むのも悪くはないですが内容が変更される可能性があります!

 

なので参考書としては2018年のソムリエ教本が発効された4月ごろ以降に出るものが信ぴょう性の高いものと言えます!

 

つまり、何が言いたいかといいますと...

というか筆者もやった事ですが...

 

1月から勉強を始めるのは大正解です!

というか、絶対にそうしておくべきです!

 

ただ「今持ってる参考書が役に立たないの?」っていうと、そういうワケではなくって...

 

もう、具体的な結論...といいますかベストな事は...

 

とりあえず、現時点(2018年1月27日)では

既に出版されている田辺由美先生の参考書を使いながら

 

 

 

4月末から

ソムリエ教本が出てから出版される杉山明日香先生の参考書を使い始めるのです!

以下リンクは2017年版ですが買っておいてもいいと思います。なぜなら現時点で2018年版とうたっているものと大差はないはずです。今が1月末なので、あと3か月待つのは長いですよ...。

 

 

解説動画

youtu.be

 

今回はここまで~!

とりあえず、今できるアドバイスはそんな感じですかね(´_ゝ`)

また思いついたら、このような記事も書いていきたいと思います。 

【超まとめ】ソムリエ・ワインエキスパート試験 2017年 過去問題 解説

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前回まで「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の問題を解説してきましたが、今回はそのまとめです。

 

この記事のシリーズについて...

 

実は、このシリーズを始めて以来どの程度のレベルに合わせて解説をしたら良いのか?というところを自問自答しながら記事を続けててきました。

 

そして1年分できた現時点で、その答えとしてはワインの知識が無い方が読んでも理解できるという事です。

 

筆者の思惑(おもわく)としては受験者の方が...

 

「受験しようかどうか悩んでいる( 一一;)...」

「そうだ、1度 過去問を見てみよう(; ・`д・´)!」

「この解説を読んでいたら、なんとかいけそうな気がする...('ω')ノ」

 

...といった流れになって頂きたいのです!

 

そもそも、ソムリエ・ワインエキスパート試験の勉強の難しさというのは、覚える内容が膨大にあるというのはもちろんですが、それ以前に非常にシンプルなところで地図やイラストと文字を照らし合わせるのが困難なので挫折しやすい!と筆者は考えております。

 

つまり、ソムリエ教本や市販の参考書を開いても、文字だらけの情報のページと地図やイラストが切り離されている場合が多いので本をいったりきたりしないといけないという面倒臭さがあるのです。本気で学習を進められていけばその煩雑さに絶句すると思います...( ゚Д゚)

 

そこで、このブログの解説としては「とりあえず画面をスクロールさえすれば気になる地図やイラストが載っている!」という使いやすさをモットーに記事を量産していく予定でおります。

 

これまでに、受験に対しての心の持ちよう、2次試験(テイスティング・論述)やソムリエの方は3次試験(サービス実技)の内容にも触れてきましたが、ある程度お伝えできる事は昨年(2017年)に書き尽くした感があるので、しばらく3~5年分くらいは、この過去問のシリーズを書きやまくってやりたいと思っています(-ω-)/

 

2017年 ソムリエ・ワインエキスパート試験 解説リンク集

 

それでは、ここからが今回の本題です!

リンクの上に内容を走り書きしていますが、それらを見てピンときたり内容が想像できる方はいい線までいっておられるかと...(´_ゝ`)

 

[ソムリエ・ワインエキスパート共通]

 

酒税法でのアルコール度数、ヴェルモットの分類、国別ワイン消費量、フォキシーフレーバーをもつブドウ品種、ブドウの育成サイクルなど。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 001-005 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ボルドー液、ブドウの病害、搾汁による果汁量、発酵により生成される酸、酸素透過率が高い貯蔵容器など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 006-010 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

イギリスのビール、ウイスキーの年数表記、コニャックの主要品種、ブドウの蒸留酒、スピリッツなど。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 011-015 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

カクテル、果実酒生産量の多い県、マスカット・ベーリー・Aの交配、日本ワインブドウ品種表記ルール、甘味果実酒の分類など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 016-020 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

都道府県別ワイナリー数、日本ワインの歴史、東北最古のワイナリー、ピノタージュとの関わりが深い人物、南アフリカ栽培面積最大のブドウ品種など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 021-025 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

南アフリカワイン法制定の年、ドイツワイン最北の産地、ドイツワインの歴史、ドイツのベライヒ数、ドイツVDPのグラン・クリュに相当するものなど。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 026-030 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

アルゼンチンを代表する白ブドウ、アルゼンチンワイン生産最南の州、オーストラリア・タスマニアの土壌、オーストラリア・バロッサ・ヴァレーに隣接しているGI、オーストラリアのヴィンテージ表示など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 031-035 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

西オーストラリア州・ファインワインの産地、オーストリア・ヴァッハウを含む地域、オーストリア・栽培量最大の黒ブドウ品種、ブルガリア・テーブルワイン用の黒ブドウ、カナダ・オンタリオ州のワイン生産の創始者など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 036-040 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

カナダ・ヴィダルの交配品種、カナダ・ラベル表示、チリワインの国別輸入数量の順位、チリ・海流名、チリ・蒸留酒など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 041-045 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

クロアチア・最大規模の産地など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 S/WE共通 46 クロアチア - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

スペインワイン法・ヴィノ・デ・パゴの意味、スペイン・グラン・リゼルバの熟成期間、スペイン・アルバリーニョの産地など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント - 2017年 047~049 スペイン - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

スペイン・シェリーの品種など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-050 徹底的に学ぶシェリー - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

カリフォルニア州・ノースコースト最北の産地など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017-051 アメリカ・カリフォルニア - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

アメリカ合衆国ワイン法制定の年、アメリカ・禁酒法が施行された年、カリフォルニア州栽培面積最大のブドウ品種

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-052-054 アメリカ - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

アメリカ・オレゴン州のラベル表示、オレゴン州で栽培量最大のブドウ品種、ニューヨークのワイナリー数、ワシントン州のAVA、カリフォルニア州のラベル表示、カリフォルニア州 ロシアン・リヴァー・ヴァレーのエリアなど。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-055-060:アメリカ - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

フランス・AOC法制定の年、フランス・栽培面積最大のブドウ品種、コトー・シャンプノワの生産色、シャンパーニュの最大搾汁量、クレヴネルの別名、ブルゴーニュ地方・グランクリュ畑の位置、ブルゴーニュ地方・クリオ・バタール・モンラッシェの位置など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-061-067:フランス - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

サヴァニャンの別名、フランス・南ローヌ地方のロゼだけが認められているAOC、ラングドック地方・AOCの最高位、フランス・ルーション地方のVDN、フランス・南西コットが主要品種のAOC、メドック3級の格付け、ソーテルヌの位置、ロワール地方白のみのAOCなど。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-068-075:フランス - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ギリシャ最大の島、ハンガリー・トカイワインを称賛した人物、トカイ・アスー・エッセンシアの残糖分、イタリア・ピエモンテ州に隣接している州、フランチャコルタなど。

流し読みで学ぶ過去問 2017年-76-80:ギリシア・ハンガリー・イタリア - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ヴァルポリツェッラ・リパッソ、イタリア・甘口ワイン、イタリア・ラツィオ州の白ワイン、イタリア・アドリア海沿岸で最も優れたワインと古代ローマ時代から名が知られたものなど。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-081-084:イタリア - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

イタリア・ベルメンティーノ・ディ・ガッルーラの生産州、カリフォルニア・ジンファンデルと同じイタリアの品種、トスカーナ州白のDOCGワイン、イタリア・IGPワインのラベル表示など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-085-088:イタリア - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ニュージランド・初のワイン用ブドウが植樹された年、ニュージランド・ラベル表示85%ルールの開始年、世界最南端のワイン産地など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-089-091:ニュージーランド - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ポルトガル・テンプラニーリョの別名、バイラーダの赤ワインの主要ブドウ品種、マデイラワイン・甘口のタイプ名など。

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-092-094:ポルトガル - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ルーマニア・土着品種で評価されている黒ブドウ、イギリス・スパークリングワインが占める生産の割合、スロヴェニア・栽培面積が最も広いブドウ品種など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年-95-97 ルーマニア・イギリス・スロヴェニア - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

スイス最大のワイン産地、ブドウ輸入・平均単価が一番低い国、第1~3のアロマなど。

流し読みで学ぶ過去問 2017年-098-100 スイス・その他 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

青ピーマンの香りが強いブドウ品種、白カビタイプのチーズ、イタリア・ロンバルディア州のチーズなど。

流し読みで学ぶ過去問 2017年-101-103 チーズ・その他 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

スペイン産チーズ・ケソ・マンチェゴの産地、ボルドー・ボトルサイズ・ジェロボアム、アペリティフ(食前酒)など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年-104-106 チーズ・サービス実技 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

日本酒の仕込みなど。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 107 : 日本酒の「段掛け法」 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

日本酒の酒造好適米など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 108 : 日本酒の酒造好適米 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

日本酒・速醸系酒母づくりにかかる日数、熱燗の温度など。

流し読みで学ぶ過去問 2017 109-110:日本酒の速醸系酵母・飲用温度 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

[ソムリエのみ]

 

赤ワインのルモンタージュ・その効果について。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 問題 111 赤ワインのルモンタージュ - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

コニャック・最高品質のものなど。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 問題112 コニャックの特徴・産地 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

リキュールの度数など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 問題113 香草・薬草系リキュール - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

軟水・硬水の分かれ目となる基準値など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 問題114 軟水・硬水の境界線・特徴など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

南アフリカのラベル表示など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S115 南アフリカワインのラベル表示 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

南アフリカ・ケープ州最大の産地など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S116 南アフリカのワイン産地 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ウィーンと同じ緯度の産地、ハンガリー栽培面積最大の産地、イギリス・ブドウ栽培面積最大の州など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S117-119 オーストリア・ハンガリーなど - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

チーズ・非加熱圧搾タイプの攪拌温度など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S120 チーズ 非加熱圧搾タイプの製法 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

チーズ・山羊乳が白い原因、ストレーザ協定締結の年など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S121-122 チーズの色・ストレーザ協定 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

日本・ラベル表記義務のある項目、在庫金額の計算、清酒1kリットルあたりの税率、バターの香りの属性など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S123-126 ワインの購入と管理・販売など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

ワインのフレーバーホイールで酸化に関するもの、トノーなどの単位、コルク臭の原因物質、スクリューキャップの内側の樹脂パーツなど。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S127-130 ワインサービス実技など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

[ワインエキスパートのみ]

 

ドイツ・モーゼルのベライヒ、ボックスボイテル型の瓶の産地、アルゼンチン第2の産地、オーストラリア・バロッサ・ヴァレーで生産ががさかんな品種、オーストラリア・アペラの分類、カナダ・オンタリオ州の生産地域、チリ・3つの産地区分など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 WE111~117 ドイツ・アルゼンチンなど - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

スペイン・初のDOCaを取得した産地、アメリカ・ナパ・ヴァレーのAVA、フランス・ブルゴーニュ地方・シャブリ地区を流れる川、フランス・ジュラ地方の有名人、フランス・コート・デュ・ローヌ地方最小のAOC、フランス・プロヴァンス地方最東のAOC、ボルドー市街に一番近いAOCなど。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 WE118~124 スペイン・アメリカなど - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

フランス・ボルドー地方・サンテミリオン地区、イタリア・ピエモンテ州で有名なパスタ、イタリア・陰干しブドウのワイン用語、イタリア・カンパーニャ州・タウラージの主要品種、ニュージランド・キャノピー・マネージメントを指導した人物、ポルトガル・ヴィーニョ・ヴェルデの産地など。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 WE125~130 フランス・イタリアなど - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

以上です。

次回から2016年の過去問の解説に入る予定です( `ー´)ノ

流し読みで学ぶ過去問 2017年 WE125~130 フランス・イタリアなど

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このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

ちなみに下のリンクはご参考まで。

【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題125 [フランス]

次のサン・テミリオン地区に関わる文章で正しいものは?

 

1.  サン・テミリオンの格付けは12年に一度見直される

2.  現在プルミエ・グラン・クリュ・クラッセには18シャトーが格付けされている

3.  サン・テミリオン衛生地区には6つのA.O.C.がある

4.  サン・テミリオン地区はリブルヌの西側に位置している
 

 

正解は...

2.  現在プルミエ・グラン・クリュ・クラッセには18シャトーが格付けされている

これは難しい問題でした。

 

ちなみに...

1.  サン・テミリオンの格付けは12年に一度見直される

→見直しは10年に一度です!

 

2.  現在プルミエ・グラン・クリュ・クラッセには18シャトーが格付けされている

→これが正解!

 

3.  サン・テミリオン衛生地区には6つのA.O.C.がある

つです。リュサック・サン・テミリオン、モンターニュ・サン・テミリオン、ピュイスガン・サン・テミリオン、サン・ジョルジュ・サン・テミリオンです。

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4.  サン・テミリオン地区はリブルヌの西側に位置している

側です。上の地図を参照下さい。

 

サン・テミリオンの格付け・プルミエ・グラン・クリュ・クラッセについて

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これに関しては、クラッセAクラッセBの2種類があります。AがシャトーとBが14シャトーで、計18シャトーが問題の正解でした。

 

またクラッセAのパヴィーアンジェリス2012年にクラッセB→Aに昇格したというのもよく出題されるポイントです。

 

試験的にこれは全18シャトーを覚えたいところですが頭文字を並べて覚えるのが手っ取り早い覚え方かと思います(-ω-)/

 

ボルドーの格付けを本気で覚えたい方はこちら!

ボルドー地域の格付け総まとめ【超便利】シャトー名一覧表 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ! 

 

問題126 [イタリア]

Piemonte州の有名なパスタは?

 

1.  Bigoli

2.  Tajarin

3.  Tacconi

4.  Maccheroni
 

 

正解は...

2.  Tajarin タヤリン

これは少し難しかったかもしれません。

 

ピエモンテ州の地方料理

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まず、ピエモンテ州 Piemonte はイタリア北部にあります。イタリアワインの王と呼ばれる バローロ Barolo は有名ですね。

 

今回は有名なピエモンテ州の地方料理を3つだけご紹介しておきます( `ー´)ノ

 

正解の...

タヤリン・コン・タルトゥーフォ・ビアンコ

Tajarin con Tartufo Bianco

タヤリンとは卵入り細麺のパスタのこと。これに白トリュフをかけたものです。

ラーメンでも卵麺ってありますね!

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バーニャカウダ

Bagna Cauda

日本でも人気のバーニャカウダです。ソースはオリーブオイル・ニンニク・アンチョビ・生クリームからできています。

バーニャカウダソースを野菜につけて食べたりしますね~(´_ゝ`)

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ブラザート・アル・バローロ

Brasato al Barolo

牛肉のバローロ煮です。「王のワイン」で煮込むなんて贅沢な料理です!

うーん、おいしそう!記事を書いててお腹が空いてきました(笑)

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問題127 [イタリア]

収穫したブドウを2〜3ヶ月陰干しにする事を何と呼ぶか?

 

1.  Riserva

2.  Apassimento

3.  Vermut

4.  Vendemmia Tardiva
 

 

正解は...

2.  Apassimento アパッシメント

ワイン用語に関する出題でした。

 

イタリアワイン「陰干し」の用語について

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アパッシメントの他にも2点覚えておいて下さい(-ω-)/

 

アマローネ Amarone

ヴェネト州で陰干しブドウの糖分をアルコール発酵させ辛口に仕上げたもの。

 

スフォルツァート Sforzato

ロンバルディア州で...(同上)

 

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問題128 [イタリア]

Taurasiの主要ブドウ品種は?

 

1.  Aglianico

2.  Sangiovese

3.  Calabrese

4.  Corvinay

 

 

正解は...

1.  Aglianico アニアニコ

カンパーニャ州の有名なDOCG タウラージ Taurasi のブドウ品種についてでした。

 

DOCGとは?

まず、イタリアのDOCGとは簡単に言えばイタリアワインの格付けにおいて最上ランクのものです!

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詳しく知りたい方はコチラ

イタリアワイン概論2 ★ ワイン法・甘辛度・リキュールなど - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ! 

 

カンパーニャ州のDOCGについて

次にカンパーニャ州の位置がこちら。有名なナポリとかアマルフィー海岸のある州です!

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ここで、これまた3つだけカンパーニャ州のDOCGを覚えておきましょう( `ー´)ノ

 

問題の...

タウラージ Taurasi (赤のみ)

アリアニコ Aglianico が主体のワイン

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グレーコ・ディ・トゥーフォ Greco di Tufo (白[発もアリ])

グレーコ Grecoo が主体のワイン

トゥーフォとは火山灰の土壌という意味です(-ω-)/

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フィアーノ・ディ・アヴェッリーノ Fiano di Avellino  (白[発もアリ])

フィアーノ Fiano が主体のワイン

 

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カンパーニャ州について詳しく知りたい方はコチラ!

カンパーニャ州 ★ DOCG、土壌、品種、キリストの涙 など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題129 [ニュージーランド]

ニュージーランドにおいて1982年〜90年まで政府のブドウ栽培技士としてキャ ノピー・マネージメントを指導した人物は?

 

1.  Harold Olmo博士

2.  Helmut Becker博士

3.  富永敬俊博士

4.  Richard Smart博士
 

 

正解は...

4.  Richard Smart 博士

これは教本をじっくり読んでないと分からない問題です。

 

ちなみに...

1.  Harold Olmo ハロルド・オルモ 博士

→アメリカ。ルビーカベルネ、エメラルドリースリングなどの交配を行う!

ぶどう学の祖、Harold Olmo(ハロルド=オルモ)氏 死去

2.  Helmut Becker ヘルムー・ベッカー博士

→ドイツ。新種(Rondo、Dakapo...など)の交配に成功。

Helmut Becker - Wikipedia

3.  富永敬俊 (とみなが・たかとし)博士

→ボルドー大学で第二アロマの研究を行った。

富永敬俊 - Wikipedia

4.  Richard Smart リチャード・スマート博士

→これが正解! 

Richard Smart (viticulturalist) - Wikipedia

 

キャノピー・マネージメントとは

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キャノピー・マネージメント canopy management の キャノピーという言葉自体は「葉っぱ」のコトを指しますが、もう少し広義て土の上に出ている部分の栽培管理といった意味になります。実際には果実の収量を調整したり、葉の量を調整したり、ツルを生やす方向を変えたりといった事を行います。

www.youtube.com

 

これをニュージランドで指導してたのが正解の リチャード・スマート博士 でした。

まだご存命のようです(´_ゝ`)

www.youtube.com

 

問題130 [ポルトガル]

Vinho Verdeを産する地域は?

 

1.  Terras da Beira

2.  Minho

3.  Lisboa

4.  Tejo

 

 

正解は...

2.  Minho ミーニョ

ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデの出題率は異常(; ・`д・´)!

 

ちなみに...

1.  Terras da Beira テラス・ダ・ベイラ

→北東部。大陸性気候の冷涼な地域。

2.  Minho ミーニョ

→これが正解!北西部・大西洋側。

3.  Lisboa リスボア

→中部・大西洋側。(黒ブドウ)ラミスコ Ramisco から造る (赤ワイン) コラーレス Colares が有名。

4.  Tejo テージョ

 →中央部。テーブルワインの産地だが、最近は質を高めてきている。

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ヴィーニョ・ヴェルデ Vinho Verde について

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ミーニョ Minho で アルバリーニョ Alvarinho から 造られる白ワイン。微発泡性。ちなみに ヴィーニョ=ワイン、ヴェルデ=緑色で「グリーンのワイン」という意味です!

ポルトガルワイン - Wikipedia

 

今回はここまで!

次回から2016年のソムリエ・ワインエキスパート共通問題に入ります。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 WE118~124 スペイン・アメリカなど

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

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このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

ちなみに下のリンクはご参考まで。

【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題118 [スペイン]

スペインで最初のD.O.Ca.を獲得したワイン産地は?

 

1.  Rioja

2.  Priorato

3.  Penedés

4.  Ribera del Duero
 

 

正解は...

1.  Rioja リオハ

基本的な問題でした(笑)

 

まずこれは D.O.Ca. からご説明しましょう( `ー´)ノ

スペインワインの格付けについて

問題の D.O.Ca. = デノミナシオン・デ・オリヘン・カリフィーダ Denominación de Origen Calificada とは簡単に言えば、スペインでは上から2つめの等級に位置付けられているものです。

スペイン概論Ⅱ ワイン法 ★ 原産地呼称の発効年・ランク、DOCaなど - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

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ちなみに、最高ランクのパゴ(カリスマ性のあるワイン)は14のブドウ畑が、そして問題の D.O.Ca. つの地域が認定されています。

 

次に D.O.Ca. の産地を詳しくみてみましょう!

スペイン D.O.Ca.の2つの産地について

リオハ1991プリオラート2009に認定されています。

...という事で、正解はリオハでした。

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以前には逆のパターンで最新のプリオラートを問うものが出題されていました(´_ゝ`)

 

問題119 [アメリカ]

次のAVAの中からNapa Valleyのものは?

 

1.  Chalone

2.  Rockpile

3.  Alexander Valley

4.  St.Helena
 

 

正解は...

4.  St.Helena セント・ヘレナ

「せめてアメリカはナパとソノマくらいは頭に入れておけ!」という事でしょうか...。

 

まずはA.V.Aという言葉から(-ω-)/

アメリカワイン法・AVAについて

1978に制定されたアメリカワイン法では、A.V.A アメリカン・ヴィティカルチュラル・エリアズ American Viticultural Areas という政府認定ブドウ栽培地域を定めています。

小さい区画のサブA.V.Aなんて区画もあるのですが、試験には出ないと思います(-ω-)/

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次に ナパ・ヴァレー Napa Valley についてです (-ω-)/

カリフォルニア州・ナパについて

有名なナパ・ヴァレーとはカリフォルニア州でもノースコーストに位置しています。

ちなみにソノマはナパの左隣!

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流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017-051 アメリカ・カリフォルニア - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

そして、ナパ・ヴァレーの A.V.A はこのような感じです。

正解のセント・ヘレナもありますね(´_ゝ`)

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繰り返しますが、ナパ・ソノマくらいはチェックしておきましょう(; ・`д・´)!

 

問題120 [フランス]

Chablis地区に流れる川は?

 

1.  セーヌ川

2.  シロン川

3.  ソーヌ川

4.  スラン川
 

 

正解は...

4.  スラン川

ちょっと難しかったかも。以前に出題されていた気が。

 

まず シャブリ Chablis地区 の場所からご説明します(-ω-)/

ブルゴーニュ地方・シャブリ地区について

フランスでも有名なブルゴーニュ地方の北側にシャブリ地区はあります。

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シャブリ地区の勉強ではつのグランクリュ(特級畑)を覚えるコトになるのですが、その左端に流れているのが問題のスラン川です。

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詳しく勉強されたい方はコチラをどうぞ(´_ゝ`)

シャブリ地区のグランクリュを覚えよう! 最大・最小に非公式って? - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題121 [フランス]

次のジュラ地方の文章で正しいものは?

 

1.  ブルゴーニュの西側に広がる産地で、ディジョンからは約90kmほど離れている

2.  ワイン醸造学に大きな功績を遺したルイ・パストゥールの出身地である

3.  Clavelinとはジュラ地方特有の500mlの瓶である

4.  Macvin du JuraはV.D.N.で赤、白、ロゼがある
 

 

正解は...

2.  ワイン醸造学に大きな功績を遺したルイ・パストゥールの出身地である

複合的な問題はキツいですね。ですがパストゥールと言わせたかったような感じも。

 

これに関しては1つ1つ確かめましょう!

フランス・ジュラ地方について

1.  ブルゴーニュの西側に広がる産地で、ディジョンからは約90kmほど離れている

正しくはブルゴーニュ地方のです。

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2.  ワイン醸造学に大きな功績を遺したルイ・パストゥールの出身地である

これが正解!

ちなみにパストゥールの出身はジュラ地方でも北部の アルボワ Arbois です。

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3.  Clavelin(クラヴラン)とはジュラ地方特有の500mlの瓶である

ジュラ地方特有の瓶はあります。正しくは...

クラヴラン Clavelin 620ml です。

黄ワイン (ヴァン・ジョーヌ Vin jaune) に使われます。

ポ pots 375ml

藁ワイン (ヴァン・ド・パイユ vin de paille) に使われます。

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詳しく知りたい方はコチラをどうぞ(´_ゝ`)

ジュラ地方 ★ ヴァン・ジョーヌ、ヴァン・ド・パイユ、シノニムなど - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

4.  Macvin du Jura はV.D.N.で赤、白、ロゼがある

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正しくは マクヴァン・デュ・ジュラ は 未発酵の果汁にアルコールを添加して熟成させた VDL(Vins de Liqueurs) = リキュールワインです。

ちなみに生産色は赤・白・ロゼで正しいのですが...(´_ゝ`)

 

VDL・VDNの違いを理解しておきましょう!

VDL ★ 定義、分類、生産地ごとの生産色 など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

VDN ★ 定義、各産地と生産色まとめ、ランシオ など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ! 

 

問題122 [フランス]

コート・デュ・ローヌ地方で最も栽培面積の小さいA.O.C.は?

 

1.  Côte-Rôtie

2.  Château-Grillet

3.  Hermitage

4.  Cornas
 

 

正解は...

2.  Chateau-Grillet シャトー・グリエ

フランス・ローヌ地方 北部 のAOCでした。

 

フランス・ローヌ地方について

フランス・ローヌ地方と言えば何といっても黒ブドウのシラー、そしてパプ(=法王)のワインと呼ばれる シャトー・ヌフ・デュ・パプ も有名です!位置としてはフランスの南東に位置しています。

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このローヌ地方最小の産地はローヌ地方の北部にあります!

北部を拡大した地図がこちら。正解のシャトー・グリエがありますね(-ω-)/

ちなみに1970年まではシャトー・グリエはフランス最小のAOCでしたが、ブルゴーニュ地方のグランクリュ畑が誕生してからその座は奪われてしまいました。現在は La Romanée (2.1 acres=8498.399m²=東京ドームの5分の1程度) が最小です。

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詳しく勉強したい方はコチラ

コート・デュ・ローヌ地方 北部 ★ 品種、AOCの位置・生産色 など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

コート・デュ・ローヌ地方 南部 ★ 土壌、パプのワイン、AOC など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題123 [フランス]

プロヴァンス地方で最も東に位置するA.O.C.は?

 

1.  Bandol

2.  Bellet

3.  Cassis

4.  Palette
 

 

正解は...

2.  Bellet ベレ

選択肢はどれも基本的なものでした。

 

プロヴァンス地方のAOCについて

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プロヴァンス地方といえばフランス最大のロゼワインの産地です。

選択肢はどれも特徴的なAOCなので地図上の位置を把握しておきましょう(-ω-)/

1.  Bandol バンドール

→赤はムールヴェードル Mourvèdre が主体

2.  Bellet ベレ

ニース近郊。最も東のAOC

3.  Cassis カシー

マルセイユ近郊

4.  Palette パレット

 →白は クレレット Clairette が主体

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もっと詳しく知りたい方はコチラ!

プロヴァンス地方 ★ 気候、国内のロゼの生産比率、AOC など - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ! 

 

問題124 [フランス]

次のA.O.C.の中でボルドー市街に最も近いものは?

 

1.  Margaux

2.  Moulis

3.  Pomerol

4.  Pessac-Léognan
 

 

正解は...

4.  Pessac-Leognan ペサック・レオニャン

まさかボルドーでこんな問題が出るなんて...って感じですね。

 

フランス・ボルドー地域について

選択肢は全て重要なものばかりです。位置はもとより生産色や格付けに関するシャトー名なども確認しておきましょう(-ω-)/

1.  Margaux マルゴー

2.  Moulis ムーリ

3.  Pomerol ポムロール

4.  Pessac-Léognan ペサック・レオニャン

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詳しく知りたい方はコチラ

ボルドーまとめ ★ 独学ソムリエ・ワインエキスパート試験 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

今回はここまで!

次回は 問題125[フランス] からです。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 WE111~117 ドイツ・アルゼンチンなど

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

「毎回、もう+プラス1点」をとれる勉強のヒントをお届けしております。 

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このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

ちなみに下のリンクはご参考まで。

【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題111 [ドイツ]

MoselのBereicheは?

 

1.  Loreley

2.  Johannisberg

3.  Bernkastel

4.  Meissen

 

 

正解は...

3.  Bernkastel ベルンカステル

ドイツが苦手...とか拒否反応がある方は多いのでは(-_-メ)

 

まず Bereiche = ベライヒ から説明しましょう!

ドイツワインの区画について

ドイツワインは大きくつの区画があります。

以下3つを覚えましょう( `ー´)ノ

 

ベシュティムテス・アンバウゲビート

Bestimmtes Anbaugebiet

→特定ワイン生産地域

全部で13地域あります。

 

ベライヒ

Bereich

→地区

 全部で41地区あります。

 

ラーゲ

Lage

→畑

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次に Mosel = モーゼル の説明です。

モーゼルについて

先ほど 特定ワイン生産地域 = ベシュティムテス・アンバウゲビート なんてドイツらしい奇怪な長い言葉がでましたが、その全部で13ある地域の1つがモーゼルです(-ω-)/

 

位置は左端のほう!

せめてこの機会にモーゼルの位置くらいは覚えておきましょう!

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さらにモーゼルを拡大すると、以下のような地区(ベライヒ)があります。

問題の ベルンカステル Bernlastel はこの1つでした。

ついでに ルーヴァータール Ruwertalザール Saar も同じモーゼルにあるのだとチラッと覚えておくと良いでしょう(-ω-)/

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問題112 [ドイツ]

キーワードから連想されるワイン産地は?

・ボックスボイテル

・残糖4g/ℓ

・バイエルン州

 

1.  Württemberg

2.  Baden

3.  Sachsen

4.  Franken

 

 

正解は...

4.  Franken フランケン

ボックスボイテルという言葉がでピンとくるかどうかの問題でした(笑)

 

まずボックスボイテルとは何ぞや?というとこから

ボックスボイテル型のボトルについて

こんな平たいワインの瓶のコトです。

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そして、次に...

フランケンの位置

フランケンは先ほどご説明した13ある特定ワイン生産地域 の1つで、ちょうど真ん中くらいにあります。

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このフランケンの説明として、ボックスボイテル型の瓶というのと、この地域を流れる マイン河 の2つがキーワードになります。覚えておきましょう( `ー´)/

 

問題113 [アルゼンチン]

アルゼンチン第二のブドウ・ワイン産地でマルベックやシラーが国際的に評価さ れている産地は?

 

1.  カタマルカ州

2.  サン・ファン州

3.  ネウケン州

4.  ラ・リオハ州
 

 

正解は...

2.  サン・ファン州

これは少し難しかったかも。「第2の産地」と「シラー」がキーワードでした。

アルゼンチンのワイン産地

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 アルゼンチンのワイン産地は北から「サ→カ→ラ→サ→メ→リ」と覚えましょう!

 

アルゼンチンを代表するブドウ品種としては、黒ブドウなら マルベック Malbec 白ブドウなら トロンテス Torrontes が有名です。

 

問題の第二の産地 サン・ファン は、有名な第一の産地メンドーサの1つ北側でした~(´_ゝ`)

 

問題114 [オーストラリア]

バロッサ・ヴァレーの栽培面積の約5割を占める品種は?

 

1.  Chardonnay

2.  Cabernet Sauvignon

3.  Semillon

4.  Shiraz

 

 

正解は...

4.  Shiraz

オーストラリアで答えがシラーズとか素直な問題ですね(笑)

 

これはバロッサ・バレーがどこにあるかご説明しましょう( `ー´)ノ

オーストラリアのワイン産地

まず大きくワインを生産する州はあると頭にいれておきましょう!

クイーンズランドも生産していないわけではありませんが、試験的には覚えなくてOKです(-ω-)/

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そして問題のバロッサ・バレーは中央の南オーストラリア州にあります。

位置はこちら!

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ちなみにお隣の イーデン・バレー Eden Valleyリースリング が有名です。覚えておきましょう( `ー´)ノ

 

問題115 [オーストラリア]

Aperaのカテゴリーとして正しいものは?

 

1.  クリーム

2.  ヴィンテージ

3.  クラシック

4.  レア
 

 

正解は...

1.  クリーム

最近(2010年)の話題なのでいい問題かと思います!

 

アペラ Apera とは

簡単に言えばオーストラリアのシェリーとなりますが、これがEUでの原産地保護にひっかかってしまい2010年の末に名前を変えざるを得ませんでした。そこで新しいくつけた名前が アペラ Apera です。

Sherry & Apera | Dan Murphy's

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そもそも、オーストラリアでは1880年ごろから酒精強化ワインの生産が盛んだったという事実もおさえておきましょう( `ー´)ノ

 

ちなみにクリームタイプとはスペインのシェリーの分類においては ペドロ・ヒメネスという極甘口のブドウ品種 + アルコール添加をしてから酸化熟成をさせたオロロソをブレンドしたものです。

(詳しくは...)

流し読みで学ぶ過去問のポイント 2017年-050 徹底的に学ぶシェリー - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題116 [カナダ]

オンタリオ州のワイン生産地域は?

 

1.  Vancouver Island

2.  Lake Erie North Shore

3.  Fraser Valley

4.  Similkameen Valley

 

 

正解は...

2.  Lake Erie North Shore レイク・エリー・ノース・ショア

残りの選択肢が全部ブリティッシュ・コロンビアだったので分かりやすかったかも。

 

カナダのワイン産地

試験的に覚えないといけないのはつの州です。

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正解のオンタリオ州を拡大して見てみましょう( `ー´)ノ

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問題のレイク・エリー・ノースショアとはオンタリオ州 最西のワイン産地でした。

ちなみに、カナダで栽培面積が最大な産地はお隣のナイアガラ・ペニンシュラ という事も頭に入れておきましょう(´_ゝ`) 

 

問題117 [チリ]

2011年からの、チリの新しい3つの産地区分で太平洋の海岸線に面した産地区分 の名称は?

 

1.  Entre Cordilleras

2.  Costa

3.  Andes
 

 

正解は...

2.  Costa コスタ

これはサービス問題でした(笑)

 

チリのラベル表示・産地区分について 

チリでは以下つの産地区分をラベルに表記できます。

 

コスタ

Costa

海岸沿いの地域

 

エントレ・コルディリェラス

Entre Cordilleras

海岸とアンデス山脈の

 

アンデス

Andes

アンデス山脈の斜面

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実際にはこんな感じです(´_ゝ`)

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今回はここまで!

次回は問題118[スペイン]からです。

流し読みで学ぶ過去問 2017年 S127-130 ワインサービス実技など

このブログではソムリエ・ワインエキスパート試験にチャレンジされる方を対象に

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このシリーズでは「流し読みで学ぶ過去問のポイント 」と題して、2017年度 の ソムリエ・ワインエキスパート試験 の過去問題からポイントを探っていきたいと思います。

ちなみに下のリンクはご参考まで。

【アドバイス】 過去問を解くにあたって...【3点】 - ソムリエ・ワインエキスパート試験に絶対に合格したいアナタへ!

 

問題127 [ワインの鑑賞と表現法]

ワインのフレーバー・ホイールで酸化に関連するものは?

 

1.  ダイアセチル

2.  酢酸エチル

3.  メルカプタン

4.  アセトアルデヒド

 

 

正解は...

4.  アセトアルデヒド

これは難しい問題でした。重箱の隅を...という感じです(汗)

 

フレーバー・ホイールとは

こんなワインの香りを車輪(ホイール)状にまとめたものです!

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そもそもビールの味や香りを分析する為に1979年に造られ、これが便利だったのでウイスキー(1979年)→ワイン(1984年)→清酒(1992年)と利用シーンが広がっていきました(-ω-)/

 

フレーバー・ホイールの読み方

読み方としては中心から3層になっているのですが、中心にいくほど概念に近く端にいくほど具体的な名称となります。

例えば、中心から「果実味」→「トロピカル」→「パイナップル」 といった具合です。

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... で、正解のアセトアルデヒドはこんな感じです。

 

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そもそもアセトアルデヒドとはアルコールが酸化した時に生成される物質です。

この問題はこれを知っていたかどうかだけかと思われます(-_-メ)

 

ちなみにアセトアルデヒドは二日酔いの原因物質といわれていますが、これのもつ非常に強い毒性から吐き気が引き起こされるのです!

かなり話がズレましたがお気をつけて~(-ω-)/

アセトアルデヒド - Wikipedia

二日酔い - Wikipedia

知っておきたいアルコールの基礎知識|中部経済産業局

Health Effects - Acetaldehyde

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問題128 [ワインの鑑賞と表現法]

1トノーは何リットルか?

 

1.  700リットル

2.  800リットル

3.  900リットル

4.  1000リットル

 

 

正解は...

3.  900リットル

単位に関する問題でした。トノーはかなり前に同じ問題が出題されていたような...。

 

単位について

せめて基本的なものをチェックしておきましょう( `ー´)ノ

 

1ケース

12

 

1ヘクトリットル

100リットル

 

1トノー

900リットル 

 

1ガロン

3,785 c.c.

1c.c.=1ミリリットル

 

1ヘクタール

100m × 100

 

1エーカー

64m × 64

 

ちなみにトノーの900リットルの樽は存在せず取引の単位として使うだけだそうです。ホェー (´_ゝ`)

ワインの熟成樽とシャンパンでの使用 - シャンパンの知識 - シャンパンが好き!

 

問題129 [ワインサービス実技]

コルク臭に関連するものは?

 

1.  EXW

2.  ASI

3.  BIB

4.  TCA

 

 

正解は...

4.  TCA

これは以前にも出題されていたような気が...(´_ゝ`)

 

TCAについて

TCAとは トリクロロアニソール Trichloroanisole の略で ブショネ  bouchonné = コルク臭 の原因 といわれています。

ちなみにコルク(自体) ブション Bouchon と呼びます。

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TCAは健康への影響は無いとされていて、一定量含まれていたらブショネ(コルク臭)になるといった基準はありません。ちなみにどんな優れたワインでも多少のTCAは含まれているようです。最近ではこんな研究結果も出ているそうですよ~。

ワインのカビ臭さ 実は嗅覚遮られる不快感だった 大阪大 - ウイズ矯正歯科 矯正歯科情報・医療情報と グルメ、気になる話題

Trichloroanisole (TCA) Fact Sheet - The Wine Institute 

 

問題130 [ワインサービス実技]

スクリューキャップの内側の合成樹脂のパーツは何と呼ばれているか?

 

1.  アルミニウム合金

2.  ライナー

3.  ディアム

4.  ミュズレ

 

 

正解は...

2.  ライナー

これもよく出る問題です。

 

スクリューキャップについて

スクリューキャップはアルミニウム合金で造られ、内側の瓶に触れる(樹脂などを使った)部分をライナー Liner と呼びます(-ω-)/

プラスチックのキャップも無くはないですが、いちおう...(小声)

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今回はここまで!

次回は2017年度のワインエキスパートの問題からです。